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黄昏の百合の骨
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黄昏の百合の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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登場人物のキャラも良くて普通に面白かったけど、『麦の海に沈む果実』の不思議な世界観とハラハラ感には負けちゃう。 | ||||
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新品との記載がありましたが汚れやシミ、折れなどが目立ちました。 梱包もそのままの状態で封筒に入れられていて雑でした。 安いものではなかったためこのような結果になり残念です。 | ||||
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初読の時は思わなかったが、理瀬も割と詰めの甘いトコはあるんだよねー 最近の印象だといつだって俯瞰で捉えて、余裕ありげな印象なんだが …決別と称した呪縛振りまいてんなー… ま、そこいら辺が理瀬の理瀬たる所以で そろそろ新刊の「これ、なんだっけ」に繋がってきた もう1冊読めば概ね全部通しで「そうだった」になるかな 合わせまして北見氏のイラスト装丁改めて堪能しております | ||||
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薔薇の中の蛇から読み始めたが、理瀬の魅力はこちらの方がずっとある。ここから蜜蜂に進むのかと思うと、作者の深化が怖い。 | ||||
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暗いのだけど、登場人物は皆魅力的。 匂いとか不気味さとか、すごく伝わってくる文章。 半分くらいから、一気に最後まで読み終えました。最後も安心しておわりかなと思いきや、、、単純な私はハラハラでした。 面白かったです。 | ||||
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「図書室の海」の中の「睡蓮」、「三月は深き紅の淵を」の中の「ねじの回転」、そして「麦の海に沈む果実」の続編です。少なくとも「麦の海」だけは読んでおいた方が登場人物のバックグラウンドなどわかりやすいと思います。 前作がいい意味で少女漫画的な幻想味のある作品だったのに比べて、こちらは長崎を舞台とした現実的なミステリです。ただしそこは恩田陸作品なので社会派や本格推理にはなりません。 主人公の理瀬は中学生から高校生へと成長しています。登場人物は、階段から転落死したもののいまだに強烈な存在感を放っている祖母、その2度目の夫の連れ子である2人の叔母。そしてあとは10代から20代の若者ばかりで、理瀬の同級生たちと、いとこの稔は駆け出しの医者でその弟の亘は大学院生。ゆえに学園もの青春ものの甘さと切なさがあり、それでいて恩田節としかいいようのない不穏で不気味な緊張感が不思議な雰囲気をかもし出しています。 みんなが何を考えているかわからない、表面とはまったく違う人間性がちらりとのぞく気味悪さ。祖母の死は本当に事故死だったのか?その祖母がほのめかしていたこの古い洋館の謎ジュピターとは?近所では猫などの小動物が毒殺されているらしく、隣人の少年は理瀬に「逃げて。このままじゃ殺されてしまう」と忠告します。 明らかになった真相と、次々にむき出しにされる登場人物たちの本性、話は二転三転して最後まで気が抜けません。まるで舞台劇のような緊迫感です。 他校の誠実な高校生雅雪に惹かれた理瀬は一瞬自らの境遇からの逃避を夢見ますが、まるで成熟した大人のようにそれは不可能と諦念を持って運命を受け入れます。それほどまでに逃れることのできない得体の知れない理瀬の一族とは?この流れだと後はまるで国際謀略ものにならざるをえないと思うのですが、それは恩田さんの作風ではないような気がするし・・これからいったいどういう展開になるのでしょうか? 2021年5月に「薔薇のなかの蛇」が発表されていますがまだ未読です。理瀬が英国留学に戻ったその後のようですが、これから読むのがとても楽しみです。 | ||||
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前作「麦の海に〜」の世界観が好きな人は気に入ると思います。 天真爛漫な幼馴染み、ニヒルで冷徹な医師、正統派な同級生、病弱な友達の弟等、4人の魅力的な美少年が出てきますが何より今回印象的だったのは理瀬の伯母、タイプの異なる美人姉妹でしたね。 感じの悪いとされた妖婦が実は正直で小心な操られていただけの娘で、清楚で優しいお姉さんが実はバイセクシュアルの妖婦で毒婦だったというオチは定番かもしれないけど見せ方が良かったせいか意外に感じました。 | ||||
