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Q&Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 21~40 2/6ページ
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Q&Aだけで物語が進むというのに新鮮さと面白味は感じたけど…。 いまいちハッキリしない終わり方にモヤモヤした。 結局はタクシーの運転手が語ったことが全てだったのかな? ラストはなぜか急に現実味がなくなり「え?」という感じ。防犯カメラに映っていた、お客達が見ていたものは何だったのだろう。 う〜ん。スッキリしない。 | ||||
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Q&Aだけで物語が進むというのに新鮮さと面白味は感じたけど…。いまいちハッキリしない終わり方にモヤモヤした。結局、タクシーの運転手が語ったことが全てだったのかな? ラストはなぜか急に現実味がなくなり「え?」という感じ。防犯カメラに映っていた、お客達が見ていたものは何だったのだろう。 う〜ん。スッキリしない。 | ||||
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「情報がないときの群衆の怒りたるや凄まじいものですから」 本文中の一言ですが、まさしくその通りです。 投げっぱなしにも程があるでしょう。 怖そうな雰囲気だけ漂わせて、最後の最後まで事件の原因は明確に明かされません。作者自身考えるのが面倒になって匙を投げたようなつまらない結末に呆れました。 ミステリー小説特有の、長く読み進めた難解な謎がスッキリと解き明かされる瞬間は、病みつきになるほどの快感が訪れます。しかし、この本を読み終わってもそういった気持ちよさは全くありません。 謎だけ用意したのであとは勝手に考えて!なんて夢オチ以上の禁じ手ではないでしょうか。期待はずれのラストにがっかりです。 | ||||
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面白いです。 自分の後に家族も読んで皆面白いと言っています。 買ってよかった | ||||
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オチが???だった。 インタビュー形式で徐々に明らかになっていく現場の様子には引き込まれたが、結局何だったろう…という感じでした。 | ||||
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10年ぶりに再読。 あくまでもストーリーの重大死傷事件は人々の心を映し出すプリズムの役割。 「北京の蝶々」のような、ある作為による波紋の広がり、奥行きの深さが感じられるラストシーンがとても好き。 ぞっとするけど。賛否両論はあるけれど。 | ||||
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多くの方が書かれているように、最後ですべてが台無しになります。 真相を解明していくところが楽しかっただけに、残念です。買う必要はないでしょう。 | ||||
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ミステリー小説を探してたところ、帯の「Q&Aだけで進行するミステリー」という言葉に興味を持って購入しました。 そういう意味では期待とは違った内容でしたが、基本的に会話文で全て成り立っているので、読みやすい本でした。 また、読んでいるうちに明らかになることもあり、まるで探偵のような気持ちで読むことができました。 (最終的なオチは記述がなく、自分で想像するしかないのですが・・・) 「ただ、君だって街を歩いていて、誰もがイライラしていて、不満をぶちまけるきっかけを探しているような気がすることはあるだろう?みんな努めて自分を抑えようとしているが、何かきっかけがあれば爆発して、とてもひどいことになってしまいそうだと感じる時が」 (本文より引用) この本の真髄を表していると思う文章です。 人間の闇の部分について考えたい人にはお勧めの本です。 | ||||
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初めて読んだ恩田陸さんの作品です。 読んだ時、雷のような衝撃を受けました。 まず、この作品のほとんどが誰か二人の会話のみということ。 大勢の犠牲者を出した原因不明のデパートでの事故(事件?)をもとに、 それを調べるため?に被災者から話を聞く人、答える人。 その事件に何らかの形で影響を受けた人、それを聞く人。 ほぼ会話のみなのに常にピリピリとした緊張感があり、少しずつ会話を通して 事件の不可解さとともに、人の醜さや狂気が明かされていきます。 そして結局事故の原因ははっきりわかったのかというと、謎のまま、という感じです。 何人かそれらしい原因を推理する人はいたので、読者がそれをもとにご自由にお考え下さい、 と言われているような気がしました。 そして最後の章ですが…これは正直… なくてもいいとは言えませんが(前のほうにある話の謎の答えにもなっているので)、そこで 会話する人物の正体が突拍子もなさ過ぎて…。今までは不可解な事件、といっても現実的で だからこその恐ろしさがあったのですが、いきなり不思議超常現象ワールドに投げ込まれてしまい、 「え、え??」と戸惑っているうちに終わってしまいました。 最後の話の前まではよかったのになぁ。最後まで現実的な狂気の世界でまとめてほしかったです。 | ||||
