■スポンサードリンク
上高地の切り裂きジャック
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
上高地の切り裂きジャックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の中編2作を所収。 前者は御手洗スウェーデン時代、後者は御手洗潔横浜馬車道時代を 扱っていてる。 「上高地の切り裂きジャック」は島田作品としては意外なほどに、 御手洗潔の推理がロジカルかつ緻密である。そのためか、事件自体の スケール&インパクトが、島田作品としてはおとなしめである。 石岡&里美コンビのやり取りも面白いけれど、御手洗は電話かメール での登場なので、御手洗ファンからすると、やや地味に感じられる かもしれない。 「山手の幽霊」は、もはやロジカルな推理というよりも、圧倒的な スケールの奇想を楽しむ作品である。作品内に提示される手がかり だけから、論理的に一通りの正解に至れるかについては疑問が残るが、 そんなことなど些細な問題に過ぎないと思わせてくれるくらいの インパクトと説得力をもっている。御手洗&石岡のトークも軽妙で 面白い。御手洗潔のぶっとびぶりを十分に堪能できる好編である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『上高地の切り裂きジャック』には御手洗自身は出てきません。 スウェーデンだかどこかに行っちゃったらしいです。 しかも教授か何かをしているらしい。 そんなところに上高地で他殺体が。 腹部を切り裂かれ、中に小石を詰め込まれた惨殺死体。 容疑者は捕まっているのに、アリバイが崩せない。 そこを御手洗は現場にいないのにも関わらず いろいろなヒントを与え真犯人を突き止めさせる。 手際がよろしい。 でも姿が見えないのが残念だったなぁ〜。 『山手の幽霊』ではしっかり姿を現し、 ここでもちょっとした糸口から事件を解決していく。 石岡君がまったくの役立たずって言うところが 毎回のお約束だけど、 やはり石岡君がいるからこそ、御手洗の天才的頭脳が 際立つんだろうな〜。 ホームズとワトソン君みたいな感じですよね。 御手洗シリーズは面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オリジナルは2003年3月20日発表。いわゆる生粋のミタライものにカテゴライズされる読者が最も好むタイプの作品である。島田氏の過去の傑作短編集と通ずる素晴らしさが随所に見られ、すごく読後感がよく、楽しい。 オリジナルは力が入った装丁が若干やり過ぎかな、と思える。心臓とおぼしき内蔵写真にカバーに横一文字に『切り裂き』を入れるという凝ったものなのだが、通例カバーをはずして読後綺麗なままのカバーを戻して作品を読んでいる僕にしてみるとカバーをはずすと内蔵丸出しでとても電車の中で読むのはムリ。めずらしくずれてイヤだけどブックカバーをして読了した。内容も確かに島田氏のこだわる『切り裂きジャック』ものだけれどここまでこだわるほど猟奇的な作品ではないと思ったが、今回は無難なものに変更。これで持ち歩きやすくなった。本編には差はないのだが・・・・(●^o^●)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
御手洗ものは「長編」「超長編」などでコッテリとした謎を解くものも多いが、これは中篇二つで、手軽に取り組むことができる。初めて読む人には、こういうほうがとっつきやすいのでお勧めです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!