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カフネ
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カフネの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 41~60 3/4ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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涙がでる、感動の物語です。話の展開がよくて次は何?!って感じで読むのが止まらなく夜更かししちゃうくらいでした。 | ||||
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私世代の親にありがちな親子関係 子である私達の生き方在り方に共感しました | ||||
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40代なので。 主人公と同世代の女性です。そのため色々と感情移入することも多かった。文章がうまく、表現がきれいで繊細で、情景が思い浮かぶような言い回しが絶妙でした。さすが本屋大賞。 ごみ屋敷やシングルマザーなど、シリアスなテーマを扱いながら、どこかコミカルでプッと吹き出してしまうようなシーンも。根っから暗くはなく、むしろ明るい。登場人物に悪人はおらず、みんな優しく、とてもあたたかい。きっと作者のお人柄なのでしょう。 だからでしょうか。 面白い小説だとは思うのですが、本物の救いようのなさを求める人には物足りないし、お気楽に思えると思います。 あくまでエンターテイメント小説で、リアルはこうはいかないでしょうね。 架空物語としては面白い、エンターテイメント小説でした。 | ||||
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料理の描写が的確で、匂ってくるよう。 登場人物がみな良い人で、なごむ。 | ||||
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『カフネ』(阿部暁子著、講談社)を読み終えて感じたことが、3つあります。 第1は、料理や掃除などの日々の家事というのは大変な作業なんだなということ。私は生まれてから今日まで料理・掃除・洗濯を一度もしたことのない人間だから、余計そう感じるのかもしれません。 第2は、初対面では気に食わない人間とも仲良くなることは可能なんだなということ。私の場合は、正直言って、気に食わないままの人間が何人かいます。 第3は、どんなに困難な状況に陥っても立ち直ることを諦めてはいけないんだなということ。この点に関しては、大きく頷いてしまいました。 東京法務局八王子支局に勤める国家公務員、41歳の野宮薫子は、何回も不妊治療に挑戦したのに報われず、突然、夫から離婚を切り出され、独り暮らしになります。その上に、最愛の弟が急死してしまったため、酒浸り、ゴミ屋敷同然の生活を送っています。 弟の遺言書に元恋人にも財産を分けてほしいと書いてあったため、その元恋人、29歳の小野寺せつなと会うことにしたが、この女が実に不愉快な感じの悪い女なのです。 その場で急に意識が途切れて倒れた薫子を、せつながタクシーで薫子の自宅マンションまで送ったことから、二人の人生が交叉します。 ひょんなことから、「カフネ」という「毎日の家事に溺れそうになっている人の助太刀」を目的とする家事代行サービス会社の社員のせつなは料理担当、ヴォランティアの薫子は掃除担当としてコンビを組むことになります。「いいだろう、四十一歳バツイチ社会人の底力を見せてやる」。 せつなは、薫子が目を瞠るほどの料理の達人です。『あなたもなかなか有能なのね。感じの悪い小娘扱いしていて悪かったわ』。『学校の先生みたいな上から目線、やめてもらっていいですか』。 「もう何ヵ月も、いや何年も、自分に価値を感じられずに生きてきた。もう自分は誰にも愛されず、必要とされないと思っていた。けれど今、誰かの役に立つことができた。たったの二時間、それもたいしたことではない。それでも今、ありがとうと言ってもらえた」。 紆余曲折はありながらも、二人の活動はさまざまな悩める人たちの助太刀となっていきます。 よかったよかったと胸を撫で下ろしていたのに、中盤を過ぎ、終盤に入ると、意外な事実が明らかになります。 そして、最終盤には、何と、さらに、思いがけない事実が待ち構えているではありませんか。 個人的には、自らの不幸を呪う小学5年生の少女に向かって、せつなが言い放った言葉が印象に残りました。『資格がなかろうが、未来が真っ暗だろうが、いいことがひとつもなかろうが、人は必ずいつか死ぬし、死ねば全部終わりますから』。 | ||||
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あらすじから面白そうだぞと思い電子版を買いました。以下にネタバレもあります。 子供が欲しいという想いの部分は、子育て中の身としてはちょっと怖かったですけど、今の自分には気持ちが何となく分かっちゃうなぁと。 美味しそうな料理も素敵なのですが、 41歳のバツイチ社会人は強いのだ この一文にやられました。 | ||||
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それぞれの登場人物の生い立ちから背負っている生き方の表現が素晴らしいと感じましたが、そうした生き方は異性である自分には分からないということも実感しました。最後の展開はやや無理があるかなと思いましたが、面白かったです。 | ||||
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まだ、読み始めたばかりですが面白い。 せつなが良い感じ誤解を受けやすい性格だと思いますが根は良い人だと思う。 流石本屋大賞受賞してるだけあってグイグイと引き込まれる。 読了したら追記します。 | ||||
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こういう疑問自体が馬鹿馬鹿しいのかもしれないんだけど、男性の読者としては主人公の感情がいまいちよくわからないところがあります 男性同士のいわゆるバディものだったら、こういう結末にはならないと思うんですよね 例えばインド映画の RRR とか こういう結末になるとしたら、それは恋愛感情が絡むような場合だと思います それで多分その2つのタイプは明らかに違う関係性を持っていてその間にははっきりとしたラインがあると思うんですよね でもそれが女性の場合は例えば「光のとこにいてね」でも感じたことなんですが、そうした区別がなくて、曖昧なグラデーションのような感じに地続きになっているような感じがします もちろんどちらが良くてどちらが悪いということではありませんが、男性がこの本を読むと、どっちなのかはっきりさせてほしいという印象は持つかもしれません | ||||
