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告白
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告白の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全935件 841~860 43/47ページ
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| 前編に漂う殺伐とした雰囲気。舞台が中学校というのも拍車をかける。読んだ後の後味の悪さ、陰鬱さがあり、爽快感は無い。 しかしそれがいい。スカッとしたい人には全くおススメしない。ある人は読んだことを後悔するに違いない。登場人物が全員明るさが無く、ダークなのもいい。 ストーリーは、何回ものどんでん返しがあり、その都度今までの語り部が否定される。2回読むとさらに面白い。 | ||||
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| 後味が悪いというレビューもありますが少年法で裁かれない犯人を母親自らの手で裁こうとするこの「復讐劇」は天晴れとも思えます。 またその反面、少年Bの母親の立場も同感するところがある。 作者は女性ですが、面白いことに物語の中で”母親”はわが子のために殺人者にもなれるし、わが子を殺そうともするし、またわが子を殺人者にさえしてしまう。 誰もが知っている過去の少年犯罪などを散りばめ、また少年たちや少年の母親のありふれた日常の等身大の独白がリアルさを感じさせ、少年犯罪の問題点を浮き彫りにさせている。 一気に読めるのもリアルさと共感があるからだろう。 この物語の中で悪者は誰なのか。少年?少年の母親?復讐をした被害者の母親? | ||||
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| 読見出しはあまりにも切って貼り付けましたといったような作成した感じの強い文調で大袈裟すぎるきらいもありました。しかし、内容は刻々と変化し、想像もしないような冷酷な展開が生まれていく中で、当事者各人それぞれが自ら事件についてを物語っていくのですが、その文章の表現の仕方がすべて同じような調子なので、おぞましき内容にもかかわらず、客観的に現実とはかけ離れた作り話として映し出す役目をかい、内容のグロテスクさを隠しつつ、物語から伝わってくる最終的なストーリーと核心は理解できるといった、とても良い本だと思いました。ドストエフスキーなどを読むと逆に感情移入しすぎて、読み終わった後、ある種の不快感を感じるのですが、この本ではそういった感覚を抱くことはありませんでした。 表現の仕方ひとつでここまで、実際の内容とは違った空気を読者に与えつつも、物語の面白さ自体を味わわせてくれる作品はあまりないと思います。 | ||||
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| 事件当事者達の告白形式の小説。遺族、同級生、加害者、加害者家族。 当事者ゆえに、どれもがひたすら主観的に書かれている。 それを全部読める読者だけは客観的な視野を持つことができ、 そのためにはとにかく全体像を把握したいから、 読むのを止められない。 当事者各自の自己中心的な思い込みの連鎖が引き起こす事態。 各自が大切な人を想うわりには裏目に出ている負の現実。 小説と言うより週刊誌を読む感覚かも。 人が死ぬ事件なのにフィクションとは言えエンタメ要素があるのは、 この告白手法や、いまどきのネタが満載、のせいか。 子供の起こす事件、ネットや携帯電話、熱血教師や学習塾、 シングルマザーやクレーマー母や存在感の無い父、等々。 一気読み系の一冊。 | ||||
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| 読みやすく、面白い。読後感が悪いという感想も散見されるが、個人的にそれはなかった。 要約すると、それぞれが主人公とも言うべき登場人物たちの誰もが、自分の近くにいる他者に対して過剰に軽蔑したり嫌悪したり執着したりした挙げ句、嘘と誤解も手伝って何だか大変なことになっちゃいました、という話。章ごとに替わる話し手には、章が先へ進めば進むほどハイグレードな変態が立ち現れるという驚きの展開。リアリティを削ってでも読ませるスピード感を重視した作品、といったところか。 最初に殺された少女を除けば、主要キャラのほとんどが精神的にどこか歪んだ馬鹿ばかりであり、それぞれが「自分は正しい」との思い込みに従ってお互いにお互いの馬鹿さ加減を陰で罵りあい、突っ込みあう。キャラの馬鹿っ振りにイライラした読者に代わって、文章の中で他の誰かがキッチリ突っ込みを入れてくれるという点で爽快感があり、読みやすさと面白さに貢献している。 深く考えずに一気に読み終えて「あー面白かった」と本を閉じる。そういう楽しみ方が出来る本。 | ||||
