■スポンサードリンク


Q&A



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
Q&A
Q&A (幻冬舎文庫)

Q&Aの評価: 3.48/5点 レビュー 116件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.48pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 81~100 5/6ページ
No.36:
(1pt)

爆笑問題の太田がすすめていた本

だから、おもしろいかなぁ?と読んで見ましたが
「あ〜あぁ〜なるほどね〜」、て程度でガックシきてしまった。
恩田陸ってどんな人?ってのもよくわかりませんでした。
もちろん今後、恩田陸の本を手に取ることはありま宣言しちゃいます。
まあ、好みにもよるんだろうけど。
僕的には、星っっっ1つぅぅぅうう!て感じっす。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.35:
(3pt)

クエスチョンアンド

読みモノとしてはおもしろいのですが読み終えてみると散漫な印象。目線を絞り込んだほうが収まりがいい。作者クロニクルからいうと閉じない物語刊行時代の作品。表層で捉えるならば集団ヒステリーやデマゴギーなんてパニックモノに括られてしまうのでしょうがインタビューで炙り出されるのは事件そのものの真相解明より現場に居合わせた人間、彼らから滲み出てくるモノ・コトに対しての極めてパーソナルな恐怖。短編小説の「しばり」としての事件であったりもしくは「オムニバス形式」など徹底してあれば問題はなかったとは思うのですがその辺りの色調がグラデーションというよりちぐはぐ。振り返ると「実験」されていたのかな、とも。2007年文庫化。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.34:
(5pt)

この雰囲気がたまりません!

読んでいるうちに物語が分かってきます。
分かってくる内にも様々なことが分かってくるので、飽きてきません。
内容に触れてしまうのであまり書けませんが、ワクワクしながら読めるのでおススメです!
是非どうぞ!
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.33:
(5pt)

拡散して行く物語

予定調和で終わらない話が好きな自分としてはかなりはまりました。
細部のエピソードが自己増殖していく展開が、物語の統一感を見事に壊しています(いい意味で)。小説の世界の外に別の世界を拡大させていく構成は見事です。
逆に物語をじりじりと絞り込みながら、最後でふっと読者を突き放す「ユージニア」との比較も一考だと思います。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.32:
(3pt)

微妙な読後感

恩田さんは大好きな作家でほとんど読んでいますが、これはなんだかちょっと…
ラストがああなのはいつものことなのでその点に関して不満な訳ではありませんが、その内容があまりにも…。
最初から中盤までは心理描写がうまくてヒヤッと嫌な気分にさせられて、でも面白いなあ、と感心させられたものです。
が、途中からどうにも読んでてテンションが下がってしまいました。
相変わらずというか、この形式ながら今まで以上に心理描写は秀逸でリアルです。
恩田ファンの間でも読む人を選ぶ本かもしれません。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.31:
(4pt)

広がり続ける物語。

 前半のQ&A方式の描き方には、とても取り込まれました。過去に笹沢左保さんの会話だけで構成された小説「悪魔の道連れ」が有名ですが、会話だけで物語を構築するというのは結構難しいものだし、読者がわかりにくくなるものですが、恩田さんの筆力で安定した物語が読者の頭に浮かぶ、読みやすい・・・小説。
 そう・・・小説。これって正直ジャンルに当てはめるのがとても難しい小説です。1つのモールでの大惨事を共通点に数々の物語が語られるといった、連作小説のイメージなんですが、その一遍一遍が中盤から後半にかけてすべて独特の空気を持っており、そのつど違う世界が見えてきます。そのため物語的には収集がつかづ、拡大の一途をたどっていき、答えを求める読者には向いていない小説でしょう。
 ただ後半のエピソードはなんか読む前に期待した世界とは違うところに連れて行かれたみたいで、正直帯のコピーの「いまからあなたに・・」のインパクトがありすぎるといったところでしょうか。
 読後になんか一人取り残された、そんな印象をうけた小説でした。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.30:
(4pt)

いまひとつすっきりしない

2005年版 このミス15位ショッピングセンターで起きた大事故。様々なパニックが複数の階でほぼ同時に起きたために発生した事件の真相は?短いインタビューで構成される本作品でるが、むしろそれぞれが短編小説のようによくできている。作者の力量を感じさせられた。一方、この作品の結末には、すっきりとしない物を感じた。「柔らかな頬」と似た終わり方をするのであるが、「柔らかな頬」がある程度の選択肢を絞った形で終わっており、それなりに納得がいったのに対し、本作品は、まだ無限の可能性が残されたまま終わっており、(作者が意図的にそうしているのはわかるのだが)いまひとつすっきりしなかった。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.29:
(2pt)