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冒頭シーンがいい。死んだ弟のカノジョに遺言通り遺産を渡す手続きをしようと待ち合わせしたら、20分も遅れて来て謝りもしない! カノジョ「せつな」が攻撃的で嫌な女なのだが、善良と良識を押し付けようとする姉の「薫子」もいけすかない。 なんだかなあ、と思っていると、それぞれに隠された事情があった。その事情が、掘れば掘るほど闇深い。 スーパー家政婦で話題になった「しまさん」や汚部屋片づけのTV番組も連想されて、深刻な素材の割には愉快さもある。 いい作品だった。そして、本屋大賞受賞おめでとうございます。 | ||||
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闇深い設定の数々。 意表を突く展開あり。 厳しい現実に打ちのめさていた主人公、薫子が「カフネ」のボランティア活動を通して前向きな心情へと変化していく様が心地いい。 生々しいシーンもあり成人向けの小説かな? | ||||
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「あの本、読みました?」の番組で紹介されていて、昨年10月に購入。本屋大賞にノミネートされていた本で、唯一アマゾンで購入して読んだ本でした。でもこの本のお料理の描写は素晴らしく、又何の予備知識もなしに読んだとんでもないあらすじも、スーッと入って行けて、しばらく余韻に浸かりました。その後本屋大賞にノミネートされたのもうれしくて、(予想の順位は低かったので、心配していましたが)この本の良さがわかる人はきっといるはずと、心から応援してしまっていました。この本のすばらしさを理解してくださった沢山の本屋大賞の選考委員にお礼を申し上げたいです。ありがとうございました。 | ||||
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購入して暫くそのままになっていて、読み始めたらどんどん引き込まれて涙しながら読み上げました❗親子、兄弟、夫婦、友人、同僚等様々な関係の中で格闘する姿や優しさ心に滲みました‼️ | ||||
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カフネとは ポルトガル語で 「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」だそうだ。 本の中に出てくる家事代行団体の名称である。 登場人物のせつなさんは、 ドラマ化するならシシドカフカに決まり。 もう一人の、法務局に勤める有能だがこじらせ40代女子が読み終わっても決まらない。 | ||||
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テンポ良く読むことが出来ました。家族を持つことについて、今の時代背景に合って共感出来る場面も多くあります。料理を作る過程では、目の前に料理が出されることが想像できて本当に美味しいそうでした。再読できる小説です。著者は、BSテレ東で、あの本読みましたか、の番組に出演され、小説を書く背景など紹介されていました。著者の書いた過去の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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この商品を手に取ったのは、他者の意見として「静かな感動がある」と評されていたのを見かけたのがきっかけです。最初は少し重い題材かと思ったのですが、実際に数日ほどかけて読んでみると、じわじわと胸に沁みる優しい物語で、登場人物たちが抱える悲しみや過去を通して自分自身の生活や人とのつながりを見直すきっかけになりました。 とりわけ良かった点は、食事を介して人と人とが寄り添う描写が自然かつ丁寧に描かれているところです。心がふっとほどけるような食卓の場面が多く、読み進めるほどに自分も温かい家庭料理を味わっているかのように感じました。一方、注意すべき点としては、会話や背景説明が豊富なので、テンポ重視で一気に読みたい方にはややゆっくりに思えるかもしれません。 とはいえ、しっかり物語の中に入り込みたい方や、静かに人間ドラマを味わいたい方にはぴったりだと思います。日常の些細なやり取りが丁寧に積み重ねられているので、大きな事件はなくても心を揺さぶられる瞬間があり、読後の余韻までしっかり楽しめました。ちょっとした癒やしを探している人にもおすすめしたい一冊です。 | ||||
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美味しいものを食べたいと思いました | ||||
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この小説に通底しているのは、他者(他人)のことはすべてわかるはずがない。だから、他者との接し方は 難しいし、奥深くて面白いということです。 語り部である主人公は、もう一人の家事代行サービスをしている弟の元彼女に対して最悪な第一印象を持つ ところからこの物語は始まります。お互いに気持ちが融合していったかのようにみえますが、実は違うの かもしれません。主人公の弟が亡くなった経緯がみえてくるにつれ、また元彼女のこれまでの人生がみえて くるにつれ、そして家事代行サービスを一緒に行っていくにつれ、ますます自分とは違うところが多いと 気づいていくように捉えることができます。違うところが多いとは、分かり合えるところもいくぶんある けれども、分かり合えないところは分かり合えないままで、別の人間としてお互いを大切に想うことなの でしょう。 最後の場面は、劇場的な優しさというよりも、他者であるがゆえにお互いの存在を確認し合うかのような 慈しみに満ちたもので、読み手の心にじんわりといつまでも残る温かな表現になっています。 2025年の本屋大賞受賞作品をほとんど読み終えた今、多くの人にストレートに響く作品としては、この 作品が頭一つ抜けていると感じる素晴らしい小説でした。 | ||||
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せつなと薫子の関係 両親への思い 春彦の思いもかけぬ真実の姿 すべてが滑らかな筆致で描かれ、止まるまもなく読み終えました。 今も胸がドキドキしています。 次回作にも期待しています、 | ||||
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