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ダーク
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ダークの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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「雨」「夜」「薔薇」そして今回の「闇」を総括したコメントです。 今作「闇」は最も展開が劇的で面白く、一気に読めました。「雨」なんて読了に10日くらいかかったのですが、がんばってこのシリーズをコンプリート出来てよかったです。 …それにしても、ミロの行動原理にかかる無軌道っぷりにはツッコミどころ満載でして、ギャグ小説か!?と叫びたくなることが度々ありました。 気にかかる主な点は以下でしょうか。 ① 惚れっぽ過ぎ 「闇」冒頭で「あんなに成瀬を愛していたのに」的なことを言い出して唖然。ウソつけよ、あの(ミ)容疑者&(成)追跡者の関係で過ごした1週間で惚れるわけないだろ、と。それは愛じゃない。結局、面食いなんですよ。愛より発情では?そもそも、最初からミロは成瀬がかっこよくて魅力的、みたいに言っていたし。その証拠に、「夜」でも外面だけかっこいいゲスAV会社社長に対して容易に体を開きます(2回もH)。 お前が「愛」を語るなよ、とすら思いました。そして、成瀬自殺を教えてくれなかったことを理由に(多少性的嗜好が変でも)優しかった義父を殺すなよ、と。 「闇」の途中で出てきたミロの心象描写「成瀬とは誰だ」(←あれだけ騒いだのに…)は、不意打ちでした。抱腹絶倒させないでください。 ② 行き当たりばったり過ぎ 「闇」を除く3作での探偵業の描写、お粗末でしょう。切れ者でもカッコよくもない。たまに探偵としてのノウハウを発揮し捜査対象をかく乱したり情報をうまくゲットしますが、基本的に捜査方針は行き当たりばったり。発情して二枚目に抱かれ仕事で失敗することも。しかも、「今日できる事を明日に引き延ばす」という怠慢でさらに失敗することも。もっと思慮深く優秀な主人公なら、思い入れも強まったのに…。 ③ 不健康過ぎ 30過ぎて喫煙・飲酒しまくりほぼ昼夜逆転。夜中(というか早朝)目覚めてしまったらいきなりウイスキーを飲む蛮行。私も20代までは飲酒喫煙夜更かししていましたが、さすがに30超えたら自制しましたよ。こういう自堕落で切れ者でもない女性が、作り話とはいえなぜモテ続けるのか説得力がない。 韓国人の愛人になってからキメセクしまくったくせに、離脱症状の記述が一切ないのは「おいおい、実はまだヤクやってんじゃないの?」という疑惑を読者に抱かせること間違いなし。 「外」「頬」から20年以上遠ざかっていた桐野作品ですが、今回ようやくミロシリーズを読破できてよかったです。 | ||||
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諦めかけていた本が読めて大満足です | ||||
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500ページを超える単行本は重い。文庫にすればよかった。 顔に降りかかる雨 から 続けて読んだので 間の作品の事はわからないが 面白い。久恵という盲目の女が 恐ろしいのと、実際の光州事件も絡めて、 最後は 沖縄で子供とともに生きていく、まだ 続きがあるような終わり方も 内容がハードなだけに余韻が残る。 | ||||
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桐野夏生さんの作品には、女探偵ミロシリーズというのがあって義父の後を継いで探偵になるんだけど、なかなか面白くてみんな読んだ。 ずっと、法律に基づいて、犯人を捕まえる正義の味方だったのに、最後にミロが壊れた。 ミロは夫に自殺された心の傷を抱えていたのだが、事件の最中に愛した男が友人の殺人犯であることを暴き警察に逮捕させる。 しかし、愛していたので、出所したら一緒に暮らすことを夢見ていたのだ。 だが、その恋人にも獄中で自殺される。 そこで、ミロは完全に壊れてしまい、義父を殺し、髪の毛を金色に染め、偽造パスポートで韓国に逃亡し、ヤクザの男の愛人となり、麻薬で狂喜のセックスに耽る。 偽造のブランド品を売りまくるうちに、ある中年の日本人に騙され、睡眠薬入りの酒を飲まされ、寝ているうちに両手両足を縛られ、犯されてしまう。 気が付いたミロは、その日本人を絞め殺す。 その日本人の兄弟が日本のヤクザの幹部だったため、命を狙われて追われることになり、ミロが愛し始めていたその情夫も殺される。 日本に戻ったミロは、その犯された日本人の子供を身籠っていることを知り、堕胎しようとするが、ひょんなことから産むことになり、日本人の兄弟に、その赤ん坊を奪われそうになる。 