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贖罪
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贖罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 221~240 12/13ページ
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以前の2作品と比べると、本書が一番読みやすかったです。おどろおどろしい感覚がなくなり、意外性が数多く見られたので、私は○でした。 物語の展開パターンは3作品とも良く似ているのですが・・・そろそろ当たらしパターンも読みたいです。 | ||||
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皆さんのレビューを読んで感じるのは、 好きとキライが極端だなと言うこと。 作品の感想を置いておいてこの原因を考えると、 女の嫌なところが見えすぎるからなのではと言う結論です。 本作が一人一人の独白というスタイルをとっているところが、 赤裸々感をいっそう募らせるような気がします。 同じ女性としては、友達同士がこっそり話しているのを聞いてしまった感じで、 面白いなと思ったのですが、 この、女・女したところが男性には受け入れられないのかもしれません。 それから「終章」は多分、どんでん返しという意味で付け加えられたと思うのですが、 無かった方が全体が締まった様に感じます。 でもそうなるとまるっきり「告白」の二番煎じで、 素直に面白かったとは言えません。 とはいえ、間に挟まれた作品「少女」は途中で投げ出してしまうくらい、 興味が持てませんでしたが。 一人称で書く小説というのは、作文のように自分の感情を入れやすくて、 比較的書きやすいんだと思います。 次作で作者の真価が問われるのではないでしょうか。 | ||||
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皆さんのレビューを読んで感じるのは、 好きとキライが極端だなと言うこと。 作品の感想を置いておいてこの原因を考えると、 女の嫌なところが見えすぎるからなのではと言う結論です。 本作が一人一人の独白というスタイルをとっているところが、 赤裸々感をいっそう募らせるような気がします。 同じ女性としては、友達同士がこっそり話しているのを聞いてしまった感じで、 面白いなと思ったのですが、 この、女・女したところが男性には受け入れられないのかもしれません。 それから「終章」は多分、どんでん返しという意味で付け加えられたと思うのですが、 無かった方が全体が締まった様に感じます。 でもそうなるとまるっきり「告白」の二番煎じで、 素直に面白かったとは言えません。 とはいえ、間に挟まれた作品「少女」は途中で投げ出してしまうくらい、 興味が持てませんでしたが。 一人称で書く小説というのは、作文のように自分の感情を入れやすくて、 比較的書きやすいんだと思います。 次作で作者の真価が問われるのではないでしょうか。 | ||||
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基本的な構成や手法、そして底意地の悪さというか、悪意に満ちた作風は「告白」や 「少女」と共通しており、良くいえばベタ、悪く言えばワンパターンな印象。 ただ設定があり得なさ過ぎるのと、作品を連発しているせいか内容的な盛り上がりに 欠ける印象がしてしまいました。 元々携帯小説風の軽い文章を書く作家さんではありますが、もうすこし一作一作を大切に するというか、推敲を重ねるようにしないと今後デビュー作以上の作品は期待できない と思います。 | ||||
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基本的な構成や手法、そして底意地の悪さというか、悪意に満ちた作風は「告白」や 「少女」と共通しており、良くいえばベタ、悪く言えばワンパターンな印象。 ただ設定があり得なさ過ぎるのと、作品を連発しているせいか内容的な盛り上がりに 欠ける印象がしてしまいました。 元々携帯小説風の軽い文章を書く作家さんではありますが、もうすこし一作一作を大切に するというか、推敲を重ねるようにしないと今後デビュー作以上の作品は期待できない と思います。 | ||||
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いつもと同じ1人称で語られるのですが、それとこれも毎度の事だけど読んでいて登場人物全員に気持ち悪さを感じます特におとな達に…でも子供を持つ親が読んだら子供の育て方や接し方にとても勉強になると思います | ||||