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| ’07年、短編「聖職者」で「第29回小説推理新人賞」を受賞し、その作品を第一章として連作化した本書は、湊かなえのデビュー作ながら、堂々’08年、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位、「このミステリーがすごい!」国内編第4位に輝いた。また4月に発表される’09年の「本屋大賞」にもノミネートされている。 第一章から第六章までモノローグ形式で“級友”“犯人”“犯人の家族”などからそれぞれ語らせ、連鎖的にあらたな悲劇を引き起こし、次第にじわりじわりと波紋が広がり、真相が浮き彫りになってゆく形をとっている。ミステリーとしては、第一章で、幼い我が子を校内で亡くした女性中学校教師が、終業式のホームルームで、実はそれは事故ではなく殺人であり、犯人である少年たちを指し示し、復讐を企てたところからはじまり、第六章でふたたびその教師の語りから驚愕のラストシーンが待ち受けており、途中の章の伏線も効いていて完成度は高い。 一方で、実際の事件や人物を仮名で取り上げながら、昨今話題の社会性の高い少年犯罪と犯罪被害者の問題を多視点でとらえている点、そしてそれぞれの章で独白する者たちの常識からはずれた「ゆがみ」「いびつ」の点では「現代の抱える病巣」を鋭く突いているように思われる。 本書は、エンターテインメントの衣をかぶった衝撃・戦慄の社会派ホラー・サスペンスではないだろうか。 | ||||
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| 筆者は本作がデビュー作であるようですが、 そんなことは微塵も感じさせない構成のうまさがあります。 一気に読んでしまいました。 サスペンスとしては第一級といえる作品なのでしょう。 しかし、そのサスペンスの素材とされているもの、 病気であったり、家族関係(母と子)であったりの捉え方がなんとも…。 筆者があえてそうしたのか、わかりませんが、 年齢ということ以上にあまりに幼く短絡的な登場人物たち、 不気味な薄っぺらさを全編通して感じました。 いろいろな問題提起がなされている作品だとは思います。 しかし、稚拙なりにも登場人物を掘り下げていかなければ、 もっと心の内側を丹念に描いていかなければ、 ただの刺激物、としか言えないのではないでしょうか。 読後感の悪さ、救いのなさを心に残すだけです。 | ||||
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| 本でも映画でもたまに「後味が悪い作品」に出会います。しっかり引き込まれたからこそ感じるあの嫌な感じはある意味でその作品が優れている証拠だと思います。この「告白」全編に流れる人間の暗い情念に大概の人はやられてしまうのではないでしょうか。さらに、大人よりも汚れていないはず(実際は全くそんなことはない)の未成熟の人間たちが見せる大人顔負けの狂気にもこうした学校ものの怖さがあると思います。 | ||||
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| それぞれの告白で進んでいく形式は面白かった。また、文章も読みやすく、一気に読めた。よく考えられていて、楽しかったが、前半のインパクトに比べて、後半の盛り上がりに欠けてたかなという気がする。また、何の解決にもならないような気がして、爽快感はないかな。 | ||||
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| 一気に読み終えました。全体的に、読みやすくわかりやすく丁寧に縫い合わされたパッチワークのように、女性らしい作品に感じます。出来るだけ分析しすぎず、むしろ感覚的に読み進めて行くほうが楽しめるように思います。 三章で、僕自身も驚いた反応でしたが、なぜか思わず吹き出してしまう場面もあり、たぶん どうにも語り手が、あまりにも滑稽に思えたためだと解釈しています。 人それぞれ感想は違うでしょうが。 欲を言えば、冷酷な仕打ちで復讐相手達をジワジワ締め上げて行きながらも、同時に愛する我が子を失った、大きな喪失感や悲しみをもっと深く女性教師に表現させてほしかった・・というのが、個人的な感想です。 次回作も読んでみます。 | ||||
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| 話の展開がはやく、最後まで一気に読めました。読後の所感は「なんじゃこりゃ?」でした。いくらなんでもこの展開は無理があるだろ?と。よくよく考えるとほとんどの語り手も自己中過ぎて感情移入できない。先生が仕組んだ壮大でネチネチした復讐劇も最後は爆発オチとは。まあでもB級映画を見る感じで読むとなかなか面白いと思います。 | ||||
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| 人間のドロドロと最悪な読後感を期待して読んだのですが、とにかくリアリティに欠けるので、そこが満たされる事はありませんでした。 話の筋、最後のオチに関しては山田悠介のそれと大差無いように感じます。文学作品でなく、ミステリーとしてなら最高傑作だと思います。 独特で引き込ませるような文章は非常に良かったです。オチにも痺れました。 エンタメと割り切って、深い部分まで読み込む作品ではないと思います。 | ||||
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| 愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。 と第1章での「告白」から始まって以降の章はいわゆる心理戦みたいな感じです。 犯人の周囲の人間の心理描写から犯人の心理描写(いずれも告白の形式になっ ている)に移行していくので、犯人の心理が際立ちます。 まあほんとにこんなこともありそうだ、とも思わせるリアリティと、やっぱり 小説にすぎないと思わせるストーリー展開だから先を読みたと思わせるうまさ はあると思います。 ラストは、そんなに意外とも思えません。 子供を殺された母親ならいかにも思いつきそうだと思う復讐劇の結末だと思い ます。 | ||||
