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海辺のカフカ
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海辺のカフカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全520件 221~240 12/26ページ
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上下で読んだので、レビューは下巻で。 星は一つ。 イライラする本でした。 | ||||
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と言う事で、下巻でまとめて感想を。 一言で言うと、 「結局良くわからん」 と言うことです。 これって、本当に皆さん楽しんで読んでるんですか? 何が楽しいの? 感想を箇条書きします。 ・この人は文章に定評があるそうですが、軽快な部分の文章も特に好きではないです。理由は翻訳調だから。僕は翻訳本は嫌い。あと、文字をゴシックに変えたり、濁点をつけたり、というところもちょっとしつこいです。 ・文章でもう一つ言えば、ナカタさんのところの三人称が少し不自然。 ・幽霊らしきものをたくさん出してくる話は、そもそも僕は嫌い。何でもアリなので。この話は幽霊を出して何を言いたいのか良くわからん。 ・ナカタさんに関する推理小説的なところが、後になってどう効いているのかわからん。 ・結局「言葉は不完全だ」って言いたいの? ・色んなものを性的なことに結び付けているけど、エディプスコンプレックスの話を書いてるの? ・全ては隠喩だ、と言いたいの?メタファーと言う言葉がしつこすぎるんですが。 ・800ページ強の長編ですが、まとまりが無いので非常に疲れました。 と言う事で、何を言いたいかを探りながら読むのが間違い、と村上春樹氏は主張しておりますが、どういう読み方をすればよいのかわかりません。 結論放棄。 言葉放棄。 何で評価されるのかが良くわからん。 少なくとも人に薦めたくなる本ではないです。 星一つ。 なんじゃこりゃ、って言う本でした。 やっぱり村上春樹は合いません。 本当の真意は言葉では伝わらない、と言う事と、言葉で伝える努力を放棄して良い、ということは全く違う。 その辺を村上春樹はわかっているのでしょうけど、読者が誤解するんじゃないのかなぁ。 | ||||
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自分にはなじめなかっと思います。春樹の作品はいつも何度も読み返しますが、 1度しか読んでません。 なじめなかった、理屈じゃなくて。それだけ。 | ||||
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今更ぐだぐだ言うことはありません。ただ、ひとつだけ言いたいことがあるので言います。 私はこの本でがっかりさせられた。それは上巻の最後のほうに出てくるお話。女性差別を許さない団体さんが出てくるところです。 村上春樹にしてはえらくはっきりとした主張が見られます。村上春樹はなんかよくわからないが、多分こんなことを言っているのだろうと思わせる小説をこれまで書いてきて、はっきりとした批判や主張、自らの思いを大胆に見せつけるようなところは少なかったのですが、この女性差別のところではえらくはっきりと主張している。 ここは要するに、主人公たちがいる図書館は女性差別をしているんじゃないかといって突っかかってきます。とはいえ、べつに村上春樹は女性差別を批判しているわけではなく、ここに出てくる団体が物凄くうるさい、細かいことまで突っかかってきて、やれ差別だと喚き散らす鬱陶しい奴らなのですが、ここではそうした自身の主張だけを永遠と垂れ流し、いくらこちらが弁明しても聞き耳を持たず批判だけをしてくる馬鹿な奴ら、想像力がない奴らに対して批判しているんです。いくら話し合っても、相手の主張が支離滅裂ではっきりいって言いがかりでしかなく、もはや話し合いすらまとも成立しないような状態になるんですが、私としてはこんなヤクザのような奴らをいったい村上春樹はどうやって退治をするのか、どうやって処理をするのか、読んでいてお手並み拝見と思っていたんですが、残念なことに主人公たちが奥の手を出すんです。つまり、お前は女性差別だと訴えていた相手が実は女性だったというオチです。それがわかると相手はもう黙るしかありません。渋々帰っていきます。一件落着です。 でも私はすごく不満でした。これはつまり議論をしないという結論に至ったということです。