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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全910件 281~300 15/46ページ
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作者は、読者の想像を裏切る展開、というものを勘違いしていると思う。 取材も足りないし、一般常識や知識も足り無さ過ぎる。 素人の携帯小説サイトで死にネタを扱っているにも関わらず、作者は病気については知識はありません、と注意書きされている、そんなレベル。 | ||||
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とても読みやすい本です。3時間ほどで読めてしまいます。 それがこの本の「面白さ」なのかな? 正直言って、読後に残るものは何もなくて、それが残念でした。友達の勧めで、たしかにぐいぐいと、あっという間に、読めてしまうのですが・・・それイコール面白い・・・と言うわけではないのだなと思いました。 あまりにも内容が薄いです。 良い本を読む時、途中で本を閉じて情景を想像したり、先を読むのが惜しくてお茶を入れて休憩したり、又、読後にしばらく余韻に浸りたい気持ちになったりするものですが、この本の場合は、はい、次行こう!! と言う感じです。 買わなきゃよかったと言うのが正直な感想。 | ||||
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これは面白いなぁ。 少年犯罪を扱ったもの。 第一章で少年犯罪にきつい挑戦を投げかけた後は、少年犯罪をする人たちの言い訳が延々と続きます。 「また少年擁護論か?」 と思ったら大間違い。 最後にガツンと、みんなが思っていることを言ってくれるしやってくれます。 少年の気持ちに今は全く鈍感な僕ですが、これは非常に面白いミステリーでした。 文句無く星五つ。 | ||||
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有る人間の主観を、別の人間の主観が覆す。 それをまた別の人間の主観が覆す。 主観の中の結末が、別の人間の主観によって何度も何度も覆される。 全ての人間が主観の中では被害者であり、その被害者であるという主観が不幸の源であり、それによって他者を殺したり傷つけたりする。 この物語の中で被害者であるという主観から脱却している人間が二人いる。 一人は明確に描かかれているが、もう一人に気付くかどうかで、この物語の意味は大きく変わる。 (当然それは主人公や殺害された娘ではない。) そこに気付くと最後にじわ〜っと特大どんでん返しがある。 主観の限界の外に居るその主要登場人物の告白・主観・心理描写はたったの一行も描かれない。 それがエンターテインメント性を維持することにも一役買っている。 そこに気付いて、その人物に感情移入し直すと、読後感はとても爽やかな物に180度ひっくりかえります。 完全に純文学です!凄い!!!! | ||||
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本を読んでいるとあ、こういったパターンで進んでいってこんな感じで終わるのか?と予想が全くつかない内容。 読んでいる感想としてはひとつの出来事をきっかけにどんどん視点が切り替わっていく展開が素晴らしい。内容が負の一面が強いですが、読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきます。 | ||||
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"愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。" 終業式の日に担任は淡々と話を続ける。 校内のプールで水死した娘の死が、殺人であったことを知った担任はどうカタを付けようというのか…… 映画化され松たか子さんの怪演で話題となった作品。 個人的に「自身が知らないうちに話題になった作品は、その熱が冷めるまで読まない」と決めているので今頃になって読了。 自身の娘を校内で失った女性教師が、その事件の真相を終業式に生徒に語る第1章。 完全に台詞だけで1章を書き切ってしまう巧さにびっくりしながら、「ん? 第1章だけで十分物語としては完結してるでしょ?」と思いながら読み進めていくと、第2章からは物語の様相が少しずつ歪んで行きます。 加害者である生徒の同級生美月の第2章、加害者の母が記した日記を読む加害者の姉の第3章、そして加害者の2人の第4章、第5章。 それぞれが、物語の様相を少しずつ歪めて、第6章の教師からの独白で物語を締めます。 ものすごくテクニカルで、ミステリというよりは良質なサスペンスで凄いなぁと思ったのですが……正直な話、読後感はあまり良くありません。何というか、胸にもやっとしたものが堆積して「気持ち悪い」感じが残ってしまいました。 | ||||