何の愛情も感じていなかったはずのその赤ん坊に突然愛情を抱き、赤ん坊を抱えて逃げる。 さて、その後のミロと赤ん坊はどうなるのだろうか? このミロが壊れたところを読んで、僕は呆気にとられ、最初、ガッカリしたが、何処まで堕ちるのか、だんだん夢中になって読んでいた。 ミロシリーズは、最後のこのミロが完全に壊れてしまう部分を書くためにあったんだということがそのとき分かった。 確かに、それまでは、あまりに桐野作品としてはノーマル過ぎた。 桐野作品がそんなはずはないと、少しガッカリしていたのだ。 最後に、桐野作品の真骨頂が顕われた! これが桐野作品なんだ! やっぱり凄い、桐野作品は凄い! アウトローを書かせたら桐野夏生さんの右に出る者はいない! | ||||
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剛腕で読者をねじ伏せる、と言ったらいいのでしょうか。 登場人物全員が被害者であり加害者。地獄の淵を全力疾走し僅かにでも休もうとした者が容赦なく地獄へと転がり堕ちる。どの人物に両手をあげて共感することもできず、けれどその生きることを欲する凄まじいエネルギーに打ちのめされずにはいられない。 是も非も言わせず、読む者を組伏して魅了する常軌を逸した小説、だと思いました。 | ||||
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現時点では、探偵村野ミロのシリーズの最新刊(完結編?)です。今までの、ある事件の謎をミロが解決していくという、ストーリーで読ませるものではなく、『OUT』『柔らかな頬』(直木賞受賞作)に続く作品であるとおり、物語の登場人物のほぼすべての人の心の動きを軸に書いていく筆致です。 韓国の光州事件を間に挟むなど、そのスケールの大きさにはいつもながら驚かされます。桐野さんが相変わらずダイナミックでアグレッシブな作家だということがひしひしと伝わってくる一冊です。 探偵ミロのシリーズと思わないで読むことができますよ。お薦めです。 | ||||
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多くの人の書くように、私も、これまでのミロ・村善のシリーズと余りにもタッチの違うこの「ダーク」の行く末を悩みつつ、上からこの下に突入した。 もう何というか、落ちるところまでは落ちる、と言う感覚。 行き着くところまで行くであろう。。。そしてその行き着くところは「死」、を予感させながら、ひたすら破滅へと進もうとするストーリー。 著者の筆力で、それでもぐいぐいと引っ張られていって、あぁ、自分もミロの死を受け入れようとしているのか、と絶望しつつ。 本編と関係ないところに、もちろん、多くの人生があるわけで、その多くの別であったはずの人生が、どこかで交錯し、本編の行く先も、ミロも行く先も大きく変えていく。 絶望の中の、かすかな希望。 あぁ、救われたのかなぁ、自分も、と言う安堵感がかすかに広がった。 古い言葉だが、捨てる神あれば拾う神あり。 そうして、また次への希望がわいてきた。次に進まなくてはならないのは、またしんどいことなんだけど。 | ||||
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いやぁ、困ったとしか言いようがなかった。 (上)だけ読んでいるうちは、ほんと、なんと言っていいかわからなかった。 全体の流れ、スピードと、その流れが下へ下へ、破滅へ破滅へと言うところ、そしてろくな人間が出てこないところは、正直なところ、馳星周の小説を読んでいるのか、と言う錯覚に陥るほどだった。 そうか、ミロは行ってしまったのか。もう読むのよそうか。。。 いや、でも、その行きつくところを読まないといかん。いかん。 そうして、何とか鼓舞して、自分の甘えを叱って、下巻へと突入したのでありましたぁ。 | ||||
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「顔に降りかかる雨」→「天使に見捨てられた夜」→「水の眠り灰の夢」→「ローズガーデン」と来て、本書を手に取りました。「水の〜」で村善のカブが私的には上がっていたので、前半、心臓疾患とか久恵との関係にかなりぶっとびました;;トモさんの描写といい、鄭の描写といい、レビュアーのみなさんがおっしゃるように、確かに登場人物のダークサイドを描いた作品ですね…でも後半の徐の過去、徐とミロの絆の部分を読んでせつなくなってしまいました。単純な解釈かもしれませんが、せつない系に弱いので★4つです。続編が出るとしたら、はやく読みたいですね。 | ||||
