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Q&Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 41~60 3/6ページ
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都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。しかし、異なる証言が多く、未だ原因の究明はなされていない。Q&Aのみによって真実に迫る。 人の奥底に潜む潜在的な意識に迫る内容となっています。危機的状況に陥った時、普段は隠している本質が露呈され、人間の本当の意味での恐ろしさが垣間見れるのではないでしょうか…。 「ひょっとすると、リアルなんてものは存在しないのかもしれないね。みんなが、自分の知ってる虚構の中を生きているだけで。」 | ||||
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表題通りQ&Aで一つの事件を追っていく。 多視点でそれぞれが時間軸に沿って物語が展開してゆく。 最後は...恩田ワールドですねw 良い意味で,客観的にサラリとしていて この程度で後味悪いなんて言っていたら何も読めないでしょう。 こういう話を,あまり重たくなくて読めるのがいい。 逆にもう少し主観的にドカッとくるものを思えば 恩田じゃなくてもいいのかな。 | ||||
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書店で裏表紙を見て、ああ、商業施設で発生した、多数の死傷者を出した 謎の大パニック事件を様々な形で関わった人々へのインタビューという形で描き キーパーソンと思われる「ぬいぐるみを持つ少女」の謎を解き 事件の真相に迫る……というような内容かと勘違いし購入しました。 その前提で読み進めていたため、前半はこれからどうなるんだろう、 防犯カメラの中で彼らが一様に「見た」ものは真相にどう関わってくるのだろう、 作者の真骨頂と評されるからには思いもつかない真相とラストがと 期待が高まるばかりだったのですが…… 作者が描きたかったものは、どうやらそういった大きな謎解きではなく 大パニック事件を共通の背景に、平凡に見える人々の心の変質や日常生活であったようです。 ああ、こんな人居そうだ、この人はこの事件さえなければ普通の範囲内で 生きていったんだろうな、というような薄怖さは確かにありますし 大パニック当時の描写の巧みさ、散りばめられた謎・謎・謎 (結局特に目新しい意味はなかったか、投げっぱなしかの二種類なのですが) によってぐいぐいと引き込まれ、 ついつい読み進めてしまう導入の上手さもあると思いますが、 謎解きを期待して購入してしまったばかりに、期待はずれ感が否めません。 少なくとも、ぬいぐるみの少女はどう考えても事件のキーパーソンではなく 裏表紙の解説には首を傾げます。(作者が書いたわけではないのでしょうが) いえ、彼女自身の謎は解けるのですが…… 彼女が助かった理由の真相はちょっとフェアじゃないなあと。 また、ラストは明確に蛇足だと思います。なぜここにいたって唐突にSF… | ||||
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先に「ユージニア」を読んだので、それよりはわかりやすくて、楽しめるなと思いました。 ただ、やはり他の方も書いていらっしゃいますが、なぜこんなことが起きたのか、という謎が、いつのまにか、なぜ少女が…という謎にすり替えられてしまった感はあります。最後にはファンタジーになってるし。なぜこんなことに、のほうも、それなりに答えは用意されているんですけどね。 あと、質問と答えの繰り返しですが、質問者が同一人物ではなく、あれこれ変わって、だれだかわかるときとわからないときがあって、最初のうちはまったくわからないから気にもならなかったのですが、途中で、これはあの人だ、とわかる時があってからは、わからないと苛立ってしまうような感はありました。もうちょっと教えてってところで肩すかしというのは、「ユージニア」と同じですね。そこが快感だったり、不快だったり。読んでいて微妙です。 | ||||
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本当は星0にしたい。冒頭に提示される謎、読者への情報開示の進め方は面白いが、やたらと作者の陳腐な社会批判を織り交ぜてくる。作者は何か自己主張したいのかもしれないが、私には重い事件をネタにして安全な場所から文句を垂れる傲慢な姿しか思い浮かばなかった。作中に数人、事件をネタにするマスコミやプロデューサーが登場する。彼らと作者は同類である。せめて謎は楽しめるかと思ったが、結局は最も責任をなすりつけやすいところが犯人にされる。作者は作中で言及される事件について何か言いたかったのだろう。そして、それをネタにするアイデアを思いついた。しかし、じっくりと面白い作品にする時間が惜しく、自分の思いをひたすら盛り込んで書き急いだ結果、このような中途半端な作品が出来上がったのではないかと想像している。 | ||||
