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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全910件 381~400 20/46ページ
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衝撃的、ですね。 すごい作品だと思います。 人間醜悪を徹底的に描き出す執拗さ。衝撃ですねえ〜。 全篇告白という体裁をとった文章力。衝撃ですねえ〜。 章ごとに人物視点を変えて異様さをあぶり出す構成力。衝撃ですねえ〜。 これは誰がなんと言おうと語りぐさになる作品です。 本屋大賞1位は当たり前だと思いますよ。 これに比べたら、他の年の1位はあまり記憶に残らない気がします。 最後、人間醜悪の矛先が、母であり教師である主人公に向けられ、 おぞましい読後感を残しますね。 つまり、彼女も犯人の子もみんな一緒、人間は誰もがこんなだよ、的な。 私はこのオチにこそ衝撃を感じました。 映画では「復讐ゲーム完了」みたいなオチで、そこがダメでしたねえ〜。 いずれにしろ、こんな作品は他にないので、未だに人に勧めてます。 もちろん、ほんわか人情ものが好きな人や お約束系が好きな人には勧められないかもです。 | ||||
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映画化されてから読みました。 買うつもりはなかったのですが、最近話題だなーと思い 思わずポチッ。 かぎかっこを使わず、語り部が次々切り替わる独特な文章ですが、 これが意外にも読みやすく一晩で読んでしまいました。 明るく楽しいお話、ではないですが、こういう鬱展開が好きな人は ぜひ読んでみてください。 | ||||
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加害者の少年のモデルがミスチルの桜井さんだと聞いて、興味が湧いたので読んでみた。 新世紀エヴァンゲリオン(母親)に虐待されつつも、愛されることを求める手紙(歌)を送りつづける桜井和寿。 アルバム「深海」から一貫している不気味さが克明に描かれていました。桜井さんの更生を心から願います。 しかし、ミスチルの桜井がエヴァの綾波レイに同化して、二次元キャラクターであるアスカのことを想って歌っていたなんて驚きです。一般の人たちを騙していたなんて憤慨です。 | ||||
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前々から気になっていたのですが,ちょっと怖そうなので躊躇していました.読んでみるとやっぱりとても怖いお話でした.しかし,決して楽しい話ではないにも関わらず不思議と読む手が止まりません. ある中学校の女性教師の娘が学校で殺され,その女性教師が犯人に復讐するというストーリなのですが,女性教師,犯人のクラスメート,犯人の母親,犯人の少年たちそれぞれの視点からこの事件を告白として語るというスタイルです.同じ事件であるにも関わらず,それぞれ少しずつ持っている情報が違ったり,解釈が違うというのが読みどころです. 犯人の少年たちの行動を通して物語が描かれますが,本質としては母親の物語という気がします.ちょっと怖いですが,是非どうぞ. | ||||
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面白かったです。 読むにつれて止まらなくなりました。 | ||||
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筆力と構成力で読まされてしまうのだけれど、私はこの話は倫理的に納得できなかった。 復讐劇?それだけ?というのが正直な感想です。 ステレオタイプな異常者を懲らしめて溜飲を下げるだけ。 人間への探求が感じられなかった 作者はこの物語で何を伝えたかったんだろうか。 | ||||
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読み始めると、すぐに物語の中に引き込まれ読み続けてしまいました。 中学校教師の娘が、教え子に殺されてしまうことから始まる物語。 各章ごとに語り手が変わり、様々な『告白』から事件の真相が明らかになっていきます。 娘を殺されて復讐をする教師、犯人の本当の心理、犯人の親の心理… 章ごとに明らかになっていく様々な視点からの『告白』にどんどん引き込まれていきました。 心理描写、構想ともに素晴らしいと思いました。 様々な意見があるようですが、素直にいい作品に出会えたと思いました。 | ||||
