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Nのために
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Nのためにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 181~200 10/11ページ
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告白、少女、贖罪と流れでNのためにを読みましたが、 これが同じ作家が書いたものかとがっかりした。 作者は、深いとうてい素人には理解しえないような 意味を文章に織り交ぜているんだろうが、全然理解出来ない。 湊 かなえもここまでか。 もう、次の作品が出ても読むきしないだろうなあ。 | ||||
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あの「告白」に魅せられて、湊かなえの著書は、これで3冊読みました。 「Nのために」というタイトルですが、この「N」というのが気になりますよね。 冒頭、事件の概要から始まり、N・杉下希美の「N」からの独白から始まり、 N・成瀬慎司、N・西崎真人、N・安藤望と、4人の「N」が登場します。 そこに野口夫妻が絡んできて、マンションの一室で、ある事件がおこります。 それぞれの「N」の事件当時の回想、そしてそれぞれの過去の回想、そして十年後という、 とても入り組んだプロットなので、どれがどの時点で、だれの話しなのか、 途中でやめると、わけがわからなくなります。 どの作品にも言えるのが、屈折した感情を持つ母親が登場し、 歪んだ愛の中で育ち、歪んだ愛に苦しめられる。 そしてなぜか女性が屈折して、ゆがんだこころを持っている。 歪んだ愛を持った人物は、ゆがんだこころの人に惹かれていく。 しかし、ゆがんだ同士、その愛の向かう方向性が違う。 それぞれが、それぞれの「N」のために、愛と呼べるような、呼べないような感情を持ち、 決して成就することがない愛を向けていく。 あのNは言う。「愛」とは「罪の共有」だと。 そして、10年後に、その真実がわかるのだろうか? そしてその「愛」とは、なんなんだろうか? 事実は、1つ。 でもそれぞれの視点によって、事実の見え方は変わる。 そして当然「愛」の表現も変わる。 むずかしいテーマを、むずかしいプロットを使いながら、 それを組み立てていく筆力は、相変わらずでした。 | ||||
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あの「告白」に魅せられて、湊かなえの著書は、これで3冊読みました。 「Nのために」というタイトルですが、この「N」というのが気になりますよね。 冒頭、事件の概要から始まり、N・杉下希美の「N」からの独白から始まり、 N・成瀬慎司、N・西崎真人、N・安藤望と、4人の「N」が登場します。 そこに野口夫妻が絡んできて、マンションの一室で、ある事件がおこります。 それぞれの「N」の事件当時の回想、そしてそれぞれの過去の回想、そして十年後という、 とても入り組んだプロットなので、どれがどの時点で、だれの話しなのか、 途中でやめると、わけがわからなくなります。 どの作品にも言えるのが、屈折した感情を持つ母親が登場し、 歪んだ愛の中で育ち、歪んだ愛に苦しめられる。 そしてなぜか女性が屈折して、ゆがんだこころを持っている。 歪んだ愛を持った人物は、ゆがんだこころの人に惹かれていく。 しかし、ゆがんだ同士、その愛の向かう方向性が違う。 それぞれが、それぞれの「N」のために、愛と呼べるような、呼べないような感情を持ち、 決して成就することがない愛を向けていく。 あのNは言う。「愛」とは「罪の共有」だと。 そして、10年後に、その真実がわかるのだろうか? そしてその「愛」とは、なんなんだろうか? 事実は、1つ。 でもそれぞれの視点によって、事実の見え方は変わる。 そして当然「愛」の表現も変わる。 むずかしいテーマを、むずかしいプロットを使いながら、 それを組み立てていく筆力は、相変わらずでした。 | ||||
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この作家の本は「告白」と「少女」を読みましたが、その2冊よりは面白く読みました。登場人物が全部Nで、誰かがそれぞれのNの為に何かをやっている、というのはわかりましたが、ミステリーという程、最初の事件の理解と真相に大きな差はなく、また、最後、杉下がどうしてあんな場所にいるのかも良くわかりませんでした。何だったんでしょう??誰か教えてください。 安藤をずっと女性だと思っててびっくりしたのは私もいっしょです。 | ||||
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この作家の本は「告白」と「少女」を読みましたが、その2冊よりは面白く読みました。登場人物が全部Nで、誰かがそれぞれのNの為に何かをやっている、というのはわかりましたが、ミステリーという程、最初の事件の理解と真相に大きな差はなく、また、最後、杉下がどうしてあんな場所にいるのかも良くわかりませんでした。何だったんでしょう??誰か教えてください。 安藤をずっと女性だと思っててびっくりしたのは私もいっしょです。 | ||||
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タイトルからして東野圭吾っぽいが内容もそんな感じに纏まってしまった。 かなえタンどうしたの?!貴方のうまい棒的チープな毒が好きだったのに!本が売れて毒が抜けちゃったのかなぁ・・・ 独白形式という必殺技を封じ込めてまでも書くべきテーマ性も見受けられない。 文章としては多少巧くなったけれど、肝心のオリジナリティが薄くなっては「湊かなえ」を読む意味がなくなっちゃう。 て、てかオチが!(自粛 | ||||
