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(短編集)
御手洗潔の挨拶
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御手洗潔の挨拶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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まさにタイトル通り。挨拶代わりといった感じの御手洗シリーズ短編集です。 個々の話の満足度が非常に高い。短編なのにすごい読みごたえ。御手洗潔の挨拶ということで、ミステリー要素もさることながら御手洗潔がどういう人間かということの紹介も兼ねたストーリー構成になってます。 トリック自体の難易度は長編に比べるとやや易しめ。特にフーダニットに関してはほぼ推理することはないです。そのため少し食べごたえがない印象ですが、犯人がどうやって犯行を成し遂げたかを真正面に推理しましょう。 そして本作は「占星術殺人事件」や「異邦の騎士」を先に読んでいると面白さが跳ね上がります。未読でも支障はありませんが御手洗シリーズをすべて読破する予定ならば本作は上記二作の後回しにすることをお勧めします。 石岡くんを連れ各編で変人ぶりと奇才ぶりを遺憾なく発揮する御手洗を楽しむための一冊。御手洗の人間性に興味が湧いている方は是非。 | ||||
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有名な『数字錠』が収録された本書 けれど殺人まで犯すに至ったその動機に首を傾げてしまった 飲みの席で冗談半分で恥をかかしたぐらいで殺されていたら、日本人の男の十人に一人は殺されてしまうのではないだろうか 忘年会の三次会で陰毛を燃やされた同僚を持つ身だけに「そんな事で殺意を誘発するだろうか」と疑問が残った 作者の経歴は、占い師→作家の方で確かサラリーマンの経験が無かったはず 以前なにかの折に、人生で最も恥ずかしかった瞬間を話されていたが 「ロスに来た知人女性と一緒にブランド店の行列に並んだこと」だそうな 作者はきっと高潔な方なのだと思うが、恥をかき慣れた市井の者たちがこの程度の動機で殺人までいくのはどうにも違和感がある 多くは語らない御手洗の優しさや、相棒の石岡との関係の描写が秀逸なだけに、この不味さが変に浮き上がってしまった | ||||
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