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涙流れるままに
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【この小説が収録されている参考書籍】
涙流れるままにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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読み応え有り ホント良かった。面白かった。一気に読み込みたい気持ちと読み終わりたくない気持ちと交差して。 読み終わった今大きなため息とどっと疲れた感じ。 | ||||
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元妻通子のあまりにも悲劇的な半生は読んでてしんどかったけどラストは最高のハッピーエンド^^ 吉敷シリーズをリアルタイムで読んでいた読者さんは吉敷さんと一緒に長い間の苦労が報われたんじゃないでしょうか? 私は二年前に御手洗シリーズで島田荘司さんを知ったんですが両シリーズ共ホント読んで良かったです。 | ||||
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昔読んで、また読みたくなったので購入しました。 | ||||
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完全完璧な作品。(世の中に完全完璧なものってあるんだな)ストーリー展開が完璧。伏線も全部回収でそれがまた驚きと感動を呼ぶ。主人公の女性の設定が、その人生の、そのセクシャリティの設定が最高。なんて蠱惑 的な人だろう。会ってみたい。本当に。人生を歌い上げて最後には底知れぬ暖かさがある作品。ぜひ読んでみてくれ。 | ||||
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30年前に読んで涙流したことを思い出し また購入して読んだ。内容は全然覚えていなかったから初めて読む感じがした。 やはり最後には大粒の涙が溢れました。 推理小説もたまにはいいなぁと思いました。 | ||||
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上編と同じ | ||||
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長い話で読むのに時間がかかりましたが、通子さんの半生がよくわかりました。 | ||||
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長い話で読むのに時間がかかりましたが、通子さんの半生がよくわかりました。 | ||||
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島田先生の本はカバーの謳い文句をみると、惹かれてついつい読みたくなってしまいます。私はどちらかというと御手洗派なので、こちらのシリーズは断片的にしか読んでいなく、途中で起こったであろう事件のことは解らないのですが、それでも一気読みしてしまいました。ほんと、簡単に朝が来ちゃいます。。。 島田先生の本は毎回伝えたい物がしっかりあります。それにいつも感動してしまいます。ただ奇想天外なことやトリックを並べても、それはそれだけの物で、魅力を感じるかどうか。今の私にはそれだけだと、へぇーで終わってしまいます。 人間が人間を不幸にする、人間が人間を幸せにする。真実とはなにか、幸せとはなにか。断片的に見えない・考えないとはどのように罪深いのか?そういった沢山のことや、司法・裁判・えん罪のことなど、沢山伝えたいことがあることが染みてくるのが、本当の小説だと思います。 もちろん娯楽小説であることに変わりなく、エロ小説っぽいところも多々あったり、通子の過去はやはり想像を絶する辛いことだらけなのですが、それをとても懇切丁寧に描いてあって、読み物としての側面も強いです。顛末も非常にプラスな方向で、とても嬉しく思いました。 島田作品はちょっと久しぶりに読んだのですが、また「島田病」が再発しそうな感じです。 | ||||
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私小説としてはとても面白く、一気に読めます。それに感動的でもあります。 でも、推理小説としてはどうなんでしょう? 社会派推理ということであれば特に文句はないんですが・・・・。でも、吉敷 物っていつから社会派推理に移行したんだ? それともまだ移行していないのか な? もし本格推理というジャンルにあるのでしたら、もはやこれは推理小説として 描く必要なないと思う。普通に私小説でいいんじゃないか? 「飛鳥のガラスの靴」あたりから謎っていう謎が出てこなくなって、犯罪の動 機の方に比重が置かれるようになっていたのかな? 社会派に移行するにつれて 吉敷物はつまんなくなっていると思う。 | ||||
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シリーズ物とは知らずにここから読んでしまいました。 内なる思い、血縁のしがらみ、そこから出る思いがけない行動、人間色々あるよね。 この1冊でお腹いっぱい、他を読む気がしない。 | ||||
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吉敷竹史シリーズのバックストーリーともいえる元妻・加納通子の謎めいた過去の物語がすべて明らかにされるシリーズの集大成的作品です。上下巻合わせて1000ページを超える長編ですが、通子の波乱に満ちた半生の回想と吉敷が追う40年前の冤罪事件が徐々に歩み寄っていき、双方の意外な事実が明らかになっていくという構成は巧みで、ほとんどダレ場もなく読ませます。とくに通子の回想パートはその衝撃的な内容もさることながら、女性作家顔負けの重厚かつ繊細な心理描写にただ圧倒されます。シリーズの一区切りでもあり、吉敷と通子が長く辛い旅の末、「涙ながれるままに」やすらぎを得るラストシーンが胸に迫ります。 冤罪事件を扱った社会派ミステリーですが、ひとりの女性の贖罪の物語でもあり、文芸的な佇まいを併せ持った作品です。吉敷シリーズの集大成的内容だけに、所々で他作品と結びついているのが初心者には多少不親切かもしれません。「北の夕鶴2/3の殺人」あたりを読んでから入ると一層感慨深いものになると思います。 | ||||
