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八月のマルクス



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【この小説が収録されている参考書籍】
八月のマルクス
八月のマルクス (講談社文庫)

八月のマルクスの評価: 3.28/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

おすすめ!

ストーリー自体に、色々と突っ込みどころは、ありますが、面白くて、テンポが良く一気に読破しました。。最後の文章では、
ホロっと来ました。おすすめ!
八月のマルクスAmazon書評・レビュー:八月のマルクスより
4062098571
No.7:
(4pt)

マルクスは資本論じゃなくてグルーチョの方ね

八月のマルクス・・・・タイトルだけだと乱歩賞によくある冷戦時代を舞台にした国際謀略系ミステリーかと思ってしまうが、資本論のマルクスではなくグルーチョの方、マルクス兄弟のマルクスなのだ。
という訳で元お笑い芸人がバラエティ番組での事故を巡って相方の死の真相を探っていくという異色のハードボイルド系ミステリー。
乱歩賞に一定数あるハードボイルド系ははっきり言って嫌いなのだが、本作は芸能界を舞台にしておりなかなか事件の背景が面白いため結構面白く読めた。
乱歩賞によくある作者の職業的経験と専門知識を駆使した系ではなく、著者自身も芸能界にいたこともない人なので、あまり突っ込んだ内幕業界ものらしい深みがないのは否めないが、乱歩賞作品としては標準的な出来の作品だろう。
八月のマルクスAmazon書評・レビュー:八月のマルクスより
4062098571
No.6:
(4pt)

練りに練られたプロットに惹かれる

(作品の核心部分に触れる記述があります)全国的人気お笑いタレント立川誠、これは立川談志と北野武の武をネジってのネーミングと誰しも感じる事が出来、このキャラクターはビートたけしにダブらせてしまった御仁も多いだろう。しかし主人公はその相棒笠原。この作品を読み進む推力となっているものは誰しも興味の多い芸能界とその世界固有の慣習や闇の部分に触れながら進むところだろう。

数度読んでしまうと、アラは多い。ただの田舎の高齢父母がそんな立ち回り出来るかよとも思うし、尻軽の追っかけファンが、そこまで売れてないタレントに執着を見せるか等々。しかしエンタメは最初の読み進む際の説得力と迫力が成り立っていれば良いので、この作品をそこで毀損するべきではない。

個人的には笠原のキャラクタはお笑いタレントにしてはハードボイルド過ぎて読み進むなかで「あれ?こいつ仕事何だっけ?」と別作品に踏み込んだ錯覚を覚える事もあった。

ここまで業界を垣間見させて練ったプロットは秀逸で、読んで決して後悔する事はないだろう。
八月のマルクスAmazon書評・レビュー:八月のマルクスより
4062098571
No.5:
(5pt)

ハードボイルドな文体

これはいいですよ。
主人公の人物造形も素晴らしい。
お勧めです。
八月のマルクスAmazon書評・レビュー:八月のマルクスより
4062098571
No.4:
(5pt)

タイトルがいい

八月 マルクスと来れば
なんとなく違う方向を想像してしまうのだけれど
いい意味で裏切られた。
良質のハードボイルド。
メディアのいやらしさを扱ったミステリイには
同じ乱歩賞受賞作の名作
『破線のマリス』があるけれど
あちらが報道なら
こちらはバラエティ
こちらもまた
メディアのいやなところを
巧みに描いてくれている。
ハードボイルドの
ダメな男に降ってかかる災難
当に忘れていた情や義理のために
やむなく動き出し
一度動くとそれは見事な仕事をし
信じていた友人が実は…
などのお約束も
これまた見事にそして結末を想像できないように
果たされていて。
なんと言っても評価したいのが
ほんとにささいな感情が
これほどに多くの悲劇を生み
人生を動かすという
ドラマのようで実際にもよくある話
読後感も悪くないし
読んで損はしないと思う
追記
文庫版表紙の挿絵
なぜかプロ野球の新庄選手に似ているような
偶然だが
作者名も
新野剛志
あはは。
八月のマルクス (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:八月のマルクス (講談社文庫)より
4062734613
No.3:
(4pt)

元お笑い芸人が探偵役

この作品が江戸川乱歩賞を受賞した後に、週刊誌で作者のインタビューを読んだのですが、設定・舞台のユニークさと、ホームレスをしながら作品を書き上げたというエピソードにとっても興味を持ちました。 2002年になって、文庫がでたので、そのことを思い出して、読んでみました。 狂言レイプ事件で芸能界を追放された元お笑い芸人が主人公。そんな彼を突然訪ねてきた元相方が直後に失踪、彼ら二人のスクープに関わる記者が殺される。相方のために立ち上がる主人公は、自らの過去の事件ともつながる真相の鎖をたぐり寄せようとする。 ショウビズ業界と言うことで、そのきらびやかな世界と、事件も壮大なスケールにつながるのではと思わせつつ、読み進めていくうちに、芸能界の人間的なしがらみ、意外な人間関係のもつれ、複雑な権利関係など、意外に地味な設定です。しかし、心理描写や個性的なキャラクターなどが、迫力があってページをどんどん読み進めていきます。 とにかく、最後に全ての鎖がくみ合わさっていく過程は、その真相の意外さとともに、よくできていると思いました。 あえていうと、終盤は、早足のようで、終わり方も予定調和的になって、すっきりしすぎかなって思いました。
八月のマルクス (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:八月のマルクス (講談社文庫)より
4062734613
No.2:
(5pt)

テンポが最高

ご存知、江戸川乱歩受賞作。レイプスキャンダルで芸能界を引退した男が、元相方の失踪を調査することに。その調査を進めていくうちに、元相方の失踪と自分のスキャンダルとリンクしていく、、内容はこんな感じです。特筆すべきなのはテンポがいいです。途中に詰まらずに読んでいけます。ラストのまとめかたもいいです。
八月のマルクス (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:八月のマルクス (講談社文庫)より
4062734613
No.1:
(4pt)

デビュー作

ストーリー展開も、デビュー作とは思えないくらい破綻がないし、ストイックに仕上がっている。サスペンスもあり、人物造形もうまくいっている。
八月のマルクスAmazon書評・レビュー:八月のマルクスより
4062098571

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