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(短編集)

ダブル・ジョーカー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダブル・ジョーカー
ダブル・ジョーカー (角川文庫)

ダブル・ジョーカーの評価: 4.25/5点 レビュー 93件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 21~40 2/4ページ
No.54:
(5pt)

期待を裏切らず面白い

今回も期待を裏切らず面白い!読み始めてすぐ第3弾「パラダイス・ロスト 」注文です(笑)
ダブル・ジョーカー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ダブル・ジョーカー (角川文庫)より
4041003288
No.53:
(5pt)

本を読む人に 推理する余地を あたえていることが すごい。

スパイ小説が 大戦時期を背景にして、このように、巧みに えがかれると、引き込まれていく。
日本という国の立ち位置が その当時のいろんな国から、見ることができる。
ダブルジョーカー。
風戸陸軍中佐は、諜報機関の設立を具申していた。
阿久津陸軍中将が、風戸を直接呼び、諜報機関をつくることを任命した。
その理由は、結城中佐がつくったD機関が目覚ましく、成果を上げていくことに危機感を持ったのだ。
風戸は、D機関の『死ぬな』『殺すな』が、気に食わなかった。
元英国大使白幡樹一郎が スパイの容疑で 調査しろ という命令がくだされたが。
圧倒的に 結城中佐が スパイとして姿をあらわさずに、任務を達成する。
まぁ。旅館の女中と侮ったのが ウンの尽きですね。

蠅の王
慰問団の一行が 二重スパイを摘発すると警戒していた。
慰問団は 荒鷲隊をわらわしたい。ということで、結成されている。
ダジャレに次ぐダジャレ。関西のノリだ。
脇坂軍医は 兄が 特高に殺されたことで、静かに 潜行した。
社会的不公平を理論的に説明する。ふーむ。だれが 摘発する担当者なのか?

仏印作戦
陸軍と海軍が ベトナムに視察団をおくる。そこでの 通信の役割をする 高林。
無線機をもたない陸軍の愚かさ。容易に 巻き込まれる 高林。そりゃ、分かるでしょ。

柩。
結城中佐のできた はじまりが 描かれる。
舞台は ドイツだった。死なないという信念が、結城中佐を助ける。
予測できない不意の『死』に対しても、対処する。整理整頓することで、身を守る。

ブラックバード
D機関で 養成された 仲根は、バードウォチィングで、
つながりをつくっていく。アメリカ西海岸における 諜報活動。
その潜入の仕方が 巧みで うまく潜り込むが。

スパイは 発見されないこと という 基本が物語の 構成が うまく、
こんなところに 結城がいた と思えるようにつくってあるが すばらしいなぁ。
本を読む人に 推理する余地を あたえていることが すごい。
ダブル・ジョーカー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ダブル・ジョーカー (角川文庫)より
4041003288
No.52:
(5pt)

面白いです。

結城中佐率いる、D機関に所属するスパイ達の活躍を描いた短編集です。アニメカバーになってますが挿絵がついている訳ではありません。特に得点が付くと言う事もありませんが一気に読んでしまう面白さです。柳 広司氏の作品はこのシリーズ以外にも面白いものが、多々ありますので電子版以外もオススメします。
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4041003288
No.51:
(5pt)

このシリーズは面白い

Kindleバージョンで全て買い直して読みなおしました。
このシリーズは全部面白いです。
アニメ化しましたが、小説の方が面白い。
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4041003288
No.50:
(5pt)

意外なオチ

D機関のメンバーたちの鮮やかな手際だけでなく、他国人も含めた失敗事例も、ハラハラする展開で楽しめた。
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4041003288
No.49:
(5pt)

シリーズ第2弾。

シリーズ第2弾。結城中佐が率いるスパイ組織『D機関』の暗躍が淡々とした文章で綴られる。この冷めたような淡々とした文章が物語に真実味を与えており、ストーリーの面白さをさらに際立たせているのかも知れない。

