■スポンサードリンク
クール・キャンデー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クール・キャンデーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが若竹。やっぱ驚き。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若竹七海の作品としては珍しい青春小説と最初思いましたが、主人公をめぐる友人たちの悪意や義姉やそのストーカーをめぐる悪意はやはり若竹小説。そしてラストのどんでん返しは素晴らしい。それに至る伏線はありましたが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー?? キャンディーなら恐ろしい程味の薄い飴玉。人物、ストーリー、会話、設定、全てがスッカスカ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短いのですが、かわいくて「こましゃくれていて実はしっかり者」の妹が、お兄ちゃんの奥さんの自殺をめぐって、お兄ちゃんにかけられた嫌疑をはらそうとがんばります。そして最後にのけぞってしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若竹作品はよく「後味が悪い」と評され、イヤミスに数えらることもある。 しかし、その悪い後味というのも、ほろ苦かったり、塩辛かったり、スパイシーだったり、ざらっとした舌触りが残ったり、様々な味わいがあり、あくまでも賞味可能なものである。イヤミスでもイヤよイヤよも好きのうちである。 しかしながら、個人的にこの作品の後味は拒絶したくなるタイプ。イヤよイヤよイヤなのよ。好き嫌いが分かれると思う。 とはいえ、本作はトリッキーであると同時にチャレンジングな作品であることは間違いない。 女子中生渚が主人公。アンファンテリブル…語り手が14歳の少女ということが物語を読み解く上で極めて重要である。 他のレビューで紹介されていたが、ミステリ・アンソロジー「青に捧げる悪夢」に収録された若竹さんの「みたびのサマータイム」はこちらの続編的作品。高校生になった渚が出てくる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夏休みを過ごす中学二年生14歳の元気な女の子・渚が兄嫁の死と生前彼女につきまとっていたストーカー男の不審な死の謎に迫って家族の大ピンチを八方丸く収めてみせる若竹七海さんの痛快青春ミステリ中編小説です。14歳年の離れた異母兄・良輔が同級生のストーカー男の殺害疑惑で警察から厳しくアリバイを追求されて苦戦する中で兄の無実を確信するヒロイン渚はそれだけでなく近所を騒がせる痴漢男の事件をも解決に導く影のスーパー素人女探偵なのですね。13行×156頁の短さで最終行のサプライズを演出する若竹さんのプロ根性に脱帽ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行間が広く、文字数・ページ数も少なく、1~2時間で読めます。 主人公の女の子の考え方が面白くて、楽しく読めました。 最後はよくある、分かり易い結末だったかな、という気もしましたが、お手軽に読めるわりには内容が面白いので、読んで損はないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日頃凄惨な事件が起きるミステリばかりを読んでいると、ほっこりさせられる緩い話。主人公の語り口で綴られる文体も軽やかで非常に読みやすく、あっと言う間に読了。 だが、予想を遥かに裏切る真相が準備されていて度肝を抜かれた。 最後までゆる〜い感じで行くのかと思ってたから、本当にびっくりさせられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本が薄いのと、中学生女子の独り言口調だったからというつまらない理由で、長らく手を出さなかったのですが、気が向いて読んでみたら面白い! ちょっと前に読んだ「みんなのふこう」がかなりツボだったのもあり、若竹さんのこのタッチが好きなのかもしれません。 ラストも「おおう。。。」という。。。こういうのが好きです。 さくさく読めてあっという間にラストまでもっていかれて、最期にこのテイストのサプライズ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
可愛らしい表紙で、主人公である中学生少女の1人称語りなので、若い人向けのライトなミステリーだと思ってしまいがちですが、決してナメてかかってはいけません。この作品は、他のトリック型本格推理小説に引けを取らない、大人向けの本格ミステリーです。 短編といってもよいほど短くまとめられた話なので、サラリと読めてしまいますが、最後まで読めば、ミステリとしての内容度はかなりギュっと凝縮されていることが分かります。 ラスト1行でひっくり返ります。ぞっとする寒気をクールに味わってください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、若竹作品にしては、あれっ?!と思いました。★2つと3つで迷ったくらいです。つまらなくはないけど、やや子ども向けな感じ? | ||||
| ||||
|
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後のお兄ちゃんのセリフがなんとも・・・・・・・・・・・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベージ数にするとたったの160ページなのですが、十分に読み応えがある作品です。 中学生女子の一人称なのでライトノベルみたいだな、と思いながら読んでいたのですが、読み終わってみるとしっかりとしたミステリー作品でした。 中編小説なので張り巡らされた多数の伏線が一気に繋がるといった面白さは少々もの足りないですが、ミスリードが非常に上手くできていて、意外な結末にしっかりと落としこんでいます。 後日談があるようなので、そちらも読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
