■スポンサードリンク
グロテスク
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
グロテスクの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつになったら面白くなるのだろうと下巻中盤まで読んで不安になった。やっぱり最後まで全然面白い展開はない。 登場人物が全員頭がおかしいのか?作者がおかしいのか?どちらか判断に悩む…。 別の作品を読めばわかるのだろうが 、読む気もしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
序盤からつまらなくて苦痛。1人称が読み辛くダラダラと説明が続く。女脳の文章だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
グロテスクを辞書で調べてみたところ、「ひどく異様なさま」、「怪奇なさま」と載っていました。まさしく、この作品はその通りの内容になっています。 人間として最底辺に堕ちてしまった、娼婦たちとその娼婦たちと関わった人たちの物語です。かなり不快に感じる表現もありますので、心して読まれるといいと思います。読後は不快感の余韻がかなり残ります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私には全く面白くなかったです。タイトル負けしている気がします。 慎重に、上巻だけ購入しました。上巻の中盤にさしかかっても面白くなってこないので、気が短い私には無理でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
グロテスクというよりは、さもしい女たちの物語。 グロテスクというほどの強烈さ、深さ、奇怪さ、精妙さはなく、浅薄な考えと行動に終始している語り部の女とそのほかの女たち。 通常の人々が馴染みの薄い売春の世界を、娼婦と言い換えるのが、あざとい。もったいぶって物語が進むが、実際にソープで働いている女性たちからしたら、佐藤の考え、振る舞いとも薄っぺらいと感じるのではと思った。 ユリコについては、絶世の美女としてしまったがために、作者自身がその身分でどう感じ、考え、振る舞うか十分に想像できず、中途半端な表現で終わっている。 主人公らしき名無しの語り部の悪意の陳腐さ、凡庸さには、敵にも味方にもならない、あさましく、さもしいだけの魅了もされない。 なにかそのうちハッとさせられるような出来事や想いのようなものが語られるかと、我慢しながら最後まで読むも、肩すかしのまま「了」となった。 女全般がさもしい生き物だというのはいまさら言うまでもなく、それを作者が表現したかったのだとすると、特異な人物構成、家族構成、友だち構成、学校、社会構成にする必要もなく、普通の中からもっとグロテスクなものを表現してもらいたいところです。 実在の事件をもとに、それを解釈するべく書かれたと解説にあるが、何の解釈にもなっていない。 実在の当事者たちはもっと複雑怪奇でいながら、シンプルに生きていたと思うので。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全然こんなではありませんよ。ものすごい風評被害。 幼稚舎からの人々もいれば中学からの人々もいるため、「高校から=外部生」「それ以外=内部生」なんて区分けはありません。 私自身は高校受験で入りましたが、もし先にこの本が出版されていたら、「本当にそういう差別や階級のある恐ろしいところなのかも…」と受験しなかったかもしれません。 要は嘘をばらまかないでほしい! 迷惑! 私も人生左右されるところだったし、実際にこの本の影響で敬遠した受験生もいるだろうし、学校の評判もレベルも下がる。 だいたい慶応は福沢諭吉の学校です。慶応女子高は欧米的で、個性に価値を置く校風。従来の日本の横並びやら嫉妬やらとは対極。我が道を行く人の集まり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私が未熟なのだろうか? 今まで色んな本を読んできたが、こんなに吐き気を催す、あからさまな小説に出会ったことはなかった。作者が小説を「グロテスク」と題して、徹底的に人の心の汚物を吐き出しているような気がする。人間は挫折したり疎外された結果、この小説の人物たちの様な生き方を選ぶ人もいる。でもこの小説では、悪意とか堕落というものが、仕方ないものとして美化され、生きる術や賢さでもあるかの様に正統なものとして描かれている。読み終えて虚しさと痛々しさを感じた。 