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フジテレビ系の深夜に不定期放送されている『放送禁止』を見たことがある方なら、受け入れやすいと思います。すなわち、「そこで起きた事実は伝えるが、真実は明らかにせず、読み手に委ねる」というスタイルです。私は割と面白いなと感じましたが、ラストはいただけませんでした… | ||||
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率直に言ってちょっと「浅い」内容だと思う。 読者に迎合しすぎている、というか。 自分はもう50歳近い中年オヤジなんで、物の感じ方がひねくれてるのかもしれんが・・・。 「そうそう、こんな奴いるよね」 「こういうことって、あるんだよなあ」 とでもいうような、読者の共感を得やすい要素を、見え見えに羅列している印象なんだな。 家族を絞殺してしまうレスキュー隊員の話にしても、タクシー強盗に見せかけて殺されてしまう運転手の話にしても、「こういう展開にすれば、読者は驚くだろう」というような、作者の企みをストレートに感じすぎてしまう。 まあ、乱暴な括り方をさせてもらえば、「人間社会の闇」のようなものがテーマなんだろうが、同様のテーマを深く追い続けている村上春樹作品なんかに較べると、明らかにクオリティの低い、浅い作品だと思います。 | ||||
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出だしからグイグイ惹きこまれます。 パニックの原因はなんだったのか? 逃げ惑う人々が目撃したものはなんだったのか? 様々な視点からの解釈が交錯して、読者をがんじがらめにします。 ただ、ラストだけは当初とは全く別展開。 おぉぉぉ? 路線が変わったぞ? なんとなく田口ランディさんの「コンセント」のような。 まぁこのラストはこれはこれで面白いからOKです! | ||||
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巨大ショッピングセンターで起きたパニック。多くの死傷者まで出た事件の真相に迫るべく、最初は質問がなされていく。単なる謎解き?と思わせておいて、読み進めるうちにこれはホラーであることに気づく。どうして事件が起こったかという答えよりも、事件にかかわった人々の日常が壊れて行くさまがこの上なく恐ろしい。質問している人物が誰なのかも定かでなく、国家という大きな力もかかわって、途方もない絶望感が襲ってくる。 決して楽しく読めるという書ではないが、質問形式で語られるこの手法は恩田氏の意欲作であることに間違いはない。 | ||||
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本屋さんで、2月7日に買いました。 えーと、今日8日で70ページほど読み進めました。 すごーーーーーーく久方ぶりの読書です。 どっぷり読書に漬かれるかどうかは、この本次第と、ワタシの読み方次第だと思います。 読み進めてイラっとするかなぁ〜とおもったんです。1つめの後半くらい。ふと読み進めることできるかなぁって。ちょいと不安が。 コタエがないから。 でも、最後にほぅ〜。という内容が1つ2つと続いております。 次のお話もこんな感じなのかなぁ〜と。 うっすら期待薄です。まだ70ページ目ですが。 単行本で購入いたしましたー。 アマゾンでかなり安く売っていたので今度はそっちを覗いてみようかと思いました。 買った理由は私がコミュニティーの管理人をしている山本周五郎の賞をもらっていたことと、恩田陸を読むならまずこれから。という帯で決めました。 追記 本日(2月29日)読み終わりました。最後から3つ目のストーリーでなんとなく読めてきたので少し読み続けるのがしんどくなりましたが、ぶり返して最後まで読み終えました。途中すごく怖くなりました。心理戦だっ!って、思いました。ほとんど夜に読んでいたので怖さ倍増でした。 はじめの質問者は男?5つくらいから女?シンガポールに行ってた人は女口調?あれ?質問者はどっちだ?ってなんどか気になりました。やっつけっぽい展開もあったけど追い込む感じでそっちのが読みやすい。 臭うのが気になる女の子やホワイトロシアンを飲む理由がコーエンって面白かったです。あの映画はマーズアタックまでは行かないけどネタみたいだし、それで飲み屋で頼む私は本の中の人と同じかー!と思いました。タクシーの運転手になったら暗くて知らない道にはいかないようにって思いました。極秘って守っても自分は守られないなって。 さ、次なに読もう。 | ||||
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途中までは、割合と面白かったのですが、全体的には不満です。 本作の謎は、大別すると、 ( 1 ) 事件の原因が何なのか ( 2 ) 人災なら、その手段と犯人は誰なのか ( 3 ) 女の子が何故、打ち身一つなく、助かったのか ( 4 ) Q & AのQは誰なのか ということになるかと思います。 この中で、はっきりとした答が成されたのは ( 3 ) だけです。 イヤ、ほかもそれらしき物は書かれていますが、決着には至っていません。 最後は何か、SF要素で誤魔化されたような印象があります。 実際にこのような体験をしたことがないので何とも言えませんが、 Q & AのAに関しては、リアリティを感じないものが多かったのも残念でした。 引きはありますが、再読したい作品ではなかったですね。 | ||||
