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Q&Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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途中まではとてもシリアスですが、聞き手の立場が変わったあたりから徐々にショートショートのようになって終わります。そのため読後感は意外とさっぱりです。 | ||||
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落としどころがなかなか見つからなくてあがいた上でこの結末になった気がします。寄せ集め感がありました。 | ||||
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作風が非常に斬新でした。なんとQ&Aだけで物語が進行していきます。 一見刑事の取り調べ風にQ&Aは進行し、関係者の証言から事件の概要がおぼろげに分かってきます。そして次第にQ&Aはインタビューの聞き手と話し手、友達同士の会話、タクシーの運ちゃんとお客等バリエーションが変化していきます。 展開は語り手が中心なので、独白のような書きぶり。聞き手とのやり取りが明快に表されないためややもどかしさがありながらも、前のパートで語られていた人物が後段になって語り手となっていると思わせる箇所が幾つかあり、こうして少しづつ全体像を読者自身の頭の中で作らせるといった作品となっています。 で、事の真相はというと、明確には語られません。くぅー、なんなの!? さらには解説を書いた建築学者の森川嘉一郎氏。彼の文章が小難しくて、読後のもやもや感に追い打ちをかけます笑 ・・・ きっと純粋にエンタメを追い求める人には不満足だと思います。消化不良というか欲求不満に陥るのではないかと。 私は恩田氏の変幻自在の作風の変化にこれまで驚かされてきましたので、今回もどちらかと言うと「すげえな。今度はこう来たか」と驚嘆の念を改めて覚えたという次第です。 一般受けする作品というより、作者のファンや珍しいもの好きの方にはおすすめできる本だと思います。 | ||||
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会話のみで進むストーリー そこから事件の概要が少しずつ浮き彫りに 前半は凄く快調だったけど… 言いたいことはわかる 集団の力は凄まじいものがある けどね…もやっとする しかも最後の最後がなんでアレ? 本屋の煽り文句で思わず買ったけど、真実って一体なんだったんでしょ…って感じ 煽るだけ煽っておいてそりゃないよ | ||||
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久しぶりに一気読みするほど引きつけられました。結局どうなの ってずっと考えながら。このような作品だと最後の締めが全てだと思います。詰めが甘いですね、なんだ って感じ。オチがしっかりしていないと楽しめない自分としては高得点はつけられませんが、小説の展開の仕方という点では、非常に良くできた作品だと思います。 恩田作品は映画にもなった夜のピクニックしか読んだことがありませんでしたが、他のも読んでみようと思います。 | ||||
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Q&Aだけで物語が進むというのに新鮮さと面白味は感じたけど…。 いまいちハッキリしない終わり方にモヤモヤした。 結局はタクシーの運転手が語ったことが全てだったのかな? ラストはなぜか急に現実味がなくなり「え?」という感じ。防犯カメラに映っていた、お客達が見ていたものは何だったのだろう。 う〜ん。スッキリしない。 | ||||
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ミステリー小説を探してたところ、帯の「Q&Aだけで進行するミステリー」という言葉に興味を持って購入しました。 そういう意味では期待とは違った内容でしたが、基本的に会話文で全て成り立っているので、読みやすい本でした。 また、読んでいるうちに明らかになることもあり、まるで探偵のような気持ちで読むことができました。 (最終的なオチは記述がなく、自分で想像するしかないのですが・・・) 「ただ、君だって街を歩いていて、誰もがイライラしていて、不満をぶちまけるきっかけを探しているような気がすることはあるだろう?みんな努めて自分を抑えようとしているが、何かきっかけがあれば爆発して、とてもひどいことになってしまいそうだと感じる時が」 (本文より引用) この本の真髄を表していると思う文章です。 人間の闇の部分について考えたい人にはお勧めの本です。 | ||||