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連作と知らなかったので、ほかの2冊を読まず、本書を読みました。 成瀬という人間がどういう人間だったのか、為三が、友さんがどんな人間だったのか、前2作 には彼らを別の面から捕らえて描かれていたのでしょう。 私はそれを飛ばしていきなりダークサイドを読んでしまったんですね。 前2作を読めば、彼らの行動の背景にあるものが判り、もっと面白かったのだと思います。 除の過去の話がすごく面白かった。 除がこの作品の中で一番丁寧に描かれてると思うし、かっこよかったです。 | ||||
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主人公の村野ミロが、親友(シリーズ1作目で殺害された宇佐川耀子)の母親を見舞いに訪れるという一見穏やかな導入部。だがその母親の発したある一言により、シリーズを通しての読者を引きずり込む怒涛の展開が始まる。 前作までような探偵ものではないし、これまでの人間関係は大きく崩壊します。そのことに戸惑いつつも、北海道の路上でミロと「村善の女」がすれ違う瞬間、追われる身となったミロが韓国人に成りすまし男と出国する瞬間、行き先の韓国でミロがトモさんに見つかってしまう瞬間……。そんな瞬間瞬間の物語に魅了され続け、最後まで読み通してしまいます。ファンとしてはミロが人間として逸脱していく姿にも戸惑いつつ、最後の1ページまで誰にも媚びない彼女の格好よさに、やはりまた続編を期待してしまいます。 | ||||
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上巻とは一転、登場人物の壊れっぷりに拍車がかかり興奮して最後まで一気読み。1・2作とハードボイルド調だったにも関わらず様変わりして主人公ミロのキャラクターまでも一変しています。全体的に垢抜けた印象を受けましたが個人的には本作の方が好みです。最後まで筋が読めない緊張感にハラハラドキドキさせられる刺激的なアンダーグランドの世界でした。 | ||||
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怪しく絡み合う人間模様が見物。欲望の果てに底知れぬ深淵に堕ちていく醜悪な登場人物たち。 | ||||
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探偵・村野ミロ―桐野夏生氏デビュー作からの登場人物―は 出所を待っていた男が4年も前に獄中自殺をしていた事実を知り、 それを秘匿していた義父を殺し、逃避行に出る―。 キャラクター小説というものは、作家さんにとってどういう位置づけなのでしょうか。 東野圭吾氏にとっての加賀刑事や湯川助教授、篠田真由美氏の桜井京介とその仲間。 ライトノベルの世界に氾濫するあまたのキャラクター小説。 固定客がつく、キャラクターが物語を(ある程度勝手に)紡いでくれるといった有利な面が ある一方、それらに依拠したある種の「手抜き」ともとれなくはありません。 桐野氏はデビュー作以来のキャラクター達をこの作品で封印してしまいます。 その意識の現われなのか、この作品でのキャラクターたちの描かれ方は これまでのものとは大きく異なり、この種の小説を支持してきた人たちには 大きなショックと反感を生んだことでしょう。 でも、これは桐野氏の大きなステップアップなんだと思います。 この作品で使い慣れたキャラクターたちを捨てた彼女は、 実際、彼女独自の小説世界を見事に構築しています。 次も読まないと、と思わせる作品です。 | ||||
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主人公村野ミロは、作者桐野夏生に江戸川乱歩賞をもたらし売れる作家に育てた、いわば育ての親のような存在でした。ミロシリーズにぶら下がって書き続ければ、女流ハードボイルド作家として部数の計算できる堅い作家でい続けられたでしょう。反面それ以上の何者でもなくなることを桐野はロミシリーズの次回作を期待される度に危惧していたのではないでしょうか。 作中、『所詮、安全な池の中に住んでいたようなものだった。どこかで相通ずるものを共有し、許しあっているものたちとの気楽な暮らしだった』というロミの言葉は、シリーズが桐野とミロファンとの閉ざされた世界でしかないことを暗示しています。そんな世界観を桐野は、親を疎ましく思う若者のように感じていたのではないでしょうか。本作は、自立し更なる成長を図るためミロシリーズ(育ての親)を捨てる親離れの儀式のような作品だと感じました。 そのため桐野はミロシーズの世界観を完膚なきまでに破壊し、ミロに関わる者たちにもれなく災厄をもたらし、読者を不快にする作品に仕立てました。これは村野ミロに甘い黙約を期待する読者に対する確信的な裏切りであり、失望されたファンも少なくなかったでしょう。しかし桐野がミロ以外の何かを書くための必然だったのではないでしょうか。本作は自分を育み、それなりの愛着を持ったキャラとの決別を宣言しています。 | ||||