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タイトルからして東野圭吾っぽいが内容もそんな感じに纏まってしまった。 かなえタンどうしたの?!貴方のうまい棒的チープな毒が好きだったのに!本が売れて毒が抜けちゃったのかなぁ・・・ 独白形式という必殺技を封じ込めてまでも書くべきテーマ性も見受けられない。 文章としては多少巧くなったけれど、肝心のオリジナリティが薄くなっては「湊かなえ」を読む意味がなくなっちゃう。 て、てかオチが!(自粛 | ||||
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殺人事件がおきる。その犯人は誰か?違う人物の証言から、その殺人までの過程をゆっくり上塗りしていく作業の繰り返し。「告白」とパターンは全く同じ。 あまり進歩が感じられない。少し疲れてきました。 | ||||
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殺人事件がおきる。その犯人は誰か?違う人物の証言から、その殺人までの過程をゆっくり上塗りしていく作業の繰り返し。「告白」とパターンは全く同じ。 あまり進歩が感じられない。少し疲れてきました。 | ||||
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湊かなえの本は着眼点が大好きです。 これはDV(暴力)と愛は成り立つのか?というぞっとするテーマのような気がします。 人のために(Nのために)とよかれと思ってやった行為が まったくよくなかったという、1度読んだだけではよくわからない内容でした。 出てくる人物は全員Nです。 全員が全員のために何かやっているしかかわっています。 DVを受け続けることでも満足している場合がある、 被害者を救うことは被害者のためにならないこともある、 よかれと思ってついたうそがあとでとんでもないことになるんだなぁと 思いました。 もしかして「おせっかい」というテーマなのかも?? 非常に荒削りな文章ですが、この本を読む前に 安藤=男性と思っておいたほうがよいです。 てっきり女子だと思って読みすすめて途中でびっくりしました。 謎が多いですが、問題提起としては最高だと思います。 | ||||
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湊かなえの本は着眼点が大好きです。 これはDV(暴力)と愛は成り立つのか?というぞっとするテーマのような気がします。 人のために(Nのために)とよかれと思ってやった行為が まったくよくなかったという、1度読んだだけではよくわからない内容でした。 出てくる人物は全員Nです。 全員が全員のために何かやっているしかかわっています。 DVを受け続けることでも満足している場合がある、 被害者を救うことは被害者のためにならないこともある、 よかれと思ってついたうそがあとでとんでもないことになるんだなぁと 思いました。 もしかして「おせっかい」というテーマなのかも?? 非常に荒削りな文章ですが、この本を読む前に 安藤=男性と思っておいたほうがよいです。 てっきり女子だと思って読みすすめて途中でびっくりしました。 謎が多いですが、問題提起としては最高だと思います。 | ||||
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また一人称で進むお話なんですね。 結末ありきで、謎を解いていくというところが、 パターン化されている気がします。 そのせいでどうしても今までと同じ作品のような印象を受けてしまいました。 更に登場人物の誰もが皆、生い立ちが不幸な点が似ているので、 これは誰の話だったかな??と、 一瞬分からなくなったりしました。 面白く読んだ「告白」のようには、 キャラクター分けが出来ていなかったように感じました。 例えば、一番主人公らしく感じる・希美に重きを置いたストーリー展開であれば、 また違った作品になったのではないかと思います。 いずれにしても次回作も期待して読んでしまう作家さんと言えます。 | ||||
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また一人称で進むお話なんですね。 結末ありきで、謎を解いていくというところが、 パターン化されている気がします。 そのせいでどうしても今までと同じ作品のような印象を受けてしまいました。 更に登場人物の誰もが皆、生い立ちが不幸な点が似ているので、 これは誰の話だったかな??と、 一瞬分からなくなったりしました。 面白く読んだ「告白」のようには、 キャラクター分けが出来ていなかったように感じました。 例えば、一番主人公らしく感じる・希美に重きを置いたストーリー展開であれば、 また違った作品になったのではないかと思います。 いずれにしても次回作も期待して読んでしまう作家さんと言えます。 | ||||
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各登場人物たちが、自分以外の誰かのためにしてしまったことと、自分の中に秘めていた負い目。 ひとつの殺人事件が起こるまでの経緯を、登場人物それぞれの側から語らせていくことで、真相に近づけていく、という手法で、全体がよくまとまっていると感じた。 途中、唐突でわかりにくい箇所が2,3あったりもしたが、再読して、それなりに納得。受け手によっては、不親切に思われかねない描写も、実は計算づくか?と、にやりとしてしまう。 あまりに軽い文体は苦手な自分が、個人的にこの湊氏の読みやすさには、好感をもてた。 皆が愛を切望し、しかし望む形では得られぬ哀しさが痛いが、不思議と読後感は、悪くない。 主要人物、特に「杉下」の人物像の描き方が秀逸で、そのおかげで他の人物とからむ展開やテンポよく交わされる会話も無理なく楽しめた。先へ先へと読ませる力がある人だなと思う。 さすがに話題の作家だけあって、他の作品にも興味がわいた。 | ||||