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湊かなえさんのデビュー作。 ある殺人事件(事故?の面もある)を複数の立場の人間からの証言で語るという型で 話しは進む。 正直言って読み進める内に人間の弱さ、醜さを痛感せざる得ない。 本作では救いのない話しが延々と続くのもなんとも・・・ ただどこか現実感に欠けるなあと思ってしまうのは下村くんがネット環境あるんだったら HIVの情報をいくらでも分析できたんじゃないの?と思う。 分からないことがあればすぐに調べることの出来る今の社会からすると どうも違和感がありました。 あと森口悠子先生の存在感・・・一番の怪物はこの先生だったんじゃないのと思えてならない。 | ||||
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この作品は数年前に松たか子さん主演で映画化され、その非情な台詞が話題になった。読み始めるまではそういった記憶は忘れていたのだが冒頭から主人公の女性教師の独白がびっしりと綴られる形で物語が始まる。改行、段落を出来るだけ廃して紙面に埋め込まれた文字は独特な一人称で綴られる。生徒の反応も自身の言葉で語る部分は落語っぽい、所謂、漫談を聴いているかのような軽快さで文字数の割に読み進める。女性教師の独白は母子家庭になった経緯から始まり数か月前に校内で愛娘が事故死した真相に迫っていく。そして告げられる報復の事実。報復の対象になったのは二人の男子生徒だが二章にはクラス委員の女生徒の手紙が織り込まれ、続いて助手役の生徒の実情、主犯の生徒の実情と綴られクライマックスへ。物語の構成も語り口も流石に売れっ子と頷ける素晴らしい作品に違いない。只、違和感というか現実味があるかと言われれば少し首を傾げたい。女教師が述べる「大人社会なら常識から逸脱しない分彼らの置かれる試練は想像がつく、しかし常識を解さない子供らの環境に置かれたら~」。子供=悪の図式を根幹に置いている作者の主張がどうも作品自体を希薄にしている気がする。母子愛の危うさを言いたいのだろうが一人の大人のとして、まさにその部分は腐したくないのだが。 | ||||
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まず思ったのが、読みづらい!地の文ばかりで会話文が殆ど無いです。 しかし、2章まで読んだとき、なるほど!こういう展開ゆえの手法だったのかと、 納得しました。 同じような内容が重複して出てくるので所々斜め読みしてしまいましたが、 それでも驚きの新展開の連続で愉しく読了しました。 | ||||
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内容は他の皆さんが書かれている通りだと思います。 この作品の文章構成が好きな方は、 里見蘭(著)「さよならベイビー」も 面白いかもしれません。こちらの作品は 刑事事件ものではありませんので、印象は かなり違いますが面白いと思います。 | ||||
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読みたいと思ってなかったけど、安いし、昔話題なった本だから、ちょっと見てみるか的な感じで購入しました。面白いと思ったのは前半だけ。そこでだいたい読めてしまったので後半から惰性で読み進めました。登場人物の本当の内面の描写がほぼ無いからでしょうか、後に何も残らない、軽い感じがしました。森口が生徒や生徒の親、学校や世の中の在り方に対して批判する部分は良いなと思いましたが。現実のほうが多分もっと陰湿で凄惨だと思うし、実際にひどい事件がたくさん起こっていると思うのでそんなにびっくりもしなかったです。BやBの親の日記ももっと狂ってていいのになと思いました。や出版されたのが今だったらそんなに評価されなかったと思う。読んで損したとまでは言わないけど、読まなくても良かったかな〜。やっぱり自分で読みたい!と思ったものを読むべきですね。登場人物の中で一番狂っていたであろう、森口の内面の真の描写があったらもっと良かったのになと思います。 | ||||
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章ごとに主人公が変わり、1つの事件を各自の様々な立場や心理から語る、 群像劇の形式をとった作品です。 章を追う毎に、「ある人物が思っていた事は実はこうだった」と別の 展開があり、読む毎に事件の全体像が明らかになっていくのが群像劇の 面白さだと思います。 ただ、少年Bの母親が日記の中で「〜なのです。〜なのです」という 表現をしつこく使っていたのが気になったので、☆1つ減らしました。 (独白の日記では「〜だ。〜と思う」という表現がふさわしいのでは) | ||||
