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告白



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【この小説が収録されている参考書籍】
告白
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白の評価: 3.62/5点 レビュー 910件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全910件 401~420 21/46ページ
No.510:
(1pt)

いまいち何が言いたいのか。。それとも何も言いたくないのか、不明

子供を殺された親の復讐から始まる、メインテーマとしては復讐の話。

単なる話としてはおもしろいんだろうけど
重い題材を使ってる割には、作者のそれに対する考えがいまいち分らないし、
何が言いたかったのか全くもって、不明。
問題提起したかったのだとしたら、
読者に答えを任せる書き方でもないし、
作者の考えもはっきりしない、書きっぱなしという感じが否めない。
もしかしたらそこが潔くてすごいから売れているのかな?

それとも何も言いたくなくて、単なる復讐劇の物話を書きたかったのか、
それとも復讐等で歪んでいく人間像を描きたかったのか、、、、それすら分りませんでした。
一本、何か通るものが無いし、まとまりが無く、散らかっている。。
復讐だけならまだしも、そこからいじめ等まで広げていく割には、いまいちちゃんと処理しないというか。
物語の上だけの解決で終わってしまってる。


話題にはなってるけど、
深さがないし、中身があまり感じられなかった。
心理描写もすごくあるので、単に重くてえぐい小説という感じ。
復讐というテーマの話のみにしたかったのなら、
もっとミステリー要素を強くした方が不快感が残らないんではないかと思う。
読み終わった後、あまり気持ちがよくない。
映画にする意味も分らない。
映画で、命の授業だとか言ってたけど、そう言う程の深さが、無い、と思う。
ただ、話としては、おもしろい方なんでしょう。

復讐というテーマであれば、やはり伊坂幸太郎さんの
重力ピエロ、アヒルと鴨のコインロッカーの方が
断然深みもあるし、復讐者の最後を具体的に描写しないことで、
その先は読者に自身の善悪の判断、想像力に任されていて、
そこに作者の意図、言いたいことがある。
あえて、復讐する人の心理描写をあまり描かないことで、
重くなりすぎるのをかわしてるし、
暖かさと、感動、切なさ、哀しさを感じることができる。

他の本を出してレビューを書くのはあまりよくないのかもしれないけど、
それくらい、私は2回は読まない本だし、
読後に”残る”本ではなかったです。
何も残りませんでしたし、何も感じなかったし、何も考えさせられなかったです。。
残念ながら私には良さはさっぱり分りませんでした。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.509:
(3pt)

面白いが評判ほどじゃない。

口コミでベストセラーになった湊かなえのミステリー。

終業式の日、教師は生徒に向かってある告白をはじめる。それは、最愛の娘を殺した二人の生徒に対する、恐ろしい復讐のはじまりだった……。

すべてが一人称、それも告白体で進められる作りはとても面白いなぁと思いました。また、それぞれの章が独立しつつも、全体としてひとつの作品となっているのも、実験的でとてもユニークです。

読み進めるごとに新たな事実が現れ、話は変わっていきます。読者の予想をひっくり返し、また別の物語が生まれ、それもまた変わっていく。この変わり具合を楽しめる人にはとても面白い作品でしょう。

ただ、それがベストセラーになるというのはちょっと疑問です。
面白いけど、すごいか? と皮肉屋な僕なんかは思ってしまいました。

でも、面白いことは面白いです。
あと、後味があまりよくないので、ご注意を。

※作品としてはやはり一作目の「聖職者」がずば抜けてよかったです。これだけが短編として掲載されたのは納得できます。ほかはちょっと。やはり弱いです。
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4575236284
No.508:
(4pt)

やや重めの作品

我が子を亡くした教師がホームルームで我が子を死に至らしめた犯人について、語りだします。
誰が犯人で、犯人はどのような人物なのか、どのような手段を使ったのか。
その後も、その犯人であったり、周りの人物が何を考え、どのように感じ、行動したのかを、それぞれが語ります。
他の作家さんの作品でも、犯人や登場人物がそれぞれ自分のことを語ることはあるのですが、この作品はこれからのことより、今まで起きたこと、過去について(すでに事件が終わっていることとして)語っているので、なんとなく雰囲気が違うように感じました。

なんとなく新鮮な感じがしたし、
他の湊かなえ作品も読んでみたくなりました。
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No.507:
(3pt)

たしかに面白かったけど・・・

『本屋大賞』をとるくらいだからと興味を持って読み始めました。
間を入れずに一気に読み終えるほどの面白さはありました。

…ですが、なんとも救いようが無いと言うか、だからと言って「せめてこうなれば良かったのに…」とも思える部分が全くない、後味の悪さだけが残るようなお話。
どんな本からも、小さなことでも何かしら一つくらいは「学んだ」とか「感動した」って思えるものですが、この本からはそう言ったものがありませんでした。(「こんな読ませ方もあるのか」と気付かされた点では一つ学びましたが。)

