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黄昏の百合の骨



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【この小説が収録されている参考書籍】
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)
黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

黄昏の百合の骨の評価: 4.10/5点 レビュー 62件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 41~60 3/4ページ
No.22:
(5pt)

良かったです

最後の最後までミステリアスでドキドキしました。主人公・理瀬のキャラも好きです。ぜひ、ドラマ化して欲しい作品です。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
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No.21:
(4pt)

人の心の恐ろしさ

祖母はなぜそんな奇妙な遺言を残したのか?誰にもそれが分からないまま、理瀬と叔母たちはその家に住み続ける。一見穏やかな暮らしに見えるが、実はそれぞれの心の中には、それぞれの思惑が渦巻いている。人の心は何て複雑で残酷なものなのだろう。笑顔の裏に隠されたもうひとつの顔、心のひだにうごめくものを、作者は見事に描いている。何が、信じられるものなのか?遺言の真実とは?それが見えたとき、読む者は改めて人の心の恐ろしさを感じるに違いない。恩田陸の世界を、充分に楽しめる作品だった。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
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No.20:
(4pt)

続編に期待

この本を読む前に『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』を読むことをお勧めします。恩田陸さんの本は最後の最後まで読者を引き付け、たとえ眠い時に読んでも「あと1ページだけ読んだら寝よう。あと1ページだけ…あと1ページだけ…」というように気付いたら徹夜して読んでいたということがよくあります(笑)この『黄昏の百合の骨』も例外ではなく、受験中に息抜きにとちょっとページを開いたら、気付いたら朝になってました。最後がちょっと物足りないような感じがしましたが、この続きがあるならばこの物足りなさが丁度良い感じもします。
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No.19:
(5pt)

信じることが・・・

水野理瀬が、わざわざ留学から一時帰国して住むことにした、洋館。そこに住む彼女の血の繋がっていない、正反対に見える叔母二人。隣に住む友達、その弟、そしてその親友。帰ってきた従兄弟たち。洋館で起こる、「不運な」出来事。一体、これらの関係は、どうなっているのか・・・わくわくしながら、読むことができました。一体何が真実なのか、誰を信じて良いのか・・・最終的には、この本の読了後には人が信じられなくなります。笑この本の主人公・水野理瀬は同著者の「麦の海に沈む果実」の主人公・理瀬。この本はこの本で独立した物語なので読んでいなくても支障ありませんが、読んでいた方が断然楽しめます。麦の~のファンの方にとっては、嬉しい一冊です。
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No.18:
(4pt)

面白い、と云うより。

『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』にも登場する水野理瀬の話。『麦の海に沈む果実』と比べると「…………」という感じだった。面白い、と云うよりは 好きだ、と思う。『麦の海──』の最後の方よりも何倍か、理瀬の黒さが増していて好き。“睡蓮”(『図書室の海』中の短編)の中に登場したきりであまり触れられていなかった理瀬の従兄弟達も活躍していて好きだ。取り敢えずわたしの感想は、「好きだ」の一言に尽きた。
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No.17:
(4pt)

百合の館

『麦の海に沈む果実』の主人公である理瀬を中心に話は展開していきます。ある洋館をめぐり、それぞれの思惑が渦巻いていきます。それぞれが疑心暗鬼の中、互いの言葉の端々に敏感にならざるを得ません。百合というモチーフが濃厚な雰囲気を盛り上げていると思います。繰り広げられる登場人物の会話によって、読み手は各登場人物に疑いのまなざしをむけることになるのではないかと思います。私は恩田氏得意の手法である、この登場人物たちのシャープな会話、ある意味、辛辣とも言える言葉のやりとりが好きです。『麦の海に沈む果実』、『図書室の海』(幼い頃の理瀬に関する短編収録)、『殺人鬼の放課後』(ヨハンに間する短編収録)を読んでから、この本を読むことをお勧めします。この本は読み手へ次回作への期待を抱かせつつ幕を引きます。おそらく、私は次回作が出れば急いで書店に足を向けることになるのではないかと思います。
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No.16:
(3pt)

消化不良も少々・・・。

恩田陸と初めて出逢ったのは「黒と茶の幻想」――。登場人物のそこはかとない不気味さと魅力に惹きこまれ、あの分厚い本を一気に読了した覚えがあります。そしてまた、あの“読書の愉しみ”を味わいたくて選んだ恩田陸の本書。様々な伏線が張り巡らされ、終結へのエネルギーを溜めに溜めてページは進むのですが・・・内容については、これを読む方に先入観を持たれないよう、伏せておきますが、ひとつ言うとするならば、主人公の理瀬に違和感を感じるという無念さが拭えません。彼女はどうやら他の作品にも登場するキャラクターのようですが、16歳にしてこの、ただの年増女のようなものの考え方、感情、言葉には同調し難いのです。そのそつのなさは無難で特徴がなく、人間の魅力としての厚みに欠け、『こちら側の世界の女』『冷静と分別の大人の女』として真っ当に書き込もうとすればするほど、理瀬が16歳である必要がないとさえ思えてきます。(16歳には16歳の魔女性があるはずです。そこを巧く書いて欲しかった・・・)ストーリー運びを潤滑にするためにあしらわれた登場人物たち。キャラクター設定からはみ出さないように振舞う登場人物たち。それは丁度、セピア色をした古典映画を見るような思いでした。恩田陸の持ち味はそこにあるとしても、本書は少し窮屈だったかもしれません。
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No.15:
(4pt)

麦海の続編!

