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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全910件 321~340 17/46ページ
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レビュー数が多くて賛否両論。 まさに作品を物語る。 どれだけみんなこの作品が気になるんだ? 好きか嫌いかで、真っ二つ。 私は映画から来た組。 映画も好きではなかったが、小説も好きにはなれなかった。 ただし、あまりに気になるので三度は読んでしまったが。 出てくる人、出てくる人、あまりに自己中心的で気持ちが悪い。 同情すべき森口先生も...。最後の最後で救いようがない。 自分の娘が殺されれば、私もあらゆる復讐の手段を検討すると思うが、これはない。 | ||||
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本屋の店頭に陳列されていたのを発見し、最近よく取り上げられて話題の作家ということもあって「贖罪」と合わせて二作品を同時に購入。 家に帰ってさっそく読み始めたのですが、第一章の「聖者の行進」ではやくも内容に飲み込まれてしまい、あれよあれよというまに気がついたら完読。本書の終わり方が続きが気になるやきもきさせる結末であったこともあり、気がつけば「贖罪」もその日の内に読んでしまいました(笑) 作者の文章構成力によるものでしょうが、どちらの作品にも読んでいる人を一度読むと引き込む魔力があるというのが一番の感想。 まるでリレーの走者がバトンをつないでいくように登場人物の視点が次々と移り変わり、それに従い作中の冒頭で語られる事件の真実や犯人というのが明らかになっていく。推理小説と似たものが感じられるが、ジャンルとしては少し違う気もする。その理由としてはこの書き方が各章それぞれの主人公による供述形式つまり「告白」という形で回顧的に書かれており、推理小説に見られる物語の流動性というのがないからだと思います。不必要な叙述は最大限に省き、事件の真相を明らかにするためのパズルのピースのみが散りばめられてある、演劇に近いようなスマートな印象を本作から感じました。 ただ、個人的な感想なのですが本作で登場した男の子2人にどうしても感情移入できなかった。「贖罪」と本作を含めて見ると、主人公として男の性別で登場するのがこの2人だけなのですが文中での語り口調や心情というのが他の女の人と区別がしづらい、別に女の子でもいいんじゃないか?というのが男である自分が感じたことです。湊さんには男の子をもう少し男の子らしく書いて欲しいなと思いました。 | ||||
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第一章「聖職者」は秀逸でここでこの物語に引き込まれる方がほとんどでしょう。 ある事柄に関して複数の人の視点から語る手法は以前からありましたが この担任の人物描写が見事で語り口も絶妙です。 以後は面白いミステリーのように次はどうなるのか?というものではなく なにか混沌とした世界が続き面白いという印象はあまりないが読まざるを得ないという 感じで最後まで行きますが、ゆえにラストがどうなるかという期待感はあまりなく 最終章でとんでもないことが起きる訳ですが・・ 構成上どうしても内省的世界にならざるを得ないということが全体の雰囲気を出して いますが、それがこの物語の特徴でもあり狙いでもあるのでしょう。 なんともやるせない読後感で、作者の筆力は認めますが奇抜といえば奇抜でもあり 人に薦めたいとはあまり思えない本だと感じました。 | ||||
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後半にいくに従い どんどん 読み進める気力が萎えました どなたかも書いてましたが ほんと 漫画の原作みたい。そこらの少年誌にいくらでも載ってるような 底の浅いというか 詰めの甘い話だと思いました。 最近 話題作的な小説を何冊か読んでみましたが みんな 最初の掴みは良いんだけど 後半にいくに従い 展開が荒く 適当になっていくのはどうしてなんだろう。 これからは 何世代もの評価に耐えてきた 古典小説を読もうと思いました。 | ||||
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人には色々な好みがあることもわかって書いています。全くの私の独断です。 この作品を酷評している人は、作者にただ嫉妬しているだけ、と思ってしまいます。 もちろん、そうではないでしょう、でも、そう思ってしまいます。 私にはそんな作品です。こんな話が書けるなんて本当にすごい。後味とかなんとか 色々あるとは思いますが、1度読んだら、たとえ嫌いだとしても、その衝撃だけは 忘れないでしょう。 | ||||
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湊かなえ「告白」を読了。実家に帰った夜と朝で読了しました。こういう物語はありなのかも知れないが、進んで読まなくても良いですね。なんか色々なことがあって、みんな正常じゃない世界です。これくらい異常な世界だったら何でもありになってしまいますね。少しぶっ飛びすぎで、現実感があまり無かったです。 ただ、ジェットコースターのような読書体験だけは確かでした。 | ||||
