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月の裏側



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【この小説が収録されている参考書籍】
月の裏側
月の裏側 (幻冬舎文庫)

月の裏側の評価: 3.48/5点 レビュー 67件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 1~20 1/4ページ
No.67:
(4pt)

逃げられない

読んでいる最中の恐怖はかなりのものでしたが結末の尻すぼみが残念でした

ハインラインのアレを思い出しました
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No.66:
(5pt)

久しぶりの恩田陸ワールドは濃い緑色。

黄色い三角や図書館の海から始まった私の恩田陸ワールド。今回は頭の中で収まりきれず5月の柳川まで行ってしまった。
無事帰ってこれだけど、ほんとの私は帰ってきてないのかも。なんてね。
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No.65:
(3pt)

水郷地帯で頻発する失踪事件。人のアイデンティティとは |『月の裏側』恩田陸

恩田陸氏の初期の作品。モダンホラー。

とある町で人が失踪するも、無事帰ってくるという事件が多発。彼らは『盗まれて』しまったのか。

・・・
本作、失踪後に当人が帰ってきます。その時の意識だけないのですが、あとは普通なのです。

こうした筋から、自然と洗脳とか、死とかを考えました。

意識や記憶の連続性を自認できる場合、周囲から『お前洗脳されたんだ』と言われても『はあ?』って思うでしょう。もし死後の世界があるとして意識や記憶があり『あ、俺死んだんだ』ってわかったら、死への恐怖は薄いのではないでしょうか。

本作の『盗まれる』というのは言わばこのような状態。ただし『盗まれている』間は記憶がない。だったら別に恐怖とかは余りないんでないの?と感じました。

で、思いました。
意識・記憶の一体性・連続性こそがアイデンティティなのであり、これが保持されない(というか確証できない)のが死であり、だからこそ、死は怖いのではないでしょうか。

まあその意味では本作は余り怖くはなかったかな。

・・・
いつも書きますが、恩田さんは作風の広さが半端ないです。創造意欲はどこから湧くのでしょうか?感心してしまいます。

青春小説やエンタメ小説としての恩田さんしか知らない方はこうしたモダンホラー系も読んでみていただきたいです。
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No.64:
(3pt)

なんだかね

最後まで読んだけど解らない
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No.63:
(5pt)

恩田ワールドはやっぱり面白い

映画「SF ボディスナッチャー」は好きな作品で、久しぶりに最近ブルーレイで見直した。以前見たときは、ハラハラドキドキのパニック映画の印象があったけど、意外に淡々とした進んでいく感じがした。
この小説もそんな感じがして、少しずつ積み上がっていくストーリーがリアルで怖さと説得力があった。
 人を再生させた存在は、良いモノか悪いモノか。なんとなく、深層でひとつになることに、怖さがあるから、良くないモノの印象は残る。でも、分からないな。続く物語は、どんな世界になるんだろう。
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No.62:
(2pt)

「SF + ホラー + ミステリー」の駄作

「蜜蜂と遠雷」で有名な恩田陸さんの小説です。「蜜蜂と遠雷」はピアノコンクールをめぐる若者たちの物語ですが、本書はSF + ホラー + ミステリーみたいに紹介されていたので、「蜜蜂と遠雷」を読まずに本書を読んでしまいましたが、「蜜蜂と遠雷」を読んでおけば良かったと後悔です。

どうやら恩田陸さんはいろんなジャンルの小説が書けるらしいですが、本書のジャンルに関して言えば読むに値しませんでした。SF + ホラー + ミステリーと言えばスティーブン・キングあたりが最高ですが、キングの別の本を読めば良かった。

ダメ出しをすればキリがないですが、ざっくり言えば張った伏線が全て未回収のまま「これで良かった」で終わってしまうような話です。

あと、これは恩田さんが故意にそういう書き方をしているのかと思いますが、一人称の文章が数多く散りばめられていて、当然、一人称なので主語が「私」になる訳ですが、「私」が誰なのか分かりにくい。主要登場人物は4人ですが、時々「私」が脇役的な登場人物にもなります。群像劇的効果を狙ったのかと感じますが、読むのに疲れます。面白いストーリーならそれでも考えながら読みますが、面白くないので、誰でもいいやとなってきます。実際、登場人物の個性や行動に大きな違いがないので誰でもストーリーには影響はありません。