麦の海に沈む果実が好きな人には特にオススメです。いくつものどんでん返しや、ただのミステリーでは終わらず、いい意味でなにかひっかかる感じがするのは恩田作品ならでは。麦海から理瀬の性格が思ったより変わっていて作品の雰囲気全体が重くなった感じはしますが、今作は次回の続編の伏線的要素がありますし、麦海では明かされなかったヨハンとのエピソード、何よりミステリーとして完成されているので、ぜひ読んでみてください!
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No.14:
(3pt)

黒いヒロインの魅力

美しく、闇の雰囲気のあるヒロインはどんな作品でも魅力的。この本の水野理瀬もこのタイプ。この黒いヒロインが雅雪へのうっすらとした感情になんとなく気が付く場面がとっても素敵だった。意外な一面を見せられて彼女のことがもっと好きになってしまった。誰が味方で敵なのか・・・誰を信じたらいいのかわからない複雑な人間関係。意外性があり、一気に読み進められる。こういうのって恩田陸の得意分野かもしれない。怖さを倍増させる、気味の悪い挿絵も物語は効果的でした!シリーズとして続きそうなラスト。まだまだ理瀬の活躍がみたいです。
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No.13:
(5pt)

百合の香りに囲まれて

百合の匂いに囲まれた世界。その匂いに誘われるようにして起こる事件の数々…祖母の遺言の秘められた謎。理瀬を取り巻く、闇と光。「麦の海~」の理瀬のお話。亘や稔も出てきます。ヨハンも理瀬の記憶の中でちょこっと。成長した理瀬と理瀬の未来への感情にちょっと切なくなりました。なんか続きがありそう。このお話はまだきっと続きます!
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No.12:
(5pt)

怖い。

あらすじは他の方が書かれているので省略します。この本の最後は怖すぎてあたしは一人じゃ読めなかった。誰を信じたらいいか分からなくて、この人じゃないと思ったら、また違う人が襲い掛かってきたり…。場面場面に入ってる挿絵もまた怖い。でも怖いながらも読むのは止まらなかった。次々といろんな謎が出てくるから、全然飽きることなく読めた。前の話から理瀬が持つ不思議な雰囲気が大好きだから、それに終始覆われたこの話を読むのは楽しかった。
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No.11:
(5pt)

長い間、待ってました

クールなレビューを書くには、その本と少し距離があった方が書きやすい。おもしろかった箇所を褒めつつ、辛口の批評も入れてることができるから・・・。今回は全然うまく言葉が見つからない!私の脳裏に浮かぶ単純な賞賛の言葉では足りなすぎる~。書いても書いてもただの「恩田陸ファン」の叫びになってしまう。(笑)一度目読んだ時は、懐かしい登場人物に歓喜しつつ、展開に驚愕。二度目は、愛すべき人たちの心の動きに自分の心も重ね、身悶える。そして三度目、第三部へとつながる展開を忘れないようしっかりと「パズルのピース」を拾っておく。読み終えるのが惜しくて、何度も残りのページ数を確認してしまいました。「ジュピター」の正体に「クレオパトラ」を重ねてしまったけど、押せ押せのラストにそんな不満も掻き消えました。麦海~とはちがう(成長した)理瀬の闇もなかなかよかったです。
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No.10:
(5pt)

大好き!!

恩田陸さんの小説は大概のものが好きなんですが、特に理瀬が出てくるお話が好きなんです。そしたらなんとこの本にも載ってるじゃないですか!?見つけて、速攻ゲットしました♪舞台は古い祖母の家。遺言によって招かれた理瀬の運命は・・・、そしてその意図は?ってな感じで、読めば読むほど恩田陸ワールドへ入り込んでしまいます。『図書館の海』の中短編集にも出てくる稔と亘も登場するし、なんといっても『麦の海に沈む果実』のあの理瀬が学園から去る前日の行動がヨハン付きで読めるなんて、本当仁最高でした!!!この2冊を読んだ方は、ぜひ!!この本は必見ですよ~!
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No.9:
(4pt)

最後まで引っ張られて、読み切った!