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面白かった!数時間で一気に読み終えました。 我が子を校内で亡くした中学校の女性教師が勤務最終日にホームルームで衝撃的な告白をするところから物語は始まります。 子どもの死は事故ではない。このクラスの生徒に殺されたのだ。女性教師はそう主張します。 ここから事件は、様々な人物の「告白」によってその表情を変えていきます。それぞれの「思い」が明らかになるにつれて、事件はより複雑な背景を持ったものへと変貌を遂げ、読者は事件が単純なものではなく、重層的な意味合いを持つものであることを知ります。 そして、ある意味何の救いもない衝撃のラスト。これほど救いがない物語も珍しいのではないでしょうか。作者はとことん容赦しません。偽善ぶることなく、徹頭徹尾正直であるとも言えるかもしれません。 | ||||
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読み出したら止まらなくて、一気に読みました。が、それがいいことなのかはよくわかりません。 おもしろいけど、深くグサッとささるようなものは無かった。こういう本があってもいいと思うけど、これが大賞をとってしまうということがちょっと恐ろしい。 作者がこの話を書く動機が主人公が恨みをはらすことな気がして、そして読んでる自分もそこに少しすっきりしているのが嫌だ。 | ||||
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本屋大賞をとったのは知っていたので、なるべくレビューなどは読まず、 他人に感想も聞かず、先入観無しで読み始めました。 ひと言で言うと、この小説は見事に「負の連鎖」を書き上げていると思います。 親として、子供を意味のない理由で殺された教師の悲しみ、憤りや憎しみは理解できます。 まして被害者の子供の無垢な可愛らしさが強調して書かれているので、読者は犯人に対して 更に憤りを感じます。 そして一人の死が、同じように罪のない二人目、三人目の殺人へとつながっていく理不尽さ。 小説の最後の部分で少年Aの母親がどういう反応をしたのかは、Aも読者も知らないままですが このもどかしさが、この小説全体を支えているテーマだと思います。 理由もなしに可愛い盛りの愛娘を殺された教師。 どんなに頑張ってみても、うだつの上がらないマザコン少年B。 少年Bをいつまでも過保護に守ろうとする母親。 熱血教師きどりの担任。 自分を捨てた母親だけが至高の存在と思い込み、母親に関心をむけられるためなら 殺人もいとわない少年A。 そしてこの登場人物たちは最初から最後まで自分たちの犯したそれぞれの罪に対する 「反省」ということを一切していません。 他人のことはどうでもいいと思いながら、その他人に無視されることが耐えられない…常に自分が他の人間よりも 優れた人間だと思い、他人にもそう思ってもらいたい…今の世代を多少なりとも反映している小説だと思いました。 読後はけっして爽やかではありません。 | ||||
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読みだしたら一気に読めました。すっきりするラストではないけれど、読後感は悪くありませんでした。 推理小説は、事件と直接かかわりない第三者が、犯人像を語ったり、時には本筋を逸脱しすぎない程度に 的外れな推理をしたり、迷わせる怪しい人物や証言を出して読者を遠回りさせつつ気を持たせながら、 事件の全貌を明らかにしていく物だと思っていました。しかしこの「告白」には、読者を導いてくれる 「神の視点」の役割を担う人物(たいていは刑事役)が登場しません。 事件にかかわった当事者の独白が中心になっているので、だれもが少しずつ嘘をついていて、事件の全貌は 物語が終わっても明らかになっていない気がします。 普通は、事件のあいまいな部分や、犯人の動機など思惑は、逮捕後の供述で語られたりして、 それで小説全体の道筋が通るのですが。 「神の視点」が事件を再構築してくれていないので、不完全感が残ります。 女教師が娘を死に至らしめた人物に復讐した事件を追う「刑事」が主人公の小説であれば、 もっとありふれた感じの推理小説だったかなと思います。 | ||||
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いや、小説でもないな。カスです、カス。 ネットワークで無料配信するレベル。 金はらっちゃいけません。 友人が貸してくれたので読みましたが、当然文句を言いました。 くだらないものを貸すんじゃないよ。 | ||||
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映画を観る前に本で読んだが、面白かった。 息が詰まる内容だった。 体が疲れていないときに読むといいと思う。 | ||||
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薄い。浅い。残らない。 自分には全くこの作品の良さがわからなかった。 | ||||
