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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 541~560 28/29ページ
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| 第二次世界大戦の独ソ戦を舞台にした戦争小説。主人公は若い女性のスナイパー。臨場感あふれる展開に圧倒された。秀作。主人公の感情に変化の理由付けが少し薄っぺらだったのは残念。 | ||||
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| ドイツ軍に村を焼かれたソ連の村の少女が狙撃兵となり、戦争に身を投じる物語。 アガサ・クリスティー賞受賞作ということで、深緑野分氏の『戦場のコックたち』のような戦時下を舞台にしたミステリかと思っていたけどさにあらず。けれどそんな先入観なんてどうでもよくなるぐらいの傑作だった。村を焼かれた少女セラフィマが、母の遺体を焼いた教官イリーナに怨みを抱きつつも、やがて一流の狙撃兵として成長するにつれて彼女の苦しみをも理解していく様子や、戦時下でのグロテスクな論理を抉り出す筆致など、とてもこれがデビュー作とは思えない。文体も読みやすく、本の分厚さにもかかわらずするする読めるのも、嬉しいポイントだった。 | ||||
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| 独ソ戦時中の壮絶極まるドラマが展開する。 凄惨極まる光景がまるでそこに立っているがごとく臨場感たっぷりに迫ってくる。 つい胸が熱くなる。 「戦いたいか、死にたいか」。 挑む女性狙撃兵はそこに向かっていく。 撃て。 彼女らは何のために行動し、何故ゆえにそこにいるのか。 洗練された戦術と高度なテクニック。 戦場の理不尽さ。 そこには生死をかけて戦うものが抱くこころの葛藤が浮かび上がる。 | ||||
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| 日本は島国で、ほぼ単一民族。 日本人は生存に対し脆弱になってしまった、必然的に。 戦争を知らない選考者が、戦争を全く反映しない作品を推挙する。 独ソ戦では、関東圏の全人口が死傷し 死者数は東京、神奈川、埼玉の全人口を超える。 独ソ戦を舐めているとしか思えない、アガサ・・・大賞。 現在の日本の新型コロナで言えば1,500倍以上の死者数。 史実を知らんで浮かれてはいけない。 金が欲しいだけではいけない。 当賞の関係者は、歴史を知るべきだ。 戦争は、クソの中のクソの中の・・・地獄のクソだ。 思い知らねばならない。 世界から馬鹿にされる。 | ||||
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| 500ページ近くある長編。いきなりの初対面自己紹介のような村人同士の会話に 「これはハードル下げますか・・」となるものの、その後は読みやすい文体も手伝 って急き立てられるようにテンションあがって一気に読了。ごめんなさい。 たしかに読み進める間に気づく欠点もあります(必然ではない大いなる偶然、現代 視点、漫画っぽいなどなど)。ですが物語の力がそれらを凌駕しています。読了まで 読みふけることうけあいです。これぞエンタメ。だからこの本に対する文句は全て 後付けになりましょうか。 迷っている方がいたら背中押します。もう初版は市場にありません。 まずは読んでから、そんで悔しくて粗さがし(Wikipediaでも片手に)しかし 所詮はルサンチマンか・・と虚しく気づく人もいるのかもしれません。 既にメディアミックスの話は進行中かもしれませんが、漫画化の場合は絵柄も ノリも合うと思われる吉原昌宏氏(先日、某誌でソビエト女性戦闘機乗りモノを 完結させたばかり)にお願いしたいです。 そして、実写化よりも舞台化の方で味がでるもしれませんね。 | ||||
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| 物語の主題及び構成、人物の造形、文章力や表現力、全てが平均以上だが突出したものがひとつも無い。 恐ろしく読みやすいが記憶に残らない。 国際線のトランジットの待ち時間を潰すようなシーンに最適。 | ||||
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| 【同志少女よ、敵を撃て】 家族を殺され復讐する狙撃手として戦争という狂気に蝕まれいく少女の物語。大義や思想が地に墜ちて骸となるなかで、ラストには主人公が狙撃手に必要なものを手に入れる。彩度が薄く乾いた描写が多いのは昔呼んだ大薮作品を彷彿させる良作です。 #同志少女よ敵を撃て | ||||
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| 独ソ戦の様子など、非常に良く書かれている。スケールが大きい。 しかも、少女を主人公にしていることもあるが、ソ連軍における女兵士の扱いが如実に書かれていて、現代のジェンダー問題を考えていく上でも、格好の読み物になっている。 | ||||
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| 明らかにマーケティングされて作られた作品だろうと感じます。 「戦争は女の顔をしていない」などで醸成された雰囲気と早川書房や書店界による 全面的なプッシュで登場したけれど実際にはそうたいして面白くありませんでした。 ・登場人物が敵味方通じて良い人 ・価値観、特に善悪のあたりが現代人それも日本人過ぎる 名作「鷲は舞い降りた」にみられるようなヒムラー長官風の邪悪な存在は 敵味方双方に存在せず食い足りません。 終盤に某漫画のメイドみたいな狂犬に豹変してしまうのも突然過ぎる。 なんだかチグハグ感が拭えませんでした。 | ||||