ただ、あまり良い感想を書いてませんが決して読んで損をしたとは思ってません。本当に読めば面白い(あまり面白いって表現を使いたくないのだけど)です。
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4575236284
No.506:
(1pt)

借り物っぽい小説

内容の薄さもそうですが読んでいてすごく違和感のある文章でした。
どれもこれも一度はどこかで見たり聞いたりしたことがあるような人物描写だったり場面描写だったりなので、新刊小説と言うよりは例えるなら以前読んだ漫画を読み返しているようなどこか借りてきた表現ばかりが目に付く本でした。
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No.505:
(4pt)

読み応えあり

こういう内容というか構成の本を読むのは初めてだったのでスラスラ読めました。
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No.504:
(4pt)

1章は、かなり良かったと思います。

6章で構成されているのですが、
各章では語り手が変わりながら事件の全容が明らかになっていきます。

女性教師の告白である第1章はかなりおもしろかったです。

「何が言いたいんだろ?」という内容を喋りながらも
話が徐々に組み立てられていくので、
読んでいてグイグイ引き込まれていきました。

残念なのは章を重ねて後半にいくにしたがい、
1章ほどの勢いがなくなっていくところですかね。

内容について考えてみると好みではない(というより嫌いな部類)のですが、
特に抵抗感はありませんでした。

おそらくリアリティが無いからだと思います。

それが良いとか悪いとかではなく、
同じ内容でも、書き方によっては気分の悪いものになっていたでしょうし。

後味の悪さなどは感じませんでしたし、
個人的にはなかなか楽しめた作品です。

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No.503:
(4pt)

着想の面白さと、作者の「力量不足」を感じた。

『告白』はハードカバーから文庫化されても映画化が成功したこともあって、いまだに順調に売れている近年珍しいほどに成功した本です。
沢山の方がレビューされているように、「問題作」でもありますから、エンターテインメントとしての評価と作品としての出来の評価、さらには倫理的な問題など様々な角度からの感想が寄せられています・・・。

どちらにしても、大ヒットした成功作であることは間違いないので、私は少し違った角度からの感想を述べてみたいと思います。

本書はもともと「第一章・聖職者」の部分が最初に完成して、湊かなえ氏は2007年度の「第29回小説推理新人賞」を受賞しました。
そして後続の章を書き足して「全六章」の構成として本書は完成したわけです。

私はこの中学女教師による一方的な話しで構成された「聖職者」の章は、大変よく書けていると感じました。
しかし、後続の章に対しては完成度の低さと、ディテールの甘さ、各章間のつながりの悪さといったことをどうしても感じてしまったわけです。

例えば「第二章・殉教者」は最初からあった「第一章・聖職者」に続く最初の章ですが、「第二章」の設定自体にかなりの無理があります。
内容に触れずに書くのは難しいので、私も抽象的な書き方になってしまいますが、「第二章」を語る女子生徒の手紙としての雑誌投稿文はとても中学生が書くような文章(単語表現)ではない点、そしてそこで語られることが非常に「作りもの的」でリアリティを欠いた内容であること、それからやはりここでも様々な「小道具」が実に不自然であり本当にそんなものを何故都合よく女子生徒が持っているのか(反応薬のこと)など、問題だらけでかなり強引な内容に辟易しました・・・。

同様に、その他の章も書いていきたいと思ったのですが、それをやると確実にここまでの4倍以上の文章を書くことになってしまいますので、ここでやめて置くことにします。

こうした今まであげてきた本作の問題点は、残念ながら作者である湊かなえ氏の「力量不足」であるといって差し支えないと思います。
小説で不自然さを無くして、つじつまを合わせるということはとても難しいことですが、それをやってこそ「プロの作家」であるということも間違いありません。

あえて嚴しいことだけを書きましたが、私はこの『告白』を買って読んで良かったと思っていることも事実です。ちゃんとそれなりに楽しみました。

そして、まだ読んでない方にも「思い切ったテーマと構成」による本書を読んで、色々と考えて欲しいと思ったことを付け加えさせて頂きます。

告白Amazon書評・レビュー:告白より
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No.502:
(5pt)

人間の複雑さを感じた

この本が原作となる映画があるが、観たことがない。
なのでピュアな状態で読むことができた。

ある教師が中学校の修了式で生徒達に語りかける場面から物語がスタートする。
この教師は今日限りでやめるのだと。

淡々と語りかける。

その理由にある事件が関係しているのかという問いを投げかけられる。

ある事件とは教師の娘が学校のプールで水死したという事件。

辞職の理由を説明するときに教師が言った言葉が「事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたのだ」

この場面が描かれている章は「聖職者」というタイトル。

内容とタイトルがあまりにもかけ離れている。

この教師は子供を殺した犯人(生徒)にどのような復讐をするのか。
そして、その犯人(生徒)はどのような人生を歩むのか。

それぞれの立場から語られる「告白」。

人間の考えることの恐ろしさと弱さを感じることができる作品だった。

面白い。

この本を読んで映画版を観てみようと思った。
また違った角度から「告白」を楽しめるかもしれない
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.501:
(3pt)