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既に評価は確立されていますが、ようやく読みました。 話は面白いです。 前評判で期待しすぎた嫌いがあります。 4章が読みづらかったですが、書き方も色々な工夫がされていて、あっという間に読めました。 しかし、善人不在というのは否定できませんが、こうも大人も子供も考え方が邪悪でナルシストな人ばかりなんですかね。。。これから、類似のことが普通に頻発しそうでそら恐ろしくなりました。 | ||||
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『告白』というタイトルですが、むしろ『復讐』のほうがしっくり来るかも知れません。 そんな感じで、一見ごく普通の狂った教師が織り成す、愛と憎しみの復讐劇です。 ストーリーが加速するため一気読みをオススメします。 ブレーキは禁物で。 以上です。 | ||||
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映画は面白くなかったけど、小説はかなり面白かった。 特に第1章。この章はそれだけですでに作品として完結しているほど面白い。そう思って調べたら、最初はこの章だけのつもりで書いていたようですね。話の隅々に伏線が張られていてかなり面白かった。 その後も構成力で読ませるが、第1章程の面白さはない。 あとで読んでみると、HIVに感染している人に何の敬意も示さない、という事で批判されているようだが誠にもっともだとも思う。 ただ、この小説の良いところは、人間ドラマを完全に排除して、構成と展開だけで読ませようとしているところだと思う。 これで稚拙な人間ドラマも一緒に描こうなんて思ったら蛇足の極み。だからこれでよい。 | ||||
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2009年 本屋大賞受賞作。 とにかく、一気に読ませます。 非常にスリリングであり、次々にページを 捲らせる力がある。 全6章から小説は構成され、第1章と第6章は娘を殺された 女教師の独白と手記、あとは、事件に関係した人物が、各人の 立場から手記を寄せている。 しかも、その手記の書き手は、3人が中学生、1人が大学生。 これには、どうしても制約がつきまとう。 それは、文章をうまく書くということが禁じられてしまう こと。アフォリズムや比喩、詩的な情景描写といった 文学的表現が発揮できないのだ。 (うま過ぎると逆にリアリティがなくなりますからね) しかし、この不利な設定を振り払って余りある魅力を 持つのは、人物の深堀りがよくできているというところだ。 特に、女教師のアイロニカルな性格がよい。 「道を踏み外して、その後更生した人よりも、もともと道を 踏み外すようなことをしなかった人の方がえらいに決まって います。」(16ページ) また、人間の持つ情けなさ、愚かさ、どこまで行っても 自分を正当化しようとしてしまう欺瞞性にリアリティを感じた。 感情移入できる小説ではないが、作家が各人物に憑依 しながら書いているところが、その源泉だろう。 心の動き、精神状態のプロセスを微視的に表現できている。 最終章における、収拾の付け方には、やや奇を衒った 感もあるが、「なるほど、そう来るか」とニヤリと させられたのであった。 | ||||
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260ページの告白体で書かれたミステリー小説。 速読の人なら2〜3時間で読めるかもしれない。私はゆっくり半日をかけたけれど。 六章からなるが、第一章『聖職者』だけでもミステリー小説として成立する内容。多分あとから第二章以降を書き足して長編小説の体裁を取ったのだろう。 ラジオドラマでデビューした筆者らしく、告白体が実に上手くて、どんどん読み進めることができる。 牛乳に混ぜた血液を飲んでHIV感染する可能性はあるのか??っと少々疑問に思ったが、語り口がうまいのでそんなことも瑣末なことと思えてしまう。気づくと読み終わっていたという印象である。 子供を殺された森口悠子教諭が理科の先生らしく冷徹な性格なのがこの復讐劇に整合性を与える重要なファクターになっている。 各章ごとに告白者が違うので、作品に多角的な膨らみを与え、告白内容の齟齬が奥行を与えて読者を引き込む効果を上げている。 ミステリーはあまり読まないが、こじつけとか強引な謎解きもなく、安心して楽しめるミステリーである。 | ||||
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面白いなこの本。 村山由佳のどーしようもない自己満足本読んだ後に、告白読んだら作家の能力が違いすぎるのに驚いた。 内容が怖くて陰湿な復讐本なので読者うけは悪いが、読んだ小説では一番面白い。ぐいぐい引き付けられた。 ここまで面白い本書けると批判できない。 | ||||
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ストーリー展開には最初から最後まで惹きつけられました。 同じ出来事が、複数の人物によって、まるで別の出来事であるかのように語られており、途方に暮れるのと同時に、作品としての面白さを感じました。 | ||||
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