表題作の『ダブル・ジョーカー』、『蝿の王』、『仏印作戦』、『柩』、『ブラックバード』、単行本未収録の『眠る男』の6編を収録。

『蝿の王』と『眠る男』が秀逸。
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4041003288
No.48:
(5pt)

世界を股にかける諜報機関員の活躍

戦前の日本帝国軍隊内に設けられた秘密諜報機関「D機関」に所属するスパイの活躍を描いた小説である。本書は、結城中佐に率いられた「D機関」を扱ったシリーズ第2作である。第1作は、吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞を受賞している「ジョーカー・ゲーム」である。
本書の舞台は、静岡県伊豆、満州、ハノイ、ベルリン、ロサンゼルス、ロンドンである。全部で6個の短編から構成されている。
「仏印作戦」は、日本軍の北部仏印に侵攻する直前の時期を時代背景に、ハノイを舞台とした日本人詐欺師の話である。これまでの物語と大きく異なり、物語の中でD機関の諜報員は直接現れてこない。もしかしたら、D機関が絡んでいたのではないか、と想像させる物語となっている。
「棺」の舞台はドイツである。D機関を率いる結城中佐がスパイ時代に「魔術師」のコードネームで呼ばれていた時の話がでてくる。「魔術師」として、どのようなスパイであったか、結城中佐の過去の一部があきらかにされている。
本書は、日本では珍しいスパイ小説であり、かつ、内容も面白い。お薦めである。(2015/4/19)
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4041003288
No.47:
(5pt)

なかなか…良くできています。

構成をよく考えられている文章だと思います。
柳さんはとても頭の良い方なのだと、文章から感じています。
頭をすっきりさせてから読むと見えてくる色々な伏線に脱帽です。
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4041003288
No.46:
(4pt)

それなりに

いわゆる1話完結の体裁でしたので、この手のジャンルを読み慣れていない私にとっては、読みやすかったかな。
戦時中ということで、ちょっととまどいましたが、登場人物をあれやこれやと想像するのが愉しかったです。
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4041003288
No.45:
(5pt)

よい小説でした

しかし、前作を知らないとよくわかりません。
私は前作を知らず、この作品を勧められ読みました。
そして、少し一本調子の感はあります。
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No.44:
(5pt)

前作を上回る

前作は私の読む力が足りなかったのか、平凡な印象でした。これを上回る作品はいくらでもあるよと。今回の作品で評価を上げた理由は謎解きに入ってからの小気味よさでしょうか。どの作品も鮮やかさを感じました。読後感がとても良いのです。鮮やかすぎて、ご都合主義だと感じた方も多いでしょうね。評価が分かれるのはまさにその点ではないでしょうか?私はトリックのうまさではなく、文章の展開の巧みさに星5つを付けました。それゆえ、映画とか映像にしてしまうと全くつまらない話になるかも知れません。
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4041003288
No.43:
(5pt)

前作を裏切らない面白さ

『ジョーカー・ゲーム』の続編。タイトルも、それとわかり易く『ダブル・ジョーカー』。

ダブル・ジョーカー:
 陸軍内に新たなスパイ組織が設立されるというストーリー。
蝿の王:
 戦地を慰問する芸人が主人公。誰がスパイかわからずハラハラします。
柩:
 結城中佐のスパイ時代の過去が語られます。

決まったパターンがなく、どの作品も最後まで展開が読めないのが楽しいです。
当時の日本軍の教条的な信念、国防意識の低さを皮肉った描写があるのも読みどころのひとつです。
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4041003288
No.42:
(4pt)

