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MAZE[メイズ]
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MAZE[メイズ]の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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電子版は文字のフォントが自由に出来るので読みやすかったです❗️久しぶりの恩田の不思議な世界にはまりました。三部作なので続き読みたいです。 | ||||
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恩田陸らしい安楽椅子探偵モノ。 | ||||
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最近購入した「ブラック・ベルベット」を読もうとしたら、神原恵弥を主人公としたシリーズものということ。ええと?これは誰だっけ?先の作品はなんだっけ?と思い調べてみたら、「MAZE」と「クレオパトラの夢」だと。そういえば男前でたくましいけど、オカマの語り口のお兄さんがいたなと記憶が蘇ってきました。両方ともすでに読んでいましたが、内容がまったく浮かんでこない・・?(汗)ということで、もしかしたら10年以上ぶりに再読しました。 情けないことに本当にまったくおぼえていませんでした。それにしてもおもしろい(笑)。西アジアの果て、”ほとんど狂気に近い歓喜の色”のような青空の下、のしかかるような切り立った崖にはさまれた谷底を延々と行くと、突然、乾燥した真っ白い荒野が現れる、そしてその正面の崖の上には、明らかに人工的な矩形の白い建物が。そこは何百年もの間、地元の人々によって「存在しない場所」、「存在してはならない場所」として恐れられてきました。しかも、好奇心にかられてその建物の中に入った人々が何人か、突然消失してしまっている。その原因も理由もわからず、消えてしまった人々は二度と現れなかった・・・もうこの設定だけで引き込まれてしまいます。そこへ調査にやってきたのが、あの神原恵弥と、高校時代の同級生で発想がユニークなことを買われた時枝満、米軍からはスコットと、地元政府から派遣されているらしいセリムの4人。小説は満の1人称で進行しますが、彼は恵弥からすべてを教えてもらっているわけではなく、立場がまったく違うあとの3人の目的がよくわからない、毎日、資材と食料を運んでくる軍人たちはいったい何をしようとしているのか?秘密めいた作戦に困惑しています。 セリムが、実は自分の祖父、そして自分もあの建物の中に入ったことがある、中は迷路のようになっているが何もないと告白します。彼らはどうして戻ってくることができたのか?また、その建物には屋根がないのに、上空から写真を撮ろうとするとなぜか発光したようになって何も写らない、4人は、建物の上に板を渡して上を歩いてみたり、ロボットを中に入れて様子を探ろうとしますが、ある日、そのモニターに裸足のやせ細った足が映って・・・・・。嵐の夜、テントの壁に何十本もの手形が押し付けられるあたりは完全にホラーで、背筋が寒くなりました。次から次へと様々なことが起こりまったく飽きさせません。一気読み必須です。内容をおぼえていなかったことで、2度楽しめて得した気分に(笑)。 ラスト、白い建物の正体が明らかになりますが、個人的には期待していたものとは何か違うという感があり「う~ん、ちょっとなあ・・」と思ってしまった分、星ひとつ減らしましたが、こういう結論もありだと思います。それにしても最後の最後までドキドキで、久々に読書の楽しさを堪能しました。 | ||||
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MAZEは迷路という意味ですが、そのタイトル通り謎の力による迷宮が主役です。登場人物に個性があって読みやすくシリーズ化したのも納得です。 | ||||
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読みやすいボリュームだし、内容も楽しいです。こういう謎系のお話好きです。 | ||||
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奥田さんの本は初めて読みましたが、世界観を出すのが非常に巧く、自分もその場にいるような緊迫感がして凄いなと感じました オチですが、読み手によっては微笑ましいハッピーエンドになるし最悪のバッドエンドともとれます、スッキリ納得行く形で終わってほしかったですが、オチまで行く過程が非常に面白く、読み切ってからすぐ読み返したくなりました。 | ||||
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主人公がとにかく魅力的。 2作目のクレオパトラの夢を先に読んでしまって、ワクワクしながら本書を手にした。 途中経過は面白い。 ただラストが消化不良かなあ~という印象。 謎がきちんと解明されずちょっとファンタジーな物語で終わったような・・・。 六番目の小夜子も少し疑問が残ったし、そういう手法なのかなと。 でも読んでいる間は楽しめました。 映像が浮かぶ作家だなといつも思います。 | ||||
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西アジアの乾燥地帯に、白き建物あり。 現地の人も近寄らず。 なぜって、「入った人は出てこない」から・・・ とまあ、時たま目にするような設定ではありますが、例のごとく恩田さんのぐいぐい惹きつける文章のおかげで、一気読みでした。 「夜のピクニック」なんかとはまたちょっと違う、ミステリーというかSFというか、そういったテイストです。 謎解きの結果については、賛否あるかもしれません。 SFなんかをよくお読みになる方は、「面白い!けど、もう一声」って感じになるかもしれません。 それでも、謎解きとミステリアスと、そしてちょっとした“恐怖”も味わえる、すてきな小説です。 | ||||
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迷い込んだら戻れない まさにこの言葉の通りの本だと思いました。 読み始めたら、読み終わるまでその本が頭から離れなくて、気がつくと先を考えている。 しかも、考えても先が読めない。 ホラー、SF、ローファンタジーのどれにも当てはまるようで当てはまらない恩田ワールドが展開されています。 怪物などは出てこないのに、終始背中がぞくぞくして、後ろをふりむいてしまう、少し動くのでもためらわれる。 ただ単に私がビビリだからかもしれませんが。 オチに関しては、物足りなさを感じる人もいらっしゃるかもしれませんが 最後に謎?を残すのは恩田作品らしいと思いました。 悪く言えば詰めが甘い? 一気読みしたいひとには、良いと思います。 | ||||
