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春期限定いちごタルト事件
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春期限定いちごタルト事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 1~20 1/4ページ
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小市民シリーズ第一作。最後の作品、ボンボンショコラを最初に読んでしまったのだが、そちらには二人が知り合ったきっかけなども出てくるので、それはそれでよかったかなと思う。二人の微妙な関係が楽しい。 アニメ版があったので、本書を読み終えたあとそちらを鑑賞したが、アニメ版は本書と2作目が描かれており、2作目を先に見てしまった形に。でも、アニメ版にはだいぶ省かれた箇所があるので、原作も読んでみたい。 | ||||
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ここまで他人を自分が意図したとおりに操れるかなあ 架空の話としても無理を感じました。 | ||||
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アニメから入りました。もっと早くこの作家さんを知りたかった!とても文章がこなれた読みやすい、昔の赤川次郎さんを彷彿とさせますね、違うか? | ||||
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シリーズとして評価するとまた変わりますが。もともとはシリーズにするわけではなく、気軽な短編として出した作品らしいので、 この1巻はそこまで出来はよいとはいえません。米澤さんのデビューからまもない初期作品ですし。 軽く読む分には悪くないのですが、日本だと「日常の謎」ミステリーだと直木賞とった北村薫さんをはじめ名手が多いので、 そういうレベルで比較してしまうと物足りないです。 どうしてもライトノベル的でありながら、ミステリーぽさを強めようとしたのかキャラが弱いということで中途半端さを感じました。 シリーズ重ねると、途中長期で期間があいたからか作者としての力量上昇か練った時間かで良くなっていきますが。 これに関しては夏季のほうで登場人物も言っていますが、ある種の鼻持ちならなさを持ちながら、 フィクションの人物といえるほどの強さをもたない「ふつう」の範疇に登場人物が描かれているせいもあります。 そのリアルさをどう評価するかも好みのわかれるところかもしれません。 他のレビューで携帯電話に関して言及しているのがありますが、これは時代性の問題です。 今でこそスマホ、それ以前の携帯電話でネット利用も盛んでしたが、この本は発売が2004年。 作者さんが書いた期間や、自分の経験などから想定した時代を考えた場合、2003~05年あたりと思われます。 携帯電話やネット環境知識の普及がどらくらいあったかというのがポイントです。 今より20年近く前の時代や学生であり、短期間でめざましい変化をとげ、人の意識や知識が大きく変わったものです。 なので、当時のweb知識に疎い人間と思えば、主人公の考えや行動はそこまでおかしいものではないと思われます。 というか、夏季秋季あたりがは今だとラインでグループ作ってやりとりして画像や動画共有してとかできるので、 正直、トリックや状況が成立厳しいような気もします。 このあたりの時代の変化による常識や感覚の違いを留意して読む必要があるかもしれません。 | ||||
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「氷菓シリーズ」(以下、氷菓)がなかなかよかったので、こちらも面白いのではと買ってみたのですが、かなり期待外れでした。 まず1つ目の理由として、氷菓と比較しつつですが、 氷菓は物語の構成として、起承転転結が採用されていました。つまり、謎を解いたと思ったら、さらなる真相が秘められていた、という形。『氷菓』という第一作目のタイトルがそのまま重要な謎かけ(2番目の転)になっていたのは、読んだ方ならご存知の通りと思います。(なお、今でこそ起承転転結の物語構造はありふれていますが、当時はまだ多くはなく、かつ明確に書けている作品は稀有でした) また、その2番目の転においては、作者の「世の中ってこんな冷たいものだよね」的なひねくれた世界観が色濃く出ており、(読者によって好き嫌いは分かれると思いますし、私自身も好きじゃない方ではあったものの)作者と作品の持ち味として高ポイントだったと感じています。 転転の構造で、かつ後者にひねた世界観があることによって、トリックで驚かせた後で世の中の風刺によるオチが付いているような感じでもあったと言うこともできそうです。この2つの要素はとてもうまく作用しあっていました。 一方、こちらの「小市民シリーズ」は起承転転結にはなっていません。ストレートに起承転結となっており、そして転の部分にはやっぱり作者のひねた世界観が表れています。氷菓のようなオチ的な印象はなく、ただただ登場人物ならびに作者がひねくれている、という感想にしかなりません。実際、主人公もヒロインもひねくれていますが、狙ってやったことではなく、そうとしかならなかったのだと思われます。 なお、起承転転結の構造になっているものもあり、このあとの『夏期限定~』がそうなのですが……ダメなところに2点目にこのまま話を移します。 それは、ミステリとしてのひねりのなさ、です。 『夏期~』の2番目の転は、実はヒロインが色々企んでいた、という内容となるのですが、これはネタバレでも何でもなく、序盤から文中にたびたび書かれていることです。 