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月の裏側



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【この小説が収録されている参考書籍】
月の裏側
月の裏側 (幻冬舎文庫)

月の裏側の評価: 3.48/5点 レビュー 67件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21~40 2/4ページ
No.47:
(2pt)

登場人物の考えが幼稚

知り合いに恩田陸氏の本を数冊勧められたのでよみました。
SFホラー系なのだと思うけれど、街の雰囲気はとても情緒があってよい。設定はよくありがちなものだけれど、箭納倉という街とその街を縦横に走る古い堀という日本的な要素があって面白いし期待していた。
……が、しかし、文章が安定していなく、あちこちで表現が揺れている。漢字の表記も一定ではなく、そこかしこに揺れを感じる。
もっとしっくりこなかったのはキャラだった。キャラが適当なのだ。考えが唐突だし、思い込みが激しいし、まるで子供の冒険物語のようだ。
失踪していた人が異型のものとして生きていない状態で現れたのに、警察に言う必要なんかない! と断定するのはどうしてだろう? このように読んでいて違和感を覚える箇所がたくさんある。主人公たちが「自分の考えは絶対!」というような感じで、根拠のない自身に満ちているようで、読んでいて辛くなる。
せっかく雰囲気良い設定なのに、なんか台無しになっていると個人的に思う。
これから恩田氏の作品を数冊読むことになるのだけれど、キャラの考えが作者の考えでないことを祈っています。
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No.46:
(4pt)

ウマこ

やっぱり親近感がある不思議さが、いいです。.........
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No.45:
(5pt)

友だちにすすめられて・・

しばらくフィクションは読んでいなかったのですが、これを読んで恩田陸にはまり しばらく読みまくりました
この方の着想は おもしろいなぁ
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No.44:
(1pt)

中途半端。最後まで着地点が定まらない

非常に捉えどころのない作品。ミステリというには粗雑だし、ホラーというには中途半端で、SFというには物足りない。
 序盤は、箭納倉の陰鬱な雰囲気や、得体の知れない恐怖をじんわりと味わうことができる。しかし中盤以降、恐怖が明確な正体を現すため、恐怖の種類が変化して作品の質を変えてしまう。さらに、その恐怖に対して登場人物たちは何も行動しないに等しく、SFらしい面白みもない。
 個人的にはまったく楽しめなかったため、★1つとした。
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No.43:
(3pt)

前半は分かりづらい

視点が次々と変わってゆくので、最初はついていくのが大変でした。
中盤からは映像が目に浮かぶようでスムーズに読み進めることが出来ました。
ラストは、、、どうなんでしょう。
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No.42:
(4pt)

水郷都市が舞台で郷愁を誘うけど…

九州の水郷都市箭納倉(柳川がモデル)が舞台、 作者の思い入れが深い「塚崎多聞」が主人公でもあり、 おすすめしたいのですが…。 登場人物はとても魅力的です。 大学教授の協一郎、娘の藍子(大学の後輩)、地方新聞の高安、 さらに猫の白雨の名脇役ぶりも見逃せません。
ジャック・フィニイ「盗まれた街」のオマージュというよりはパロディといった内容は興味深くもあるけど、 万人向きではないでしょう。 期待し過ぎると肩透かし間違いなしです。 この内容で星4つ(読む価値あり)は、甘いとは思うのですが…。
**以前鑑賞した映画の「柳川掘割物語」をもう一度観たくなりました。
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No.41:
(4pt)

日本特有の怖さ

久々に読み返していて、やっぱりおもしろいと感じたので
レビューしました。

一番最初に読んだのはかなり前ですが
読んでいる最中どんどん怖くなってきて
ページをめくるごとにドキドキしたのを覚えています。

設定がスティーブン・キングの小説みたいですが
日本特有の文化が織り込まれていて
それがよけいにじめっとした感じがして怖いです。

恩田陸さんの作品の中では
私は、あと「MAZE」も怖かった・・・
というか超びっくりさせられました。
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No.40:
(1pt)

せっかく読んだけど・・・残念

先日「不連続の世界」を読み 多聞さんに興味をひかれて
「月の裏側」を読んでみました。

が、はっきり言うと おもしろくなかった・・・

始めは、恩田ワールドだっ、いいぞーと 思ったのもつかの間
あれ、この展開はないだろ! と

最後まで読みましたが、「夢違」のような 展開もなく
楽しめませんでした。

多聞さんの 魅力も感じられなく 残念です。
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No.39:
(2pt)

世界観を楽しむのみ

ゆるいオカルトです。
人間が何かに変えられてしまうという、ありがちな素材ではありつつも
独特の雰囲気があって楽しめました。

ただ、この作者の作品はラストが残念なことが多く、この作品もそうでした。
ストーリーが失速してしまうのが一番気になるところですが、
それだけでなくいろいろと辻褄が合わないのも気になります。

人がいなくなった後、車でヤナクラを出ても誰にも会わないという記述があったのに
最後では事態に巻き込まれたのがヤナクラだけということになっていて、あれ?と思いました。