まるで作者自身が登場人物を介して「世の中に対する復讐」をしている様に思う。生きるのに疲れを感じる人、心を育てている年代の子には薦めたくない本。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中盤までのQ女子高での場面が、抑揚のない進み方で、一度読むのを中断してしまいました。 中盤、張(チャン)の生い立ちのあたりが意外に面白かったのは私だけでしょうかw そこからはラストまで一気に読み進めました。 全体的に、あまり心に響かないストーリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説としては46点 ピンク小説としては3点 初めから終わりまで正常な人は考えないような妄想で、読んでも読んでも面白いと感じることはなかった。軽く読んでから購入することを勧めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
驚きと期待に溢れた上巻だっただけに ラストはちょっと残念。 別の方も書いていますが、 もうひとつ、姉に感情移入できないというか、 姉がどういう人物なのか、納得できない。 上巻に比べ、 姉の狂気が薄まった感じがしました。 ドロドロの読後感(不快感?)で定評価の方もいらっしゃいますが、 私は逆にそのドロドロ、不快感、哀しさ、狂気が 想定内だったので、「うーむ」となってしまいました。 ちょっと、物語を急ぎすぎていないか? もう少し、驚きが欲しかった。 普通に読んでいたら☆3ですが 上巻が良かっただけに、2とさせていただきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下あって長いのだが、一番描いて欲しい中心部分が飛ばされて、瑣末な部分ばかりがやけに詳しく書かれている感じ。 主人公のグロテスクぶりがよく納得できない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビュー数が多く、高評価だったので、軽い気持ちで読んでみました。 しかし、人間や社会の闇の部分を「グロテスク」に描かれており、それが最後まで続くのです。 最後に何かあるのかもしれない、面白くなるのかもとの期待感で最後まで読んだのですが、何もありませんでした。 「努力の否定」や「容姿が全て」といった偏った思考が、リアルに描かれていて寒気がしました。 自分は普通だ思っている人は、読まないほうがいいでしょう。このような考えに毒されないほうが、幸せだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説としては多々仰々しいものの、良い作品だと思う。 ただ、実在した事件をベースにしているだけに、遺族がこれを読んだらと考えると嫌悪感が拭えない。 事実、外国人は犯人でない可能性が非常に高いわけで、彼の家族がこの小説を知った時の事を思うと、軽薄な商業物と感じる。 実在した事件を脚色するなら、関係者への配慮を忘れてはならない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実在の、被害者の特異性が醜聞を集めた事件。これを下敷きにした作品で、大いに注目されましたね。 誰も手を付けない(色々な意味で)恐ろしい素材。これを勇敢に書いたことは、評価されるべきです。 しかし作者なりの、 「こういう背景、人物像だったら(実在の事件が)あり得るでしょ? 説明つくでしょ?」 という解釈もしくは釈明。そんな印象が拭いきれませんでした。 「フィクションの特権」で追加したキャラクターが、中途半端に映ります。 語り手と妹。どちらも半端です。どうせなら一人にしてしまえば良かったのに。 姉妹の葛藤を敢えて骨格にしなくても、否、しない方が、骨太なストーリーになったように思えます。 配慮があって、こうした書き方にしたのであれば、いっそ完全に捨てても良かったのでは? 残念なのが、本来の主役とその家族。ステレオタイプな矮小化が、話をつまらなくしています。刺繍や極端な倹約ぶり、会社でも壊れたままであることなど。 細かい、ネチネチした、嫌らしいところを書き連ねるために、敢えてそういう構成にしたのでしょう。だからこそ女性読者の琴線に触れたとも言え、さすがに桐野氏は上手です。 登場人物それぞれの、自分に都合の良い視点。どこからどこまでが本当なの? という書き方も旨い。 でも、枝葉だけ? せっかくの素材なのに、勿体ない。 リライトしたら、さらに良い物語になるんじゃないでしょうか? 繊細さを失わずに大胆に書いたら、凄いものが出来そう。やはりこの方、上手ですからね。書き下ろしだったら、また違っていたかも。 