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教師の独白体から始まり、その後は事件に関わった少年たちの独白。 もともと、一章のみの小説だったというのが納得出来る。 とにかく心理描写が雑過ぎる。独白体なのだから、それぞれの心情が知りたいのに、それがまったくない。犯罪を犯した人の、狂気も覚悟も思考も、ない。少年の思考が行動と比べて、胆略的で健康的すぎる。 そんな人が殺人を出来るわけがない。リアルさがない。 作者は少年犯罪のことは、新聞でしか読んでないと思う。知識がないのに、テーマにしちゃったのが残念。 ケータイ小説で育った若者世代に受けるのは納得である。 所謂ところの純文学やミステリを読んできた人は、読むに耐えない。 | ||||
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陰鬱な内容なのに、文体、視点がどこかドライなのが救いでした。 5月の新緑の季節に読んだのですが、気分がじめっとしてしまいました。読む時期を選んだほうが良いかも。 好みの問題だと思いますが、私はあまり好きではなかったです。 | ||||
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心理描写の奥が深いし、現実的な結末も好き。 現実的なところで意外感を感じさせる技術はすごい。文量も丁度いい。 ハッピーエンド好きのリベラルには受けないだろうね。 | ||||
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HIVについては不愉快に思った方もいることでしょう。資料の読み込みの甘さも作家として大幅な減点です。 ですが本屋大賞だからといって過度な期待をし、勝手に失望している読者はその憎悪を筆者ではなく審査員にぶつけるべきだと思います。 文章が稚拙? 何を言っているんです? これほど多面的に一つの物事を捉えた文章があなたに書けますか? 自分の発言をもう少し鑑みる努力をお願いします。 復讐に他人を巻き込むな? 復讐に捉われた人間にそんな余裕のある倫理を押し付けることができる方に私は疑問を抱きます。 彼女の復讐は、究極です。少年を殺すことが復讐としか捉えられない方には永久に理解できないでしょうが。敢えて多くは語りませんが、読解力さえあればこの作品のラストの意味を捉えることができると思います。 読解力が欠如した状態で駄作と決めつけるのは勿体ないです。 | ||||
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構成が緻密なだけの流行本かと勝手に予想していたが、その予想は360度裏切られた。 つまり構成が緻密なだけの流行だった。 | ||||
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とても読みやすく、内容の割にサクサク頭に入ってきます。 さわりの復讐の方法は衝撃的で読者の心を惹きつけるし、犯罪に至る動機も理解する分にはきちんと納得がいくように設定されています。 ただ、先生の旦那さんの「先回り」はなんだかリアリティに欠けていて無駄な箇所かな、と思いました。 そう、終盤に近づくにつれていろいろリアリティに欠けるところは多く、少し冷めた目で読み進めてしまいますが、各々登場人物の心理描写は素晴らしいと思います。 | ||||
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娘を亡くした女性教師の娘の死についての 「告白」から始まり 生徒や、生徒の母など語り手が変わって行き それぞれの視点から、事件が描かれていきます。 最初から最後まで一気に読み終えました 決して心地の良いお話ではないけれど。 松たか子主演の映画も見てみたいです。 | ||||
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DVDのCMが流れてたので題名は知っていたが、やっと読めた。 第一章と最終章が秀逸。子供を持つ親なら、倫理観からは逸れるが主人公がとった行動は理解できる。(やってはだめだが) 短絡的で虚栄心の強い行動は中学生ならでは。少年AとCは実は何処にでもいると思う。 ただ、子供が殺されたり、母親が殺そうとしたり、教師が復讐するなんて、どれをとっても日常ではないから。あまり、センセーショナルに描き過ぎたがゆえ、後味わるい読後感になっている。 | ||||