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『麦の海に沈む果実』からの流れは 裏切る事が無く 著者のミステリー感が直球で満載 (^.^) 個人的な事ですが1970年代(私の幼少期)の 筒井康隆のSF?小説のヒロイン『火田七瀬』を思い出します (@_@) 主人公:水野理瀬は 超能力者(テレパス)じゃないけれど どことなく現実離れしたストーリーや登場人物が昔懐かしい思い出と一緒に蘇りました!もったいないくらい一気読みでした! タイトルの『黄昏の百合の骨』って読み終わってみるとヒネリもなく そのまんまですね (*_*; | ||||
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最初から最後まで、展開が凄くて先は全く見えなかった。 展開は早いけど、百合の花の香りが漂うように、作品から滲み出る濃厚な空気。 完全な世界観に飲み込まれました。 | ||||
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大好きな作家さんの本で、一気に読みました。中古本を店頭以外で購入したのは初めてでしたが、とてもきれいな状態で驚きました。また探して買いたいと思います。 | ||||
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本格的なミステリーを期待していたので、読み終わったあと時間を返して欲しかった。中高生が読むような内容で、闇の世界だとか敵対する組織だとか、美少女とか催眠術で都合よく収まるとか、真面目に読むと笑えます。大人が読むミステリーでは無いですよ。ファンダジーと思えばいいかも思えば | ||||
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人は見た目が100%? Non 願望を成就させるまで仮面を・・・羊の皮を被った狼もいる。 たとい、善が悪のほんの上澄みの一部だとしても、善が存在するから悪も存在できる。 光があるから、闇があるように。 光が闇に負けることはないように、善が悪に負けることもない。 貴方の身近な人も、魔性を秘めているかも・・・知れないし、いつか、ロックオンされちゃうかも・・・。 善だけの人も、悪だけの人もいない。 誰でも、心に闇を内容しているはず。 心に巣くう闇に負けそうなとき、どうする? 人は、目の前の誰かがいなくなったとしても、すぐに忘れるものであり、環境に慣れるものであり、自分の都合の良きように、記憶を上書きできる生き物。 | ||||
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※シリーズ他作品のネタバレあります。 「三月は深き紅の淵を」が面白いミステリーだと聞いて読み面白かったのですが、いまいち飲み込みきれず理解できない部分が多く…。 「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」「黄昏の百合の骨」が続編だとのことで、その順番に読みました。今発売されている中ではシリーズ全て読ませていただきました。 他の方もレビューに書いていますが、文章や読んでいる最中はとても面白く夢中になるのに、オチというかラストが微妙なものばかりで、読了感がどうにも悪いです。「理瀬シリーズ」は4冊ともその印象が強いです。湿原の中の学園やいわくつきの子供たちや謎の校長(父)、そして今作も長崎の洋館、謎多い同級生など、設定や登場人物はとても魅力的なのにそれを活かせていないと思います。 またミステリーとして、「理瀬は実は記憶喪失だった(謎とされていた校長の行動はすべてそれを思い出させるため)」や「亘と朋子が実は付き合っていた」など、たいした伏線もないのに実は…と後半でネタバラシする謎が多く、読者が解けない(ヒントや伏線がない)ものはミステリーとしてズルいなあと感じ楽しめませんでした。学園の特殊さや物語の雰囲気は面白いので、謎というか不思議な半ファンタジーだとでも思って読めば気にならないのかもしれませんが…。 | ||||
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ついつい引き込まれて一気に読んでしまいます。久しぶりのおもしろさでした。 | ||||
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「麦の海に沈む果実」の続編です。舞台は北の**湿原から南の**の洋館に移ります。雰囲気はがらりと変わります。謎めいた洋館に出入りする美しい女たち。やがて訪れる理瀬の従兄弟たち。グラバー邸でのささやかな平和な時間…。理瀬にさらなる悲劇がおとずれる…。 **関連する作品に『図書室の海』所収の「睡蓮」があります。幼い頃の理瀬のお話です。こちらを先に読んでおいてください。 | ||||