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いつもと同じ1人称で語られるのですが、それとこれも毎度の事だけど読んでいて登場人物全員に気持ち悪さを感じます特におとな達に…でも子供を持つ親が読んだら子供の育て方や接し方にとても勉強になると思います | ||||
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約50ページの章が5つと約10ページの終章で成り立っている作品です。 15年前に起きた少女殺害事件の関係者である4人の女性の告白が4つの章で描かれ、残りの1つの章である人物(事件の最重要人物)の告白が描かれています。 5人の告白が各章で書かれるという点でデビュー作の「告白」と非常に似た構成になっています。(このような書き方が好きなのか、あるいはこのようにしか書けないのかはわかりませんが) 人間の嫌な部分が描写されるのが特徴で、前二作同様暗い話で、事件関係者が全員不幸になるため好き嫌いは分かれると思いますが、ラストシーンは今までの作品と比べると後味は悪くありませんでした。 事件の犯人と真相については、最後に衝撃的などんでん返しがあるわけではなく、5番目の章からじわじわと明らかになっていくという話になっています。 全体的に暗い話ですが、読みやすい文章なので「告白」が好きな読者ならば楽しめると思います。逆に構成や話の雰囲気が「告白」に非常に似ているため、「告白」が嫌いな人は読むのをやめておいたほうが良いです。 | ||||
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約50ページの章が5つと約10ページの終章で成り立っている作品です。 15年前に起きた少女殺害事件の関係者である4人の女性の告白が4つの章で描かれ、残りの1つの章である人物(事件の最重要人物)の告白が描かれています。 5人の告白が各章で書かれるという点でデビュー作の「告白」と非常に似た構成になっています。(このような書き方が好きなのか、あるいはこのようにしか書けないのかはわかりませんが) 人間の嫌な部分が描写されるのが特徴で、前二作同様暗い話で、事件関係者が全員不幸になるため好き嫌いは分かれると思いますが、ラストシーンは今までの作品と比べると後味は悪くありませんでした。 事件の犯人と真相については、最後に衝撃的などんでん返しがあるわけではなく、5番目の章からじわじわと明らかになっていくという話になっています。 全体的に暗い話ですが、読みやすい文章なので「告白」が好きな読者ならば楽しめると思います。逆に構成や話の雰囲気が「告白」に非常に似ているため、「告白」が嫌いな人は読むのをやめておいたほうが良いです。 | ||||
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湊かなえの単行本第三作は、正直に言えば手ぬるい作品と僕の目には映った。 読後に漂う人間の腐臭は弱くなっている。作者のこのパターンでの技術の完成を目的とした、およそ中・長編では実施してほしくない復習(復讐ではない、念のため)のための作品と感じられる。 それでも、まあまだ三作品目だし、復習に付き合うにしても、もう少し陳腐でないテーマはなかったのか。 登場人物やシチュエーションが陳腐なのは狙いなのかもしれないが、三作も重なると本気で書いてこの程度なのかと錯覚させられる。これでは、文芸少女の作品を深読みしたみたいで、ちょっと自分が恥ずかしくなる。 なぜ物語に中途半端な救いの手を差し伸べたいのかも、まるで理解できない。 基本的に三作のプロットの面白いところは意外性ではない。落ちの方向はベストセラーミステリーを読む人々には簡単に見通せる。肝心かなめの部分は「やりすぎ」にあるわけで、凡夫たるわれわれが知らず設定した、人間性との「落とし所」を大きく逸脱している所に暗い愉しみがあるのだ。 僕は、宮部みゆきや東野圭吾の複製がほしいんじゃない。彼らは基本的に質の高い小説を量産できるから、模造品の入る余地はないのだ。 豪快なホームランが持ち味のバッターのシュアバッティングを見せられた気分で、「そうじゃないだろ」という突込みばかりが頭をよぎる。もっともっと、フィクションは人間性を蹂躙できるはずだ。 | ||||