スパイ小説

2009年に出た単行本の文庫化。新たに「眠る男」が加えられている。
 『ジョーカー・ゲーム』に続く「D機関」シリーズの第2弾。5本の短編が収められている。
 スパイ小説。D機関のスパイたちが、どれほど凄いのかを描くことに重点が置かれている。知力を尽くし、ライバルのスパイや防諜機関と戦っていく。裏をかいたその裏をかき、さらに逆転劇がありと、めまぐるしいどんでん返しがとても楽しい。
 ただ、冷静に考えてみると敵があまりにも間抜けだし、D機関もそんなに凄いわけではないような……。
 いや、そこを「凄そうに」描くのが著者の力量なのであって、その点では充分に成功していると思う。
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4041003288
No.41:
(5pt)

日本最高峰の短編推理小説である。必読のシリーズですよ

■書名  ダブル・ジョーカー (角川文庫)
柳広司 / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 本 / 2012年06月22日 / Amazonで見る ¥ 620

■全体的な感想
短編小説ではベストのシリーズだと思います。
第二次世界大戦中のスパイ小説である。
あっと驚く結末の連続で、読み進めていかないとカラクリが読み切れない。

至極のエンターテインメント小説です。
推理小説が好きな万人にお勧めします。
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4041003288
No.40:
(4pt)

評判に違わぬ

1冊目ほどの高揚感はありませんが、それなりに面白い。
3冊目も買っちゃいました。
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4041003288
No.39:
(4pt)

前作を読まなくても楽しめるのではないでしょうか

前作の『ジョーカー・ゲーム』の続編になるのかな。前作を読まなくても、本作品は楽しめるのではないですかね。最後の章以外は他の人から見たD機関のスパイの活躍が客観的に見られます。好きな章は「ダブル・ジョーカー」ですね。風機関vsD機関という様相でしたね。この章だけの長編小説でも良かったかもね。

ダブル・ジョーカー:風機関(風戸)vsD機関。どちらが生き残るのか。
蠅の王:陸軍軍医の脇坂目線。目立ちすぎるのが仇となる。
仏印作戦:中央無線電信所の高林目線。
柩:ドイツのヴォルフ大佐目線。若い頃の結城中佐が所々でてくる。
ブラックバード:D機関の仲根の話。D機関存亡の危機となるのか?
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No.38:
(5pt)

素晴らしいスパイ短編

スパイものはなぜか知らないが長く、かつ色々な人物を登場させ複雑にし読者を惑わせる傾向が大。この本は全体としては架空のスパイ組織の話ではあるが 一つのエピソードを短編にしてある。かえってそれが緊迫感を呼び起こし 実にすばらしいエンタテイメントになっている。
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No.37:
(4pt)

「蠅の王」も捨てがたい

帝国日本陸軍内に設立された二つの秘密組織の戦い。一つは謎につつまれ
たD機関。そしてもう一つは、そのD機関に対抗すべく設立された、エリ
ート中のエリートメンバで構成された風機関。組織の生き残りを賭けた諜
報活動が静かに幕を開ける。

五つの短編。表題のダブル・ジョーカーもいいが、セリフが多くて少しテ
イストの違う「蠅の王」も捨てがたい。
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No.36:
(5pt)

長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まった短編集。出来も、前作を上回っている

「好評につき、続編」の大半のケースは、「続編など、書かなければ良かったのに」と思うものだが、この「ダブル・ジョーカー」は、本当に面白かった。前作「ジョーカー・ゲーム」が、書き下ろしの最後の2話が今一つの出来であったのと比べると、本作は粒揃いであり、全体的な出来としては、むしろ続編の本作の方が、前作を上回っているといっていいのではないだろうか。 

また、シリーズを通して読んで感心したのが、とても短編作とは思えないような複雑な仕掛け・トリックを、ほぼ全話にわたって施していることだ。だらだらとして締まりのない下手な長編作を読むよりは、長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まったこのシリーズを読んだ方が、よほど読み応えがあると思う。 

