■スポンサードリンク
イノセンス After The Long Goodbye
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
イノセンス After The Long Goodbyeの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴーストとソウルの違いなんか俺にはわからないとバトー君の心の声はいう。心の声が煩雑に挿入される。おそらく整理すれば短編でしかない。内容が薄い。文章にリズムが感じられない。 バトークンは鬱状態だが作者もそうなんじゃないか。著者のファンにはなれている文体かもしれないが、私は読み進むのが苦痛だった。いつの間にかソウルの話になってゴーストが葬られていた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょい汚れが… 中古だからしょうがないのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近未来のアクションハードボイルドを書かせると、やっぱり山田正紀は上手いなと感心してしまう。 主人公のバトーはサイボーグでありながら繊細な人間の心を残している、そのためかスーパーマンでありながら普通の人間よりも弱さを感じてしまう。そこに単なるアクションものではない惹かれるものを感じてしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白く感じなかったのは、攻殻シリーズだと思って読んだためかもしれません。(以下、攻殻シリーズを知っている人に向けたレビューです。) 主人公はバトーですが、他の9課メンバーはほぼ登場しません。(トグサだけ少し) 不満を感じた点 ・居もしない息子に対する喪失感でメソメソするバトー ・9課の仕事は、愛犬探しのついで? ・私立探偵のごとくほぼ単独行動で、手法もアナクロ ・そんなバトーに倒される世界最強のテロリスト(超特A級ハッカーと思われる) ・ゴーストとは違う概念としての「魂」の登場 私の読解力が低いためなのでしょうが、ストーリーの脈絡や仕掛けがよく理解できませんでした。 「尖塔ビル」の通称が「戦闘ビル」と説明されたあと、ラストまでしつこく「尖塔(戦闘)ビル」と表記されていたのが妙に目障りでしたが、何か意図があったのでしょうか?(音が同じ通称というのもどうかと思う) 評価は星一つにしようかと思いましたが、一応最後まで読めたので・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まぶしい8月や不意の俄雨とかムシの音の涼しげな宵...に意味があるのは、人の故であり、そのおもうこころが在るからである、意味をさがし意味を見いだすのは人のこころの故である、なぜイノセンス無垢なのか、バトーが失踪した愛犬ガブを捜しまわり、逝った素子のことをあれこれ憶もい、在りえない息子に夢の中でいつも会うのは何故だろう、それはもう人の生活そのものではないのか、故意のファジー指令とか複雑な計算プログラムではあるまい、イノセンスはウィルスだろか、 出だしはあのシネマのパクリっぽい、バトーは公安九課のアンドロイドだ、生体=フレッシュと義体=サイボーグの融合or混淆?である、事件が起きた、駐車中に車載PCがハッキングされたためにそれとシンクロするリンク先のバトーの電脳のセーフモードが働き、電脳が切り離されバックアップシステムが作動...その為クルマは暴走しつづける、脊髄の予備電源は4〜8min. 間にあうだろか...すべてオートで再インストールされる電脳、リロード中 点滅するドットと空白を意識するバトー...電脳はイノセンスになる? その間おれのゴーストは何処にあるのか? っといつもおもうバトー、大切な記憶はバッファメモリに残るらしい...それすらOSが決めるのだ、バトーの関与はない・・・あなたがあなたであるべきためにあなたが関与できることは何もない、あなたは何をもってしてあなたというサイボーグがアイデンティティをたもっているのかそれを知らない、要するに、あなたは自分が何者であるのかそれを知らない・・・ときどき感じる "閉ルーチン" を「孤独」と名付けるバトー、身心のすべてがパーツに置換できる? サイバーな世界を操るのは誰か? スタンドアロンなのか? この記憶は ホンモノ? これはもうSFというより...人生の意味と心の在処を探る、思考実験ってか千日手将棋なのではないだろか、 天才テロリストのブリーダー、なくした思い出を探し続ける謎のアンドウ.....心を売るが体は売らない女 etc. でてくるイメージには驚かされるのばかり、ものがたりは終わらない...それはバトーの日常なのだから、気のせいか雰囲気が "ロンググッドバイ" っぽいです、やがてそれは起こった...押井守のアニメ 「イノセンス」 に連なる事件は起きた、、、バトーの息子が夢の中で言う "...その人は実在しなかったかもしれないけど、お父さんがその人に向けた思いは実際に存在したんだよ、だってどんなことがあっても思いだけは絶対に消えることはないんだから..." 孤独に対して無垢であれ、もしくは無垢になって孤独と対峙せよ、っと山田はいいたいのであろうか、やっぱこれはウィルスか、、、 あとがきは押井守です 「...その旋律とは人間の抱えた喪失感---決して取り返すことの出来ない、ある欠落の感情ではなかろうか...」 副題は After The Long Goodbye であった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
攻殻機動隊の大ファンで全ての作品を見てきました。 が、この書籍はキャラクターの性格を理解していないのか別人の様でした。 それでも、イノセンス以前の話だったので最後まで読んでみましたが、違和感を最後まで引っ張る形だったので残念としか言えない。 性格や口調が違うだけでバランスが崩れてしまっているように思いました。 トータルで言うと やはり残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山田正則ファンにはお勧めなのかもしれない。 私はバトーさんのイメージが凝り固まっているためか本作のバトーさんに違和感を感じた。 私のバトーさんの認識が一般と異なっているのためなのかもしれないが。 私が思うところによると、これは、一人称的文体であるのにもかかわらず読者への説明のために三人称的内容になっていて、かつ会話文が少ないことに起因するのではないだろうか。 