オレは好きじゃねぇな

斬新だ。ここまで書ける作家はある意味スゴいよ。 でも これおもしろいと思うのって普段本読まないヤツだな。

告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.500:
(5pt)

私には傑作。

今、読み終えました。
しばらく前に映画を観て、映画も私には相当に傑作でしたが、
原作もまた私には傑作でした。

内容は、好き嫌いや興味の有無で大いに評価が分かれてしまうかもしれないですね。

私はページをめくった途端に、ストーリーの持つ独特な疾走感に最後のページまで
ハマリまくりでした。

素晴らしい作品。傑作です。

映画を観て、とても良かったけど原作は読んでない興味有るんだけど

って皆様、原作も最高です♪

おススメ致します☆☆☆
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.499:
(4pt)

衝撃的な殺害の動機と、それぞれの行く末。

まったく想像できない展開と結末。とにかく衝撃的で、グングン引き込まれて一気に読んでしまった。いろいろ考えさせられるけど、とにかく読んでて恐かった。殺人者として森口先生と少年Aと少年Bの計3人が登場するけど、少年Bが一番理解不能やった。
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No.498:
(1pt)

2度と読みたくない

本を読んで、こんなに後味が悪く吐き気がするほど気分が悪くなったのは、初めてです。

告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.497:
(5pt)

好きなジャンルの本

出だしから引き込まれ、読んだ後も少年のその後が知りたい!
と思えるような小説でした。

現代の少年犯罪やいじめ問題もリアルだと思いますし、
復讐するための執念的な主人公に共感する部分もありました。

こういった小説は好きですね。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.496:
(2pt)

馬鹿にするな

思春期の青少年の、思慮の浅さゆえの恐ろしさを描いた作品です。
読んでいて鬱になりますが、いじめ問題や家庭問題に一石を投じた点は評価できるでしょう。

ただ、登場人物の少女にみずきという子がいるのだが、「みずきのあほ」を略して、いじめとしての呼び名として「みずほ」としているのはなんとも腹立たしい。
私の名前と同名であるが、自分の名に込められた親の気持ちなどを踏みにじられた気持ちになった。
素手や言葉で簡単に人を傷つけてしまうことの問題を描きたいのなら、著者に配慮が欲しかった。


私情で申し訳ないが、馬鹿にするなといいたい。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
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No.495:
(1pt)

これがOKなら


小説って何?

意外な設定があり、平易な文で読みやすく、思いっきり陰惨なシーン
をサラサラ書けば、耳目を集めるでしょうよ、そりゃ。

これがOKなら、タブーなんて何もないね。

レディースコミックとかの話を文にして、小説です、って言えばいいでしょうよ。

文芸作品? 
ならなぜ人としての葛藤が皆無なの?
感情はすべて一元的なの?

こんな単純な人間ばっかりだったら、面白くない。


告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.494:
(5pt)

DVDを見る前に

映画を見てなかったので、DVDを見ようかと考えていましたが・・・。
まずは文字で・・・ということで読み始めると、とまりませんでした。
「次はどうなるの・・・」という思いで、どきどきしてしまいました。
やっぱり大きな賞をとるような作家さんは一味違いますね。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.493:
(1pt)

評判程の作品ではない

本屋大賞になったと聞き、話題性から買いましたが……正直買って損した気分になりました。
ラストが衝撃的と謳われてますが、さほど衝撃的でもなく、読んでいる内にオチはそんなものだろうと分かります。
最後までなんの救いもなく、本当に「ただの復讐劇」の話でした。
どうしても読みたいのであれば古本屋に行くか、図書館から借りたらいいと思います。
以前本屋大賞に輝いた作品が素晴らしかっただけに今回も期待したのですが……あまり期待し過ぎるのもいけませんね。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.492:
(4pt)

陰湿すぎるエンタメ小説。

登場人物が一方的な自分本位の告白から事件の真相を明らかにしていくストーリー。

読み進むにつれ、善が消えていく見事なまでの裏切りには爽快感さえ感じさせる。
共感できない登場人物だらけだが、相手に対する悪意のある行動分析には、核心をついていたり、納得する部分もある。
そしてそれぞれの人物象が告白によって左右される。

題材として今現代の社会問題になっていることが満載に盛り込まれている点や、
一方的な告白から人間性を判断する危険性などは、裁判員裁判を意識した作品かもしれない。

まぁ何も考えずに読むと面白いが、とにかく後味が悪い。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284
No.491:
(5pt)

最高の小説

今年読んだ中では一番はまった小説。

とにかく凄い。
一つの事件を色々な人の視点から多角的にとらえている所が兎に角凄い。

色々な人の色々な思考、感情等、多かれ少なかれ誰でもやるであろう自己弁護、自分に対する言い訳などの心理描写、どれをとっても凄くてとても楽しめる。

私には白夜行とまでは言わないが白夜行以来の衝撃だった。
告白Amazon書評・レビュー:告白より
4575236284

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