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本作は日本推理作家協会賞にもノミネートされていたが、選考委員の後半はミステリーとは別の方向にベクトルが向かってしまっているという指摘に尽きる。 郊外のショッピングセンターでの大量死は何故起こったのか?原因は?犯人は?黒幕は?と壮大な謎が投げかけられる前半は非常にワクワクさせてくれるが、これは後半できっと全ての謎が明かされる前提でのこと。ところが、後半になると、話は人間の良心や宗教話などの精神的な話題に流れて行き、結局全ての謎は謎のまま終わってしまう。 別に広げた風呂敷をたたみ切れなかったとかではなく、こういう人間心理を追求していくテーマなのだが、やはりこの落ちの付け方は大方の本書を読んだ読者には何とも不完全燃焼感を抱かせるのは必至だろう。 人間の極限状態での心理を読みとるという意味ではよく出来ている作品だが、やはり純粋なパニックミステリースリラーとして完成していた方が良かったと感じてしまう。 | ||||
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人の「怖さ」を存分に書き込んだという印象。 女性の、子供の、男性の、老人の・・・いろんな立場の人間から語られる人間の恐ろしさ。 確かに結論はありませんが、結論がないことにまた意味が込められているのかなとも思いました。 | ||||
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住宅街のスーパーという「日常」で起こった大規模な事件。 しかもそれが原因不明という後味の悪さ。 それを調査する人、それを調査していた人、 実際の被害者に、被害者から加害者へと変わる人、 まったくの第三者に、事件をきっかけに生活が変わってしまった人など。 少しずつあの日の事件が紐解かれたかと思いつつも、 さらに謎が深まったりと最後まで目が離せませんでした。 読んでいるとフッと四角画面に回答者の姿を見た気がします。 風景や表情・心情などの記述は一切なく、 ただただひたすらに1対1の会話だけで物語が進んでいく。 それを読んでいてこういう書き方もあるのだなぁと勉強になりました。 でも読み終わって、ちょっとすっきりしませんでした。 | ||||
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途中まですごく面白くて「真相は一体・・・!?」となるんですが、最終的には「なんだこれは!!」となる本。父に聞いたら恩田陸のはほとんどこういうような感じだと聞かされ、しばらくは恩田陸はいいかな、と思いました。 | ||||
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表題通りQ&Aで一つの事件を追っていく。 多視点でそれぞれが時間軸に沿って物語が展開してゆく。 最後は...恩田ワールドですねw 良い意味で,客観的にサラリとしていて この程度で後味悪いなんて言っていたら何も読めないでしょう。 こういう話を,あまり重たくなくて読めるのがいい。 逆にもう少し主観的にドカッとくるものを思えば 恩田じゃなくてもいいのかな。 | ||||
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本屋さんで、2月7日に買いました。 えーと、今日8日で70ページほど読み進めました。 すごーーーーーーく久方ぶりの読書です。 どっぷり読書に漬かれるかどうかは、この本次第と、ワタシの読み方次第だと思います。 読み進めてイラっとするかなぁ〜とおもったんです。1つめの後半くらい。ふと読み進めることできるかなぁって。ちょいと不安が。 コタエがないから。 でも、最後にほぅ〜。という内容が1つ2つと続いております。 次のお話もこんな感じなのかなぁ〜と。 うっすら期待薄です。まだ70ページ目ですが。 単行本で購入いたしましたー。 アマゾンでかなり安く売っていたので今度はそっちを覗いてみようかと思いました。 買った理由は私がコミュニティーの管理人をしている山本周五郎の賞をもらっていたことと、恩田陸を読むならまずこれから。という帯で決めました。 追記 本日(2月29日)読み終わりました。最後から3つ目のストーリーでなんとなく読めてきたので少し読み続けるのがしんどくなりましたが、ぶり返して最後まで読み終えました。途中すごく怖くなりました。心理戦だっ!って、思いました。ほとんど夜に読んでいたので怖さ倍増でした。 はじめの質問者は男?5つくらいから女?シンガポールに行ってた人は女口調?あれ?質問者はどっちだ?ってなんどか気になりました。やっつけっぽい展開もあったけど追い込む感じでそっちのが読みやすい。 臭うのが気になる女の子やホワイトロシアンを飲む理由がコーエンって面白かったです。あの映画はマーズアタックまでは行かないけどネタみたいだし、それで飲み屋で頼む私は本の中の人と同じかー!と思いました。タクシーの運転手になったら暗くて知らない道にはいかないようにって思いました。極秘って守っても自分は守られないなって。 さ、次なに読もう。 | ||||