またそれは置いといても、新しい用語が頻出し、バトーさんらしくない描写(そのガタイで、アニメでも原作でも戦車つぶしてるにもかかわらず「パンツァー・ファーストがあっても使うことができない」とかいってるし、「瞼が重く垂れさがった」とか比喩にしても、それまでのデジタルな描写とずれてる感じがする)が多く、どうせ「イノセンス前夜」と銘打つのであれば孔子様を引用してほしくもあったこともあり、ひとりの攻殻機動隊ファンとしては世界観が違いすぎという印象である。 神狩りのほうは素直に楽しめたし、一人称的文体にも違和感を感じなく面白かったので少々おしい気もする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメとの関係などまったく知らずに(実は今も知らない)山田正紀作品として手にとった。 やはりと言おうか、この方の作品らしく情景がありありと浮かんでくる。夜のまち、廃墟、バトーの部屋、ガブの表情。 私自身は犬と暮らしたことはないが、このガブとの間合いのとり方が、またとてもいい。師匠にはジェンダー観が古いと叱られそうだが、女と犬だと多分こうはいかない。 勝手につくり上げてしまったイメージを壊したくないので本を読むにとどめたが、言葉でこれだけの光景を他人の頭に思い起こさせる文章を書ける作家は滅多にいない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルにもある、ロバート・アルトマンの「ロング・グッドバイ」を 見てからもう一度読むと、いろいろと引っかけてあるところがあって面白かったです。 何度も小説中に出てくる音楽「I'm a fool to want you」も、聴いてみるともの悲しくて小説にぴったりでした。 その印象もあって、ぜひ映像で見てみたい小説でもあります。 映画「イノセンス」の前夜のエピソードとしてもバトーの心情なんかが見えて面白いのですが、 普通にハードボイルド小説としても楽しめると思います。 (ある程度の攻殻機動隊の世界の知識は必要だと思いますが) 映画・テレビシリーズとは厳密に言えば別物なのですが、 個人的に違和感は全くといって良いほど無かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の雰囲気とはかなり違いがあると思います。 これ一冊別物の作品でもいいかもしれないと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
心情と情景が見事にマッチしていた。 小説内で登場する曲名を聴きながら読んでみるとその心をより理解できるだろうと思う。 しかし、設定については映画版とアニメでは多少の差異があるが、基本的な性格に差異はない在るとすれば心における明暗のコントラスト位だろう。 しかし小説版ではその基本的性格に改変が入っている、この時点で別のキャラクターと言えるのではないだろうか。 私個人の意見から言えばこれは『イノセンス』では無い、が本当に素晴らしい小説だ。 僅かな違いに敏感な人は別の作品と捕らえて読んだ方が良いのではないかと思われる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初に、これは山田正紀という作家の作った『イノセンス』であり、基本的には同一の設定を基盤としているが、映画とは微妙に異なる設定も存在する事を理解すべき(映像化作品と異なる設定が幾つか発見出来るし、素子については殆ど触れられない)。 この小説は、天才・山田正紀氏が久々に描いたハードボイルド作品であり、また映画『イノセンス』のクロスオーバーとして執筆されたものである。完成度の高さは、映画版の監督である押井守氏自身も後書きの中で感嘆している程である。 各章のタイトルからそのストーリー、文章、単語に到るまで、全てが磨き抜かれている。「喪失」をテーマとした奥深い展開は映画と共通する。切れ味の良い文章によって小説慣れした読者の涙腺を抉じ開ける感動と興奮を呼び起こす戦闘描写がなされ、さらに最後のどんでん返しに到るまでその面白さはけして失速しない。なにより、最初はしょうもない奴にしか見えない小説版バトーが、最後には無茶苦茶カッコ良く見えてくる。これぞハードボイルドの喜びである。 正直に言って、これがただの企画ものの小説として消えていくのは残念過ぎる。映画で押井守氏が表現しようとしていたものが、ここでは完全な姿で結晶している。ひょっとすると山田正紀氏の代表作とさえ言えるかもしれない程の傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
功殻機動隊を全て見て映画イノセンスにも興味を持ち 映画イノセンスの少し前が本になってると聞いて 買って見ました。 様々な人との出会いや消えてしまったバセットハウンドのガブそして同じ公安9課のメンバー草薙 素子。 内容はバトーの心情をベースに書かれているのですが 会話が少なく淡々と最初の方はバトーの心情が主でした。 自分としてはちょっと物足りないかなぁ・・・と思ったんですが 功殻機動隊を見た自分としては功殻の方のバトーとイノセンスでの バトーに大きな変化が見て取れて良かったです。 バトーの心情が主なので少し内容的には物足りなかったかなぁとも思ったので☆3つですヽ('・ω・`)ノ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今読み終えました。あっという間に。久し振りに頁を繰る手が止まらない感覚を味わいました。この小説は映画イノセンスのノベライズ版ではなく、物語としては映画版の少し前の時間に起きたある出来事を描いています。バトーの電脳の初期化、飼い犬ガブの失踪、似て非なるゴーストと魂(ソウル)、天才サイバーテロリスト「ブリーダー」、無垢な友情とその喪失感。ハードボイルド的な一人称で語られる文体が、ガブ(と素子)以外誰も愛せない無骨な男の寂しさによく似合い、物哀しいトーンが作品全体を包んでいます。バトーの無意識化に流れるリー・モーガンの「アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー」の物悲しいトランペットのミュートプレイのように。名前はよく存じていましたが、山田正紀の作品は実は初読でした。解説で押井守が、山田氏のデビュー作「神狩り」(1974年星雲賞受賞)をまだ読んだことがないという奇跡的な特権を持つ方がいるなら、本書と併せて速攻でお買い上げ戴くことを絶対的にお勧めする、と記していましたが、面白い未読の作品を読めるという特権を享受するため、速攻で購入申込致しました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!