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吉敷シリーズの集大成といえるほどの大作。ミステリーというよりは、通子元夫人の半生を綴ったような内容でした。それに吉敷が扱う冤罪事件も絡んでくるけど、通子サイドのほうが重点置かれてるようですね。 思うに、吉敷サイドの冤罪事件は、もうほとんどファンタジーでしょう。いくらなんでも地方の警察を舐めきってます。現場にトロッコのレールがこれ見よがしにあるのに、結局、そのレールの行き先すら捜査しなかった模様で・・・。おまけに事件から何十年も経つってのに、吉敷に都合のいい展開がわんさかと。そんなはずはないでしょう!とツッコミですよ。それに、この事件に首を突っ込むことになったキッカケがまたわざとらしいよ。通子サイドのは、読ませますね。なんだかとんどもない女性です・・。ちょっと一部で、際どい描写もされてて、こういった過程を経ていながら、果たして娘は吉敷の実子といえるのかな・・?大阪の飲み屋で、娘を抱えて、タバコやアルコールの匂いの中で、じっと待機してた通子の姿に涙流れるままでした | ||||
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吉敷刑事と通子さんの関係がずっと気になってしかたなかった私は、読み終えたときタイトル通り、涙流れるままに数時間を「よかった、よかった・・・」とつぶやきながらぼーっと放心状態で過ごしました!!蛇足ながら、この作品は「北の夕鶴2/3の殺人」「羽衣伝説の記憶」「飛鳥のガラスの靴」「龍臥亭事件」と読み進めた後に読まなくてはいけません。 | ||||
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この小説は、吉敷竹史と道子の長い長い苦闘の歴史に終止符を打つ小説でもあり、又、吉敷が辞職を覚悟の上で、冤罪事件の解明をめざす2重構造を持つ、小説である。 吉敷と道子の歴史を知るものにとってさえ、そこで暴かれていく道子の過去は、本を投げ出したくなるほど苦しいものであり、実際読むのがつらくなってくる。 道子は、吉敷を評して、心に高貴なものがある、心に金があるというが、私も、まさしくそう思う、吉敷竹史は、道子を決して見捨てないし、又、自分が辞職に追い込まれようと、冤罪で死刑になる人を見殺しにできない。作者も又、吉敷を見捨てない。ラストに、吉敷に素晴らしい贈り物を用意している。途中が苦しいだけに、最後の救いに、涙が止まらなかった。 | ||||
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最愛の夫のもとを去らざるをえなかった女性が,生きるためにみずから封印した過去を探る。他方,かつてその女性の夫であった刑事が,ある事件を追う過程で妻の過去を知ることになる。その過去は,元妻にとっても元夫にとっても,直面するには辛苦きわまりない類いのものだ。こうした過去をもつ自分を受け入れることはむずかしいだろうし,元妻に対する愛が深いだけ,彼女の過去を知ったうえで受け入れることは苦しいだろう。にもかかわらず,女性は少しずつ自分を赦し,元夫も彼女を赦して受け入れる。その過程の叙述がとてもよかった。かなり陰惨な描写がおおいにもかかわらず,物語の目的地にむけて,いつも薄明かりがさしているようで,ラストでは,ほっとさせられる。読んでいて,『旧約聖書』「ホセア書」冒頭の一節,「行け。淫行の女をめとり,淫行による子らを受け入れよ」,を思い出した。 | ||||
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吉敷竹史シリーズ。シリーズ総括の長編で、しかし自分にははじめてのシリーズ。という誤算。他のエピソードを読んでから取りかかるべき位置づけの一冊だが、無知にもここより挑んでしまった。それが残念ではある。かといって、別段読むのに無理があるわけでもなく、これ単体で十二分に楽しめる。細かい部品を積み上げて全体像を描いて行くスタイル。おもしろい。なにより、描かれるヒロインの半生に心奪われる。一言でいうなら、とてもしっかりと描かれたエロ小説。実力派のエロ小説。これは侮蔑ではない。自分でもおかしいと思うが、賛辞だ。ああ、上手く言えないけど、おもしろい。 | ||||
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吉敷竹史シリーズ。 シリーズ総括の長編で、しかし自分にははじめてのシリーズ。という誤算。 他のエピソードを読んでから取りかかるべき位置づけの一冊だが、無知にもここより挑んでしまった。それが残念ではある。 かといって、別段読むのに無理があるわけでもなく、これ単体で十二分に楽しめる。 細かい部品を積み上げて全体像を描いて行くスタイル。おもしろい。 なにより、描かれるヒロインの半生に心奪われる。 一言でいうなら、とてもしっかりと描かれたエロ小説。実力派のエロ小説。 これは侮蔑ではない。自分でもおかしいと思うが、賛辞だ。 ああ、上手く言えないけど、おもしろい。 | ||||
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冤罪と思われる事件の捜査を進める吉敷刑事は、聞き込みで別れた妻・通子の過去の姿を見せられる。それは知りたくないものだった。 吉敷が洗いなおしている事件も、もし冤罪だとなれば警察の不名誉にしかならず、それは組織に泥を塗る行為である。誰も喜ばない。自分にとっても立場を危うくするだけだ。それでも吉敷は、真相をつきとめないわけにいかない。 誰かに感謝されたくてやっているのではない。冤罪で死刑に処される者がいるとしたら、それは絶対に救わねばならない。捜査は間違えてはならないのだ。だから吉敷は捜査を行う。吉敷は辞職を覚悟して捜査に当たる。警察官である吉敷が協力しなければ、被告人が助かる道はないのだ。 作者は日本の裁判のシステムを知ってもらおうと、この作品を書いたそうだ。この作品を読んで初めて裁判の流れを知る読者も多いだろう。 | ||||
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初めて吉敷物を読んだのですが、その妻の生い立ちから現在に至るまでの長い時間が詳細にわたり書いてあり正直言って何度か読無のを中断しました。しかしまたすぐに読ませてしまうくらいの内容が・・・。本当に読了まで辛い時間でしたがまたこのシリーズをさかのぼって読んで生きたいと思います。絶対にお勧めです。 | ||||
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