■スポンサードリンク
MAZE[メイズ]
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
MAZE[メイズ]の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知りえたのか? めくるめく幻想と恐怖に包まれる長編ミステリー(裏表紙より) この謂わば「人喰い遺跡」をめぐり、西アジアの果ての人里離れた地域で大人4人がパーティーを組んで7日間を期限に謎を解きます。構成の内訳はおかま?の製薬会社社員の神原恵弥、その同級生時枝満、米国軍人スコット、そして現地コーディネーターのセリム。 どうやら神原恵弥というキャラクターのシリーズものらしいのですが、今回の実質的主人公は満。彼が安楽探偵として、当初提示された「遺跡の中には入らない」という制約を踏まえて謎に挑んでいくという筋です。 私は物語の展開をあまり読まない(読めない)タイプで、次々と起こる怪奇現象におどろき、最後の結論に驚き、なるほどねぇー、などと独り言ちつつ楽しみました。ただ、思ったより突飛な展開ではありません。 一つ特長を言えば、上記の4名がメインキャラでそれ以外殆ど主だった登場人物が出てきません。ですので、舞台で演じたら絵になるかもなあと感じました。 ・・・ 恩田氏のイメージは青春なのですが、色々と渉猟してゆくとホラー系・ミステリ系も得意なのかもしれません。氏の『三月は深き紅の淵を』『Q&A』など謎解き系が好きな方は本作も楽しめるかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういう謎の建造物やオーパーツものはSF作品でちらほらあるが、謎解きの推論に現実的な事件性を疑うスタンスで臨むのが元々ミステリ畑出身の作者らしい面白み。 MASEが発見された世界観も、キチンとしたリアリスティックな世界での物語として描かれているので、中々ぶっ飛んだ推理が提出されるが、成程たしかに現実であったならその推理も妥当に思えるという、犯人当てのミステリの推理では手掛かりが混み入りすぎてどうしても仮説の余地が少なくなってしまうという点を強みにしている。 当然作者の狙い通り。 こういうスタンスは舞城の作品とも通じる感触があるように思う。ただし、これだけ中々面白い推理が並んで、真相がそれら全てをすっ飛ばすほどのものを提出できるかと言うと、既に期待薄だったが… これは好みの分かれるところなのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中までの推理は楽しかったのですが、最後がグダグダと言うか。。。 もう少し説明がほしいところです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
終わりも程よく納得できて、楽しく読めました! 恩田先生のほかの好きな作品に比べ『グイグイどっぷり』ほどではなかったのは何故でしょう… もちろん好みの問題だと思いますが、今回『グイッと』だったので☆3つにさせていただきました。 だけど読みやすいし、ゾクゾクするし、とても楽しいお話しでした! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸さんの“心理的な謎”、登場人物の会話の中での腹の探り合い? のような雰囲気の作品が好きな方は、肩透かしくらうかも。 この作品は“現実的な謎”みたいな感じ。 たとえば、 【心理的な謎】 どうして、あのときあの人は「●●」と言ったのだろう。 【現実的な謎】 迷路で人が消える規則性はなんだ?(本作品) それなりにリアルな謎解き&結論が出たところで、それをひっくり返すような説明できない結末にもっていくところがあるので、少し中途半端。 広い心で読みましょう。 登場人物の神原恵弥は魅力的。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の中核を貫くのは、出入口が1つしかない建築物の中で 人間が消失する。そのルールは?というシンプルかつ魅力的な謎。物語の進行に合わせて提示される仮説にわくわくしたり、寒気がしたり、「謎解き」の好きな人にはとても楽しめる小説です。 前半と後半のムードが変わってくるのがちょっと納得出来ない部分もありますが、出てくるキャラクターも魅力的です。続きが気になって一気に読んでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
四角い箱の謎謎解きの過程は魅力的なものです。 それぞれの意見が舞台劇のモノローグのよう。謎そのものより謎にまつわる知的ゲームの様相が強いからでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この謎は、好奇心をくすぐると同時に、 空恐ろしさをも感じさせてくれます。 エンディングが中途半端に感じましたが、 それも謎解きなんて全部してしまわず、 神秘に包ませておいて方が良いということなのかもしれません。 ともかく、中盤のワクワク感を存分に感じることができ、 読んで十分楽しめる本と言えます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半から後半近くまで、なぞの建造物に対して主人公が謎解きを披露する部分までの話はテンポよく進み、その辺りまではとても良かったです。しかし後半部分から文章が荒っぽく感じ、なおかつラストまでうやむやのまま進行していき、納得できない結末でした。 初めの方の内容が面白かった分、後半の雑さが気になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何か納得いかないんですけど? ちゃんとオチがついてないような、オカルト的要素で誤魔化された感じがします。 でも、おもしろく一気読みしちゃったので、星3つ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先に、言っちゃいます。 ラストのおちは、ワタシには、いまいちインパクトが足りないです。 古代ミステリーな導入から、マイクル・クライトンを思わせる 古代の謎に迫る現代の科学調査と、登場人物たちの推理力。 ラストまで、ぐいぐい読者を引っ張っていきます。 最初は、人が消えるという、その場所、その迷宮での 数々のミステリー。 それから、中東にあるその謎の迷宮を巡る調査隊。 それから、お話は進んで、巨大な陰謀による壮大な政治的陰謀説。 で・・ラストが、謎解きになる、と思いきや・・そう簡単には 幕は下ろしません。 恩田さんならではの、壮大な読者と作家の謎解き合戦です。 ファンタジー小説と言えなくもないですが、れっきとした 古代ミステリー仕立てで、結構楽しめました、の佳作かな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Maze良いタイトルです。 これは私が初めて読んだ恩田陸さんの作品です。 面白かったと言えますが、それは最後まで読んだ場合です。 私は現に二、三度最初の方で投げ出しそうになりました。 詰まらなくはないのですが、あまり物語が進みません。 最初の方は調査編なので詰まらないと言えば当たり前なのですが、もう少し面白くできたと思います。 恩田陸さんのファンであるならば、十分に楽しめる作品でしょう。 そうでない方も、最後まで読めば誰でも「良い作品だ」と言うでしょう。 問題は最後まで根気強く読めるかです。 短気な人にはお勧めできません。 暇つぶしに読むには丁度良い作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アジアの西の果て、白い荒野に立つ矩形の建物。いったん中に入ると、戻ってこない人間が数多くいると伝えられている。設定が奇抜で、謎解きに期待してたのに、あーあと言う感じのラストでした。 読んでるこちらは、迷路から抜け出せずに終わってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあ、物語なので、設定が奇想天外で現実味がない、と評価するのは無意味なのは承知している。しかし、その現実味のなさの中に、妙に下世話な話が紛れ込んでいたりして、そういうことも物語の世界に読者を無理矢理引きずり込ませるような説得力はないように思える。最後のオチもやや期待外れで、ストーリーそのものに無理がある気がした。基本的に、恩田陸作品の雰囲気は好きなのだが、それを味わうことができなかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!