話し合いができないような奴らとは話し合いなんてできないと言っているんです。村上春樹の短篇集の中に「沈黙」という物語があり、その中で主人公は同じように想像力がない馬鹿な奴らに迫害を受けて苦しみますが、そういう奴らに対して春樹は無視しろ言います。そんなどうしようもない奴らなんかとはかかわるなと言います。今回の問題に対しても、最終的には奥の手を持ち出して強引に相手をねじ伏せ議論を終わらせました。 正直、この展開にはがっかりさせられました。 要するに、話し合いもできないような奴ら、まったく考え方の違う奴らとは関わらないほうがいいと言っているようなものです。そうすれば互いにいがみ合う必要もなく、それぞれ価値観が同じ者同士で仲良く暮らせるはずだと。たしかに、戦争なんてものは価値観が合わないからいがみ合い、相手をねじ伏せようとするから起きるものなんですが。でも、それは間違っていると思います。そりゃ、同じ価値観同士のもの、仲良しグループで集まったほうが絶対に楽しいですし、余計な喧嘩もなく、きっと幸せでしょう。でもあなた方が幸せであればあるほど、それを見ている人には腹立たしいんです。隣の芝生のほうが青く見えるように、幸せな奴らを見るとむかつき、壊したくなるものなんです。で、結局侵略が起きます。話し合いを放棄して、ただ自分たちの中だけで生きていたとしても、決して平和にはなれない。どうしても相手との会話が必要になるんです。相手と会話をして価値観を共有して、争いを起こさないようにしないといけないんです。たとえそれがまったく話し合いにもならないような野蛮な奴らでも、話し合っていかないといけないんです。面倒だ、わからない奴らは放っておけ、いいじゃないか自分たちさえ幸せであれば。その生き方は楽でしょうが、それでは必ず侵略されてしまいます。 この小説では話し合いを拒否してしまった。これは私としてはすごく残念でした。 | ||||
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上は「15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。」 という内容で始まり、「海辺のカフカ」の詩で終わる。 | ||||
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上が図書館の話題ではじまり、下も図書館で終わる。 淡々と時間は過ぎ、淡々と話は終わる。 ちょうど現代社会を代表するかのように。 | ||||
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この作品は各章ごとに主人公のストーリー、ナカタさんのストーリとミルフィーユ構造になって話が進んでいきます。 上巻は主人公が家出をし、色々な出来事に遭遇しながら遠い地の四国にたどり着き、またナカタさんの少年時代の不思議な話も盛り込まれています。 下巻では主人公が図書館に居住し、そこである女性と出会い恋に落ちるのですが、それがまぁ自分の母として愛してるのか、夜中に見る幽霊の少女として愛してるのか分からないまま淫らな行為をするわけですが、私にとってそこが気持ち悪いというか章のほとんどの部分が官能小説として書かれた部分もあり、上巻での雰囲気と少し違うような気もしてだんだん読む気も失せて行きました。まだ私が若いだけかもしれませんが。。。なので上巻+下巻の評価として星2です。。 | ||||
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読みやすくなったのは、この頃からな気がする。 それは文章力という意味合いではなく、設定が分かりやすくなったから? 確かに村上春樹は形而上っぽくなることは多いのだが、これまでは無理に現実に留まっていた感がある。 このあたりから、そういう無理はしなくなったのかもしれない。 だから、流れとしては自然で、1日あれば読んじゃうぐらいだ。 正直、今までの作品は続けて一気に読みたいとは思わなかった。 暇な時間を見て、合間合間で読めばいいと思っていた。 でも、海辺のカフカあたりからは続きが気になるので、寝る間を惜しんで一気に読んでしまった。 海辺のカフカ、という題名ほどカフカ色は出ていない。むしろ、途中に出てくる「大人はわかってくれない」の方が味わいとしては近いかもしれない。 | ||||
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小説という物をあまり読まないせいか、久しぶりに読んでみると小説って面白いなと思いました。 この小説の作者は、表現が細かく書かれていてそれでいて分かりやすいなと思いました。 久しぶりに楽しめました。 | ||||