わからん。。。

う~ん、途中まではかなり面白い。ショッピングセンターで起きた事件の状況が、どんどん紡がれていき、そして目に見えない恐怖、人間のパニック心理が引き起こす恐怖に、背筋が冷たくなった。しかし、明らかに終盤から物語のトーンが変わる。前半とは違って、インタビュアーとインタビュイーがめまぐるしく変わって、ストーリーが僕の求める方向とは、どんどん違う方向に流れ出して・・・で、結局オチはそれかよ!みたいな尻切れな感じで終わってしまう。最後のオチもわからんではないんだが、そのオチにするなら書き方が違うだろう、と思ってしまう。中盤までで煽りに煽られた恐怖心が、全く終盤に生かされていないんだよな~。。。そもそも、なんでQ&A方式なの?それが狙いなんだと言われてしまえばそれまでなんだけど、伝わらない狙い、作為的な狙いほど、鬱陶しいものはない。兎にも角にも、「もったいない」の一言です。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.28:
(3pt)

「質問」と「答え」の中に潜む恐怖

集団パニックが起こったときの恐ろしさ。いろいろな人々の証言から浮かび上がってくるのは、その時の状況だけだった。原因はいったい何だったのか?それを知る人は誰もいない。原因がないまま、人々はパニックに陥った。誰もそれを止めることはできなかった。「集団」が凶器になり、弱いものを飲み込んでいく。それは現実の世界にも充分起こり得ることだ。「質問」と「答え」の中に潜む恐怖。読後、背筋が冷たくなっていくような感じがした。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.27:
(4pt)

「わからない」ということの恐怖

大型ショッピングセンターで起きた不可思議な事故。死者・負傷者多数の大きな事故であったのにもかかわらず、その原因がわからない・・・。この事故に関わった人達の対話形式で事件を描いていきますが、このスタイルが「ユージニア」に似ている印象を受けました。いろいろな人が話をすることによって、あらゆることが見えてくる。最後には真実が!・・・といきたいところですが、そう簡単にいきません。この展開で終わってしまったことには賛否両論あるでしょうね。私はちょっと拍子抜けしてしまいました。でも、読者の想像通りに進まないところが恩田陸らしい。またもや恩田さんにやられた!というかんじです。それにしても集団におけるパニック現象って恐ろしいですね。あたりまえの生活にいつ、どんな恐怖が起こるかわからない。「わからない」ということの恐怖を見せ付けられました。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.26:
(3pt)

ワイドショーに釘付けになるが如くに・・・

「これからあなたに幾つかの質問をします」この文句から始まる、ほぼすべてがQ&A形式で話が進んでいくという変わった手法を使ってなぞの大災害を追っていくという物語。小説を読むというよりは、大事件が起こったときのテレビのワイドショーに釘付けになっていくが如くに、「それで? それで?」「いったいどうなるのよ?」「で、何なのよ?」というように読み進めていってしまう小説でした。評価の星が足りないのは、結末が私好みではなかったからというわがままな理由から。ただ、友人に聞いたところによると、この手法、恩田陸さんにはよくある結末なんだということでした。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.25:
(4pt)

新しいかたち

この本は、ラジオでおすすめの本と紹介されていたので読んだのですが、期待ほどではなかったかな・・・という感じでした。それでも、読み始めると止まらない 引き込まれる作品だと思います。最後の方の展開に少し疑問を抱きましたが、まあ奇妙な感じが出てていいかなと。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.24:
(5pt)

思わず引き込まれてしまうストーリー

こんな事ってありませんか?ずっと前から期待していた映画を見に行ったら意外に拍子抜けだった。これって、ようは期待が大き過ぎると自分の中の審査の壁が高くなりすぎてしまって、思い描いてたものと実際見た(体験した)ものの差が前者の方が高くなってしまったって事ですよね。こういう事を念頭において、僕なんかは最初は過剰に期待しないと決めてはいるのですが、そうも言ってられない時もあります。実際それで拍子抜けした事もしばしばで、「あぁ、またやっちゃった」と思う時は多々あります。しかしこの本にはそれが当てはまりません。この本は買う前からかなりの期待を持ち合わせていました、が読み終わった今なら分かります。この本に出会えて本当に良かったと(大袈裟?)。こういう事があるとなぜか誰かに自慢してしまいたい衝動に駆られますね。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.23:
(4pt)

一気読みしました

恩田陸さんの本を初めて読みました。某タレントさんがおすすめしていて「どれどれ?」という感じだったのですが、たしかに面白い!会話だけで構成されている小説は読んだこと無かったのですが、想像力がどんどんふくらみ、人間の怖さや本性、弱さが浮き彫りになって、気づいたら一気読みでした。でもほかの方も書いてましたが、最後は「うう~ん?」という感じ。でも嫌いじゃないです、こういうの。ほかの本もよんでみようと思います。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.22:
(2pt)

期待を裏切られた感じです。

最初は対話形式で進んでいく話に新鮮さも感じながら、事件の概要や謎が次々に展開して行く面白さと緊迫感があったのですが、途中から謎を残したまま話がそれていって、話の展開が止まってしまった印象を受けました。最後の落ちも悪くはないんですが期待していた落ちはそっちじゃなんだよっ!といいたくなりました。事件の謎も途中であやふやにしているし、たとえるなら駅までの道をたずねたのに病院に連れて行かれたような感じでした。少し怒りさえ感じました。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.21:
(3pt)

尻切れとんぼ

はじめて恩田さんの本を読みました前半は非常に面白く質問と応答だけで物語がこんなに面白くなるのか!と新鮮な気分でしたが、中盤あたりから飽きてきてしまい変化が欲しかったなと感じる一冊でした終わり方もなんだか曖昧で尻切れとんぼな感じが拭えない作品に感じました
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.20:
(4pt)

