■スポンサードリンク
グロテスク
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
グロテスクの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全210件 41~60 3/11ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく気分が悪くなる話なのですが、最後まで読みたくて読み進めてしまいました。 ある意味引き込まれてしまうというか。 。 読んでるときも気分が悪いし、後味もすごく悪い。 でも怖いものみたさみたいに読んでしまう、小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名門女子校で知り合った三人の女性とそのうちの一人の妹を中心に繰り広げられる話で、東電OL殺人事件がベースと思われますが、女のどす黒い部分というか、悪意がこれでもかという位に徹底的に描き出されています。 慶応らしき学校が舞台になっていますが、下から上がってきた”内部生”と中学・高校から入ってきた”外部生”の埋まらない溝、それを契機にどす黒く発生・拡大していく悪意、夢に満ちていた女子高生が挫折し、歪んでいく様が圧倒的な悪意に満ちた観察とともに語られます。普通に本書のようなことを語ったら人間性を疑われるような、何か気持ち悪くなりそうなほどの、強烈な僻み、悪意は、ある意味見事なまでに徹底していて、怖いもの見たさのような好奇心が満たされます。 爽やかな読後感はありませんが、ある意味”桐野ワールド全快”といった作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
衝撃すぎて読後暫くポーッとなりました 本当に気持悪くて衝撃的で意地悪くて歪で・・・一気読みでした ”グロテスク”というタイトルは逸脱だと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前編は割とどこにでもあるような話で共感できることが多かったです。 見栄を張ったりとか、友達のふりをして敵だったとか、物目当てで今まで冷たくしてきた人が手のひら返すように優しくなるとか………女子にあるあるみたいな話ですね。 ユリコがQ女子の中学に編入した話で、クラスメイトの木島に「何がやりたいか」と訊かれ「セックス」と答えてたのが衝撃でした。中学3年で既にセックスなしで生きていけないユリコは満たされないんだなと思いました。 この本に出てくる登場人物は別荘を持っていたり見栄で港区にマンションを借りていたりして、学校も名門のお嬢様学校です。 経済的には恵まれてますが、親に恵まれなかったんだなと思いました。 売春をするようになる前に誰か救いの手を差し伸べられれば… ミツルが家が呑み屋という理由で苛められたとき誰かが相談に乗ってくれたら… 「もっと人間性を教えるべきだった」という木島先生の言葉。その通りだと思います。 この登場人物たち、方向性を間違えなければ幸せになれたのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台になっているQ女子高は慶応女子をモデルにしているそうです。 これ書くと怒られるかな? 言わずと知れた私立女子最高峰で、偏差値を見ただけで気持ち悪いです。 そう、だからグロテスク。 中高一貫だが半数は下の慶應義塾幼稚舎(小学校)から上がってくるので 当然高校入学組はきつい。 死ぬほど勉強頑張ったのに学校がつまらない、いじめられる そんなところから始まっていきます。 僕も慶應幼稚舎からエスカレーター式に慶応大学卒業していたらどうなっていたかな? なんて夢見たこともあります。 内部生と外部生の折り合いがつかないのはある意味当たり前だと思っているし ましてや女子高。そりゃグロテスクでしょ? そんな感じで読み進めていくのですが、なんか僕の感じるものと違う、、、 あれ?と思って 桐野夏生 調べてみたら女性でした。なるほど なんだろ 僕は男性作家の方が合いますかね。感覚が合うというか 桐野さんのタッチは好きなんですけどね。 しかし今作は東電OL殺人事件をモチーフにしているだけあって 実際のOLさんが立ちんぼしていた地蔵前などが出てきます。 実に興味深い。実際グーグルマップで見たりして こんなとこで立ってたんだーとか別の楽しみもありました。 結局はモンスターもそうでしたけど、女は容姿でどうとでもなる ってことなんですかね。美人に生まれてこなかった妬み、僻み、やっかみ そんなのがグロとして出てくるお話でした。 それだったら整形しちゃえば?でモンスターに話しが移っていく。 この本の後にモンスターを読むと完璧です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただただ圧倒されました。読む手が止まりませんでした。ただ友達にすすめる感じではないですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めてこの本を読んだ時は、作品の物凄いパワーに引き込まれて「読む」というより「引きずり込まれて読まされた」という感じでしょうか。。大学1年の時に読んで衝撃を受けました。 女は幻想なんて書かない。女の汚いところを全部さらけ出して書いているというか。だからこそ、一気に読んで読んで、読み終わった後に何ともいえないスッキリ感。ドロドロしていて、後味が悪い、気分が悪くなると思う人もいるでしょうが、私はここまで心の中の汚い部分を書き連ねてあるからこそ、胸の奥底に眠ってるんじゃないかなと思う女の汚い部分を、代弁してもらっているような感覚になります。だから不思議とスッキリするのでしょうか。 もう内容も覚えてしまっているくらい読み返しているのに、やっぱり定期的に読みたくなるんです。 作中で、ユリコが「私の筋肉は、男と寝る為だけにある」と言っている一文。 忘れられない一文です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰の心にも潜む、おどろおどろしい醜いグロテスクなもの、、、 それを、東電OL殺人事件を元に、 冷静に、容赦なく、見事にすくい上げた作品です。 