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一気に読み終えたあと暫らく放心状態だった。 物語は推理小説のように段々真相が明らかになっていく。 でも最後に名探偵コナンのような解決をしてくれる人は いなくて、もやもやが残る。 確かに疑問や腑に落ちない点も(自分の読解力の無さから)たくさんあった。 でもこの疑問はこれから生きていく田村カフカくんと同じ気持ちなんだと思う。 全ては仮定なのだ。真実は灰となって空に消えた。 ストーリーの感覚が理解できないという人の気持ちもわからなくもない。 それはどんなにたくさんの本を読んでいたとしても、 どれほど教養があってもどれだけIQが高くても、感覚として わからなかったらその人にとってはただの「知識ひけらかし」かも。 どれほど魂の揺さぶる演歌を聴いたところで、何も感じないのと同じように。 凍りつくような前衛舞踏を観ても訳が分からないのと同じように。 人はそれぞれ感じ方が違うんだから、それが普通だと思うけど、 つまらなかったいう言葉で吐き捨てるにはあまりにもパセティック!! それで片付けるのは図書館にきた2人連れの女性か、 ナカタさんの身内と同じだ。(身内だけがナカタさんに冷たい) --想像力の生まれないところに責任は生まれない-- 誰もが悩みや苦痛を抱えて生きている。 不条理なことが多すぎて死にたいほど悲しいのに使命感のように生きている。 だけど救済されない。救済されないけど受け入れる。 村上さんのいういろんな意味での「システムという強固な壁に相対する危うい卵」なのです。 特に15歳という壊れやすい年齢にはその壁は大きく立ちはばかるでしょう。 彼は(自称)タフな15歳で、私たち大人から見れば、いささかできすぎ君ですが 最後に少し微笑み、そして一筋の涙を流します。 彼はいろいろな経験や体験をしながら在り得ない15歳から 人間味のある15歳になるのです。心を取り戻したのです。 そして生きていこうと決心した。 失われたものが多すぎて、それを取り戻したい、そこに(扉の向こう側の世界は 死を意味するのだと思う)留まっていたいという 気持ちを佐伯さんとナカタさんの手を借りて、前に進もう生きようと決心したのです。 佐伯さんとナカタさんの失われたモノは彼に託されたのかもしれません。 私はホシノちゃん寄りの人間ですが、じわじわ心に沁み込みました。 何度も繰り返し読んだ箇所もたくさんあります。 そして、最後に自分も背中をそっと押してもらったような気がします。 | ||||
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カフカは、海辺に似合わない、唯一のカフカだと思います。 山の天のように高く舞う流馬ははやぶてのごとく言うのでありました。そこには天があると。 だから、海辺のカフカといって、海辺のカフカなのです。 おわりーはじまり、はじまり。 | ||||
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とてもきれいで新品同様でした。 この本が1円なんて本当に驚きました。 ありがとうございました。 | ||||
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久々村上ワールドに浸りました。上下ともに一気に読まされてしまうところに村上ワールドの魅力があると改めて思いました。でもノーベル賞というとう~んどうなのかねえ・・・ 莫言さんは読んだことないから何とも言えないけど、安部公房がとれなかったんだから、しょうがないんじゃないですかね。 ノーベル文学賞の作家ってよく知られていないことに傾くような気がします。大江さんがとったのは素晴らしいことだけど、安部j公房の方がすごいんじゃないでしょうか?ちなみに、私、川端康成は何がいいのかよくわかりません・・・ まあ戦後の日本の文学って束になっても、手塚治さんの足元には到底及ばないですよね。 | ||||
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上巻から一気に読んでしまいました。 何かに導かれるようにヒッチハイクで四国へと向かうナカタさん。 自称カフカ少年とはどこで出会うのか?事件の顛末は? 気になってページを繰る手が止まりませんでした。 久しぶりに小説の世界を満喫できました。 | ||||
