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毒蛇の園
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毒蛇の園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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この作者に「狂気」を求め過ぎているせいか、本作は肩すかしを食った印象を受けた。 出だしの薄暗さはそれを想像させるのに充分なのだが、途中からがらっと作風が変わってしまう(ように感じる)。 とりわけアクションサスペンスといった風情で、軽く感じてしまった。 刑事のすばらしい閃きが多過ぎやしないか・・と思うし、んなバカなと笑ってしまう箇所もある。 作品としてまとまってはいるけれど、もう2個3個何かが欲しい。 この著者は好きなので今後に期待します。 | ||||
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著者の第2作「デス・コレクターズ」を読んで、サイコ・サスペンスと本格ものの見事な融合に、この著者はただものではない、と深く感銘した私は、すぐ後に、処女作「百番目の男」を読み、動機のあまりの意外性に「よくもこんなことを考えつく人間がいるものだ」と大いに関心していました。 −−というのは、2010年の私の読書歴ですが、その当時、この第3作である本書は刊行されていたにも関わらず、書評であまり高い評価を得ていなかったため、読んでいませんでした。 ところが、2012年になり、2011年に刊行された第4作「ブラッド・ブラザー」が本格もの好きの間ですこぶる評判が高く、ならば、順番に読んでいこう、とばかり、本書を読んでみることにしました(【あらすじ】はコメント欄に記載)。 その率直な感想ですが、第1作、第2作があまりに凄すぎたためでしょうか、「何だかおとなしめ」な印象。 ただし、レベルは低くないです、念のため。 本書は、「巻末解説が上出来」でした。 第1作、第2作と読み進めてきた方なら、大いに頷ける部分もあるし、新たな情報も巧く盛り込まれている、プロの見本のような文章です。 この解説文のせいもあり、第4作「ブラッド・ブラザー」は「過度な期待」をし、読むのを楽しみにしています…。 | ||||
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この作家の作品は初めてで、あとがきを読んで大いに期待し購入したのであるが、内容が中途半端な気がした。 サイコパス物かとゾクゾクして読んでいたら、期待に反して尻すぼみ状態。 前半部のおどろおどろしさに比べると、後半はアクションタッチでまるで違う小説を読んでいるよう。 犯行の動機も釈然としないし、救出劇も都合が良すぎて興ざめ。 刑事達はその場その場の状況で推理しながら話は進行していくが、その推理が唐突で自分には何故そういう結論に行きつくのかがよくわからず、数回読みなおしたシーンが多数。(原書が元々そうなのか、翻訳の問題なのか?) 前2作は結構評判がいいようですが、本作を読む限り購入するかどうかは微妙。 | ||||
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前2作はどちらも2〜3日で読破。それくらい予想外の面白さ。 だが、今回はどうしてもページをめくる手が進まない。逆に睡魔に襲われる始末。 お膳立ては十分におどろおどろしいサイコサスペンスなんだが... <類人猿>が思ったほどはじけない。後半に<兄貴>が登場して この類人猿を懲らしめてくれるのかと期待したのだが、結局<兄貴> に出番はなく、<類人猿>も尻すぼみ。尻すぼみというか、まともすぎ? 主人公カーソンと共に今回は相棒のノーチラスが主役の一翼を担い 絶体絶命の危機に陥り、そこに意外な人物の助けが入るのだが、救出する 側の必死の努力の過程も平行して描いてくれないと、助かり方が、あまりに唐突で、 都合が良過ぎてサスペンスが盛り上がらんだろう。それと悪の一族(?)の悪行も、 もっと描きこんでくれないと、最後にカタルシスがやって来ない。 結局前半膨らませ過ぎた分(クレアとの絡みは要らないんじゃないか?) 、後半はしょり過ぎ、という印象。 | ||||
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このシリーズ大好きです。 感受性豊かで、ちょっと幼児性を残したカーソンを中心に、 テンポよくストーリーが進み、 一気に読ませてくれます。 個人的には、リンカーンライムのシリーズに匹敵すると思ってました。 本作、残念ながら、はずしてます。 まずカーソン、今回は推理や謎解きはほぼしてません。 捜査してますが、書類を読んでるだけ。 そして恋人のことをうじうじと考え続けるだけ。 それはいいとしても、その後の展開は最悪。 これじゃ男版スカーペッタだよ、と叫びそうになりました。 更に言うと、今回の犯人、まったく魅力的ではありません。書き込まれていません。 だから異常性も伝わってこなくて、拍子抜け。 改めてサイコものは、犯人の創作が大事だと実感させます。 せめてルーカスにきちんと独白させてほしかった。 でも、エンディングを読むと、続編の展開が難しいように思ってしまうのは私だけでしょうか。 | ||||
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