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ベストセラーは基本的に寝かせてから読む主義なので、こんな時期になってしまった。すでに映画化もされているため、内容についてはよく知っている方が多いかもしれない。 「第一章 聖職者」「第二章 殉教者」「第三章 慈愛者」「第四章 求道者」「第五章 信奉者」「第六章 伝道者」という六章は、全て事件に関わった人々の独白で語られる。娘を殺された教師、犯人の級友、少年Bの母親、少年B、少年A、そしてまた教師と、独白する人は移り変わっていく。 物語は、事故でプールに転落ししたと思われていた幼児が、実は中学生によって殺されていたのであり、その母親である教師が終業式後の教室で犯人を指摘するシーンから始まる。第一章〜第六章で一連の事件と、それに関わる人々の心境を語りながら、各章がひとつの短編として成立している。 娘を殺された怒りを聖職者という枠で押し殺したと見せながら、犯人の恐怖を喚起する復讐を成し遂げていく教師。教師の復讐後に発生するいじめから、悲劇のヒロインの様な役を演じ始める女子生徒。ひきこもりやニートなどと名付けて正当化する姿勢を嫌う公正な人間であると思いこみながら、子どもが殺人者という枠に納まった途端に自分の行動を正当化してしまう母親。自己を確立しようとして自分を見失っていく少年。自分を母親に認めて欲しいばかりに、自分が馬鹿にする様な人間になってしまう少年。 自分がなりたくない人間像を否定しながら、結局、自ら選んだかのように自分が否定するような人間に堕ちていく過程が描かれる。 終わり方に救いがないという人も多いだろう。しかし、自分の大切な人を失うという怒りと悲しみは、きれい事では済まされない。普段は物分かりの良い様な事を言っていても、実際に自分がその立場に落とされれば、自分が否定していた様な行動をとる。もしくは自分が信じたいように自分で信じ込む。 そういう人間の心理を描いている作品だと思う。もっとも、こんな文章もきれいごとなのかもしれないが。 | ||||
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一言でいえば、歪みが連鎖する物語、と私は感じた。 内面の掘り下げがないけど、想像できると思う。無論、正解が何なのかはわからないけど自由であれば色々と想像できて楽しい。 掘り下げを省略することでテンポを良くしたのではないかと思う。それにしても、重い内容だが、娘を殺された母親がとる行動としては仕方なくも感じた。 そもそも、歪みの始まりはどこからか、それを考えるとそれぞれの家庭の「母親」からなのかもしれない。その歪みから育てられた子に続いていくのかもしれないです。 | ||||
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映画の方がインパクトありました。周りには本の方が好きな人もちらほら。 本は、本でじりじり精神的に恐くなってくる感じで、 映画は、映像のインパクトと松たか子の演技力が激しすぎてすごいとしか言えなかった。展開のリズム感もやばかった。 本も三、四時間で読み切ってしまうほど、集中できました。 | ||||
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一時期テレビなどで取り上げられていたのを見て興味を持っていたところ、 念願叶ってようやく知人に貸してもらい、読んでみました。 正直ここまで過激な内容の作品をあの温厚そうないち主婦が書かれたのかと思うと脱帽です。 おそらく大変優れた感性をお持ちなのだと思います。 まずこの作品に出てくる主要人物のなかに正気の人間はほとんどいません。 世直しやんちゃ先生やウェルテルぐらいです。 この2人は作品中では「熱血だが何もわかってない」人として捉えられてますが、 現実世界ではこういう自己満足のために熱くなっているということを自覚していないような 人たちがある意味まともなのだと思います。 それ以外の主要人物はぶっ飛んでます。みんな何かしらの欠陥を抱えているのです。 でもこの欠陥っていうのは私たちがどこか共感できる欠陥であって、 それがこの作品を無意識に読み進めてしまう要素なのかなと思います。 | ||||
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久々に、単におもしろいのではなく「すごい」と思う小説に出会った。個人的には、東野圭吾のいくつかの小説以来です。 女性教師の娘の「事故死」。それが事故死ではなく、生徒による殺人であることを暴く「告白」。教師の告白に端を発し、次々と行われる主要人物の告白は、一方は過去へと向い、それぞれの家庭のゆがみと、そこで培われた悪意をあらわにする。そしてもう一方は現在進行していることを描き、登場人物たちはそこで悪意をさらに増幅させ、より凶悪な犯罪へとらせん状に向かっていく……。壮絶。 | ||||
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