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恩田作品ブームが再来したので、とりあえず読んだことないものを手に取ってみました。 麦の海に出てきた理瀬が出てきてびっくり。シリーズ化(のようなもの)されてるとは全く知りませんでした。 理瀬シリーズは比較的謎が解明されてるみたいですね。謎もなかなか凝っていたし、後半急展開で面白かった。 それに登場人物の心の表現が上手だからか、登場人物の表情、状況が目に浮かぶようでした。 理瀬も大人びているし、でもそんなに擦れてない微妙なバランス加減が良く表されていました。 麦の海の内容もうろ覚えだし、三月も読んだことはないので、猛烈に読みたくなり、購入してしまいました。 今度はもっとあくどい理瀬が活躍する波乱万丈な話が読みたいです。 | ||||
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最初の雰囲気は良いですが、それだけです。 全てが中途半端です。 最初にいくつかの謎が提起されるのですが、ことごとく肩透かしをくらうような結果に… 恩田陸の熱烈なファンなら楽しめるかもしれませんが、そうでないならオススメしません。 ファンディスクのようなものだと思えば楽しめるかも。 あと、前作を読んでないと何が何やらわからないのでご注意を。 | ||||
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レビューを見ると、この前にもう1冊あるんですね。 私は「ヨハン」が結構好きなので、あの学園のダークな雰囲気をまとった この話も面白かったです。 出てくる女性、みんな裏表があって怖いです。 思わせぶりなヒロインのいう「こちら側」と「あちら側」、気になって気になって。 「麦の海〜」探して読むことにします。 しかし、何が怖いってラブラブカップルになっちゃう朋子ちゃんたち。 彼女は、ヒロイン以上に「あちら側」」の人なんじゃないですか?? | ||||
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いつの頃からか恩田作品は読まなくなってましたが、このシリーズは理瀬が可愛いので買いつづけようと思います。 「〜だわ」「〜かしら」で喋るクールで品のいい理瀬ちゃんがとても好きです。 しかし「闇の世界」。でっかいもん持ち出してきたなあと読者は心配。 「話に収集がつかなくなったら、はいこれ使えば解決」みたいな使い方をさんざされてきたモチーフなので、安易な方向に行かないといいんだが。 とはいえリアルに世界を股にかけて各国情勢を解き、商談&スパイする理瀬が読みたいのかと言われるとなんかそれも違うような。 「何故私はパパの娘として生まれてきたの!?運命を呪うわ!」なんて方向に行くのかなー。 (今回ちょっとそんな進行の片鱗が) 笑顔で人を殺し、その後センチになっちゃうような(で、読者から突っ込まれるような)(勿論作者はそこまで計画済み) 美しい悪魔少女の活躍が読みたい… 楽しく読み終え満足してるんですが、理瀬シリーズとしては二作目で早くも番外編、って印象です。また、そうでないと困る気もする。前回あれだけ風呂敷広げ、今回も思わせぶりな事ばかり匂わせといて、続編もご近所ミステリ風味だったら肩透かしだし。 …どう展開して行くんだろう…。前作で終わってた方が良かったのかな… | ||||
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『三月は深き紅の淵を』→『麦の海に沈む果実』→『黄昏の百合の骨』と続く。 この世の中には、光があれば影がある。 光の世界を往く者は、決して相容れぬと知りながら影の世界に焦がれる。影の世界を往く者は、光と影の明確な違いに諦めた様により深い闇に落ちていく。自分が平凡だからこそ、『自分とは違う』『特別』に惹かれてしまう。 それを『三月〜』から続く主人公理瀬の家族が明確に示していると思う。 本筋はミステリ。 理瀬は祖母が生前暮らしていた家に住み、ジュピターを処分しろという遺言の謎を解く。 この人の本に出てくる男性は本当に魅力的な人が多いです。 理瀬のいとこである稔も亘も正反対の性格の魅力を持っているし、『麦の海に〜』にも登場するヨハンも非凡だからこそ平凡な私は魅力的だと感じるのでしょう。 理瀬もに憧れる。あんな強い芯の通った女の子になりたかった自分を物語に求めてる。(不毛ですね(笑)) そんな不思議な魅力がある登場人物の非凡な日常ってやっぱり読みたくなる。自分が平凡だからこそ光にも闇にも憧れる。 | ||||
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