兄のお嫁さんが死に、その容疑を兄がかけられて……というお話。 主人公の中学生、渚が、兄の無実を証明すべく、奔走します。 縦の糸が見事! 序盤〜中盤は、中学生、海の町ということもあって、割合さわやかに進みます。 うっすら恋模様なんかも交えつつ…。 後半のさらに後半から、一気に種明かしというか、伏線の解放が始まり、 そして、誰もが衝撃を受けただろうラスト! これぞ、若竹七海だあ!という感じです。 でも、若竹七海好きなわりに、アンハッピーエンドの苦手な私は、ラストが衝撃過ぎて☆マイナス1。 古書店アゼリアくらいの毒が好きなので…。 余談ですが、「青に捧げる悪夢」角川書店で、渚のその後(高校生時代)の短編が収録されています。 (アンソロジーです。個人的にはとっても豪華な顔ぶれ) こちらは、少し希望のあるラストになっているので、興味のある方はぜひ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
祥伝社の中篇シリーズの一冊。ごく軽く読むことが出来る。 いつものとおり、「いやな話」だった。いかにも若竹七海らしいというか。 少女の必死に頑張る姿、甘酸っぱい青春などが描かれ、油断して読んでいたら最後でやられた。こんな結末が待っているとは。一気に暗い気分になる。 とはいえ、読者を突き落とすような結末が若竹氏の持ち味。その意味では期待どおり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明日から夏休み!しかもその日は誕生日!!嬉しいことが二つ重なる明日を楽しみにしていた渚の元に突然の悲報が。入院していた年の離れた兄のお嫁さんが亡くなり、そのきっかけを作ったストーカーの男が殺される。その容疑が兄へと向けられて・・・。殺人者の妹になるのが絶対にイヤな渚は、兄の無実を信じて真犯人を探しはじめる。 文庫本にして160ページ(しかも1ページの字数が少ない。なんとかムリヤリ160ページにした感じ)と短く、とても読み易い文体で書かれているため、スラスラと読み進めることができ、一、二時間もあれば読み終えることができるでしょう。が、短いと侮るなかれ、ミステリとしてプロットがしっかりしているし、何よりも最後に待っている驚きといったら!これには見事にやられました。 ミステリのお手本のような快作です。 それにしても、主人公の渚。冷めた目で大人たちを観察していたり、腹の中で大人をからかっていたりと、なんとも小生意気。なのですが、よくよく思い返してみると、今を去ることン十年前、自分も中学生だった頃は大人の言うことなんて聞きもしなかったし、こんな感じだったなあと。それなのに渚のことを生意気だと感じるということは・・・。思いたくもないですけど、年を取ったということなんでしょうねえ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実に、おもしろい。薄い本なのに。こんなに楽しめるミステリ、さすが、若竹七海。 最後のページまで、その最後の1行まで気を抜けません。こんな結末が待っていようとは、全く予想しませんでした。タイトル通り、ぞっとするような、ひんやり感。人間のうちに潜む「毒」が見事に描かれていますね。 それでも陰鬱な感じがしないのは、若竹さんならでは。なんといっても、登場人物のキャラクターがいいんですよねえ。強さも弱さも合わせ持った、ちょっと生意気盛りのかわいらしい渚。かっこいいだけじゃない、努力家の兄。それを疑ういやらしい(ほんとに嫌なやつ!って感じに描かれている)刑事たち。仕事とはいえ、こんな嫌みな人間とはあまり知り合いたくない。 他人のことなどおかまいなし、わがまま放題のお嬢様だった兄嫁の死から物語が始まります。兄嫁につきまとっていたストーカーが死んでしまったおかげで兄が疑われ、無実を証明するために奔走する渚がかわいい。子どもと大人の間で微妙な女心がよ〜くわかります。渚の心理描写が、物語全体を明るくしているのかな。でも、ただ明るいだけじゃない。年齢的には子どもでも、人というのは十分「毒」をはらんでいる。そんな恐ろしさも垣間見えます。 あっという間に読めてしまいますが、満足感はピカイチです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えたあとはまさに、ひんやり、クールキャンデー。小粒でも凍りつく。若竹七海を私は、驚かされたいから読む。しかしただ驚かされているのじゃつまらない。必死で驚かされないようにして読む。だから、あらゆる、とまでは言えないがとにかく自分が考えうる限りの結末を考えながら読んでいるのに、やっぱり驚いた。若竹七海の上手いところは、しっかり書いているのにべたべたしてないところだと思う。トリッキーな結末はもとより、主人公もその他の登場人物も、きちんと書いてあるのにさらっとしていて、感傷的なべたつきが無い。生き生きとしてみずみずしくて、思わず「ウマイ!」と言ってしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
値段も重みも内容も軽い!と思えば最後におーーっとぉという結末が待っています。兄嫁がストーカーの襲われて自殺をはかり、命を取りとめたが数日後病院で死亡。更にその同時刻にストーカーも変死した。アリバイのない兄貴が殺人犯として疑われ、それを晴らすために夏休みに奔走する中学生の渚。始終明るくまとめられているからこそ、結末に驚くこと間違いなしです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!