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途中までは、割合と面白かったのですが、全体的には不満です。 本作の謎は、大別すると、 ( 1 ) 事件の原因が何なのか ( 2 ) 人災なら、その手段と犯人は誰なのか ( 3 ) 女の子が何故、打ち身一つなく、助かったのか ( 4 ) Q & AのQは誰なのか ということになるかと思います。 この中で、はっきりとした答が成されたのは ( 3 ) だけです。 イヤ、ほかもそれらしき物は書かれていますが、決着には至っていません。 最後は何か、SF要素で誤魔化されたような印象があります。 実際にこのような体験をしたことがないので何とも言えませんが、 Q & AのAに関しては、リアリティを感じないものが多かったのも残念でした。 引きはありますが、再読したい作品ではなかったですね。 | ||||
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不気味。 怖い。 「ちゃんちゃん」とは、最後まで読んでも 腑に落ちない。 もやもや。 もやもや。 二人の会話の中だけで進んでいくから 想像が広がってますますこわい。 でもそこがこの作品の魅力☆なんだとおもう。 こわい。 けどあさってには忘れて居そう。 でもこれからきっといつかふとした瞬間に 何かが引き金になって あれ・・?なんか以前こんな感じの気持ちになったな って思う気がする。 | ||||
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恩田陸さんの作品を読むのは初めてなのですが、正直むずしいなと感じました。ノンストップで読めたのはよかったのですが、疑問が多少残り、読んでる途中も「何で?何で?」の連発でした。わたしの理解力のなさのせいかもしれませんが、やはりむずかしかったですね。 | ||||
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……なんだろうなぁと思います。 最初から最後まで質問者(Q)と回答者(A)の会話で繋がっていく話ですが、QもAもコロコロと変わります。 あるショッピングセンターで起きた事件をキーに前半はその原因を探るように進んでいるのですが、一つの事件を他視点から見る度に、読者が最初に与えられた視点がぼやけていき、気がつくと自分自身が事件の起きたショッピングセンターに居た関係者のようにも思えてきてしまいます。曖昧な怒りや混乱、悩み……なんと捉えていいのか分からない不安というか……読み進めていくとどこかでこの気持ちを解決……ストンと落ち着けるところを付けてくれそうな期待を持つのですが…… 巧いんだけど、作者の意図も分かりそうな分かるような気がするんやけど 読み終えて1日たってももやもやとした感じが残ってしまっています。 | ||||
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さきに『ユージニア』を読んでしまうと、こちらはホラーっぽい雰囲気で読ませるだけの軽い読み物の集合体でしかない感じ。全体のつながりはうすく、連作短編という印象。 | ||||
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まず、物語というものを終わらせる時には『事件』を『解決』させなくてはいけないと思う。この作品にはそれが無い。前半部分で謎を出すだけだしてほったらかし。具体的な解決は全く無し。挙げ句の果てに最後はあの訳の分からない締めくくり。この事件の解決を楽しみにして読んでいただけに、正直とてもがっかりした。 | ||||
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読みモノとしてはおもしろいのですが読み終えてみると散漫な印象。目線を絞り込んだほうが収まりがいい。作者クロニクルからいうと閉じない物語刊行時代の作品。表層で捉えるならば集団ヒステリーやデマゴギーなんてパニックモノに括られてしまうのでしょうがインタビューで炙り出されるのは事件そのものの真相解明より現場に居合わせた人間、彼らから滲み出てくるモノ・コトに対しての極めてパーソナルな恐怖。短編小説の「しばり」としての事件であったりもしくは「オムニバス形式」など徹底してあれば問題はなかったとは思うのですがその辺りの色調がグラデーションというよりちぐはぐ。振り返ると「実験」されていたのかな、とも。2007年文庫化。 | ||||
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