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確かに文章表現や構成は素晴らしく読み手を引きつけるものがあります。 しかし内容的にはなんら心に響くものはありませんでした。 娘を殺害された女教師のすさまじい復讐劇であるのに彼女の悲しみや苦しみがまるで伝わって来ない上に彼女の復讐をなんとか阻止しようとした桜宮先生の行動も彼女の中ではいとも簡単にスルーされてしまっていて普通ならあるはずの葛藤が全く感じられませんでした。それは少年A,Bに対しても同じです。技術的には素晴らしい作品ですが心のない小説だと思いました。 | ||||
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1円という値段に驚いたのと、送られてきた本の綺麗な状態に感動しました。ほんの数年前に文庫化しただけでこんな値段で人気作が帰るなんて!また利用したいと思います。 | ||||
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(映画のストーリーも知らず、同著者の他作品も読んでいません。) 湊かなえさんは人気作家だし、出だしの第一章がおもしろそうなので、 つい買ってしまったが、ただただ、つまらない…。 それぞれの視点というのは、面白いけれど…、 リアリティーまったくなし…、人間も描かれていない…、サスペンスとしても…、エンターテイメントとしても…、 時間ムダにした。 | ||||
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この本はもともと1章だけで、他はあとから付け足したものらしい。はっきりいって、1章だけで良かった。1章は娘を失った母親の復讐として、いけないことだけれど、真っ向から否定できないこととして考えさせられた。しかし、2章以降は、読者の予想を外そうとしているのが見え見えで、予想を外したはいいが、どれも不自然でつまらないものばかり。読んでいて、これが本当にプロの作家か?と思ってしまった。あまりに酷い作品だ。 | ||||
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松たか子の演技力にびっくりして小説もすぐに読み始めました。 ラストまでずっと一定した緊張感があり、 また映画と違って語り手が章ごとに変わっていく 面白い展開で映画よりも楽しめました。 (映画の出来はもちろんすごいよかったのですが) しかし、小説を読んでいても松たか子の声が聞こえてくるほどの印象の強さ、 松たかこおそるべしという感じです。 | ||||
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初めから一気に惹きつけられる作品です。ありえそうなありえなさそうな場面で展開していくので、身近に感じながら読み進んでいけるのですが、実は怖い話で、それを深刻に思わせないで読み進ませるあたりが作者の作風のようです。別の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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著者の本を一度読んでみたかったのですが、日本人がこの手の物を書くと どうしてこの様になるのでしょうか、最後のどんでん返しが良ければ 全てサスペンスになるのでしょうか、幼稚!! この著者は何か自分に酔っているみたいですね、 | ||||
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長女が面白いというので借りて読んだ。長女は2012年12月段階で高校一年生である。 一読して、まずその「救いのなさ」に驚いた。読後感の悪さというような生易しいものではない。暗闇で 冷ややかな鋼鉄に頬が当たったというような感じである。寒々としたといえば印象が伝わるだろうか。 話の筋は面白いし、ミステリーとしての意外性もある。構成も良く出来ている。従い、人気になる点は 理解出来る。但し、登場人物の現実性が非常に薄い。もっというと登場人物自体がきわめて薄いと 言わざるを得ない。 但し、それで本書を読み捨てることは不毛である。今問わなくてはならないのは「なぜこの本が かように売れており、読まれているのか」という点だと僕は思う。 例えば僕にとって登場人物の現実性がないとしても、僕の娘の世代にとっては現実性があるのかも しれない。 若しくは、彼らにとっても登場人物の現実性はないものの、特殊な通路で感情移入が出来ている のかもしれない。 若しくは、現実性もなければ、感情移入も出来ないながらも、更に、もっと想像のつかない読み方 をしているのかもしれない。 このように考えていくと、generation gapというような言葉では簡単に済まされない深い溝が 僕らの世代と娘たちの世代にはあるのかもしれない。そう考えていくことが僕らの世代が本書を 読む際の「読み方」なのかもしれない。 | ||||
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