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エイダ
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エイダの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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1994年発表だがそれほど古臭さは感じない。 むしろ扱っているネターーー量子論、並行世界、量子コンピュータ、ヴァーチャルリアリティ、宇宙論、人間原理、神さまと神話世界の俗人化、ディファレンス・エンジン、フランケンシュタインーーー等々は現代だからこそラノベ並にポピュラーになり(陳腐化ともいうが)、誰でも気軽に読める作品になっていると思う。 作中で入れ子構造になったメタフィクションを扱っているが、この作品自体が著者によるメタフィクションとなっている箇所もあり、ギミックとして面白い。 ただ、様々な要素を詰め込んだ割には物語にはあまり関係がなく、結局のところ光と闇、ビッグバン宇宙論とプラズマ宇宙論の戦いというシンプルな構造の装飾品に過ぎないことに気付く。 いや、それぞれの要素に関連性はあるのだが、よくよく考えると必要性は無いと言ったほうが正確だろうか。 この作品を恐ろしく完結に要約すると、ーーー人類が量子コンピュータを用いたことにより並行世界に干渉することが出来るようになり、ビッグバン宇宙論的存在である人類と、相容れないプラズマ宇宙論的存在であるスパイラーがそれぞれの存在を賭けて戦うことになったーーー それだけである。 よくよく考えるとバベッジのディファレンス・エンジンが出てくる必要はないし、フランケンシュタインの物語もオーガスタ・エイダもバイロンもシャーロック・ホームズも間宮林蔵も同じである。 ただ、「必要は無い」というのは構造上の話であって、エンタメ要素としては必要であったのだろう。 実際これらの話はそれぞれ面白い。 このごちゃまぜ感を素直に楽しめるかどうかで賛否は分かれそうではある。 個人的には、この作品は中長編の力作ではなく、ワンアイデアを生かした短編であった方がより心に残る佳作と成り得たのではないかなあなんて思ったりもする。 | ||||
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名作と言われる作品。著者の小説を読むのも初めてでした。伏線が回収されていくさまはなかなか面白かったのですが、 SFに素養のない身としては、よく解らない単語の頻出など、作品に付いていくのが辛いものがありました。 敷居が高く感じ、よい読書体験とは、なりませんでした。 | ||||
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