本作で特に注目されるのが、読者の興味をそそらずにはおれない設定の物語である「ダブル・ジョーカー」と「柩」だろう。 

「ダブル・ジョーカー」では、「D機関」と、それに対抗して作られた我々世間一般のスパイのイメージに近い「風機関」との、どちらか一方が不要とされる、組織の存亡を賭けた争いが見られるのだが、一言でいって、胸がすくような痛快な作品に仕上がっている。

「柩」では、前作で抽象的に語られていた結城中佐の、味方の裏切りによるスパイ罪での逮捕から過酷な拷問、そして、脱走に至るまでの壮絶な出来事が明らかにされており、当時の因縁のヴォルフ大佐との、キツネ狩りとキツネの再戦の物語が重ね合わされている。 

「蠅の王」も、周到なひねりの効いた鮮やかなプロットに読者は付いていけないくらいなのだが、全てを最初から完全に把握していたという「D機関」が唯一放置できなかったある事件が起きた日と、「D機関」が実際に動き始めた日が、時期的に前後しているという矛盾があるのではないだろうか。 

最終話の「ブラックバード」は、作品の出来は別にして、私は書かなかった方が良かったと思う。作者は、第3弾について、インタビューで、「読者の皆さんがぜひということであれば」と答えているのだが、この最終話は、時計の針を戻さないと続編が難しいような結末にしてしまっているのだ。続編があるかどうかは別にしても、これまでずっと一貫して、超人的な能力を持ったスマートな集団という設定で読者を魅了してきた「D機関」としては、描いてほしくない結末だった。
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4041003288
No.35:
(5pt)

長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まった短編集。出来も、前作を上回っている

「好評につき、続編」の大半のケースは、「続編など、書かなければ良かったのに」と思うものだが、この「ダブル・ジョーカー」は、本当に面白かった。前作「ジョーカー・ゲーム」が、書き下ろしの最後の2話が今一つの出来であったのと比べると、本作は粒揃いであり、全体的な出来としては、むしろ続編の本作の方が、前作を上回っているといっていいのではないだろうか。 

また、シリーズを通して読んで感心したのが、とても短編作とは思えないような複雑な仕掛け・トリックを、ほぼ全話にわたって施していることだ。だらだらとして締まりのない下手な長編作を読むよりは、長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まったこのシリーズを読んだ方が、よほど読み応えがあると思う。 

本作で特に注目されるのが、読者の興味をそそらずにはおれない設定の物語である「ダブル・ジョーカー」と「柩」だろう。 

「ダブル・ジョーカー」では、「D機関」と、それに対抗して作られた我々世間一般のスパイのイメージに近い「風機関」との、どちらか一方が不要とされる、組織の存亡を賭けた争いが見られるのだが、一言でいって、胸がすくような痛快な作品に仕上がっている。

「柩」では、前作で抽象的に語られていた結城中佐の、味方の裏切りによるスパイ罪での逮捕から過酷な拷問、そして、脱走に至るまでの壮絶な出来事が明らかにされており、当時の因縁のヴォルフ大佐との、キツネ狩りとキツネの再戦の物語が重ね合わされている。 

「蠅の王」も、周到なひねりの効いた鮮やかなプロットに読者は付いていけないくらいなのだが、全てを最初から完全に把握していたという「D機関」が唯一放置できなかったある事件が起きた日と、「D機関」が実際に動き始めた日が、時期的に前後しているという矛盾があるのではないだろうか。 

最終話の「ブラックバード」は、作品の出来は別にして、私は書かなかった方が良かったと思う。作者は、第3弾について、インタビューで、「読者の皆さんがぜひということであれば」と答えているのだが、この最終話は、時計の針を戻さないと続編が難しいような結末にしてしまっているのだ。続編があるかどうかは別にしても、これまでずっと一貫して、超人的な能力を持ったスマートな集団という設定で読者を魅了してきた「D機関」としては、描いてほしくない結末だった。 

ダブル・ジョーカーAmazon書評・レビュー:ダブル・ジョーカーより
4048739603

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