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本作は日本推理作家協会賞にもノミネートされていたが、選考委員の後半はミステリーとは別の方向にベクトルが向かってしまっているという指摘に尽きる。 郊外のショッピングセンターでの大量死は何故起こったのか?原因は?犯人は?黒幕は?と壮大な謎が投げかけられる前半は非常にワクワクさせてくれるが、これは後半できっと全ての謎が明かされる前提でのこと。ところが、後半になると、話は人間の良心や宗教話などの精神的な話題に流れて行き、結局全ての謎は謎のまま終わってしまう。 別に広げた風呂敷をたたみ切れなかったとかではなく、こういう人間心理を追求していくテーマなのだが、やはりこの落ちの付け方は大方の本書を読んだ読者には何とも不完全燃焼感を抱かせるのは必至だろう。 人間の極限状態での心理を読みとるという意味ではよく出来ている作品だが、やはり純粋なパニックミステリースリラーとして完成していた方が良かったと感じてしまう。 | ||||
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人の「怖さ」を存分に書き込んだという印象。 女性の、子供の、男性の、老人の・・・いろんな立場の人間から語られる人間の恐ろしさ。 確かに結論はありませんが、結論がないことにまた意味が込められているのかなとも思いました。 | ||||
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恩田陸の作品でなければ手をだしていないか途中で挫折しているかな。テーマが重くて私はこういうのは読んでいて少し辛いです。 ぬいぐるみを持っている奇跡の? 少女がかぎをにぎっているのか? しかしすべての謎がそれで解けるはずもなく、 やっぱりもやもやのままです。 もう一度読めばわかるのかなあ? 私は恩田陸のファンですが、さすがに満点は付けづらいかな? ただ手探りで最初に読む作品としてはいいかも。 良くも悪くも恩田さんらしさは感じました。 Q&A(質問形式)で全編を通した大胆な試みは面白かったです。 ラストの異質で不思議な感じも私は好きなんです。 10年前に描かれた近未来小説という趣きです。 現代に通じる色あせない緊張感があり、 一読する価値ありでしょう。 | ||||
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この物語に「真相」を期待してはならない。多様な証言者の語る言葉、それらの交点に「客観的な出来事としての事故」が浮かび上がるわけではないからだ。むしろ「客観性」は本書から徹底的に排除されている。たとえば「血」の謎など、そうとでも考えなければ明らかな矛盾である。 証言者は主観的に語る。そして主観的に語る証言者が増えるに従って、逆に出来事は錯綜し、多様な様相を帯びていく。ここにあるのは従って、証言者自身における、事故についての「消費」の様々な形態である。事故がその人物の中でどのように体験されたか、そして今どう感じているか、これからどう行動するのかは言うまでもなく千差万別である。一つの出来事に対して、いかに多様な捉えられ方(=消費のされ方)がなされうるのか、いかに多様な影響を与えうるのか、それを描くのが本書の眼目である。 | ||||
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著者の作品では3冊目です。一言でいえばバラバラのインタビューの寄せ集めだけでここまでの世界観を構築できる著者の力量に改めて敬服した次第ですが、物語として完結してないせいか辛口なレビューが多いですね。社会批判の要素はあると思いますが私には淡々とこの世の真実の在り様を語っているようにしか感じられず、偏った作為は感じられませんでした。決して万人受けはしないと思いますが、パニック状態で無言の群衆がどんな挙動をするのか?或いは何でもないはずの日常がほんの些細なバランスを崩しただけでどのように変貌するのか?こうしたことに興味が持てる人にとってはまたとないシュミレーション体験の機会を与えてくれる作品だと思います。 | ||||
