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ダーク
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ダークの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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主人公があまりに拗らせているので読み切るのに苦労しました。 私にとっては主人公は魅力的ではなかったです。 | ||||
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村野ミロのキャラクターに、惹かれて、シリーズ最終まで読み進めたがこれは、ダメ、飽きてきたこともあるが、上巻で、残念! | ||||
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賛否両論あると思いますが、私はガッカリした派です。このシリーズが特に好きだったので、急に主人公始め登場人物の性格が変わってしまった印象です。ミロだけなら心境の変化かと取れますが、お父さんや他の登場人物もいきなり壊されてしまった感じ。 今までの世界観を壊したかったのかもしれませんが、このシリーズのちょっとレトロで直接的でない不気味さとか暗さが好きだったので残念です。 | ||||
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探偵村野ミロは愛する人の死を知ってから、その生き方を大きく変える。 まずは自分の義父の殺人に向かう。 周囲を顧みず、自分の思うがままに生きるミロは、多くの人に狙われる。 おそらく読者が抱くであろう登場人物達に対する負の感情は大きい。 読んでいてかなり不快になるが、 その内容にはかなり引き込まれる不思議な小説。 日本を離れてからのミロのその後が気になるが、それは下巻を楽しみにしたい。 | ||||
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韓国へと渡ったミロ。 そこで徐との新たなる生活が始まるが、追っ手の魔の手が忍び寄る・・・ 運命に翻弄される中、なんとか生きながらえるミロ。 登場人物達を含めて、どのような結末を迎えるのか・・・ 結末は賛否両論あると思うが、ひとまず長い物語が終わった。 「東京島」の時も感じたが、著者の作品は読むのにエネルギーを使う。 | ||||
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ミロは壊れたと言うよりも、運が悪いだけ。運が悪いのに気づかずにソッチへ突っ走っちゃった感じである。 壊れてんのは周りの人間だと思います。元親友と義父の女がすごく狂っている。 かつての親友が自分の景気が悪いときにミロに金貸しちゃって生活が困ったからってだけで、本気で殺そうとか何故ミロをあんなに憎むのか解らない。 久恵も自分の恋人が死にそうで、見殺しにした娘が許せないのも解らない。もともと二人とも残虐な人間だったのでは? そんな二人に眼をつけられて追われて逃げるミロのお話。 久恵が嫌悪感を感じさせる人物なのに、はいつくばってでも生きようとするところが魅力的なキャラだった。 大女で怪力、幼稚な思考の割りに頭の回転が速く、誰とでも寝るし、第六感の発達とヘドロの中でも適応できる生命力、暴力的で残虐な性格など、盲人なのに弱弱しいところが一切無いのが潔かった。 | ||||
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いったい村野ミロに何が起きたんだ? と言うより、作者に何 が起きたのだろう。前作『天使に見捨てられた夜』では上質な 女流ハードボイルドの世界を構築していたのが、本作では一 転、題名そのもののダークな世界となる。 前作でミロと良い関係を築いていたゲイの隣人友部は、裏切 りや打算に塗れた人物として描かれている。作者はゲイにで も振られたのだろうか。 物語を読み進めるうち、ここに書かれている世界は全てギャグ なのでは無いかとすら感じてしまった。そんな中で、ミロの義父 善三と暮らしていた盲目のマッサージ師、久恵の描写は秀逸。 愛する男を殺され、ミロに復讐を誓う姿には女の執念を感じた。 この作品ではミロの変貌振りが唐突すぎる。獄中の男の手紙 を隠匿していたくらいで義父を殺そうとまでするだろうか。今ま でのシリーズを読んでいた読者には戸惑いが大きいだろう。 | ||||
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「ミロシリーズ」3作目。文庫は上下巻となっています。 最後は探偵モノではありません。 ミロは38歳。 そして40歳になったら死のうと思って現在を生きている。 そして、最初の事件で自ら刑務所へ送った成瀬の出所を心待ちにしている。 懲役10年の判決が下り、すでに6年経っているので、ある日突然姿を現すのではないかと思ったりしている。 そこへ、最初の事件で成瀬に殺された親友の正子の母親から、老人ホームに入るという手紙が来る。 そして会いに行ったミロは、成瀬が収監されて1年目に獄中で自殺していた事を知る。 父はその事を知っていたのにミロには教えなかった。 成瀬がミロに宛てた手紙があったのだが、それも燃やしたという。 そこから、ミロの生活は破綻してゆく・・・ この本は体力と精神力がある時に読まなければなりません。 読んでる途中、ものすごく気持ち悪かったです。 人の醜い部分ばかりが出て来て、とてもしんどかったです。 ミロもどんどん深みにはまってゆき殺人までしてしまうし、久恵は最初、父の善三と出てきた時は好意的に読んでいたけど、どんどん嫌な女になってゆくし、トモさんは恋人の為に見栄ばっかり張って金の亡者となってしまうし。 最初はミロの気持ちを考えると辛かったんだけど、だんだんエスカレートしていって、なんでここまでやるんだろ?これじゃ死んだ方がマシなんじゃないかと思ったりしました。 でも救いだったのはジンホの優でしょうかね。 その為にミロはジンホと一緒にこの先も生きてゆくと決めたことで強くなったと思うし。 最初はお金で女を買う嫌な奴だと思ってたけど。 読み終わってもスッキリ〜って感じはないけど、過去のゴタゴタはカタがついたので、この先はジンホを待って静かに生活していってほしいと思います。 山岸が黙ってるかは分からないけど。 | ||||