懐かしい“理瀬”の名前がでてきて嬉しかったです。恩田陸の学絞を舞台にした作品が好きで、てっきりこれも・・・と思ったのですが、『黄昏の百合の骨』には、先の作品に登場した懐かしい名前が幾人か出てくるものの、恩田さんらしいアンニュイなムードが一貫していて、複雑な伏線、謎をラスト近くまでひっぱっていくのもさすがにうまい!成長した理瀬・亘・稔などと再会できて、嬉しかったです。また、お得意の訳ありのおばさん(失礼!中年女性)も、二人も登場して作品の謎にずっと絡んでいて、気になって仕方なくなります。最後まで読むと、題名にしかけられた謎がわかります。
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No.8:
(5pt)

一見の価値あり!

この本は次から次へといろな事が起こり、最後の最後まで読んでいて楽しめる本です。「麦の海に沈む果実」を読んでから本書を読むと、より一層楽しめます。内容も恩田 陸さんらしい、予想もつかないミステリーがよくでていたと思います。本当に一見の価値ありです。
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No.7:
(5pt)

一見の価値あり

この本は次から次へといろな事が起こり、最後の最後まで読んでいて楽しめて、ハラハラさせられる本だと思います。「麦の海に沈む果実」を読んでから本書を読むと、より一層楽しめます。内容も恩田 陸さんらしい、予想もつかないミステリーがよくでていたと思います。本当に一見の価値ありです。
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No.6:
(5pt)

理瀬ファンならぜひ!

 祖母の奇妙な遺言のため、古い屋敷に住むことになった、高校生水野理瀬。屋敷に住む控えめな姉と奔放な妹の美しい姉妹。祖母の法要のため屋敷に訪れる理瀬の従兄弟達。理瀬を取り巻く登場人物達は最初からいわくありげで疑心暗鬼に駆られます。 一癖ありそうな大人達と、少年らしい儚さと理瀬に対する憧れと持つ、理瀬の友人の弟。理瀬と友人の朋子に好意を持つ同級生の少年2人。失踪する少年と殺人か事故かわからない事件が続く中、遺言の秘密が模索されていくが・・。少女の仮面を徐々に外して、大人の女性の妖しさと怖さを見せていく理瀬。つかの間同級生の雅紀と自転車で2人乗りして呟く言葉が、無くしていく思い出のように寂しく響く。 少年少女の瑞々しい感性の描写はいつもながらきゅんとさせられます。同時に大人になっていってしまう理瀬に喪失感と寂しさを感じました。ラストがあっけない気もしますが、誰が犯人かより、そこへ行き着く展開が楽しめます。 恩田ファンにはお馴染みの北見隆氏の挿絵も相変わらず素敵です。いつものように屋敷の中にもお楽しみの謎があります。
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No.5:
(4pt)

待望の続編!!

「麦の海に沈む果実」からつづく続編。 もし、あなたがこの本をはじめて読もうとしてるのなら、前作をまずお読みになることをおすすめします。 もちろん作品自体は独立していますが、前作の登場人物についての説明など未読の方には少々分からない情報がでてきますので、その点にのみご注意ください。 さて、内容に関してですが、主人公である「水野理瀬」が「魔女の家」と噂される洋館に「自分が死んでも理瀬が半年以上住まない限り、家は処分してはならない」という亡き祖母の遺言にやってくるというお話。 あいかわらず、恩田氏の描く登場人物の心情表現には感心すべきものがあり、今回は屋敷に住む人物たち全員が互いに疑いあい、疑心暗鬼に陥っていく様子を見事に描ききっています。  しまし、エンディングを読めば分かるように、まだまだこのシリーズは続きそうな予感がします。いったいどのような展開が起こるのか?続編に期待しています。
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No.4:
(4pt)

「麦海」の<期待>の続編!

ある洋館に凝縮された静かでしたたかな心理戦が魅力だし、見事です!私は最後まで登場人物(しかも全員1人ずつ)に裏切られてしまいました…!恩田さんファンとしては名作「麦海」の、<待望>の続編です。中学生の理瀬が記憶を取り戻し、高校生になりさらに魅力的になってます。厳しい目の恩田さんファンとしても、読み応えのある深い世界だと思います。
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No.3:
(4pt)

正体見たり枯れ尾花

 美しい洋館をめぐる不思議な一族の物語。前半部の叙情的で思わせぶりな展開からホラーかと思いきや、現実的な推理小説にまとまっていく。終盤のツイストの連続は、楽しめた。 ただ、思わせぶりに描かれるヨハンの説明が不十分で不満が残る。また、理瀬のいう「こちら側」というのが何なのか、よくわからない。ちょっと勿体をつけすぎた感じ。やっぱりお得意の超自然的な世界を絡めた方がしっくりきたんじゃないだろうか。オチに衝撃や深みがない。 ただ、本の装丁が美しく中のイラストもリリカルな文章と響きあっていて好感が持てる。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320

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