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これを読むのは二回目なのですが、久しぶりに読み返してみて心底暗澹たる気持ちになりました。最高の不快感と読後感です。 この小説は他の方がレビューされている通りに、とある大型デパートで起こった事件のインタビューをされる、という形式で話が進んでいきます。 「」付きが相手、そして地の文がインタビュアー。よくつかわれる手法だとは思いますが、最後まで飽きさせない筆力は流石だと思います。 最初のほうのインタビュアーはどうも同一の方のようですが、後半に連れてインタビュアーの人もどんどん変わって行きます。 この中で共通しているテーマは「有り得そうな悪意」かなあ、と考えています。 友人から「誰それちゃんが貴方の悪口言ってたよ」と言われるような、よくあるけれど凄く気分の悪くなる悪意みたいなもの。 誰もが当たり前に持っている、でも普段はそんなもの無い様な顔をして善人の顔して生きている、という側面をいやがおうにも突きつけられているような気分になる、そんな小説。 ですが、これの凄いところは、読み解くのに物凄くエネルギーがいるにも関わらず、それを感じさせずに一気に世界に引き込む文章は流石だと思います。 面白いですけど、先にも言った様に「悪意」がテーマだと思いますので、読むのにエネルギーは使う小説です。 | ||||
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ユージニアが凄く面白かったので読んでみました。が、これは正直かなり期待外れです。 まず一番の不満は、様々な謎を提示するだけしておいて、それが全く解決されないという点。 老夫婦は一体何者か、監視カメラに写る人々は一体何を見ていたのか、紙袋を持って来た男の目的は何か、そして事件の根本的な原因は結局何なのか。他にも、数えればきりが無い程たくさんの謎があります。 中盤あたりまでは、それぞれのインタビューの内容がどのように結び付き、これらの謎が解かれていくのか非常にワクワクしながら読んでいました。 そのため、何一つ解決せず、SFチックな話でラストを迎えた時には唖然としてしまいました。 確かに、この小説を通して人間の怖さや脆さ、危うさといったものはよく分かりました。けれどそんな事よりも、とにかく残されたままの謎が気になってしょうがない。内容が面白いだけに、非常に残念でした。 この小説に、ユージニアのような事件の解決を期待して読むと、痛い目にあいます。 | ||||
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とある商業施設で起きた大量死傷事件の原因究明について、謎の(?)聞き手が質問をし、 関係者がそれに答えるという形式だけで物語が進んでいきます。 真相に近づくようで近づけず、皆何かを見たようで肝心な部分ははっきりとしない。 常に居心地の悪さ、薄気味悪さを漂わせた作品です。 机と椅子だけがある取調室のような部屋だけで展開されるシチュエーションムービー を想像しながら読むと不気味さがいっそう増すこと請け合いです。 最後の締め方が難しいだろうな、と思いながら読んでいましたがやはり若干 消化不良な終わり方になってしまった点が残念でした。ですがそれを差し引いても 十分楽しめる作品だと思います。 | ||||
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昔、読書家なある芸人さんがこの本を勧めていて、その芸人さんが私は好きなので、読んでみました。 確かに、掴みは上手いと思います。Q&A形式で話が進むのは新鮮ですし。その証拠に、自分が思う以上にスラスラと読めちゃいます。『これからどうなるの?』、『どう解決するの?』とワクワクさせられるからです。 でも、その期待やワクワクの分……ラストに裏切られた気持ちになりました。悪い意味で、です。どう解決するのかと気になっていた謎は、ほとんど解決されることなく終わり、皆さんがおっしゃるように、いきなりSFになっちゃうあの残念な終わり方……。なんだか後味が悪いというか、釈然としない部分が多すぎます。でも、ラストに至る前まではちゃんと楽しませてもらったと思うので、星1つにはできず、星2つです。 | ||||
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住宅街のスーパーという「日常」で起こった大規模な事件。 しかもそれが原因不明という後味の悪さ。 それを調査する人、それを調査していた人、 実際の被害者に、被害者から加害者へと変わる人、 まったくの第三者に、事件をきっかけに生活が変わってしまった人など。 少しずつあの日の事件が紐解かれたかと思いつつも、 さらに謎が深まったりと最後まで目が離せませんでした。 読んでいるとフッと四角画面に回答者の姿を見た気がします。 風景や表情・心情などの記述は一切なく、 ただただひたすらに1対1の会話だけで物語が進んでいく。 それを読んでいてこういう書き方もあるのだなぁと勉強になりました。 でも読み終わって、ちょっとすっきりしませんでした。 | ||||
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途中まですごく面白くて「真相は一体・・・!?」となるんですが、最終的には「なんだこれは!!」となる本。父に聞いたら恩田陸のはほとんどこういうような感じだと聞かされ、しばらくは恩田陸はいいかな、と思いました。 | ||||
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