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風の歌を聴け



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風の歌を聴けの評価: 4.06/5点 レビュー 370件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全370件 341~360 18/19ページ
No.30:
(4pt)

小さな”タイムカプセル”

僕の日常"のみ"を綴った小説。この作品の内容はこの一行に集約されます。感動、ハラハラ、考えさせる―。およそ、小説のプラス評価として考えうるものはこの作品にはあてはまりません。何も無いのです。あるのは"相対的状況におかれている"僕の日常だけ。しかしながら、この作品には定期的に読みたくなるような魅力があります。学生時代、小中高と何も考えずにレールにのってきて、自分でレールを探さなければいけなくなったときの虚無感。あるいは、「上を見ればきりは無いけど、下にもいっぱいいるよね」と相対的にしか判断できなくなることに対する恐怖。「自分探し」とかいう人って好きになれないけど、将来の自分がよく想像できないからそれってやっぱり自分も「自分探し」してるのかな、とか。こうした人生に最低1回は体験するであろう感情を”状況描写”で描ききっている作品です。押し付けがましい「価値相対主義」的な哲学論は一切登場しません。不思議な”デジャヴ”が体験できる作品です。一読の価値があるでしょう。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.29:
(4pt)

翻弄された感じです

舞台や、時間がかなり行ったり来たりして、翻弄されましたが、翻弄されつつも、強烈に引かれる物があって、なんというか、ココロの一カ所をフックで引っ掛けられている感じ。我ながら抽象的で分かりづらいレビューですが、読んだ方なら、何となく分かって頂けるんじゃないかと思います。続編があってよかった!
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No.28:
(2pt)

よくわからない??

今までにもいろいろな人の本を読んできましたが、この本は「へ!?」という感じ。呼んでいて面白いのだが、後に感動も反発もなにも残らなかった、ある意味珍しい本でした。
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No.27:
(5pt)

懐かしい新鮮さ!

今や日本を代表するベストセラー作家村上春樹のデビュー作。自ら経営するジャズバーが終わったあと、ひとり夜中の台所で書いていたというこの小説は、一言で言えばとてもビールの飲みたくなる小説です。執筆できる時間が1日に限られていた為、今日はここまで書き上げよう、と決めて書いていたそうです。その結果がチャプターの多さに反映されています。作品の出来については賛否両論あると思いますが、僕は最近の作品よりも初期の作品のほうが好きです。特に2作目の「1973年のピンボール」までは兼業作家だったということもあり、とても楽しんで書いている感じがします。確かに筆力、構成力などは現在と比べるべくもありませんが、逆にそこに新鮮さを感じてしまいます。ちなみに作中登場するデレク・ハートフィールドという作家、僕は実在する人物だと思っていました・・・。
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No.26:
(2pt)

ちっぽけな話

デビュー作ということですが、正直に言って下手です。フィッツジェラルドが駄目になった感じ。すぐに読み終わったけど、それは作品に引き込まれたというより、内容がなかったからだと思います。何となく生きている人には良いのかな?
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No.25:
(5pt)

思い入れ

かれこれ20年も前、青春まっただ中、高校生時の初村上春樹。あろうことか途中まで村上龍だと思って読んでいた(笑)。でもこの本が青春期の私に及ぼした影響はすごいものだと思う。ものの視点とか感じ方とか…途方も無く感化された。当時何度も何度も読み返してまさにバイブルだった。だから思い入れたっぷり。この中で流れる独特の時間。思い出すだけで胸がきゅっとなる。
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No.24:
(5pt)

村上春樹の本心が分かる・・・?

大学に入る前に読み、大学2年のとき読み返した。その間にフィッツジェラルドなど村上春樹が愛読したと思われる本などもいろいろ読んできた。この本では特に、人はみな不毛な人生を生きるのであり、誰もが人間としての弱さを持っているというテーマを扱っている。これは彼の処女作である点で、彼のそれまでの人生観が反映されているといえると思う。彼の本心を垣間見ることができるようでとても興味深かった。生きていくうえで励まされることも多いのではないかと思う。
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No.23:
(5pt)

原点

この作品にはじまり『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』へとつながっています。この本だけでも楽しめますが、やっぱり村上春樹好きの僕としては全部読んでもらいたいてすね。
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No.22:
(4pt)

なくすと、つい、買ってしまう本。

引っ越しをする度に、どこかへ消えてしまう文庫本だけど、忘れた頃に読み返したくなる作品。彼が作る丁寧な文体は癖になります。すべての村上春樹文学は、ここから。
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No.21:
(4pt)

酒と恋愛と友情と

10代~20代。大学生。モラトリアム。どれも懐かしく響くのは、自分が歳をとったということか・・・。この作品を最初に読んだ時は、大学生だった。村上春樹作品は、高校生のころ「ノルウェーの森」でデビューなのでそれから間が空いている。ちょっときどった作風が鼻についていたのかもしれない。3部作、そして当時の全作品を読み終えてもそれほどの感慨はなかった。しかし、30歳をすぎた今、読み返してみて、この溢れ出す想いは何だ?これがノスタルジーというやつか!?おそらく誰もが通過する酒と恋愛と友情の日々。思い出すのも悪くない。
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No.20:
(4pt)

危険です

広く、この世に対する失望感を感じているとか、せまく、今の仕事や生活をやめてしまいたい、というような思いを持っている人が読むのは危険です。この作品の指し示している世界の方に行ってしまおうかな?なんて考えてしまうかもしれない。心地良いし、ある邪悪なものからは距離をとっている、その文章の魅力は麻薬のようです。
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No.19:
(5pt)