恩田さんのこの駄作を読んでしまったので「蜜蜂と遠雷」を読む気が失せてしまいました。「蜜蜂と遠雷」は面白いのかも知れません。
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No.61:
(5pt)

引き込まれてやめられず、結末が凄すぎる。

ジャックフィニーの「盗まれた街」へのオマージュ、というより、それを下敷きにしてさらに上の日本情緒に溢れた怪奇談をものにした。恩田陸さんの作品は独特の雰囲気に溢れ、情景描写も実に印象的で美しいのだが、ストーリー展開に納得できないことがよくある。ここで終わってどうするんですか、と欲求不満に歯軋りすることもある。しかしこの作品は終わりまで完璧に完結し美しい。おまけに多聞というキャラクターは面白い。
「光の帝国」「夢違い」と並んで私のお気に入りになった。
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No.60:
(4pt)

生物都市と人類補完計画

過去にも「これ」をテーマにしたSFやホラーは、いくつかあった。

例えば、『エヴァンゲリオン』(テレビ版)

『ボディスナッチャー』(映画)

『生物都市』(漫画)

など。

エヴァでいう所の人類補完計画や生物都市なんて、もろそのまんまの描写がある。

(映画ボディスナッチャーは、『盗まれた街』という小説が原作だが、この『月の裏側』の作中にもオマージュとして登場する。)

簡単に三つの作品内容を紹介します。

ボディスナッチャー=盗まれた街
アメリカの片田舎で起こる、静かな侵略もの。

家族が、友人が隣人が、少しづつ、異星人の侵略により、別のモノに置き換えられていく恐怖を描いた作品。

生物都市諸星大二郎による、コミック作品。

人類全体が、機械類と一体化して行きながら、意識を共有する巨大な存在となっていくさまを描く。
ある意味、滅びであるし、進化でもある。
悩み、苦しみ、恐怖といったものは全て無くなる、のだから進化だろうけど、人間ではなくなってしまう。

エヴァの人類補完計画に至っては、説明不要だと思うけれど、俺はテレビで最終回を観て、『生物都市』と同じだ!と思った。

俺は、偶然だけど、この三つを全て過去に鑑賞していた。

この、月の裏側は、この三つを足して、割った要素に、叙情感あふれる自然の豊かさを絡めたようなストーリーが、箭納倉(やなくら)という九州にある架空の街を舞台に展開する。
侵略もの?であるが、ゆるやかに、たおやかに時間が流れていく。

水路を廻らせた、水の都という設定の箭納倉で、文字通り、水の流れの様にゆったりとした、展開だが、ゆったりとした恐怖も味わえる。

人に畏怖の念を起こさせる自然。

ここでは水がその役割を果たしている、普段はゆるゆると、しかし、秘めた恐ろしさを水路の底奥深く湛えながら。
そして時に、激しく!はっきりと意思表示をして、挑戦してくる。

どこそこに、近寄ってはいかん

この時刻に、どこそこに行ったらいかん

各地に伝わる、伝承は事実に基づいたもので、先人達が身を守るために残した教訓に他ならない。
そんな怪談(民間伝承、都市伝説)要素をもたっぷり含んでいる。

そして、人間が多くのものを共有することの、心地よさ、裏返れば怖さ(これは、こんにちの電脳事情を見ればあきらかだが)
も予見している。

結局、人類は『ひとつのもの、ひとつの意識 無意識』に向かって歩いているのではないだろうか。
集団無意識、という概念があるが、それの中でさえ、ひとつのものに収束するという結末。あるいは、はじまりが来ることを自覚しているのかもしれない。

snsにより、繋がる個人の意識、これらは、そのはじまりなのかもね。

以下引用

我々は少なくとも『あれ』から逃げてきたはずだ、なぜなら『あれ』はひとつだからだ。
あれに、つかまると我々は誰もが同じ『ひとつの』あれになってしまうからだ。

だが、一方で我々は『あれ』に捕まりたいという誘惑と闘っている。
『ひとつ』になりたいという誘惑だ。
宗教も家族も社会も『ひとつ』になりたいという誘惑が生み出したものなのだ。
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No.59:
(2pt)