そのため、ヒロインが悪だくみしていたと明かされても、『え、ずっとそう書いてあったじゃん』としか思えず、しかもトリックとしても浅い内容なので、主人公が謎を解くより先に読者の方が早く答えを思いつけてしまいます。 ミステリとしてのひねりが足りない結果、起承転転結とはなっておらず、下手をしたら起承結くらいにしか感じられないかもしれません。 他のレビューの中に「日常系」と記されている方がおられますが、起伏がないからそういう評価になってしまうのでしょう。 3つ目として、作者の決めつけ、もっと言ってしまえばご都合主義がたくさんあります。 SOSを知らせるメールにURLが貼りつけられているのに、それを開かない主人公とか。ガラケー時代には容量の大きい添付ファイルなど、画像としては表示せずに、リンクで示すことがあったわけですが、主人公はケータイ持ちつつも古い機種なので知らなかったと言ってのけます。……いや、さすがにわかるし、譲歩しまくって知らなかったとしても、数少ない情報を得るためにリンクを開けよと。 これはストーリーの根幹にも関わるし、わかりやすい例ですが、細かなところまで数えるとキリがないほど決めつけが溢れています。読者としては「いや、そうとは限らんやろ」とツッコミつつも、文章が続いてしまっているので、仕方なしに『この登場人物にとってはそうなんだろう、そう思ってあげよう』と無理矢理納得していかないと読み進めることができません。 結果として、登場人物ら(ならびに作者)が勝手に謎をつくって、自ら首を突っ込んで、大騒ぎ(にもならない日常系な事件)を繰り広げているという印象にとどまってしまいます。詐欺とか誘拐とか薬とか、本当なら社会的に大事件なはずなのに、決めつけで話ができてるので無理矢理感どころか冤罪臭すらするほどです。 短編集っぽく細かな事件が起こりつつ、最終的には全体が結びつくという構成は、まあ高ポイント。隙間時間に1話ずつよめますし。 とはいえ、全体のミステリにひねりが足りないので、激甘評価で星2がせいぜいだと思います。甘党のヒロインに免じて。 | ||||
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氷菓などの古典部シリーズに並ぶ、日常の謎系青春ミステリーだとは知っていた。読んだ印象は、探偵役の男子高校生が、女子の影響で、嫌々ながら、優れた頭脳を発揮する様子が似ていると思った。ただしこれが第一巻のためか、登場人物を最小限に絞り、よりコンパクトな感じ。 そしてこれが如何にも米澤さんらしい所だが、情報を小出しにするので、読者の想像力を喚起して、どこかもどかしさを感じるきらいもあった。小鳩君だけでなく、小佐内さんも、中学時代に何かあったらしい事がほのめかされ、気になってこのシリーズをもっと読む気にさせられた。大事な情報を早めに与える演劇的手法とは真逆だが、シリーズ物の小説を書くには、有効なテクニックと思った。 ただ余りに情報を控えるため、肝心のキャラ造形が薄く感じられたのも事実。特に小鳩君は、頭が良く回る以外特徴が摑み辛く、ビジュアルも含めてイメージがわかない。キャラが見えて来るのも続編に期待か? | ||||
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出てくる謎も割とすぐに思いつくことで、そこまで謎ではなかったし、そんなに大げさに「謎解き」するほどのものでもなかった。 だけど、一つだけ気に入った所は、主人公の友達の健吾の人を見る目がとても確かだという所。 主人公に向かって、今のお前は「顔は笑っても腹に一物ありそうな嫌な野郎になっちまった」だとか、「いまのお前みたいにこそこそこぢんまりしたやつとは、俺は付き合いたいとは思わない。」とか、言葉はきついけれど、小鳩の長所を認めていて、それを無理やり封印しようとしている今の小鳩の不自然さを諫めているところが、良いなと思った。 それにしても、小鳩と小佐内さん、いったい過去にどんな事があったのやら、思わせぶりだなぁ…。 | ||||
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〈小市民〉シリーズを『巴里マカロンの謎』から読んでしまったレビュアーは、スタート地点に戻らねばと本書を手に取りました。 おかげで、なぜ小鳩くんと小山内さんが小市民をめざそうとしているかが少し分かりました。 高校生を取り巻く日常の中に隠れた悪意ある企み、あるいはあり得ないと皆が思うような事を、観察と思考により解き明かす軽くて上品なミステリーとして、確かに魅力的ですね。 でも、謎解き以上に、その前にある「謎の発見」に感心したというのが正直なところです。「おいしいココアを淹れたのにシンクが乾いている」が謎だなんて、じっくり説明されないと分からない。問題の解決法を見つけることより、課題を見つけることの方が難しいというビジネスの世界と同じです。 この春の巻は特に軽くて、それだけに謎が解けた時の爽快感には若干物足りない印象もありました。 | ||||
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自転車を盗まれた事件について、盗んだ相手の学校名と名字が分かっているのですから、警察に届けたり、捜査してもらうことはできたのではないでしょうか。 被害者の少女が学校からも責められるというのは、とても不愉快でした。 | ||||
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小市民を目指す高校1年生の、頭のいい小鳩くんといつもその後ろに隠れている小佐内さんのペアは、恋愛関係ではなく互恵関係。目立たない高校生活を望んでいるが、いろいろな問題が降りかかってきて、小鳩くんはつい推理をして解決してしまう。一見、ほのぼのした日常の推理もののように見える。ところが、小佐内さんの自転車が盗まれたことが解決していないなあ、そのまま泣き寝入りなんだと思っていると、最後の短編で思い切り打っちゃられるのだ。米澤穂信さん、なかなかやるね。 | ||||
