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吸血の家



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【この小説が収録されている参考書籍】
吸血の家
吸血の家 (立風ノベルス)
吸血の家 (講談社文庫)

吸血の家の評価: 4.13/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

習作なので...

著者の実質的なデビュー作だそうですが、これだけ書くことができれば、新人(当
時)としてはあまあでしょうか。しかし、長編を書くだけの筆力が未熟(とはいって
もその後に成熟はしていないのですが)で、推理小説というよりも犯人当てクイズ
本を読んだような感じでした。

トリックで、テニスコートに犯人の足跡が無い件は、インチキ臭くてカタルシス
は得られません。逆に丁寧に伏線を配した密室殺人はよろしかったかと。
なお、終盤にバタバタと人が死に、金田一耕助ばりに低い蘭子の殺人防御率はい
ただけませんよね(人が死ななければ物語は盛り上がらないのでしょうが)。

また、地の文や会話文にやたらと!とか!?とかを入れる癖は初めからだったの
ですね。編集者が注意しなかったことは不思議です。痛いあとがきには鼻白みま
した。

さらに、仰々しい登場人物欄にて脇役まで並べ立てたのは笑いました。無能な黎人君
は「記述者」の称号だったのですね。トンデモ推理をドヤ顔で披露して、それを信じ
た中村警部の阿呆さ加減と、蘭子から全否定された部分はまったくの無駄な件でした。
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269

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