まってました恩田節

Q&A、あっというまに読み終えました。このなぞめいた雰囲気、完結しない不思議な面白さこそ、小生が作者に惹かれる大きな魅力です。 筆に力があって言霊が宿る恩田氏は、一作一作翼を広げ、時として小生の手の届かないところへ飛翔してしまいそうな感じで、肌合いの合わない作品もあるのですが、本作は小生が「恩田陸」に求める味が詰まっていて、最後まで堪能させていただきました。 それにしても、Q&Aで小説を作り上げてこれほど面白い作品になるとは、あらためて作者に脱帽です。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.19:
(5pt)

話の中に潜む“魔”の不気味さに、ぞくぞくしました。

 2月11日の祝日、大型のショッピングセンターで事故が発生。死傷者、怪我人多数。一体、何が大事故の原因となったのか? その事故当時の様子と、事故の後に起きた出来事が、関係者の証言によって次第に明らかになっていく話。 話の趣向が一風変わっていて、タイトルにもあるようにQ&A形式、あるいはふたりの人物の会話によって進んでいきます。 関係者の証言、やり取りが積み上げられていくに従って、事件の全体像が垣間見えてきます。しかし、そんな大事故を引き起こした真相は何かとなると、これが容易に特定できない。そのうちに、郊外型の大店舗で起きた事故は、次第に都市伝説じみた奇怪な相貌を覗かせていくようになるのですね。 事故の原因を特定できない時に、行き場のない被害者の憎しみや悲しみはどこに向けられるのか。また、それまで何となく感じていた存在が、“言葉”として名前を与えられたことによって突然認知される不気味さ。パニック状態になった群集心理の怖さ。そうしたことが、Q&Aスタイルの会話の端々からこぼれ落ちてくるように感じられ、ぞくぞくしながら読み進めていきました。 ラストの展開には意表を衝かれました。全く予想していなかったので、不意打ちを食らったって感じかな。読み手によって好みは分かれるかもしれませんが、私はこのラスト、気に入りました。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.18:
(3pt)

おもしろい。のだが・・・

おもしろい。恩田陸らしさが存分に発揮されている。Q&A形式で物語が進んでいくというのも新鮮だった。一章一章読み進んでいくうちに、思わず背筋が寒くなり、「今日お風呂入るの恐いな・・・」とまで思ったのだが、続きが気になりどうしても読み続けてしまう。ただ、ラストが・・・すでに書かれている方もいるのだが、いろんな人のQ&Aが進むうちに話が一つにまとまっていき、これがどういった事件だったのかがわかる、といった話を想像していたのだが・・・なんとなく事件の真相がわかっただけで、物語の核となる少女がちょっと違った世界を体験して終わり・・・思わず、「あれ?」っと首をひねりたくなった。大型商業施設での謎の大惨事、という現実に起こりそうな話でぐいぐい魅了されていたので、終わり方には正直裏切られた気がした。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232
No.17:
(5pt)

page turnerといえる一冊

 都内の大手ショッピングセンターで死者69人、負傷者116人を出す惨事が発生。原因は当初火災かガスの散布と見られたが、生存者や消防隊員など関係者の証言を総合していくと、目立った原因がどこにもないことが分かってくる。事件は一体なぜ起きたのか…。 登場人物の証言だけで物語を組み立て、事件を多面体として提示する手法はとりたてて斬新ではありません。宮部みゆきの「理由」や有吉佐和子の「悪女について」などが同様ですし、映画では黒澤明の「羅生門」がそうです。 しかし手法が目新しくないとはいえ、この小説は十分成功しています。私は大いに堪能しました。先の展開が気になって頁を繰る手を休めることができない、すこぶるつきの面白さを持つ作品です。 この小説が炙り出すのは、私たちが生きる「大いなる疑心暗鬼の社会」です。この社会ではいつなんどき災難が降ってくるか知れず、また身近を歩いている他人が何をしでかすかも分からない。そんな大勢の「不安」と「焦燥」が渦巻いています。そしてこの<疑えば目に鬼を見る>状況が新たな災難の火種になるという、はなはだやりきれない事情をこの小説は見事に描いてみせます。 この小説を読みながら、私はある体験を思い出していました。 92年にパリの地下鉄構内を歩いていた際、目や喉に突然差し込むような痛みを感じたのです。構内で誰かが痴漢防止スプレーを撒いたようで、私を含め多くの客が被害に遭いました。それでも目立ったパニックが起きなかったのは、あれが地下鉄サリン事件の3年前、そして同時多発テロの9年も前の出来事だったからでしょう。 しかし、2002年近辺に時代設定されたこの小説を読むと、私たちはもう抜き差しならない時代に生きているのだと痛感します。生きるためには人間への信頼を捨てざるを得ないような登場人物たち。そして現実世界の私たち。 暗澹たる気持ちを抱かせる、実に迫力ある小説です。
Q&AAmazon書評・レビュー:Q&Aより
4344006232

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!