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私は前作を読んでもミロに対してあまり感情移入するようなことはなかった。今回も共感などからは程遠い作品。ただミロの壊れっぷりはすごい。まあ、展開上こうせざるを得ないんだろうと最近納得しました。(メタボラを読んでから妙に納得した)しかし今回惚れる徐といい、最初の旦那から、ずっとこの人はあまり男の趣味が良くないと思う。 | ||||
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冒頭から一貫して、登場人物達の怒りと御し難い負の感情に満ち溢れ、なぜここまで感情を剥き出しに出来るのかと、物語の世界に没頭することができなかった。あらゆる人間関係とその間に生まれる感情が主体であり、息をもつかせぬサスペンスという側面はそれほど強くないように感じた。 | ||||
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読了後の感想。「はぁ~」脱力、て感じでした。前2作で育ててきたキャラクター達を、ここまでするかぁと思わせる内容。はっきり言って、シリーズ物でここまで裏切られた作品はなかったなぁ。思い入れのあったシリーズ、キャラクター達だったので、複雑な思いの中、最後までグイグイ、一気に読まされました。それも作者の力量なのでしょうね。ー40歳になったら死のうと思っているー この一文に惹かれた人は読んでみて。でも、前2作を読んでからですよ。そうしてこの複雑な気持ちを共有しましょう。 | ||||
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38才の主人公の女性が、ある出来事から人生をガラリと変えてしまう それは彼女にとっては失ってはならない人だったから 人生を変えるまで大きくなくとも、生活を変えるだけでも かなり大変なことで神経が参ってしまうことがある この本の主人公は、とことん前進あるのみの勢いが読んでいで爽快だ ヤクザやホモ、朝鮮人と裏社会に関わる人たちを周囲に固めている為 登場人物の性格描写が明快 長編ですがすぐ読めます | ||||
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ミロシリーズははじめて読んだ。シリーズものとして読まなかったからなのか、さほど面白くはなかった。過去の経緯がさまざまに絡み合うのだがよくわからない。ミロの変貌も一つのテーマらしいのだが過去のいきさつがわからないので面白くない。読んでつくづく思うのは、女は強いなあということ。それに比べて男の弱いこと。肉体的にも精神的にも。男は女がいないと生きていけないが女はそうではない。女が「40歳になったら死のうと思う」なんてことはあり得ないというわけだ。ストーリーとしては話が唐突でつながりがなく、必然性もない。要はミロという女にこれでもかと降りかかる災難をたくましく乗り越えていく冒険談だったのか。 | ||||
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辞書並みに分厚い本だ。 表紙を開けるとまず軍服を着た兵士や猥雑な街のスクラップが目に入る。今までのミロシリーズと比較してもこの本は明らかに異質な感がする。 内容はまさしくダーク(当たり前だけど…) 慈悲の念や人間の善良といった部分が殆どない。 勿論桐野夏生はそういった類のものを得意とする作家なので、読者はこの光のない物語にどんどん引きこまれてしまう。 何事にも屈しなかったミロが何故ここまで落ちたのか、正直がっかりしている。生ぬるいミルクの様な関係だった友部と断絶して、韓国人の徐を愛するようになったのか、もう少しミロの内面的な移り変わりを抉り出して欲しかった。それというのも私には成瀬や友部のような自衛心の強い繊細な魅力を徐に感じ取れなかったからだ あともう一つ、私はローズガーデンからミロを読みはじめたので、 ・ローズガーデン ・顔に降りかかる雨 ・天使に見捨てられた夜 ・水の眠り 灰の夢 ときている訳だが村善との確執がどうも気になる。 果たしてミロと村善は憎み合うような関係だったのだろうか。 ローズガーデンは読まないでダークを読んだ方が良かったのかもしれない。 | ||||
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分厚い本で、読むのに少し決心がいるけれど、読み始めると止まらない。敵が味方になったり、味方が敵になったり、優位に立ったり、窮地に陥ったり、揺れるミロの立場にハラハラさせられる。シリーズは全部読んでいるつもりなので、ミロがこだわっている男の事件の話も読んでいる筈なのだけど、思い出せない。読んでいる間はとても面白かったけど、おそらく少ししたら忘れると思う。 | ||||
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獄中の成瀬が死んだことを知ったミロは、探偵を辞め友部に金を借りる。盲目のマッサージ師久恵と暮らす義父善三を訪ねたミロは彼を殺し久恵宛の300万円を奪う。久恵は鄭に連絡し、鄭と久恵と友部のミロ追跡が始まる。突然殺人を犯すミロの行動はなかなか理解できないが、非常にテンポの良いエンターテイメントであった | ||||
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