つまらない

つまらなかった
科学的素養の無い筆者がSFチックの話をかいても説得力なし
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No.58:
(5pt)

驚いた。むちゃくちゃ面白い。

今日は休日で、朝カフェでラテでも飲もうと思って外出。まずカフェの近くのツタヤで平積みになっていたこの本を買った。そしてカフェでいきなり100ページまで読んでしまった。その後、外に出たのだが、頭の中が小説のことでいっぱいで、赤信号で横断歩道を渡ってしまい、クラクションを派手に鳴らされたもんだ。
結局、今日一日がこの小説で終わってしまった。(ま、他のこともしたんですけどねw)
それほどのめり込んでしまったのだ。

恩田陸は名前は知っていた。この人は「夜のピクニック」が代表作ということで青春小説のイメージが強く、あの「蜜蜂と遠雷」も少し読んだのだが、あまりピンとこなかった。なので今日読んだこの小説が、初めて読み通した恩田作品ということになる。
そう、ツタヤでこの小説が私に「呼びかけた」のだ。いい小説とはこうして出会うものだ。

作中にもあるのだが、この小説には先行する作品があり「盗まれた町」という50年以上前のアメリカSF小説がそれらしい。パクリと言われないようにと思ってか、作中でこの小説をモチーフとして出している。
アイデアは先行するオマージュ作品があるのだが、この小説の面白さを作り上げているのはむしろストーリーだ。「じわじわ迫ってくる恐怖」がこの小説を読むのを止めさせてくれない。
作者の構成力、文章力はすばらしいの一言。

今日中にもう一冊、恩田作品を買ってしまった。さらにこの小説、映画化してもらいたいと思う。モダンホラーの傑作になるはずだ。
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No.57:
(1pt)

自分が書く文章に酔いすぎでは??

登場人物の気持ちや情景を、恩田ワールドともいえる叙情的な描写で描く事に多くのページを割きすぎて、物語の本質がぼやけ過ぎ。

結末もひどく中途半端です。

ここ何年かで、これほど完読するのが苦痛で「買ったからには、なんとか完読しなければ」という“義務感”で仕方なく読んだ本は本当にありません。

目に見えない“怪物”に対抗する唯一の手段が「長靴を履くこと」って、あまりにもB級でチープじゃないですか(苦笑)

この作者の本は今まで2冊読んで、いずれも読んでる途中でゴミ箱に直行でしたが、Amazonのレビューでは割と高評価なところを見ると、ただ単に私の感性とは合わないだけなんだと思います。

とりあえず、自分が書いている文章に酔いすぎな恩田陸さんの本は、もう二度と読むことはないでしょう。
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No.56:
(5pt)

すごく良かったです

途中からすごく引き込まれて最後まで一気に読みました。
藍子さんの気持ちが切ないです。
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No.55:
(2pt)

フワフワとした設定に苛立ち。

とある小さい町で起こっている失踪事件。すぐに帰ってくることから、人間と何かが入れ替わっているのではないか…というSFです。
主人公?の男性も何を考えているのかよくわからないし、周りの人も何の目的で集められたのかが明確ではなく、思わせぶりな言葉でよくわからないままどんどん物語が進んでいきます。不思議の演出だとは思うのですが、こんなフワフワしたままの設定だと感情移入もできないので、文章は読みやすいのですが、読み進めたいワクワク感がないまま淡々と読み終えてしまいました。この作家さんの作品の中では、好みではありませんでした。
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No.54:
(5pt)

