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鼻
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鼻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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「世にも不思議な物語」系三作品が収められたホラー短編集。 「暴落」は、個人の評価が株価として公開されている世界のお話。低迷する株価に懊悩するエリートの主人公が、ちょっとしたきっかけから、大暴落の危機にさらされ、挙句…という展開だ。インサイダー取引といった用語を個人の評価に転用するなどアイディア勝ちの作品。ブラックなオチが印象的である。 「受難」は、訳もわからず拘束監禁された男の、まさに受難の物語。時たま現れては少量の食料を置いていく少女は何者か?イカれたその他二人の傍観者たちに怒りを沸騰させる主人公は、やがて事の真相に辿り着く。ラストまでスピーディに読み進めることができるキレの良い作品。 「鼻」は、人間がテングとブタの二種に分かれており、テングが酷い差別を受けている世界のお話。娘をブタに不法に整形した医師、行方不明の少女を探す刑事の、無関係と思われる日々が並行して語られ、やがて思わぬ形で融合してく。混乱すること必至だが、読み解けば作者の仕掛けに圧倒されてしまうだろう。不条理系の味わいあり。 | ||||
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他の人も多く評価しているみたいですが「暴落」がいいですね。この「株価」の着想を得たとき、作者はうれしかっただろうなあ。 | ||||
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収録されている三作品とも全て面白かったです。 とりわけ「暴落」は、読むと「あぁ…、うん」となる作品です。 ネタバレを避けるためにはもうこれ以上何も書けませんね。 うーん。 全作品とてもよかったので色々書きたいですけど、如何にもこうにもネタバレせずにうまく書けなさそうです。 結論は、全作品引き込まれるように読みました、ということです。 久々に満足な読後感です。 | ||||
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「鼻」という作品を読みたくて購入しました しかしいざ読んでみると「鼻」よりも1番最初の「暴落」がとても面白く こんな世界が本当にあったら自分の株が下がると思うけど新しくて面白いだろうなと思いました。 「受難」は、不幸が突然襲ってきて助けてくれそうな人たちが結構出てきてどうなる?どうなる?と気になる作品でこれも面白かったです。 そして、最後に読みたかった「鼻」は残酷な世界に対する 医者の視点とユニークな刑事の視点が描写され二人が出会うお話です。 刑事のキャラクターがとてもユニークなのでぜひ読んで欲しいです。 総じてどの話も面白くて短編らしく読みやすく。バスや電車のちょっとした移動の時や寝る前におすすめの本です。 | ||||
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最初の2作品のほうが楽しめました。 表題作はなんだかよくわからないなと 思いましたが、なるほど解説必須のようです。 キンドルで読んだのでその解説がなかったので 解説を読んでからまた読み返してみたいです。 | ||||
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ジャンルはイヤミスではないのかもしれませんが、読後感はイヤミスのそれだと感じました。 表題作「鼻」が一番好きで、「とりあえず何も聞かずに読んでみて」と人に勧めたくなる作品です。 | ||||
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面白い 世にも奇妙な物語に出てきそうな内容だった 最後に収められている鼻は2回読みたい | ||||
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すばらしく気分が重くなりました、、 後味悪い系の小説を探してたのでいい買い物ができました。3話とも面白かったのですが、特に1番最初の話「暴落」将来こうなるのでは?と思えるリアルな話でした!世にも奇妙な物語てきな! | ||||
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ブラックジョークという軽い感じではなく、ダークサイドとか闇の感じ かといってさらっと読める 10年ほど前の小説だが、株価や過度な自由主義的な経済感は、今の世界の行き着いた先という感じで面白い 隠れた名作としてアニメーション化されてほしい | ||||
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後味が悪いのにしっかりと話がまとまっているためモヤモヤ感はなくスッキリとした読後感。ストーリが面白いので、ホラー小説なのについついハッピーエンドを期待してしまいそうになる。 | ||||
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面白かったです。個人的には「暴落」が良かった。なんだかの賞を取ったという「鼻」はオチが妄想ありきで、なんか、、、イマイチでした。ですが曽根さんの本を始めて読んだのですがこれからも読み続けてみようと思わせる一冊でした。 | ||||
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二つの話が合致した時のカタルシスがすごい鼻と人間に株価がついてるという特殊な設定の暴落はとても面白かった 鼻なんかはもはやミステリの類だと思う 遭難だけはちょっと読んでて辛かった つまらないという意味でなくなんというか...... リミット(映画)みたいな感じといえばわかるだろうか | ||||
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短編が3つ入っていたが、どれも個性があってスラスラと読めた。個人的には受難が一番ゾッとした。 | ||||