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湊かなえの単行本第三作は、正直に言えば手ぬるい作品と僕の目には映った。 読後に漂う人間の腐臭は弱くなっている。作者のこのパターンでの技術の完成を目的とした、およそ中・長編では実施してほしくない復習(復讐ではない、念のため)のための作品と感じられる。 それでも、まあまだ三作品目だし、復習に付き合うにしても、もう少し陳腐でないテーマはなかったのか。 登場人物やシチュエーションが陳腐なのは狙いなのかもしれないが、三作も重なると本気で書いてこの程度なのかと錯覚させられる。これでは、文芸少女の作品を深読みしたみたいで、ちょっと自分が恥ずかしくなる。 なぜ物語に中途半端な救いの手を差し伸べたいのかも、まるで理解できない。 基本的に三作のプロットの面白いところは意外性ではない。落ちの方向はベストセラーミステリーを読む人々には簡単に見通せる。肝心かなめの部分は「やりすぎ」にあるわけで、凡夫たるわれわれが知らず設定した、人間性との「落とし所」を大きく逸脱している所に暗い愉しみがあるのだ。 僕は、宮部みゆきや東野圭吾の複製がほしいんじゃない。彼らは基本的に質の高い小説を量産できるから、模造品の入る余地はないのだ。 豪快なホームランが持ち味のバッターのシュアバッティングを見せられた気分で、「そうじゃないだろ」という突込みばかりが頭をよぎる。もっともっと、フィクションは人間性を蹂躙できるはずだ。 | ||||
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今更ながら湊さんのすごいところは、登場人物それぞれの立場に立って、事細かに心状を書き分けることができる想像力と筆力だと再認識しました。 例えばかつて犯人の目撃者だった少女のうちの一人、由佳が被害者の母親に向かって「わたし、正直言ってあなたのことが大嫌いだけど、誰かに話していると、自分一人では気づかなかったことが見えてくるものなのですね」と言ったあたり、読み手をタイミングよく惹き付ける術を心得ておられるなぁと感心しました。まるで自分がカウンセラーとなり、ひたすら相槌とうなづきだけで聴いているような感覚になります。 確かに「告白」のときの衝撃や感動は、作品ごとに薄れてきており、それは当カスタマーレビューの投稿数を比べてみても顕著です。 アプローチの仕方が殆ど似通っていますし、後味が悪いのも確か。過去二作と違うのは、「終章」が、名状し難いマイナスの海に置いてけぼりにされたような終り方ではないというところ。ただし、これは省略できる箇所でもあり、どちらを良しとするか意見が分かれるでしょう。 個人的には「"告白”の湊かなえ」という先入観を取っ払ってでも一読の価値があると思いますが、かく言う自分も湊さんの作品でなければ多分手にしなかったでしょう。 それでも特筆すべきは今作品のカバーデザイン。ネタバレになってしまいますが、裏表紙にふと目をやると、赤い指輪が鮮やかなベリー系の果物たちの中に紛れ込んでいます。 その指輪が何を意味するのか、読み進めていくうちに、謎が解けていきます。 | ||||
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今更ながら湊さんのすごいところは、登場人物それぞれの立場に立って、事細かに心状を書き分けることができる想像力と筆力だと再認識しました。 例えばかつて犯人の目撃者だった少女のうちの一人、由佳が被害者の母親に向かって「わたし、正直言ってあなたのことが大嫌いだけど、誰かに話していると、自分一人では気づかなかったことが見えてくるものなのですね」と言ったあたり、読み手をタイミングよく惹き付ける術を心得ておられるなぁと感心しました。まるで自分がカウンセラーとなり、ひたすら相槌とうなづきだけで聴いているような感覚になります。 確かに「告白」のときの衝撃や感動は、作品ごとに薄れてきており、それは当カスタマーレビューの投稿数を比べてみても顕著です。 アプローチの仕方が殆ど似通っていますし、後味が悪いのも確か。過去二作と違うのは、「終章」が、名状し難いマイナスの海に置いてけぼりにされたような終り方ではないというところ。ただし、これは省略できる箇所でもあり、どちらを良しとするか意見が分かれるでしょう。 個人的には「"告白”の湊かなえ」という先入観を取っ払ってでも一読の価値があると思いますが、かく言う自分も湊さんの作品でなければ多分手にしなかったでしょう。 それでも特筆すべきは今作品のカバーデザイン。ネタバレになってしまいますが、裏表紙にふと目をやると、赤い指輪が鮮やかなベリー系の果物たちの中に紛れ込んでいます。 その指輪が何を意味するのか、読み進めていくうちに、謎が解けていきます。 | ||||
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告白/湊かなえ が、思ったよりもなかなか素晴らしかったので、著者次の刊行ということで、手に取ってみる。 同じ。 「お話」も同じ、「手」も同じ。 「お話」とは、コンセプト。「手」とは小説の書き手手法ね。 それでも、面白くなくはない。のが救いだ。 考えようによっては、こっちのほうが(告白よりも)面白いとも思える。 さて、次はどうする(どうなる)のかなあ。 二度あることは三度ある、では笑い物になるか、少なくとも飽きられる。 赤川次郎じゃないのだから。 三度もの正直、で本当に書きたいこと、書きたいものが出てくることに期待。[喋る本の虫] | ||||