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夏季限定を先に読んで、もしかしたら面白いかもと思い購入。 期待したほど面白くない。各キャラにも入り込めない。 あくまでライトノベル。どこまでもライトノベルで、青春もの としては爽やかさがなく、ミステリーとしては工夫が不足気味。 結局中途半端で、還暦すぎた私にはやっぱり合いませんでした。 すみません。好みの問題だとは思います。 | ||||
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1巻との印象が違ってきた。まさに羊がオオカミに。 | ||||
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すごくおもしろい! | ||||
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小市民を目指す、男子高校生の主人公とその友人?小山内さんを中心に描かれる、日常の謎を紐解くプチミステリーです。 結論から言うと私には合いませんでした。 日常のなんてことのない疑問を、頭の回る主人公が論理的に解決していく。でも日常の中の疑問なのでそんなに主人公たちがピンチになるわけでもない。そんな調子なので読んでいるうちに眠くなって、途中何箇所が飛ばし読みしてしまいました。 じゃあ中身に問題があるのかと言えばそんなことはありません。 内容もキャラクター描写も(リアリティはないですが)しっかりしていると思います。日常ミステリーというジャンルにおいてこの作品が支持される理由がよくわかります。さすが米澤先生です。 何より明らかに日常物を全面に出したパッケージなのに、勝手に波乱や大事件を期待してこの本を手に取った私が悪いです。 ただやっぱり楽しめた訳ではないので星3で。物語の起伏やハラハラを楽しみたい方にはあまりおすすめできません。 | ||||
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小賢しく内心冷笑的、曰く普通の小市民を装おい 過去それで苦い目にあった「ある癖」を封印しようとしている男子高校生 ただしその尊大で持って回ったような芝居がかった口調といい、更には読者には示されるやれやれ系な内心の動きといい いやいやいや「ある癖」そのものじゃなく そういうところが鬱陶しがられ浮いているんだよ気付こうよ 賢いならもっと一般的な口調とか装えるでしょ …と思わずツッコミを入れたくなる造型の主人公君の主人公君なりのあがきとある意味での成長を微笑ましく見守れる方であれば、 うわー微笑まし痒い!と楽しめるかと思います。 | ||||
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面白い | ||||
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米澤穂信先生らしいビターな読み応えは控えめであるが、「日常の謎」を絡めた安定の面白さである。 本来の気性を隠し「小市民」であろうと高校生活の日々を過ごす小鳩くんと小山内さんの関係性が可笑しみを伴いながら描かれていて読み易い。感情描写が細かくされているわけではないが行間から色々と想像させる書き方は流石だと思う。 控えめで慎ましい小山内さんの自転車を盗む輩に腹が立ったが、とんでもないエッジを隠しもつ彼女の行動が終盤に炸裂して溜飲を下げた。なかなか魅力的なキャラクターであり惹かれた。 「王とサーカス」「満願」辺りのテイストが好きな方にはストライクゾーンから外れているだろうけど、ライトに楽しめる一冊。 | ||||
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この本を手に取ったのはこの本を書いた作者が氷菓で有名な方である以上に「スイーツを題材にした作品」として紹介されているウェブサイトをみたのがきっかけでした。 結果は、「スイーツ全く関係ないな!」でした。小山内さんはスイーツが大好きだけどこれはゲーム好きでも本好きでも、それこそ骨董品好きでも理解されるし、キャラクターとして成り立っている部分がとても残念でした。 ですが、本の内容は大変面白い「日常系ミステリー」だったので評価は最高にしています。 これから、作品を紹介したウェブサイトの評判を下げてきます。短い文ですが、参考になれば幸いです。 | ||||
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秋期限定まで通しで読みましたが緩いミステリでキャラも立っていて面白かった。 冬期限定が楽しみです。 | ||||
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古典部シリーズとこの小市民シリーズ通しての感想。 イライラする。読んでて。 主人公がナヨナヨでヤレヤレ系で読んでいて苦痛。 古典部の主人公は「省エネ主義省エネ主義」と冒頭から人生哲学を語ってるくせに 結局ヤレヤレとヒロインに急かされて謎解きまくっちゃう。 小市民の主人公も「僕は小市民でありたい、目立ちたくない」と冒頭から人生哲学語ってるくせに 結局ヤレヤレとヒロインに急かされて謎解きまくっちゃう。 しかも省エネとか目立ちたくないとか言ってる割に「何故か」親友にも恵まれ ヒロインとイチャつきまくり。現実ではこんな人間何の魅力も無いのに…。 何がイライラするのかと考えると、主人公の言動不一致。 まるで「僕は殺したくなんかないのに~!」って虐殺しまくる某有名作品の主人公のよう。 中2病を卒業し、高2病ど真ん中のキッズが好きそうな作品。 今の子供はこう言うの好きなんでしょうかね。 | ||||
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