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終決者たち
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終決者たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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ハリー・ボッシュ刑事シリーズの最新刊。 本シリーズをご存知ない方は,ぜひ過去の作品から試してみることをオススメしたい。(大作『暗く聖なる夜』が手堅くてイチオシ。) そして、シリーズのファンの方には、本作が今までとはとても違う味わいを持ってることに注意されたし。 ロス市警を辞職して私立探偵になってたボッシュが、退職者復帰プログラムで再び市警に戻ってくるというオープニングは、作品解説や他のレビューにあるとおり。 では、単に市警時代に戻っただけかというと、そうではない。ボッシュがいない間に、あの腐りきった市警にも革新の波が起きていた。そして、過去にボッシュがたった独りでガンコにやり抜いてきた「未解決事件の再調査」というやっかいな仕事を、なんと今では1つの部署と10名を越える刑事たちが専門に取り組む体制が整えられていたのだ。 そう。一匹狼だったボッシュにも、ついに仲間ができるのである。だからタイトルも「終決者”たち”」と複数形になっているワケ。 この変化で、ボッシュ本人としてはずいぶんと仕事がやりやすくなったようだ。協力者は大勢いるわ、妨害は少ないわ、いいコトずくめ。 ただ、孤独を愛し、巨悪にもたったひとりで立ち向かう一匹狼だった彼が好きだったファンとしては、これはずいぶんと物足りない。だから、本作は”ハードボイルド小説”とは言えず、ただの”警察小説”だと思う。もちろん、「良質の」という形容詞はつくが。 個人的には、ボッシュ刑事にはまたひと波乱起こって孤独な立場に戻って欲しい。娘ができようが、歳を取ろうが、落ち着いて欲しくはない。次回作に期待だ。 | ||||
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警察に復職したボッシュが、どのようなはぐれ狼ぶりを発揮するのかを楽しみにしていましたが、こればかりに期待してしまうと肩透かしを食います。そういう意味においてボッシュシリーズのファンの一人としてはやや残念ですが、驚くべきことは、あのアーヴィン・アーヴィングです。当初からボッシュの天敵の様に描かれ、ある時期は互いの考え方は違うもののお互いの能力には一目置くところまで接近した二人。そのアーヴィングに起こったことがこの作品の中で最も強烈でした。ボッシュと見事なコントラストを浮かび上がらせる人物だけに私にとっては相当なショックでした。今後が気になります。気になるといえば、運命の女、エレノア・ウィッシュが登場しませんでした。これも気になります。次はどう出るか?またしても不穏な伏線を張った、マイクル・コナリーは業師です。 | ||||
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ボッシュシリーズ、リンカンライムシリーズに外れは無しが私の定説ですが、 今回も見事でしたた。 ストーリーを述べるのは避けますが、ロス市警に復活したボッシュの新たな仕事とは・・・・ 最初から厭きさせません。 買ってから何時読もうかと暫く寝かせておきました、土日で一気読み。 ただ正直言いますと途中で私は犯人の推測がついてしまいました。 そこだけが残念ですけど。 でも最後の最後まで飽きさせない筆力は流石です、多分翻訳も良いのでしょうね。 | ||||
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ロス市警に復帰したハリー・ボッシュ・シリーズ第11弾。未解決事件を再捜査する部署に配属された彼が、相棒キズミン・ライダーと追うのは17年前に発生した少女の殺人事件。事件を解凍し、一つ一つの手がかりをほぐしていくうちに、ある方向を指し示すようになる。しかし容疑者として追っていた人物の状況が激しく変化し、捜査は大きな壁にぶちあたるが・・・。 さすが、マイクル・コナリーです。至極まっとうな警察小説でした。迷宮入りのはずだった難事件をほんの数日で解決してしまうボッシュ刑事はすごいですね。 | ||||
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ロス市警に復帰したハリー・ボッシュ・シリーズ第11弾。未解決事件を再捜査する部署に配属された彼が、相棒キズミン・ライダーと追うのは17年前に発生した少女の殺人事件。事件を解凍し、一つ一つの手がかりをほぐしていくうちに、ある方向を指し示すようになる。しかし容疑者として追っていた人物の状況が激しく変化し、捜査は大きな壁にぶちあたるが・・・。 さすが、マイクル・コナリーです。至極まっとうな警察小説でした。迷宮入りのはずだった難事件をほんの数日で解決してしまうボッシュ刑事はすごいですね。 | ||||
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“当代最高のハードボイルド”“現代警察小説の到達点”といわれるマイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>サーガ第11弾。 3年間の私立探偵稼業を経て、退職者再雇用システムによってロス市警に復帰したボッシュ。配属先は強盗殺人課の一部門、「未解決事件班」だった。彼は旧知のライダー刑事とペアを組んで、17年前の女子高生殺人事件に取り組む。凶器となった拳銃についていた血痕とDNAが同一の人物が見つかったのである。彼が犯人だったのか・・・? 当時の調書を再精読し、地道に17年前の関係者を訪ね、捜査に齟齬がなかったかチェックを重ねるふたり。しばらくは、正統的な警察小説らしいまっとうで地道な捜査が続く。 しかしやがて事件が当時の市警上層部からの圧力で迷宮入りとなっていた事実が判明。意外な背後関係に難航する捜査。ボッシュたちはマスコミを利用したおとり捜査まがいの仕掛けをかける。結果は失敗に終わり、警察内部から批判を浴びることに。彼らに突破口はあるのか・・・?果たして真犯人は・・・? 本書は、いままでの、はみ出し刑事、一匹狼のボッシュものとは少し異なり、チームを組んで、組織だった活動に終始するボッシュの姿を、いかにも警察小説らしく忠実に描いている。そして事実にもとづき、地道に段階を追って、事件解明に当たっている。その先に意外な真犯人が潜んでいたというわけである。 しかし、ロス市警副本部長アーヴィングとボッシュとの対決といい、ほろ苦いラストといい、随所にボッシュファンには応えられないスポットを配しているところはさすがである。 | ||||
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“当代最高のハードボイルド”“現代警察小説の到達点”といわれるマイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>サーガ第11弾。 3年間の私立探偵稼業を経て、退職者再雇用システムによってロス市警に復帰したボッシュ。配属先は強盗殺人課の一部門、「未解決事件班」だった。彼は旧知のライダー刑事とペアを組んで、17年前の女子高生殺人事件に取り組む。凶器となった拳銃についていた血痕とDNAが同一の人物が見つかったのである。彼が犯人だったのか・・・? 当時の調書を再精読し、地道に17年前の関係者を訪ね、捜査に齟齬がなかったかチェックを重ねるふたり。しばらくは、正統的な警察小説らしいまっとうで地道な捜査が続く。 しかしやがて事件が当時の市警上層部からの圧力で迷宮入りとなっていた事実が判明。意外な背後関係に難航する捜査。ボッシュたちはマスコミを利用したおとり捜査まがいの仕掛けをかける。結果は失敗に終わり、警察内部から批判を浴びることに。彼らに突破口はあるのか・・・?果たして真犯人は・・・? 本書は、いままでの、はみ出し刑事、一匹狼のボッシュものとは少し異なり、チームを組んで、組織だった活動に終始するボッシュの姿を、いかにも警察小説らしく忠実に描いている。そして事実にもとづき、地道に段階を追って、事件解明に当たっている。その先に意外な真犯人が潜んでいたというわけである。 しかし、ロス市警副本部長アーヴィングとボッシュとの対決といい、ほろ苦いラストといい、随所にボッシュファンには応えられないスポットを配しているところはさすがである。 | ||||
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