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主人公村野ミロは、作者桐野夏生に江戸川乱歩賞をもたらし売れる作家に育てた、いわば育ての親のような存在でした。ミロシリーズにぶら下がって書き続ければ、女流ハードボイルド作家として部数の計算できる堅い作家でい続けられたでしょう。反面それ以上の何者でもなくなることを桐野はロミシリーズの次回作を期待される度に危惧していたのではないでしょうか。 作中、『所詮、安全な池の中に住んでいたようなものだった。どこかで相通ずるものを共有し、許しあっているものたちとの気楽な暮らしだった』というロミの言葉は、シリーズが桐野とミロファンとの閉ざされた世界でしかないことを暗示しています。そんな世界観を桐野は、親を疎ましく思う若者のように感じていたのではないでしょうか。本作は、自立し更なる成長を図るためミロシリーズ(育ての親)を捨てる親離れの儀式のような作品だと感じました。 そのため桐野はミロシーズの世界観を完膚なきまでに破壊し、ミロに関わる者たちにもれなく災厄をもたらし、読者を不快にする作品に仕立てました。これは村野ミロに甘い黙約を期待する読者に対する確信的な裏切りであり、失望されたファンも少なくなかったでしょう。しかし桐野がミロ以外の何かを書くための必然だったのではないでしょうか。本作は自分を育み、それなりの愛着を持ったキャラとの決別を宣言しています。 | ||||
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久しぶりに読んだ桐野夏生の作品。 この人の文章はとにかく暗い。なんて言うか、常に夕立前の黒雲空の下で読んでいる感じ。 そして悲劇的。 女性ハードボイルド作家の走りと言っても良い桐野夏生だが、新しいハードボイルドを見た。 | ||||
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ここで描かれているミロはシリーズのミロとは別人でしょう。ここまでするのか、というミロの心情にはついていけないものがありました。 題名の通りダークで暗いですが、わりと飽きずに読めました。それにしてもトモさんの変貌も凄かったな。 シリーズを読んでから読むことをお勧めします。特に「顔に降りかかる雨」は。 | ||||
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本作は桐野夏生氏による「村野ミロシリーズ」の、今のところの最新作。 「天使に見捨てられた夜」「顔に降りかかる雨」のミロの新たな一面を描く。 ミロの魅力は「未熟さ」や「女のもろさ」であると私は思っている。 危なっかしく、時には過ちを犯して消沈し、地団駄踏んだり泣いたりする。 そんな完全無欠の主人公ではない生身の人間くささが私の気に入ったのでこのシリーズは全て読んだ。 しかし本作は過去の作品のミロと比較し、到底同一人物とは思い難い。 ヤクザと、盲目の大女と、ゲイに追われ、韓国に逃げるミロ。 孤立無援の彼女はことごとく選択を誤り凋落の一途を辿る。 韓国で出合ったジンホは次第にミロの支えとなるが、一向に事態の好転は見られない。 そして再び舞台を日本に戻しクライマックスへ。 とても見ていられない。 こうまでミロを変貌せしめた作者の意図を知りたい。 が、目をそらすことができない傑作。 | ||||
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読み出したら途中で止められない迫力と筆力がある。上巻には不条理が満ち満ちていて、人間存在そのものを問い直した実存主義の文学を連想した。特に「光州は燃えている」は圧巻。下巻になると、何故か、信頼できる愛に基づいた恋愛があり、母性愛があり、普通の小説になった。愛と冒険と謀略と犯罪と悪意と善意とサスペンスが混ざりあった圧倒的な面白さはあるが、上巻との落差が激しい。ただ、結末で主人公を再び孤独と不安の実存の中に放り出している点で、通常のエンタテインメント作品とは異なる作者の実存的意図を感じる。 ここでのミロは、女の暗部まで全部さらけ出しているが、それでもなお、愛に忠実で、誠実で、優しくて、可愛くて、とても魅力的である。女性をこんなに深奥まで生々しく描くことは、男性作家にはとてもできない。ミロには桐野さん自身が凝縮されている。この作品を読めば、もう他の作品は読む必要がないとさえ思えてくる。 作者はこの作品で、人間の心の奥に潜む人間の暗部を描ききり、人間の実存を通して、人間存在の真相に迫った。作者の会心作ではなかろうか。 | ||||
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