恩田陸の作品でいちばん好き

おそらくスタニスワフ・レムのソラリスを意識して書かれた作品。
正直、ソラリスよりもこっちのほうが好き。
ミステリアスな雰囲気、ホラーな演出、登場人物の情緒、いずれも秀逸。
ラストの数ページには独特の郷愁さえ覚える。
この手の作品を書かせるとこの人は天才的だと思う。
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No.53:
(3pt)

もう一ひねりあれば

盗まれた系、どこかからやってきたモノが支配する系は、
ブラッドベリなどの印象があまりに強く、なかなか超えるのが
難しいのかもしれませんが、日本の情緒あふれる街という
シチュエーションがそれを補ってくれました。

若い作家に言えることですが、三島などは紅葉の一枚、
波の一波まで丁寧に言葉で表現し、その有様が目に浮かびました。
もう少し街の様子は詳しくても良かったような気がします。

あと、不思議なのはコンビニの客全員が盗まれているぐらい
大勢の人が盗まれているのに、全く街に人がいなくなった時に、
なぜ「既に盗まれた大勢の人たち」の存在が全く消えてなく
なったのか?そこは疑問でした。
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No.52:
(2pt)

UMA?

あ~、う~、盛り上がんねんぇなぁ~。 2/3は読んだけど。 なんだかなぁ~。
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No.51:
(2pt)

オチには期待せず雰囲気を楽しむことに努めるが吉

恩田さんの作品にありがちな途中まではすごくいいんだけど後半尻すぼみという。でも雰囲気は好きなんですよね…。人の理解の及ばないようなものが存在し見えないところで動いているという描写はやっぱりうまくてとても怖い。日常生活の隙間から水がじわりじわりと染みこんでくるような恐怖感。恩田作品は途中までかなり面白いのに後半なんでこうなっちゃうんだよ!!と読むたびにがっかりさせられますが途中までが面白いし雰囲気が好きなので読むのがやめられない…。それにしてもこの作品はちょっとダラダラ長い印象があるので伏線ほとんど回収されないんだったらもうちょっとコンパクトにならなかったのかなとも思います。後半からあっこれグダグダになって終わるパターンだ!と気づいてからはちょっと読む気力が失せてしまいました。恩田さんの書く世界観が好きでそれさえ味わえればいいという人なら楽しめるかもしれません。オチには期待しないように!雰囲気を味わいましょう!
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No.50:
(5pt)

恩田陸に

少し恩田陸にハマりまして・・・・。とても面白かったです・・・。
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No.49:
(4pt)

裏側?

何気なく、久し振りの読書をしたら、恩田ワールドはホラーでした。
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No.48:
(1pt)

もったいない作品

前半は情緒あふれる内容ですが、それ以降は無茶苦茶な内容に変貌します。
本当に最後まで読むのに努力と忍耐が必要でした。

夜から明け方まで、大雨が降ります。一夜明けると数万が住む地方都市の
人口が4人に激変。しかも生き残った理由が長靴をはいていたから。
ありえない!
なんで「長靴?」大型ダンプとかゴム製のタイヤは無効なの?
水産加工業、24時間フル活動の工場、雨が降っていたから長靴を
はいて作業をしていた人。それらの人も失踪したのか?意味不明。

数万人の遺体(再生待ち)が、倉庫の地下に集結しています。
ありえない!
どれだけ大きな倉庫?地方都市に東京ドームなみの倉庫?

最後は作者の惰性で書いた感じ。
謎の生物の正体、謎の生物に乗っ取られた人間など、何もわからないまま終わります。

そもそも、失踪事件が連続した時点で、警察、マスコミが大騒ぎするでしょ?普通?
無茶苦茶な設定。

話の内容自体はありふれたB級ホラーも内容です。恐怖もなにもありません。
ともかく全てが無茶苦茶な設定です。
今年、読んだ本では断トツのワーストワンの作品です。
月の裏側 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:月の裏側 (幻冬舎文庫)より
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