ずいぶん前に読んだのですが、 ことあるごとに思い出し、 いつまでも、いつまでも、こころに残っています。 もし、わたしに娘がいたら、 きっと、読んでほしい、と思う、一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Arigatou gozaimsu. Atarashii mitai desu | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恋の罪という映画を見て、同じ題材を扱った本書を再読。最初読んだときは自分が、4人の女の誰に一番にているのかと真っ先に考えた。今回再読しておもったことは、一人の人間のなかには、誰もがこの4人の悪魔的要素を大なり小なりもっているんだろうなということ。もっと言えば、この本に登場するすべての人物の悪は、人が腹の奥底に持ち合わせているものであるということ。 上巻に描かれていた胸糞悪くなる学園のなかのサバイバルは陰湿で卑怯でその度合いが増せば増すほど、読むことが止まらなくなった。人の不幸は蜜の味だと言わんばかりに頭のなかで描き出される映像が醜悪だったからだ。そして、この馬鹿げた学園サバイバルはそのまま規模を大きくしたら、今の現代をいきる自分たちの社会になる。 全てじゃないとは思う、けれどこんなアホみたいな馬鹿げたくだらない悪が蠢くコミュニティのど真ん中に生きている人間が、どれ程多いことか。その人々が今の日本を支えているという現実。悪を心の中に持っていなければ上手く生きて生けれない世の中。しょうがない、上手く悪をかくし操り私自身も生きていかなければとおもった。善の精神も忘れないでもっていなくちゃね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古書籍は、状態にあたり外れがあるね。100冊近く購入してみると、 大体分かった。やはり..評価の低い書店は避けるべきだね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古書を買う。ネットは現物を手に取れない。購入先と商品の確認を(メモ)っておくと まずは安心できるね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楽しみに読み始め、あっという間に読み終えました。ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近出会った中で久々のヒット。 美しく完璧すぎる容姿の妹を持つ姉の歪んだ想い。 主人公の淡々と語られる独白は、読みごたえあり。 男を狂わせる妹の性、 空回りし続ける同級生の哀しい努力 絡みゆく登場人物の物語は、どこへいくのか皆目つかず 刺激された好奇心がどんどん頁をめくらせていきます。 怪物とは、いったい誰なのか!? 下巻へ急げ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んだ後に読まなければよかったと思う本。しかし誰かとこの本に関して話し合いたくなる本でもある。 エグい女達(目を背けたくなる服装、食ってかかるような眼光、ケバいを通り越した化粧をしたバケモノたち)は何年か前までよく街中で見かけた。 そういう女達はある種のオーラがあり、人々を不安にさせたり不快感を与える。 皆目をそらすが心に引っかかりを感じる。そして通りすぎればまたなかったかのように忘れる。むしろ忘れたいと思う。そんな一瞬の心の嫌な引っかかりをとことん分かりやすく広げていく小説。 そこには描かれているのはある意味、人の真実だが、その側面からの真実ははたして必要なのか?あまりにも赤裸々でグロテスク。 二度と見たくないと思うのに、エグい女達を見て二度見するように、怖いもの見たさでまた開いてしまいそうになる本だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中盤までは、もっと文章を整理してほしい、とストレスを感じていた。「だから」「すなわち」などの接続詞と、前後の因果関係が噛み合ない。言葉をもてあそんでいるような、無駄な文章が多いと思った。もしかしたら、独白している登場人物たちの頭の悪さを表すためなのか・・・。名門高校でのスクールカースト、東京の中での居住地差別、中国からの壮絶な密航、エリートとカルト教団、など、エピソードてんこもりなのも、やり過ぎだと思った。 でも、和恵の日記から俄然面白くなった。自分は優等生で名門校出身で、夜の女として皆の知らない魅力的な顔をもっていると思い込んでいる。周囲の人間の否定的な態度も「私に嫉妬してるから」と思っている。自分が醜いことに気づかない。気づかないのだからどうしようもない。 美しいユリコの存在によって、蓋をしていた臭いものを外に晒してしまう登場人物たち。蓋をしておかないと社会生活を送っていけない、自分の中のグロテスクな部分。 それを直視せざるを得ない怪作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
興味のある事件でした。被害者女性の心情は計り知れません。この小説をノンフィクションと仮定した場合、和恵が事件の被害者女性にあたるが、共感する所は幾つかある。和恵は余りにも真正面から全てに向かって行き過ぎた故のなれの果てだと思うが、何となく社会と折り目を付けて生きている自分はもっと醜いのではないかと思えてくる。そして、被疑者が無罪となった今、この事件の闇はもっと深いのではないかと考えを巡らせてしまいます。合掌。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画やドラマにして読んでみたい。 東電OL・某カルト・スクールカーストのような、興味ある内容がてんこ盛り。 おなか一杯。 全体的にダークな内容。 読了後の爽快感は皆無。 でも、そこがいいんだな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちよつとドラマチック過ぎて内容が浅いかな!でもそれぞれの心情が区切ってあって読み易かった! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!