一度盗まれた人がもう盗まれないなら、もっと残っててもいいはずなのに
多聞が会ったのが二人だけというのも変。
コンビニの出来事からして相当数がいたはず。

それと登場人物の書き方が適当というか、表面的すぎてリアリティがありませんでした。
そのためか、場面ごとに各人物の印象がコロコロ変わり、
結局どういう人物なのかあまり伝わってこず、誰にも愛着がわきませんでした。
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No.38:
(4pt)

傑作で駄作? ((ネタばれあります)

恩田陸作品をまとめて読んでいたのだが、この作品はおもしろく、一気読みしてしまった。身近な『水』が媒体となって迫ってくる恐ろしさ。自分だったらどうするのか、を容易に想像させてくれた。主人公も(自分にとっては)魅力的であり、面白かったと思う。

が、読み終えてから、疑問というよりは、穴がぼこぼこ見えてきてしまう。一夜にして町のほとんどの人が盗まれた(さらわれた)。そして数日。その間、電話など外部と連絡が遮断されたらいくらなんでも誰か見に来るだろ。駅を通る電車はどうなってる?? 町の人の多くが盗まれていたが、だったらなぜ船頭さんと三件目の奥さんは残された? 新聞社の前担当者の頃から葬儀社で骨の残らない仏さんがでる、と言う記述があるのだが、犬は車にはねれらたら塊になった。人間も同じなら・・・いくらなんでも他県とかに引っ越して、健康診断受けたらわかるだろ??

細かく詰める前にアイデアありき、で書き始めた小説だったのかもしれない。ただ、面白さ、それは認めたいと思う。
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No.37:
(1pt)

内容が

この作家さんを読むのは四冊目くらいかな。とにかく文章が綺麗で引き込まれるのですが、私には内容が合わないようです…。
怖くも何とも無かったし、結局アレの正体が意味不明だし読み終わって何も残らない。長靴履いてれば大丈夫なのは何で?九州だけ起きたのは何で?理由が欲しいタイプには合わないんでしょうか。笑
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No.36:
(3pt)

未知の物体によるアブダクションと新生。序盤、展開が遅く、だれる。

九州の水郷の町、柳川(本書ではヤノクラ)を舞台にしたホラー?小説。坂東眞砂子風の伝奇ものに似ています。失踪事件からかえってきた人間は意識を一体化された改造された人類であるという発想は、アメリカでのUFOによるアブダクション体験に近い感じがしました。すべてのひどが連れ去られ、作り替えられるとき残された物の恐怖。また、改造が終了し、外部から人々が流れ込んできたときの疎外感、差別に対する恐怖にたいするそれぞれの登場人物の反応が面白いです。ただ、主人公の多門のキャラクタがふわふわとしてつかみづらく、こういう感覚だけの人物はイライラします。「月の裏側」というタイトルもストーリに全く関係ない違和感のある物でした。
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No.35:
(5pt)

盗まれるのに気付くプロセスが、ウェットでノスタルジー。

初めて恩田陸の作品を、読んだ10年前。
本作は、自分自身がどこか心に空洞を感じていて、
夢中になって読んだのをよく覚えている。
 仕事柄知らない町に行くことも多かったが、
どこか知らなくて、でも想像の迷路を彷徨う不安定な寂寥感と楽しみすら感じながら
心盗まれたのを忘れない。
 この物語のラストに描かれたシーンに、自分自身が横たわっているかのような錯覚が
最高に快感に変わる。
 ジャンルがどうのではなく、この背景と刻まれていく時間を絶賛したい作品である。
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No.34:
(3pt)

思い出すと怖い

 九州の箭納倉という地方都市に現れる穏やかな恐怖。失踪した人物がある日戻ってくる……ところが、その人物はどうもおかしい。
 「人間もどき」が知らない内に増えているらしいということに気づいた元大学教授の協一郎とその娘の藍子、そして協一郎に招かれた音楽プロデューサーの多聞は次第に真相に近づいていくが……
 恩田陸さんの初期作品ですが、恩田さんの作品らしい小説だけで完結しない「怖さ」を現実世界に持ち込んでしまう怖い作品です。
 怖い小説はいくらでもあるのですが、月の裏側を想像するように現実世界に潜む恐怖を植え付けられる作品はなかなかあるものじゃありません。恩田陸さんの作品はそういう所を含めて感じることができるので……正直、怖いです。
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No.33:
(5pt)

ぞくぞくっと!

この小説を読んでいたときに、九州にいたので余計にぞくぞくってしました。終わり方はいつもの恩田陸パターンでちょっと残念でしたが・・・。
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No.32:
(1pt)

ちょっとひどいんじゃないですか?

