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月の裏側
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月の裏側の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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九州のとある集落で、家から老女が連続して消え、数日後戻って来るという奇妙な事件が起きた。飼い猫が拾って来る、精巧に作られた人体のパーツは、何を意味しているのか?この謎を解くゲームをしよう、と呼ばれて来た男は、真相を知ると或る決断をせまられる。彼の選んだ結末はいかに? 各、場面場面の恐怖感盛り上げる描写はすごくいい。しかし、物語として通読した時の満足度は、低め。結局、謎の本体についてはほのめかされるだけで、決着がつかない展開なのだ。不気味な怪現象の雰囲気は実に良いだけに、そこんとこが残念。なぜあの日が世界の終わりにして始まりなのかすら、理解不能である。 単純に私が、主人公があがいて戦うストーリーが好きなので、長いものには巻かれろ式の思考が嫌いなんですね。櫛の歯が折れるかのようにボロボロと大いなるものに身をゆだねるというのは、私には受け入れがたい。それがたとえ大多数の幸福であるとしても。 | ||||
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とてもSFチックなミステリー。キングの「IT」と「トミーノッカーズ」を陸さんの「球形の季節」で割った感じ。月の裏側って地球からは見えないでしょ。そういう世界観的なストーリー。結局のところ、この小説で抱えられている謎の解明はされないままだけれど、その方が、「IT」のような終盤でため息をつくような終わり方にならないでよかったのかなと思います。九州の小さな街から何かが始まって、地球全体を揺るがすものがあるってじわっとした怖さを感じます。 | ||||
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9月北海道帰りのフェリーの甲板で、潮風に吹かれながら「月の裏側」を読む。10月。福岡の柳川でどんこ舟で川下りをしながら・・・彼らも実は人間もどきなのか・・・と街の人々を観察した・・・。その証拠に柳川の街の数件探した本屋には1冊も「月の裏側」は置いていなかった・・・。 | ||||
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ゆっくり味わって読んで下さい。この人が紡ぐ 美しくて静かな世界を。。。そこは静かな田舎の街。けれどもそこでは荒唐無稽!?な事が まるで当たり前の事のように何年も前から 起きていたのです。読み終えた後、『今、この”私”は本物??』と 不安になってしまうような、、何が『ホンと』で何が『違う』のか、自分の判断や価値観が揺らいでしまうような、、物語です。事実、私は、、しばらくぼぉっとしてしまいました。現実に戻るのに時間がかかってしまって。。。 | ||||
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この本をホラーと呼ぶのか、SFと呼ぶのか、あるいは心理小説と呼ぶのか、、、それはわかりません。しかし、いつもながら、この恩田陸という人が、言葉を縦横無尽に使って、人間の中に埋もれている、しかも、「名づける」ことのむずかしい漠然とした感覚を描くことのできる作家だということがこの本を読むとよくわかります。逆にいえば、ストーリーやプロットは完璧に仕上げられた外箱のようなもので、本当においしいのは中身のお菓子、つまり、彼女の言葉によって織り上げられる、私たち人間の心や体、特に、皮膚に近いところにある感覚をともに共感する楽しみなのです。私たちの記憶の中に、切れ切れに残っている小さな不安や、頼りなさ、孤独感、そんなものを、まるで、繊細な夏の和菓子のように透明に甘く可憐に手のひらに載せて見せてくれる、、、そんな作品です。先入観は禁物ですが、ただ、この本を読むとき季節だけはよく選んで。ベストなのは、梅雨時です。世界中が、湿気をたっぷり含んで、ぬれているようなときに読むと、、、ぞくぞくっとしますよ。残念ながら、私は夏に読みましたが、ちょうど、どんよりと湿気が高い一日を過ごし、夜半から激しい雨が降り始めた中で読みました。グッド!でしたよ。 | ||||
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もしも自分が昨日までの自分とは違う何かだったら。もしも大いなる意思が自分の行動を支配しているのだとしたら。もしも目に見えるものがまったくの虚像だとしたら。たとえば巨大な蜘蛛やグロテスクなエイリアンが襲ってくるよりも、心理的に追い詰められていくほうが恐怖感が大きい。その首筋が冷たくなる恐怖感を、作者は独特の透明な美しさで世界のほかの場所から切り離してしまっている。彼女が描くと、恐怖すら美しいもののように思えるから不思議。 | ||||
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