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| 第一章は、独特の書き方で興味をそそり中々期待させる出足でした。 しかし、現実にあったさまざまな事件や人を連想させて、その力を借りて書いているような印象を受けます。 最終的には陳腐な結末。 この作品がデビュー作ということで、次回作に期待します。 | ||||
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| 今さっき読み終わりました。 この読んだ後の非常に不愉快な気分の悪さが、読者がきれいごとを抜きに今日の社会問題のそれぞれをもう一度考えるきっかけになるのでは? 加害者の少年達の残虐さやその心理描写、その母親の愛情ゆえの盲目さ、思春期にありがちな責任転換や心の振りの激しさまでなんか生々しかったです。面白いというより、最初から落とされて着陸点を求めて読み下げていったという感じでした。優秀な作品である事は間違いないですが。ただR指定してもいいぐらい道徳的に過激な内容です。 お子さんへの贈り物に最もふさわしくないタイプの本です。 | ||||
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| 新聞で作者の執筆動機を読んだ。大要は次のとおり。 「最近の無差別大量殺人の犯人はよく次のように言う。 『殺すのは誰でも良かった』と。 評論家は、『反人間性に衝撃的を受ける』と持ち上げる。 だが、実際に殺したのは行きずりの他人ばかり。 結局、犯人は『(自分にとって大事な人でなければ) 誰を殺しても良かった』と言っているだけだ。 衝撃的でも何でもなく、単に、利己的で小児的な 甘ったれ根性に過ぎない。 自分にも隠している()内の甘ったれた精神を暴き出し 犯人に突きつける小説を書きたかった」 興味を引かれて読んでみたら、ラストにこうあった。 「ねえ、○○君。これが本当の復讐であり、あなたの更生の第一歩だとは思いませんか?」 この一文に脱帽。 散見される細かい傷など、掉尾の迫力に吹っ飛ばされる。 | ||||
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| ある中学校の終業式での担任女教師からの告白。 「水死体として発見された娘は、事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたのだ」 そして、復讐劇が始まります。 物語は、事件関係者6人の告白(独白)という形で進んで行きます。 発表当時は、第1章の「聖職者」で完結していたようですが、追加された5つの章で、ひとつの事件をそれぞれの視点から描くことにより、作品全体としての幅が広がり、完成度とともに面白さも増していると思います。 ミステリーというよりは、サスペンスという方が良いかもしれません。 ひとつの事件から派生するように起きる事件の連鎖と、人間心理の怖さを描いた作品で、読後感が良いとは言えませんが、一気読み必然の一冊です。 | ||||
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| 少し前に大統領の暗殺を8人の関係者の視点で捉えた"Vantage Point"という映画があったが、本書でもそのスタイルが踏襲されている。5歳のひとり娘を学校のプールで溺死させられた女教師の復讐劇が、女教師、クラス・メートの女の子、少年Bの母親、少年B、少年A、そして女教師の視点で語られる。 古くは、漱石の『こころ』、谷崎の『痴人の愛』など、延々と続く『独白』のスタイルはあったが、語り口は新鮮。本当の言文一致というのだろうか。夏の夕べに友人同士で『怪談話』をするような感じで物語世界に引き込まれていく。都市伝説というのだろうか?一つの少年犯罪が従来にない語り口、視点で語られるところに魅力があるのだろうか?Vantage Pointを用いることで『臭いものにふた』をされてきた少年犯罪の問題の『闇』の部分があぶりだされてくる。 今の時代、犯罪者には反省の心のひとかけらもないのだろうか?犯罪者の家族も自分たちさえ良ければそれでいいのだろうか?被害者は他者を巻き込み残酷な復讐をすることに一片の迷いもないのだろうか?そして、こういう小説の『闇』を嬉々として覗こうとする自分にも『闇』があるということなのだろうか?陰湿な作品ではあるが、作者には新人以上の力量を感じる。 | ||||
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| 一気に読了しました。東野ファンならきっとお気に入りの作品になると思います。誰も良い登場人物は皆目出て来ません…。しかし、人の暗部を鋭くえぐった作品で綺麗事ではなくみんな心の核の部分はこう言う心根で誰しも持ち合わせている部分だなと痛感しました。今後の作品に期待し次回作も是非、拝読したい衝動にかられたのは否めません。 | ||||
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| 引き込まれるような文面で,一気に読めた。 正直,『上手い』 しかし。 あまりにも,読後は悲しく,救われない,陰鬱な気分が心を占める。 特定の病気を復讐の道具にするのはいかがなものか・・・。 結局は,その病気の患者は,そのように思われている,そのような扱いを受けるのだ,と受け止められかねないと思う。 面白ければ良い,というのとは訳が違う。 ベストセラーにする為に,センセーショナルな宣伝文句で店頭に並べているのだろうが,できれば,すぐ手に取れるような店頭には並べないで欲しい。 小中高生には読んで欲しくない作品である。 | ||||
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