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(短編集)
八点鐘
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八点鐘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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大変満足しています。ありがとうございました! | ||||
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若きレニーヌ公爵と美しいオルタンスと共に八つの事件の謎を解いていく恋と冒険の連作短篇集。 主人公のレニーヌがルパンかどうかは不明。ルブランの前書きにルパンから聞かされたルパンの友人の冒険譚であり、実は彼はルパンかも知れないが違うかも知れない・・・的な事が書かれている以外は、彼がルパンである事を匂わすものは何も無く、彼の名前もルパンのアナグラムですらない。想うにルブランは新しい主人公の物語を書き上げたつもりで、けれどもキャラクターにルパンとの類似があったので、前書きにそんな事を書いたのではないだろうか。 | ||||
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◆「雪の上の足あと」 降り積もった雪が屋敷を取り囲み、屋敷に来た人間と 出ていった人間の足跡が残っている、という状況。 屋敷の主人は、やって来た人間と乱闘になり、その結果、 屋敷の外にある底無し井戸に放り込まれたのではないか、 という見解が支配的になるのだが……。 雪の上の足跡を、いかに偽装するか、といったトリックの作例は、 数多くありますが、本作ほどシンプルでありながらも驚かされる ものはないと思います。 また、トリックだけでなく、人物配置や状況設定も絶妙です。 | ||||
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ルパンによる探偵物の最高傑作傑作短編集紹介である「クイーンの定員」にも選ばれていますルブランが意外にバリエーション豊富でフランスの作品にしてはトリックに凝っているこの作品を読めばそう感じ取れるはずです | ||||
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ルパンとおぼしきレニーヌ伯爵と出会った若く美しいオルタンス。夫から解放してくれ、新しい人生の導き手となった彼と彼女が巻き込まれる数々の事件。古い作品なので、今じゃ通用しそうにないトリックも登場するし、余裕しゃくしゃくの伯爵の口上にイライラし(ものすごい自信家なのだ)、「だから、あなたはこの事件をどう解決するんですの?!」とオルタンスとともに気をもんでしまう。謎めいたセクシーな男の術中にはまり、一話ごとに彼に心惹かれていくさまは、心憎いまで。推理小説プラス、恋愛小説。トリックを解く過程と、二人の駆け引きが楽しい。 | ||||
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怪盗アルセーヌ・ルパンがセルジ・レニーヌ公爵と名を変えて、美しい婦人の愛を得るため八つの冒険に挑戦する、といった設定の連作短編集。 ルパンの物語は、盗賊ということもあってか波瀾万丈・荒唐無稽(悪口じゃないよ)なものが多いが、本書では冒険活劇の色が薄く、トリックをメインにしたミステリといった趣きです。 ルパンが盗賊としてではなく探偵として活躍、「塔のてっぺんで」で遠隔殺人、「テレーズとジェルメーヌ」で密室殺人、「雪の上の足跡」ではそのものズバリ、雪の上についた足跡の謎にと、いかにも探偵小説的な謎に挑む。 どうしても古臭さは感じますが、トリックのできもなかなか、楽しめる一冊です。 | ||||
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