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村上春樹作品は大好きですが、『海辺のカフカ』は、どちらかといえば長編の中では苦手な方です。 しかし、この下巻にある、カラスと呼ばれる少年の章が圧巻すぎる。たった数ページだが、これだけのために☆4つにしました。 ナカタさんの話し方などで、元から平易な文章が、さらにシンプルに馬鹿っぽく見えるようになっています。しかし、必ずこういう必殺的描写をこしらえてくるところに魅力を感じてしまう。 登場人物のジョニー・ウォーカーやカーネル・サンダースは、誰もが知っているシルエットで想像力を掻き立てる。しかし、作品の長さを考えると、いささか省略的設定な気もしなくはない。ウォーカーの方は、個人的に、『新世紀エヴァンゲリオン』に出てくる碇ゲンドウとやけに被った。 やはり主人公が15歳なので、少年少女に向けて書かれている感じはします。その反面、取りかえしのつかないことにどう向き合うかというのは大人向けのテーマだし、やはり普遍的ですね。 | ||||
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中身が下巻でした。中身をよく確認してから送付するひっありますね? | ||||
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満足しています。また、利用しようと考えています。安心して利用出来ました。 | ||||
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15歳の少年が家出する物語と、 猫と話せる不思議な老人の物語が、 章ごとに交代で語られ、 2つの物語が交錯していく冒険ファンタジー。 どちらの物語から見ても、 圧倒的なまでに「非現実」を語っているような気はするが、 実はとても「現実的」なメッセージばかりだと気づく。 主人公はどこにでもいる15歳の少年ではない。 しかし、自身の親との関係に苦しむ子供が、 ひたむきに大人の階段を上っていく姿が、 とても鮮やかに描かれている。 自我の目覚め、種々の愛と葛藤、 暴力、死の世界、宿命、成長、など、 様々なラベルをつけられる物語だが、 なんといっても登場人物のキャラの濃さと、 その親しみやすさが秀逸だ。 とりわけ、ナカタさんの存在は、 この物語の核をなすといってもいい。 自身が望まない運命によって、 大きな流れからはみ出し、 そのことすら疑問に思わず、 日々をあるがままに受け入れてきた老人。 その老人自身に悲しみや哀れみはないものの、 周囲の我々に多々感じさせる。 我々はみな、ある意味ナカタさんなのかもしれない。 孤独と向き合い、必死に生きる我々人間の描写を通して、 作者が「お前は孤独じゃない」と あたたかくそばに寄り添いたかったのか。 こちらの世界とあちらの世界という村上ワールドは健在で、 好みによって評価は分かれるだろうが、 個人的にはとても満足した作品であった。 | ||||
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あらすじをここで述べるのは止めておこう。小説を読むとそこにはあるテーマが浮かんでくる。この小説の場合には、それは倫理であると思う。倫理、それはこの小説の場合には運命と理念と現実の錯綜する中において、人は他者との関係において、また他者からの継承において生きる根拠に辿り着きうる存在であることを告げ知らせるものである。 エディプスコンプレックスという神話と妄想的現実、15歳の恋、太平洋戦争や内ゲバ人違い殺人や自殺や猫の虐殺などの死、大事な相談相手である性同一性障害かつ同性愛者の図書館員という設定、哲学系のとびきりな売春婦や今ここを生きる術を身につけていることの大切さを教えてくれる、姉と同年齢の女性の登場とセックス、愛と処理の対象としての性行為の表現、隠蔽された性にまつわる暴力によって知的障害になったらしき落語の与太郎キャラの老人等々が、このテーマを浮き彫りにする各々の役割を担う。 15歳と言う年齢は、ある意味で人間と人間より前の存在との境界だろう。それを舞台の主役として二系列のストーリーが絡み合いながら意味を醸し出していく。この心地よい意味の香りをもたらしてくれるストーリーは、ただひたすら読んで面白い。 | ||||
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村上さんの作品のなかでも、一位二位を争う作品。 わかりにくい部分が少ない。 恋に関する言葉にグッときた。 シューベルトに対する評論の仕方にびっくり。 なるほどとうなづいた。 | ||||
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