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カフネ
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カフネの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全172件 141~160 8/9ページ
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| 冒頭シーンがいい。死んだ弟のカノジョに遺言通り遺産を渡す手続きをしようと待ち合わせしたら、20分も遅れて来て謝りもしない! カノジョ「せつな」が攻撃的で嫌な女なのだが、善良と良識を押し付けようとする姉の「薫子」もいけすかない。 なんだかなあ、と思っていると、それぞれに隠された事情があった。その事情が、掘れば掘るほど闇深い。 スーパー家政婦で話題になった「しまさん」や汚部屋片づけのTV番組も連想されて、深刻な素材の割には愉快さもある。 いい作品だった。そして、本屋大賞受賞おめでとうございます。 | ||||
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| 闇深い設定の数々。 意表を突く展開あり。 厳しい現実に打ちのめさていた主人公、薫子が「カフネ」のボランティア活動を通して前向きな心情へと変化していく様が心地いい。 生々しいシーンもあり成人向けの小説かな? | ||||
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| 「あの本、読みました?」の番組で紹介されていて、昨年10月に購入。本屋大賞にノミネートされていた本で、唯一アマゾンで購入して読んだ本でした。でもこの本のお料理の描写は素晴らしく、又何の予備知識もなしに読んだとんでもないあらすじも、スーッと入って行けて、しばらく余韻に浸かりました。その後本屋大賞にノミネートされたのもうれしくて、(予想の順位は低かったので、心配していましたが)この本の良さがわかる人はきっといるはずと、心から応援してしまっていました。この本のすばらしさを理解してくださった沢山の本屋大賞の選考委員にお礼を申し上げたいです。ありがとうございました。 | ||||
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| 離婚した40代女性、29歳で亡くなった弟、その恋人が与えられた環境で人間らしく生きるドラマ。期待が大きかったが、やや読みづらいセリフや描写もあり、また感情移入も難しい。 | ||||
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| 購入して暫くそのままになっていて、読み始めたらどんどん引き込まれて涙しながら読み上げました❗親子、兄弟、夫婦、友人、同僚等様々な関係の中で格闘する姿や優しさ心に滲みました‼️ | ||||
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| カフネとは ポルトガル語で 「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」だそうだ。 本の中に出てくる家事代行団体の名称である。 登場人物のせつなさんは、 ドラマ化するならシシドカフカに決まり。 もう一人の、法務局に勤める有能だがこじらせ40代女子が読み終わっても決まらない。 | ||||
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| テンポ良く読むことが出来ました。家族を持つことについて、今の時代背景に合って共感出来る場面も多くあります。料理を作る過程では、目の前に料理が出されることが想像できて本当に美味しいそうでした。再読できる小説です。著者は、BSテレ東で、あの本読みましたか、の番組に出演され、小説を書く背景など紹介されていました。著者の書いた過去の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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| この商品を手に取ったのは、他者の意見として「静かな感動がある」と評されていたのを見かけたのがきっかけです。最初は少し重い題材かと思ったのですが、実際に数日ほどかけて読んでみると、じわじわと胸に沁みる優しい物語で、登場人物たちが抱える悲しみや過去を通して自分自身の生活や人とのつながりを見直すきっかけになりました。 とりわけ良かった点は、食事を介して人と人とが寄り添う描写が自然かつ丁寧に描かれているところです。心がふっとほどけるような食卓の場面が多く、読み進めるほどに自分も温かい家庭料理を味わっているかのように感じました。一方、注意すべき点としては、会話や背景説明が豊富なので、テンポ重視で一気に読みたい方にはややゆっくりに思えるかもしれません。 とはいえ、しっかり物語の中に入り込みたい方や、静かに人間ドラマを味わいたい方にはぴったりだと思います。日常の些細なやり取りが丁寧に積み重ねられているので、大きな事件はなくても心を揺さぶられる瞬間があり、読後の余韻までしっかり楽しめました。ちょっとした癒やしを探している人にもおすすめしたい一冊です。 | ||||
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| 日常の中にミステリー要素もあり、ぐいぐいと読み進められました。 また、作中に登場する料理はとても美味しそうで作者の筆力を感じます。 しかし、全体的に登場人物の台詞回しがやや芝居じみており、若干の不自然さは否めませんでした。 また、理解が不足している両親や、代行を頼む各家庭環境などの描き方が、ややステレオタイプに感じてしまった点はありました。 何より残念だったのは、センシティブな設定が、後半にかけて次から次へと出てくるところで、 感動を生みたいがために、後付したかのように感じてしまい、最後の方は食傷気味になりました。 最終章のまとめ方も個人的には「??」です。 作中の設定に対して、いちいち細かくツッコミをいれたくなる人には不向きだと思います。 評判はとても良いですが、購入前にはどうかお気をつけて。 | ||||
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| 美味しいものを食べたいと思いました | ||||