蛇足ですが、 読後に一晩考え、つくづく感じたのは、自分の「普通の」幸せでした。 事務職で働き続け、子どもにきちんと対峙し、私の両親への気配りもできる妻。 普通の生活をこなしても褒められることはあまりありませんが、大変なことです。感謝しています。 そして、そういう人物が抱える闇の方が、物語としてはずっと恐ろしいと、つくづく思います。想像すると震えます。 こんなことを改めて考えさせられたことが、思わぬ収穫でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上・下巻通してのレビューです。 登場人物の多くが独善的で偏狭な上、やたらとヒステリック。 前半の舞台"Q女子学園こそ現代日本の縮図である"という視点の低さを敷衍することによって、 人物を格差社会の隷属下に位置づけ、(故意に?)作品全体を矮小なモノにしている。 複数人の告白体で多面的に話は進みますが、皆一様に整然とした自意識過剰な自己分析型なので、 人物ごとの偏向性が薄く、描き分けが今一つ。その分、読みやすくはあるけど。 各自の告白文が相互で否認しあい、虚実をない混ぜにしたエゴの描き方は、やや冗長。 語り手である女主人公は、読み手の共感や感情移入を拒絶した姿勢ながら、読者離れ対策か、 お得意の"悪意"も控えめなので、中途半端に世を拗ねているだけの女にしか見えなかったり。 打算的で用心深い割には、堕ちるときのあっけなさ。読ませ処にしては、落差の描写が弱いかも。 いずれの女達も、我執の果てに自らが落ち込んだ苦界の道なれば、特に感興も覚えず。 陰惨なだけで毒が足りない。どうせなら絶対的敗者を徹底的に描ききった方が強烈だったのかも…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章は上手いがこの人の話っていつもワイドショーの 再現ドラマみたいな感じ。ここまでドロドロなのも すごいというよりむしろ他に書くべき事を見つけられ ない作者の表現の幅の狭さの証明だと思う。 ドロドロ以外にストーリー性も人物の掘り下げも何も なかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作家、ストーリーを作るのはうまいと思います。しかしながら下記のような悪癖が治りません・・・・読者が期待している方向に話が進みます。・読者が理解できる程度に深刻です。・読者が期待している範囲で話が終わります。女流村上春樹でしょうか・・・頑張ってください、突き抜けてください。読者を満足させることに満足しないでください!!!!!!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東電OLの事件当時、マスコミが被害者の女性を男性(あるいは男性社会)との相対で語っていることに少し強引さを感じていたのだが、本書でも同じような印象を受けてしまった。 登場人物の女性たちが抱えるコンプレックスの数々は男性にも当てはまるものだし、ここで描かれる階級差や組織での孤立といったものも女性特有のものとは言えない。また、ユリコのキャラクターは、その美貌ゆえ男の存在なしでは成り立たないかのように描いているが、いくらなんでも誇大が過ぎるだろう。著者なりに事件を紐解こうという意欲は伝わって来るが、切り口は先のマスコミと大差はない。終盤の「肉体地蔵」というパートだけは実際の事件のトレース部分が大きな役割を果たしているため読ませるが、逆に言えば事実の凄みだけが際立ってしまった。好きな作家だけに残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気呵成に書き上げ、映画にもしやすいようにと人物の誇張と類型化に徹し、 ほとんど漫画調。笑っちゃうのは福田、鹿島、松原ら大学教師が同出版社の 雑誌で最大級の賛辞とともにセールスに駄弁を弄している姿です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんとも読後感の悪い本。ただしこれは個人的な好みとしての意見なので、絶対性はない。各個の生き様が登場人物それぞれの視点から描写されたことで、なんとか飽きずに最後まで読むことはできたが、如何せん簡単に先の読める内容。美しい文章でもない。登場する男性が全員ステレオタイプで、男性卑下の本かとあっけにとられた。エンターテイメント性はあるとは思うが、私にとっては時間の無駄遣いだった。人間の歪んだ心理を扱う小説に食傷気味なのだと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!