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各登場人物たちが、自分以外の誰かのためにしてしまったことと、自分の中に秘めていた負い目。 ひとつの殺人事件が起こるまでの経緯を、登場人物それぞれの側から語らせていくことで、真相に近づけていく、という手法で、全体がよくまとまっていると感じた。 途中、唐突でわかりにくい箇所が2,3あったりもしたが、再読して、それなりに納得。受け手によっては、不親切に思われかねない描写も、実は計算づくか?と、にやりとしてしまう。 あまりに軽い文体は苦手な自分が、個人的にこの湊氏の読みやすさには、好感をもてた。 皆が愛を切望し、しかし望む形では得られぬ哀しさが痛いが、不思議と読後感は、悪くない。 主要人物、特に「杉下」の人物像の描き方が秀逸で、そのおかげで他の人物とからむ展開やテンポよく交わされる会話も無理なく楽しめた。先へ先へと読ませる力がある人だなと思う。 さすがに話題の作家だけあって、他の作品にも興味がわいた。 | ||||
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「告白」と「贖罪」は一気に引き込まれるように読んだけれど、「少女」の偶然ばかりのご都合主義に軽〜い文体にガッカリ。この本はカバーデザインがおどろおどろしいんで、期待して読んだのに、コバルト文庫のような小中学生向けの本。今でいうケータイ小説系なんでしょうか?定価で買ってガッカリです。 | ||||
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「告白」と「贖罪」は一気に引き込まれるように読んだけれど、「少女」の偶然ばかりのご都合主義に軽〜い文体にガッカリ。この本はカバーデザインがおどろおどろしいんで、期待して読んだのに、コバルト文庫のような小中学生向けの本。今でいうケータイ小説系なんでしょうか?定価で買ってガッカリです。 | ||||
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今まで、著者の作品はすべて読んできましたが、この作品は確かに著者が「新たなステージ」へと進んだことを予感させる作品となっています。物語の規範となっている「事件」とその「登場人物」の過去や思いに今までとは違う、確かなミステリー性を感じました。ミステリーを構成している「事件」が、しっかりと、この小説の構成要素として確立しており、そこが新たな魅力となっていると思います(今までは「登場人物」のほうに魅力が凝縮されていたように感じていました)。 やはり『告白』の印象が強い著者ですが、私はこの作品のほうが好きです。 『告白』では登場人物一人一人がよく描かれていて、それぞれの「情」が絡み合い事件から真相までの流れができていました。 『Nのために』では、登場人物よりもミステリーのほうに重心がおかれているように感じます。これまでの作品でも、著者の描くミステリーには、底知れない引力とスリルがあったと思います。それがこの作品によって、確実なものとなったと感じました。ミステリー作品として、すばらしいできになっていると思います。その分、登場人物の過去と感情と行動のなかに、少し違和感が残る者もあります。ですが、十分満足できます。ほかのレビューにもありましたが、特に、杉下希美はよく描かれています。『告白』の登場人物と比べてもひけをとらないと思います。 今までの描写力に加え、ミステリーとしてもここまですばらしいものが書けるようになったからには、これからの著者の作品も期待できると思います。次の作品も必ず買います。 | ||||
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今まで、著者の作品はすべて読んできましたが、この作品は確かに著者が「新たなステージ」へと進んだことを予感させる作品となっています。物語の規範となっている「事件」とその「登場人物」の過去や思いに今までとは違う、確かなミステリー性を感じました。ミステリーを構成している「事件」が、しっかりと、この小説の構成要素として確立しており、そこが新たな魅力となっていると思います(今までは「登場人物」のほうに魅力が凝縮されていたように感じていました)。 やはり『告白』の印象が強い著者ですが、私はこの作品のほうが好きです。 『告白』では登場人物一人一人がよく描かれていて、それぞれの「情」が絡み合い事件から真相までの流れができていました。 『Nのために』では、登場人物よりもミステリーのほうに重心がおかれているように感じます。これまでの作品でも、著者の描くミステリーには、底知れない引力とスリルがあったと思います。それがこの作品によって、確実なものとなったと感じました。ミステリー作品として、すばらしいできになっていると思います。その分、登場人物の過去と感情と行動のなかに、少し違和感が残る者もあります。ですが、十分満足できます。ほかのレビューにもありましたが、特に、杉下希美はよく描かれています。『告白』の登場人物と比べてもひけをとらないと思います。 今までの描写力に加え、ミステリーとしてもここまですばらしいものが書けるようになったからには、これからの著者の作品も期待できると思います。次の作品も必ず買います。 | ||||
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物語は、事件のはじまりからそれぞれの事情聴取という形でスタートします。これは『告白』からのパターンです。事件と10年後を行き来しながらそれぞれの告白がはじまり事件の真相へと近づいていきます。ひとたびページをめくれば最後までノンストップで読まずにはいられない筆力はさすがです。それぞれのNが、それぞれのNのために行動した事が、最悪の結果を導いてしまった。読後の後味の悪さも継承してます。 告白 | ||||
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