途中までは、水路に囲まれた街の雰囲気や登場人物たちの描写の面白さでそこそこ楽しく読めましたが、いざ核心たる「盗まれた街」の部分に差し掛かるなり、一気に物語のポテンシャルが落ちたように感じました。水郷都市独特の情感が、人間が人間ならざるものに変わってしまう不気味さに変容していく…というイメージはいいのですが、市内の人間がごっそり消えてしまう大事に対して本来起こり得る諸々の事象(あるいはそれらが起こらないことへの説明)を全く無視した手抜きな展開や、水の中で形が整うだけの「人間もどき」(それ以外に何の説明もない…)の扱いなど、後半は惰性で書かれたとしか思えませんでした。描きたいイメージを生かすためにも、最低限読者を納得させるリアリティは必要ではないでしょうか。
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No.31:
(5pt)

恩田陸の傑作の中でも最高峰の作品

 恩田陸の古めの作品ながら、機会があって読み返しました。
 ジャック・フィニィの「盗まれた街」について本文中に言及があるように、氏へのオマージュ的作品です。
 舞台は、九州の水郷都市である、箭納倉。
 知り合いの元大学教授の協一郎の招きに応じてこの街にやってきた多聞という不思議な青年。彼は、ここで三件の失踪事件の話を協一郎から聞くことになります。失踪していたのは、いずれも箭納倉の街を縦横にはしる掘割に面した日本家屋に住む老女たち。そして、不思議な共通点はさらにもう一つ、彼女らは一週間ほどでじきにひょっこりと戻ってきていたのです。ただし、失踪当時の記憶を失ったまま。
 誘拐なのか、新興宗教による洗脳なのか、それとも徘徊? いずれも腑に落ちず、矛盾をはらみます。そして、多聞はそれらの事件を調べるうちに協一郎の弟夫婦も失踪し帰って来ていたことを知ります。そして、協一郎がこう言います。「彼らは彼らじゃないんだよ」と。
 一度失踪して帰って来た時には他人になっている。俄には信じがたいことながら、多聞の前にはその証拠が次々と挙げられていきます。多聞は腹をくくってその調査にのめりこんでいきますが、事態はこくこくと深刻の度を増してゆきます。。。
 ということで、かなり怖いホラーです。人がゆっくりと消え、そして帰ってくる。帰ってきた彼らは何者なのか、そしてそれを行っているものはなにか? まわりを全て水に囲まれた水郷都市の箭納倉で起こる恐怖の物語は、登場人物がクールで少し変わった人物だからこそ押さえ気味押さえ気味に進んでいきますが、それ故に余計に恐怖は増幅していきます。一気読みするつもりはありませんでしたが思わず一気読みしてしまいました。
 是非読んでほしい作品です。
 数ある恩田陸作品の中でも「六番目の小夜子」や「夜のピクニック」「ねじの回転」同様にトップクラスの作品で5の5とします。
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No.30:
(4pt)

楽しく読めるホラー

だいぶ前に読んだスティーブン・キング氏の「IT」をちらっと思い出しました。
だけど、双方ともホラーで、町のそこかしこを流れる「水路」がキーワードなのですが、人が殺される、暴力のちりばめられたキング氏のものとはちょっと雰囲気が違います。
また、一般的なサイコホラーとも違う。
サイコホラーが苦手な人も楽しく、なおかつ怖がりながら読めます。
恩田さんの作品は多く読んでいますが、これを読んだ時点ではこういうSF(?というのかな。現実ではない)ホラーは初めてでした。
それで、起こっている事件について、もっと現実的な謎解きを色々想像していたので、展開にちょっと驚きました。
でも面白かったです。後半、終わり近くのコンビニでの出来事は、一緒にぞぞぞーっとしました。
旅好きとしては、この話がモデルとなっている九州の水郷の町にも、いずれ行かなくては、と思っています。歴史のある、趣のある町が舞台です。
月の裏側 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:月の裏側 (幻冬舎文庫)より
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No.29:
(3pt)

月の裏側とは

相変わらず魅力的なタイトルです。
思わず読みたくなりました。
しかし、なんと言うじっとりと湿った息苦しさ。
私の大好きな「砂の女/安部公房」をチラっと
思い出しました。(設定・内容は違いますが)
月の裏側とは、
表の裏が裏側だけど、実際には見えないし
本当に裏側はあるのか確信はできない、
裏側なんでどうでもいいことだし。
って感覚でいいのででしょうか。
叙情的な字面だけおって読み終えてしまった。
読みきれてないのかもしれない。
くやしいけど仕方がないですね。
所詮「盗まれた」人間もどきかもしれないし。
月の裏側 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.28:
(1pt)

思いつきだけで突っ走ったらいけません

何かありがちなパターンです。
とりあえず惰性で最後まで読みました。
もうこのパターンで書くなら痛快な反撃を描かないと反って新鮮味が涌きません。
筋に独創性がないので舞台設定を情緒たっぷりにしてごまかしているとしか思えない。
このパターンでもう1冊加えるべき本ではないし娯楽に飢えている人時間があまりない人には特に避けて欲しい作品です。
月の裏側 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626

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