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確かに、この作品を恩田陸を初めて読む人には勧めないが・・・。だって恐いもん。 だが、やはり恩田陸の想像力というか妄想力、夢想力が凄い。あといっつも思うけど この人、相当先見性あるよね?古臭いようで、結構時代を先取りする事旨いと思う。 | ||||
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この小説の何処が面白いんだろう??分からない・・・夜ピクの方が断然良いし、恩田陸は夜ピクの一発屋だと個人的には思っているので・・・。 | ||||
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不気味。 怖い。 「ちゃんちゃん」とは、最後まで読んでも 腑に落ちない。 もやもや。 もやもや。 二人の会話の中だけで進んでいくから 想像が広がってますますこわい。 でもそこがこの作品の魅力☆なんだとおもう。 こわい。 けどあさってには忘れて居そう。 でもこれからきっといつかふとした瞬間に 何かが引き金になって あれ・・?なんか以前こんな感じの気持ちになったな って思う気がする。 | ||||
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質問とそれに対する回答によって物語が進行していく、という形式がおもしろそうで読んでみたのですが、読んでる途中からぞっとしてきました。人間の心理がよく書けています。怖かったけど、おすすめできる一冊です。 | ||||
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恩田陸さんの作品を読むのは初めてなのですが、正直むずしいなと感じました。ノンストップで読めたのはよかったのですが、疑問が多少残り、読んでる途中も「何で?何で?」の連発でした。わたしの理解力のなさのせいかもしれませんが、やはりむずかしかったですね。 | ||||
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作品の手法は新鮮に感じられます。 なぞめいた事件を対話形式で紐解いてゆきます。 会話を聞き取るように読めば 目に見えない形容しがたい恐怖に目が離せません。 実際に起こりうる事件なので自分だったらどうするか、 どうなってしまうのか考えさせられます。 | ||||
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得体の知れない怖さがあります。 何も怖いものが出てこないのです。 登場するのはごくふつうの人々。 週末のにぎわうショッピングセンターでの事故。 なぜ事故が起こったのか。 謎が分からない恐怖。 普段は内に隠している人それぞれの恐怖が、大勢の人から同時に外に出るとそれは地獄と化す。 怖いのは人間が内に秘めた恐怖心と不安感。 この本にはそれがいっぱい詰まっている。 謎解きがメインではなく、人間の恐怖心と不安感を楽しむ一冊。 | ||||
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……なんだろうなぁと思います。 最初から最後まで質問者(Q)と回答者(A)の会話で繋がっていく話ですが、QもAもコロコロと変わります。 あるショッピングセンターで起きた事件をキーに前半はその原因を探るように進んでいるのですが、一つの事件を他視点から見る度に、読者が最初に与えられた視点がぼやけていき、気がつくと自分自身が事件の起きたショッピングセンターに居た関係者のようにも思えてきてしまいます。曖昧な怒りや混乱、悩み……なんと捉えていいのか分からない不安というか……読み進めていくとどこかでこの気持ちを解決……ストンと落ち着けるところを付けてくれそうな期待を持つのですが…… 巧いんだけど、作者の意図も分かりそうな分かるような気がするんやけど 読み終えて1日たってももやもやとした感じが残ってしまっています。 | ||||
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巨大ショッピングセンターで起こった、謎の事件。 死者も負傷者も大勢いるのに、その原因がわからない。 その解明のために多数の目撃者が召喚されるが、事件はますます奇妙な様相を帯びるばかりで…… ひたすらQ&Aだけで進むお話でした。 確かに新しいし、読んでいるときは面白かったんですが、あまり気分のいいものではなかったです。 露悪的というか……人間全てが病んでいる、といった話ばかりだったので少し気が滅入りました。 最終的な終わり方も、どうして最後の最後で? と首をひねってしまうようなものでした。 読みやすかったし夢中にはなれましたが、読後感は今ひとつ。 | ||||
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