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まず設定が面白く、引き込まれました。 恩田さんの本に出てくる料理って何でこんなにおいしそうなんだろう。 主題はそこじゃないのに食事内容さえ楽しみで読み進んでしまった。 ラストを納得とするかどうかは好みかな・・・。 私は途中までの展開だけでも楽しめたので満足です。 | ||||
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終わり方に対する不満があるようですが、ラジコンカーで「あれ」が見えた時点で、この結末は正解の一つだと思います。私は満足です。純粋におもしろくて、本当に物語に浸れます。ちょっとした小説好きなら、どんな人にもお勧めできます。 | ||||
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人体消失が起こる、遺跡とも自然物ともつかない謎の迷宮。 なぜ消えるのか。消える人間と消えない人間のちがいとはなんなのか。 冒頭に掲げた謎で、一気に読者を引き込んで最後までテンションを下げずに駆け抜ける一作です。 会話文がややぎこちないような気もするのですが、それが気にならないぐらい、展開が巧い。予想を超えてまた超えて、といった按配でテンポよく物語が進みます。 隙のないミステリというわけではありません。登場人物の打ち立てる仮説も、一般的なミステリとしては証拠不十分として退けられるようなもの。 想像力重視、なのですが、そのイマジネーションの拡げかたは、たしかに凄い。 ファンタジーとホラーとSF、ミステリといった要素の境界が曖昧な地点で書かれた作品。 女性作家らしく、理詰めでなく感覚的。 それがまさにこの作品の非凡な持ち味として機能しています。 | ||||
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某国の丘の上にある豆腐のような形状の遺跡。中に入った人の何割かは迷路状の通路を歩いているうちに失踪してしまう。この謎を解くべく集められた4人の男。謎解きの妙というより、会話の妙。テンポ良く、軽妙な会話と個性的なキャラクター設定でドキドキさせながら読ませてくれます。色んな布石のどこまでが人為的でどこまでが謎なのか、最後までわからないまま、ちょっと強引だけど、でも、旨くまとめられています(良い意味で丸め込まれた感じ)。 | ||||
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恩田先生の作品は、他の作品などから、ひょっとしたらインスパイアされたテーマを先生独自の世界観に塗り替えてまったく別の作品に仕立て上げる作品で秀逸なものが多いと感じてます。 今回は秀作との評価の高い映画「CUBE」がモデルじゃないかなぁ・・・と途中までは凄く不安に思いつつも作品の内容に魅かれて読み進めていきましたが・・・ 内容はネタバレになるので触れませんが、まったく違う話に仕上がり、ちゃんとオチも理由もこの作品にはあります。ネタ的には普通のオチなのですが(超常現象などご都合主義でないオチなので不満は残りません)よく纏められた作品だと思います。楽しく読める作品です。 | ||||
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恩田陸さんの作品は、謎がほとんど解決されず、読者が最後に置き去りにされてしまう感が強いです。ですから、前半部分でグッと引き込まれても、「え、これで終わり」とちょっと不満に思ってしまう作品に何度も出会っています。 MAZEはそんな中でも、それなりのオチのついている作品です。 西アジアに存在する「トーフ」のような白い物体。内部は迷路になっていて、人が消えるという……入ってしまうと「消える」可能性がある。同級生に無理矢理連れてこられて安楽椅子探偵をすることになって……。 登場人物それぞれの魅力と、提示された「トーフ」の謎が秀逸で、グイッと心を鷲づかみにされてしまうと、もう物語から離れることができません。一気に読み通してしまいました。 「トーフ」の謎に対する推測も、消えていく仲間も、良いタイミングで提示されて、だれる暇もないくらい。 ラストがなぁというレビューもありますが、恩田さんの作品の中では親切な方だと思いますよ。 個人的には装丁もMAZEで好きやなぁ。 | ||||
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「豆腐」の中に,カメラを搭載したラジコン・カーを入れて,中の様子を撮影してみる。すると,濃い脛毛を生やした足が一瞬写り,その足はすぐに見えなくなってしまった。 その後起きる怪奇現象が怖かった。特に,砂漠地帯の真ん中で女性などいるはずがないのに,女性の笑い声がして・・・というところには,思わず「うわっ」と声を出してしまったくらい,驚いた。 謎解き部分の出来については不評が多いようだが,前半の雰囲気作りは非常にうまいと思った。 | ||||
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不気味不気味〜超不気味!勝手に言葉を作るなら「不気味面白い」恩田陸!活字だけで久々にぞくぞくきたよ。。「Q&A」のじわじわくる恐怖感が好きな人ならきっと好きだと思います。遠い異国の奥地にぽつりとそびえる白い建物。そのなかに入った人間は、次々と消えてしまう。だが、生きて帰って来れた人もいる。その違いは?中はどうなっている?建物の調査に臨んだ男四人は、ラストまで生き残っているのでしょうか?怖がりの私は深夜に読んだことを後悔しちゃいました。でもこの怖がらせ方にハマっちゃいました☆ | ||||
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オカルトかと思ったら実はと言うどんでん返しが面白い。 オチは違和感があるけど、あのオチがあるからこそ恩田陸なのかもしれない。 | ||||
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中盤までは本当にドキドキして早く先が知りたい!! という感じで一気に読み上げました。 ただ、ラストが自分的には拍子抜けで・・。 なんというか勿体無い感じがしてしましました。 登場人物はとても魅力的で惹かれます。 | ||||
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読後の安堵感が心地良い本でした。 最初、物語のオチについて期待ハズレな印象を受けましたが、こんなのもアリかなと、暫くして思うようになりました。 重厚な物を期待している方には物足りないかも知れません。 面白くなっていくのが1章の中盤辺りからなので、これから読む予定の人は注意して下さいね。 | ||||
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