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告白/湊かなえ が、思ったよりもなかなか素晴らしかったので、著者次の刊行ということで、手に取ってみる。 同じ。 「お話」も同じ、「手」も同じ。 「お話」とは、コンセプト。「手」とは小説の書き手手法ね。 それでも、面白くなくはない。のが救いだ。 考えようによっては、こっちのほうが(告白よりも)面白いとも思える。 さて、次はどうする(どうなる)のかなあ。 二度あることは三度ある、では笑い物になるか、少なくとも飽きられる。 赤川次郎じゃないのだから。 三度もの正直、で本当に書きたいこと、書きたいものが出てくることに期待。[喋る本の虫] | ||||
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ある田舎町で美少女が性的暴行を受け殺害される。 被害者の友人であり、犯人の目撃者であり、遺体の第一発見者でもある4人の少女。 その4人の少女は、自分のせいで友達が殺されてしまったのではないかという不安や、 犯人の顔を覚えていないという後悔を抱えながら、それぞれ歪んでいく。 そして、その少女達は被害者の母親・麻子に衝撃の言葉を告げられ、 その言葉をきっかけに自らの人生をさらに狂わせていく。 それぞれが自分の人生を1人ずつ独白するが、 彼女達自身が被害者であるような、彼女達の人生そのものが贖罪であるような、 そんな歪んだドラマが語られていく。 なんて歪んだ話なんだと感嘆すると同時に、 それがまさにこの小説の面白いところだと感心させられる。 | ||||
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ある田舎町で美少女が性的暴行を受け殺害される。 被害者の友人であり、犯人の目撃者であり、遺体の第一発見者でもある4人の少女。 その4人の少女は、自分のせいで友達が殺されてしまったのではないかという不安や、 犯人の顔を覚えていないという後悔を抱えながら、それぞれ歪んでいく。 そして、その少女達は被害者の母親・麻子に衝撃の言葉を告げられ、 その言葉をきっかけに自らの人生をさらに狂わせていく。 それぞれが自分の人生を1人ずつ独白するが、 彼女達自身が被害者であるような、彼女達の人生そのものが贖罪であるような、 そんな歪んだドラマが語られていく。 なんて歪んだ話なんだと感嘆すると同時に、 それがまさにこの小説の面白いところだと感心させられる。 | ||||
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この作品は、「告白」と同じ 独り語り的? な手法で書かれています。 (たぶん)そのせいで、通常の小説のように書かれた「少女」より読みやすいのだろうと思いました。 この作者は、小説で登場人物の輪郭を表現するのが苦手なのだと考えます。 しかし読者を惹きつけてやまないドラマの展開と、強烈な文章吸引力で、時間も忘れてしまうほど読むことに没頭させてしまうのには脱帽最敬礼。新作が出たら、まっ先に買いたい作家のひとりでもあります。 | ||||
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この作品は、「告白」と同じ 独り語り的? な手法で書かれています。 (たぶん)そのせいで、通常の小説のように書かれた「少女」より読みやすいのだろうと思いました。 この作者は、小説で登場人物の輪郭を表現するのが苦手なのだと考えます。 しかし読者を惹きつけてやまないドラマの展開と、強烈な文章吸引力で、時間も忘れてしまうほど読むことに没頭させてしまうのには脱帽最敬礼。新作が出たら、まっ先に買いたい作家のひとりでもあります。 | ||||
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湊さんの作品は告白、少女ともに読みましたが個人的には贖罪が1番好きです。また今回も読んだ後はなんともいえないもやもやが残りました。 彼女の作品のすごいところは登場人物が妙にリアルなところだと思います。 もちろん置かれている状況や行動はだいぶ違うと思いますが。 登場人物の気持ちが共感できる部分が多いせいなのか、誰が悪いとか思えないんです。 だから救いようがないもやもやが残るのだと思います。でもこの作品はあまり深く考えないで読むべきなのかもしれません。 (今回は今までの作品とは違い、多少性的な表現が含まれています。苦手な方は注意して下さい。)では長々と貴重なスペース失礼致しました。 | ||||
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