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魔術王事件
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魔術王事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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私は二階堂黎人という作家が好きだ。 グイグイテンポよく読ませるし(かなりの重要要素)、大時代的な(乱歩オマージュ) 作品舞台つくりも胸躍るものがある。多くの作品でのトリックも当初の怪奇さ、 不可解さが作品世界を彩り作り上げる。 本作は意図は若干わからないが、上巻途中である登場人物が犯人に囚われ、 時間を延々経過させる下りあたりが、かなり無意味に近いし、ページを浪費させる。 しかも蘭子はほぼ出てこない…。その分悪との真向対峙のシーンでの盛り上がりは あるのだが…。やはりこれらいくつかのマイナスポイントで中だるみを起こしたのは痛い。 しかし後半ようやく登場の蘭子は、いつも通り胸のすくような推理と台詞とで悪を切り捨てる。 このくだりはいつもながら安定の面白さだ。なお作中漂う謎めいた雰囲気つくりはほどほどに 功を奏しており、ファンにはそれ相応に楽しめる一作だといえる。 | ||||
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他のレビューと異なり十分面白かったですよ。グロテスクな描写も凄惨で読み応えありました。 犯人の検討は早く着きました。それでも物語としては十分に楽しめますよ。 | ||||
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2004年に講談社ノベルスとして出たものの分冊・文庫化。しかし、下巻だけでも586ページもある分厚さ。 『悪魔のラビリンス』の続編。さらに次作『双面獣事件』と合わせて読むべき。 次々と不可能犯罪が描かれ、魔術王がやりたい放題なのが楽しい。二階堂蘭子が『双面獣事件』にかかりきりなので、止めるひとがいないのだ。トリックは、ひとつだけすごいのがあるが、果たしてどうなのか。 ディケンズの未完のミステリ『エドウィン・ドルードの謎』が下敷きとなっているのも、昔ながらのファンにとっては楽しい。 | ||||
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『悪魔のラビリンス』の続編。次作『双面獣事件』と合わせて読むと良いだろう。 新書・二段組で778頁という驚異の厚さ。だれずに最後まで引っ張っていく構成力はさすが。それでも、読み終わったときにはグッタリ疲れてしまった。恐ろしい本だ。 プロットが巧み。次々と不可能犯罪が行われるのだ。二階堂蘭子が『双面獣事件』にかかりきりで介入してこないこともあり、魔術王のやりたい放題。面白いように事件が起こる。結末への期待は高まるばかり。 トリックは、いくつも使われているのだが、いまひとつのが多い。ひとつだけ、驚天動地のがあるが、うーん、やりすぎのようにも。 2007年には上下巻に分冊されて文庫化しているので、そちらを買う方が良いかも知れない。手が疲れないと思う。 | ||||
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著者や島田荘司に代表される本格推理小説のファンには自信をもってお勧めできます。長編ですが、練り上げられたプロットのため冗長な場面は皆無であり、一気に読み切ってしまいました。独創性、雰囲気、文章、キャラクタ-描写、トリックそして論理の整合性全ての面で最高です。古今東西の推理小説を研究し、そのエッセンスを独自に昇華してきた著者ならではの傑作です。推理小説ゆえ、したり顔で内容に言及することは、あえていたしません。 | ||||
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「名探偵」二階堂蘭子vs恐怖の怪人「魔術王」。まさに、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズが好きだった大人たちのための本です。人を殺さない「怪人二十面相」に対して。冷酷無惨な「魔術王」。性質は違いますが、少年探偵団シリーズが好きだった方ならば間違いなく楽しめると思います(子供向けではないですが)。二階堂蘭子は、いかにして魔術王と戦うのか。その頭脳戦は読者をぐいぐいと引き込みます。とても厚い本ですが、一気に読んでしまう魅力があります。唯一の欠点は、キャラクターに個性がないことでしょうか。二階堂蘭子をはじめとして、各キャラクターに個性というか、顔がありません。これで二階堂蘭子に、フェル博士やH・M卿のような個性があれば完璧なのですが、明智小五郎に個性がないのと同じように(金田一耕助と違い、明智の人となりを知っている人がどれだけいるでしょう)、この作品の登場人物にも、全く個性がありません。このため、星一つ減です。しかし、全体としては、非常におもしろく、二階堂蘭子の次回作を期待する内容となっています。話はズレますが、ぜひ、この作品の映像化を希望したいと思います。そんな作品です。 | ||||
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「名探偵」二階堂蘭子vs恐怖の怪人「魔術王」。 まさに、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズが好きだった大人たちのための本です。人を殺さない「怪人二十面相」に対して。冷酷無惨な「魔術王」。性質は違いますが、少年探偵団シリーズが好きだった方ならば間違いなく楽しめると思います(子供向けではないですが)。 二階堂蘭子は、いかにして魔術王と戦うのか。その頭脳戦は読者をぐいぐいと引き込みます。とても厚い本ですが、一気に読んでしまう魅力があります。 唯一の欠点は、キャラクターに個性がないことでしょうか。二階堂蘭子をはじめとして、各キャラクターに個性というか、顔がありません。 これで二階堂蘭子に、フェル博士やH・M卿のような個性があれば完璧なのですが、明智小五郎に個性がないのと同じように(金田一耕助と違い、明智の人となりを知っている人がどれだけいるでしょう)、この作品の登場人物にも、全く個性がありません。このため、星一つ減です。 しかし、全体としては、非常におもしろく、二階堂蘭子の次回作を期待する内容となっています。 話はズレますが、ぜひ、この作品の映像化を希望したいと思います。そんな作品です。 | ||||
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~ 本の厚さにまず圧倒されます。しかし、それがあまり気にならないくらい読ませてくれる内容だと思います。内容は純粋に面白いミステリです。最初からしっかり読んでいれば、犯人もすぐに分かるので、その分読了後は充実感を味わうことができると思います。ちょっとした冒険活劇という感じです。そして、正統派ミステリです。 長い物語に抵抗がなければ読んで損はないと思います。~ | ||||
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名探偵・二階堂蘭子の活躍するシリーズ最新刊がこちら。昭和40年代の北海道を舞台に惨劇を繰り返す稀代の殺人鬼、魔術王と蘭子の対決は読みどころがたっぷり。宝石の盗難シーンは、まるで江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズのようで、手に汗握ること請け合いですよ。 | ||||
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