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| この小説に通底しているのは、他者(他人)のことはすべてわかるはずがない。だから、他者との接し方は 難しいし、奥深くて面白いということです。 語り部である主人公は、もう一人の家事代行サービスをしている弟の元彼女に対して最悪な第一印象を持つ ところからこの物語は始まります。お互いに気持ちが融合していったかのようにみえますが、実は違うの かもしれません。主人公の弟が亡くなった経緯がみえてくるにつれ、また元彼女のこれまでの人生がみえて くるにつれ、そして家事代行サービスを一緒に行っていくにつれ、ますます自分とは違うところが多いと 気づいていくように捉えることができます。違うところが多いとは、分かり合えるところもいくぶんある けれども、分かり合えないところは分かり合えないままで、別の人間としてお互いを大切に想うことなの でしょう。 最後の場面は、劇場的な優しさというよりも、他者であるがゆえにお互いの存在を確認し合うかのような 慈しみに満ちたもので、読み手の心にじんわりといつまでも残る温かな表現になっています。 2025年の本屋大賞受賞作品をほとんど読み終えた今、多くの人にストレートに響く作品としては、この 作品が頭一つ抜けていると感じる素晴らしい小説でした。 | ||||
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| せつなと薫子の関係 両親への思い 春彦の思いもかけぬ真実の姿 すべてが滑らかな筆致で描かれ、止まるまもなく読み終えました。 今も胸がドキドキしています。 次回作にも期待しています、 | ||||
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| 不妊治療、食欲不振などいろいろあるが私が最も共感したのは「人は疲れると片付けできなくなり、それを他人に見られるのが死ぬほど嫌」ということ。これは心療内科で〇〇病という範疇にははいらないのかもしれないが救ってほしいが部屋を見られるのは嫌というジレンマに襲われる。そして美味しいものを食べると元気になる。近年稀にみる傑作。 | ||||
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| スラスラ読める物語でした。 | ||||
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| 登場人物はみんな各々の悲しみを抱えていて、その悲しみが関わる人を傷付け、その悲しみが関わる人を癒していく。後半の伏線回収は見事であると同時に、人は運命をどう受け止め向かっていくのか、その有り様に真実味と救済を感じた。 | ||||
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| この本の良さは他のレビューアーの皆様が丁寧に説明しているからいいとして。 私なりの付けたしの一言。 この本を読むと、お腹がすきます。 特に手料理の美味しいものが食べたくなります。 料理が好きな人は、たぶん、同じようなレシピに挑戦したくなります。 気をつけて。。。 | ||||
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| 私自身は今もこの本を読んでおりませんし、あらすじも知りませんが、鈴木保奈美さんがMCを務めているBS日テレの書評番組を偶然見て本作を知りました。 一方、(別居している)家内が昨年最後の肉親である弟を亡くしてから、体調を著しく崩し食事をとることもままならない状態だったんですが、私が上記で知った本作を、家内の趣味の読書でもと思いアマゾンから贈ってみたところ、偶然にも内容が家内の心中と一致しており、極めて深く共感し現気が出たと連絡をもらい知りました。 作家の言葉というか本作が凄いなぁと思うのは、あれほど何もものが食べられなくなった家内が、本作を読んで「肉が食べたい!」と思い、すぐ買いに出たそうです。心身とはつながったものですが、心を変えることによって身体を変えたということでしょう。 一連の偶然にたいへん感謝しております。因みにたいへん失礼ながら、その後も私は拝読しておりません。 | ||||
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| 私がここ1年ぐらい読んだ本の中では文句なしにベスト1、2を争う名作だ。とにかく、どんな人生を歩んできたらこんなに刺さるフレーズが次から次へと出てくるのか、と不思議に思うくらい突き刺さる。小説を読んでいて、思わず線を引いてしまうなんてことは滅多にないのだが、やたら引いてしまった。「きっと人間を最後に立たせるのは、勇気でも夢でもなく、見栄だ」には思わず笑ってしまい、「善意って油みたいなもので、使い方と量を間違えると、相手を逆に滅入らせてしまう」と来れば自分の失敗を思い出し、「おまえはそこにいてもいいのだと、誰かに認めてもらえなければ、自分が生きることを肯定できない」なんて読むとうんうんと大きくうなずいてしまう。他にも多くの線を引いてしまった。この作者の本は初めて読んだし、そもそも、この作者のことはこの本を読むまで全く認知していなかったが、ちょっと他の本にも手を出したくなった。 | ||||
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| 理不尽さに見舞われた登場人物たちの、口の減らぬ悪口雑言に救われるのは、なぜだろう? やっている仕事にたっぷり込められた意義と情ゆえ、だろうか? 読んでいるだけで涎が湧き出る料理描写ゆえ、だろうか? 美味しいと感じることにこれほど力があるとは… ⚫︎「未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことがない限り世界から消えることはない。あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる」 ⚫︎「あとね、おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ」 形のないものを言葉にしようとすることに、これほど意味があるとは… ⚫︎闇に沈んだ空を背景にそびえるマンションの、あちこちの窓に明かりが灯っている。名前も知らない人たちの生活の光、生きている光に、なぜか胸がつまった。 ⚫︎ありがとうと言ってもらえた。 今、私はあの人を助けたのではなくて、助けてもらったのだ。 江戸落語の啖呵を思わせる筆者の筆力の威勢の良さに温かみまでが宿り、エールとなって血流になだれ込む感動…休日の夕べ、酒なしで大いに酔った。 | ||||
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| 前評判からハードル上げ目で読んだけど 5倍くらい越えてきた 小説を読んで久々に泣いた 号泣ではないのだけど、自然と泣いていた おいしいって思うこと たのしいって思うこと うれしいって思うこと 人生においてどれほど大切か教えてくれる作品 売ることはせず、ずっと持っておくつもり、大事な宝物になった | ||||
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