毎年、夏が来ると必ず手に取る

大学生時代、夢中で読んだ。読むだけでは満足せず、主人公の「僕」になりきった。「僕」と同じように、夏休みに実家に帰省していたので地元のバーに連日顔を出し、ビールを浴びるように飲んだ。鼠はいなかったが・・・あれから10数年・・・実家に帰ることもないが、毎年夏が来ると必ず手に取る一冊です。
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No.18:
(5pt)

ラジオのDJがリスナー達に告白する“愛”

この本の存在を知らず、「1973年のピンボール」を先に読んでしまい、あとから読みました。ハルキさんの他の長編作品より短めだし、初期の作品らしく(というかデビュー作ですが)淡々として、クールな感じです。でも、ある種の人間愛が描かれていると思います。「最近の村上春樹は変わった」「デタッチメント(かかわりのなさ)からコミットメントへ」などと言われるようになってからまた読み返して、「ああ、変わっていないんだ」と思ったものです。クールでドライな文体だけれども、この人は昔から一貫して人間を愛していて、それは全然変わらないのだ、と。(もちろん、そうでなければ小説は書けませんけれどね)しかし、初めて書いた小説の書き出しが「完璧な文章なんて存在しない。」なんて、只者じゃあないんだろうな~、やっぱり。スタイルがかっこいいんですよね。好き嫌いはあると思うけれど、私はやっぱり好きなんですねー、村上春樹。
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No.17:
(5pt)

心を揺すぶられる青春小説

昔、フィツジェラルドやヴォネガットの影響を受けた作家ということで読んでみたのだが、結局フィツジェラルド以上にハマってしまった。特にデビュー作であるこの作品と幾つかの初期の短編は、近年のような超常現象とかファンタシー色が無く、もっとピュアで共感できるところが多い。この続々編にあたる『羊をめぐる冒険』の中で「君は昔はもっとナイーブだったぜ」というセリフがあるが、確かにこの作品での"僕"は、不器用でぶっきらぼうで、青春とか若者のやりきれなさとかそうゆう感じが強く出ていて、読んでて心を揺すぶられた。長編と短編の間ぐらいの半端な長さもこの作品にはピッタリで、今でも一気に読み返すことのできる数少ない作品のひとつです。
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No.16:
(4pt)

再読したくなる作品群の始まり

村上春樹を読み始めたのは「ノルウェイの森」を読んでからだった。それまでは村上龍と角川春樹を足して2で割ったような名前が引っかかって手に取ることはなかった。しかも風俗的な、デッサン的な作品だろうと思いこんでいた。本書は「完璧な文章などといったものは存在しない」というセリフで始まり、いきなりのエクスキューズだなと苦笑させられたが、読み進むうちにその空気がたまらなく愛おしくなっていく。文体やストーリーの雰囲気とはかけ離れた重苦しいこだわりのようなものがある。また、この作品に限らず、彼の描く主人公はどれもうつろな感じがする。空っぽというわけではなく、大きな空隙を抱えているという意味だ。なおかつ現実世界から遊離した感じがする。重苦しいものを抱えながら、着陸地点を探して漂うような感じ。それが無性に親近感を覚えるときがある。自分にとって貴重な再読したくなる作品群の、始まりが本作だ。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
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No.15:
(5pt)

爽やかで大好きだった

群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作。爽やかで、いままで読んだことがない、独特の文体と、段落構成に惹かれました。最終章の、さりげなく将来への発展を思わせる終わり方も好きだった。ちなみに、この頃ミニコミ編集をしていた僕は、千駄ヶ谷の彼の喫茶店に、インタビューしに行ったことがあり、当時は、将来こんなに人気が出るとは、全く思いませんでした。村上龍、村上春樹の二人は、どちらもデビュー作は大好きなのに、最近全然よんでないので、また読み返そうと思ってます。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
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No.14:
(5pt)

たまに、読みたくなるんだ。

僕と親友の鼠シリーズ(4部作)の1作品目。会話のキャッチボールがかっこいい。無くしたので、また買ってよんでます。よみかえすと、また違った感じで、新鮮です。ゆっくりと精読して、言葉ひとつひとつをひろっていくと。また、作者の世界観もみえてきます。同名タイトルの映画もあったとか。リアルタイムで読めたら、いまごろカッコイイ大人かな。そして、ビールが飲みたくなったり、村上レシピを見て、ブライドポテトが作りたくなったりしました。こんな、青春時代をおくってみたいなと思うよ。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
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No.13:
(4pt)

面白い!

村上春樹の書くものは確かに面白い、この「風の歌を聴け」なんて素敵だと思う。旅行の移動中なんかに軽く読むのにはちょうど良い。移動中に一気に読んでしまうと良い、そして忘れた頃にまた他の旅行で読み返すのも良い。奥が深い小説は読み返すたびに発見(みたいなもの)があるのかもしれないが、少なくとも村上春樹の小説にそれを求めるのは酷なので、気楽に楽しめばいいとおもうし、実際面白く読めると思う。読後の「だからどうした」感、「どん」としたものが無く、ちまちまと話しを継ぎ足していくような感じ、そういうのはまあ旅行中だからあんまり気にしない。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.12:
(5pt)

こころよい退屈さ

基本的に、なにも起こりません。ビールを飲んだりラジオを聞いたりするだけの、けだるいお話です。読後には独特の脱力感が残ります。深い意味を考えるよりも、気分で読むほうがいい小説だと思います。
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4061163671
No.11:
(5pt)

青春の思い出

私の青春小説のベストです。当然、時代的にピッタリとはまったこともあるのですが、いい作品です。私の中ではハードボイルド小説の位置づけでもありますが。あまりにも感動したので、村上春樹がどんな気持ちでこれを書き上げたのかを実感したく、万年筆で400字詰め原稿用紙にそのまま書き写しました。ピッタリ250枚でした。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671

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