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ホラー大賞系列の作品はわりと読んでいる方ですが、短編・中編作品は「ザ・ホラー」感の薄いものが多い印象です。 奇妙だったり、グロだったり、不気味だったり、不条理だったり、もの悲しかったり、美しかったり。 短編・中編ならではの強い世界観を持った作品が目につきます。 この三編もそんな感じで、奇妙・不条理な世界観です。 そういう雰囲気がお好きな人にはぴったり。自分にはどんぴしゃでした。 ●暴落 地味な部分ですが、「「ハエ」パンッ うっ」が好きです 作者はこういうちょっとした「怖」「狂」の表現が巧みだと思いました。 ●受難 シンプルな流れのようで、構成がよく練られていると思いました。 めんどくさい三人のキャラも絶妙で、ひょこたんの竹の伏線は回収された瞬間、残酷ながらちょっと気持ちいい。 ●鼻 自分も大森望さんの解説で「ああっ」と思ったクチです。 読了後、わかったつもりで解説を読んで、テングとブタの真の意味にやられました。 表紙の絵にも「ミスリード」を誘われました。 読み直して、大森さんの言うとおり伏線がたくさん隠されていたことにも気付かされました。大森さんに感謝です。 とはいえ… 「謎解き」がわかりずらいという意見が多いようですが、確かに自分も解説がなければ浅い部分で理解したつもりになってました。 もし解説を読んでなかったら…?そのあたりの評価がどうなるのか、難しいところではあると思います。 | ||||
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やっぱり怖いのは幽霊より人間。そう思わせる内容です。中編集ですが、やはり表題作の鼻はその中でもずばぬけていると思います。 | ||||
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曽根圭介氏の作品でこれが一番好きです。 短編が3つあるのですが、 そのどれもが面白い。 世にも奇妙な物語てきな面白さという感じ。 展開が全く予想できずに最後まで作者の手の中で踊らされてしまった。 踊らされたのに読み終えた時にはモヤモヤが晴れてスッキリしていました。 周りの知人に読ませて3話のうちのどの話が一番好きか話をするのが最近の楽しみです。 | ||||
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暴落、受難、鼻の短編三部作です。 暴落は人間の価値を株市場で表したSFホラー。最後は違う意味でかなり怖くて、読み終わったあとテンション下がりますが読む価値あり! 受難は、洋画のようないきなりな設定で、目をさますと手錠がされており、身動きが取れない状態で何故こうなったのかを記憶を遡り、さらにその主人公の元に来る3人の個性豊かなキャラが見所。 私は個人的に一番これが好きだった。 始めは動物または虫視点なのかな?と思ったが、結果はオカルト?宗教?だったのかな? 最後に鼻は、所謂人種差別を題材にしてます。読みやすく最後はあーなるほどとなりますが、要所要所混乱するところもあり、小説を読むのが然程好きでは自分にはきつかった。 | ||||
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ホラー大賞短編部門受賞作と聞いて。 ゾッと背筋が寒くなるホラーというより胸糞悪い気分にさせられる不条理ストーリーの寄せ集めです。 ・暴落 ホラーと言われてこれを読まされると微妙ですが3話のうち一番夢中になって読んだのはこの『暴落』でした。 人間の評判が株として扱われていて株の価値によって世間の扱いも変わるというSFテイストな設定。しかし展開はどこまでも生々しく主人公の転落ぶりが凄まじい。この評判=株という設定が重要ですが別に株に詳しくなくてもスラスラ読めます。 正直性格が良い主人公ではないんですがかと言ってここまでされるほどの悪人でもないだろう…と思うと鬱々とした気分にさせられますが、そこは不条理小説ということで置いといて。 ラストは壮絶。ろくな最後にならないだろうなとは思ってはいましたが想像を遥かに上回るエグさ、胸糞悪さ。 しかし直前に垂らされた蜘蛛の糸を断ち切ったのは他でもない主人公なので、妥当といえば妥当な結末なのかな…。 ・受難 こちらも不条理全開なんですが、なまじ『暴落』と違い主人公が比較的まともな人なので胸糞度で言えば『暴落』の遥か上を行きます。 人と話が通じないって怖いよねと改めて感じさせられた作品。状況的にはSAWに似てますね。 絶体絶命の主人公の元に現れる救世主がことごとく話の通じない変人ばかりで、ちょっとミステリー要素も含んだ構成になってます。単純な完成度で言えばこちらが3作品の中で一番かな。 ・鼻 解説を読んで初めて本領発揮する表題作。 ああブタとテングってそういう…だからタイトルが鼻…あーーーなるほど…ってなりました。 まさかここで叙述トリックが出てくると思いませんでした。とはいえ普段ミステリー小説をよく読まれる方ならあまり驚かないレベルの叙述トリックだと思います。 まだ色々気付けてない伏線があると思うので二度、三度読み返してみたい作品。 ちなみに『鼻』に関しては解説必須との意見をよく見かけますが、電子版ではこの肝心の解説が入っていないので注意。 | ||||
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この中に入っている「没落」が一番怖かったです。 以前ドラマで見た「世にも奇妙な物語の(株式男)」と同じ話なのかと思っていましたが、こちらは国民全員が株式になっている世界で、個人の株がこの世界での人間性自体を決め、株の価値がなければ人間としても扱われないという世界観がぞっとしました。 あまりにも怖かったので星は4つにさせていただきます。 | ||||
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タイトル以外も、どれも面白く、これをきっかけに同作者の別作品も購入しました。 そちらの本も十分楽しめました。 | ||||
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