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| ここ20年で最高の小説。 とんでもない新人が出てきた。 | ||||
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| タイトルはダサいが、「敵を撃て」の敵が単にナチスドイツではないと考えると、意味がない訳ではない。主人公のセラフィマは田舎娘だが、猟師の母に従って銃の名手だ。しかし父親が出てこないのも隠れた意味があるのかも知れない。 読み始めると早々に村はナチ軍に制圧され村人はすべて虐殺される。隠れて銃を構える母さえ撃ち殺される。 とにかく読者の希望的期待を次々に裏切っていく。強姦される直前にソ連軍の介入で生き残ったセラフィマは復讐の鬼と化し、狙撃手として育てられる。 セラフィマは、似た境遇の仲間との葛藤、狙撃手という軍内部での嫌われ者としての差別、女性としての差別を引き受けながら変化していく。仲間といっても実は多様で、ロシア人だけではない。カザフ人、ウクライナのコサック、それに実は貴族出身の娘など出身立場が様々なだけに抱える問題や意識も多様なのだ。 実際の歴史を背景にしているので実在の人物も登場する。女性狙撃手たちの憧れリュドミラ・パヴリチェンコは、309人のドイツ兵を射殺した英雄だが、実は孤独で悲しみに満ちた小柄な女性だった。 ソ連の女性狙撃手の話は、川越宗一『熱源』にもクロニコワ伍長が出てくる。クロニコワはドイツ人女性を強姦した自国の政治将校を射殺した。 『同志少女よ、敵を撃て』でもナチスドイツの兵士による強姦、ソ連軍兵士による強姦も、戦場では日常として描かれる。 エピローグに戦後ドイツのあり方に関してこう書かれている。 〈空襲と暴行に表象される自らの被害に対しては口をつぐむことを覚えた。虐殺されたユダヤ人への哀悼と謝罪を口にし、自らの被害を内面に留保することで、彼らは自らの尊厳を取り戻したようだった。〉 ドイツと同様に侵略戦争という民族的体験を経た日本とを比較したときに忸怩たる気持になる。 しかしこの小説は戦争を描いて教訓を垂れたものではない。小説の中でセラフィマは仲間を失いながら、敵を撃つ技術や、戦場での究極の心理、敵狙撃手との駆け引きから拷問の耐え方まで学んでいく。しかしほんとうに知ったものはただ一つ「命の意味」だった。 人殺しとして育てられたセラフィマと育てたイリーナの関係に注目されたい。なぜならセラフィマは『熱源』のクロニコワでもあるからだ。フェミニズミ小説としても読めるのだ。 | ||||
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| 素材が斬新。こういう素材によくある政治的視点を一切削いで、物語を紡いだ新人作家らしからぬ手練の技。 | ||||
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| ネット上で騒ぎになっていたので、発売日に購入して読みました。 ストーリーの流れは流石で、グイグイ引き込まれていきますがそれもスターリングラード戦まで。スターリングラードでの戦いは情景の描写は目をつぶれば瞼に浮かんでくるほどリアルですが、浮かんでくるのはなんとなく中身が似ている2001年版の映画スターリングラードのシーン。 クルスクの戦いは急に回想になり、最後の戦いでは主人公のセラフィマは豹変してまるで別人、なぜか望月三起也のラストオブコサックが脳裏をよぎりました。 もう少し丁寧にセラフィマが変貌する描写を書いて欲しかったと思いました。 最近ではロシア本国でも研究が進み、捉え方が変化している督戦隊(後退阻止部隊)やNKVDの描写、赤軍兵士の生活の描写の薄さ等々を見ると、狙撃に関するプロットは精緻でしたが、それに比して赤軍、NKVDについての考察に伴う描写が旧来のステロタイプに陥り、とても薄いように感じました。 ソ連に対する描写が薄くなるとどうしても考えてしまうのが独ソ戦である意味があるか…?という点です。知らない事を描写しないという決断に敬意を表しますが、そのおかげで細かいリアリティが失われているように感じます。ということは、大日本帝国陸軍初の女性狙撃兵部隊!米軍スナイパーとの戦い!のように国と敵をそっくりそのまま入れ替えても話が成り立つんじゃないか…?という疑問が… 狙撃大隊じゃなくて歩兵大隊と書いてくださったことに感謝の☆3つです。 | ||||
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| 殺してやると心に決めた二人は本当に殺すべき相手だったのか。 極限状況が何度も現出する戦場だからこそ辿り着けた本当の答えを知りたかったら読むしかない。 | ||||
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| 感想をどこから書けばいいのか分からない。今はkindle試読版があるのでとにかく読んでみて欲しい。 | ||||
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| 手に汗握る戦記物、狙撃兵なので囲碁将棋を見ているような感じもするし、戦争の悲惨を軸とするが家族がっ皆殺しとなり狙撃兵として生きていくことを選んだ・選ばされた主人公が立った地平の物悲しさ、戦争の無意味さが迫ってきた。大変な筆力だと思う。一方、ラノベ的軽くて薄っぺらな心理・人物描写もあるけれどこれはバランスなのかもしれない。第2次世界大戦中のソ連の女性狙撃兵の話であり「戦争は女の顔をしていない」から想をえていると思う。大変な新人だとおもう。 | ||||
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| 歴史小説っぽいのかなとなんとなく手に取ってみたら、圧倒的なエンターテイメント小説だった! 百合、ジェンダー、復讐もの、戦争の暗部などを取り混ぜたアクション映画みたいな。 わりとベタな漫画的キャラ設定のノリに、興味深いロシア女性兵士の史実の設定が合わさって、リアリティと破天荒さがいい塩梅で混ざっている。 ちょっとヴィンランドサガに影響受けたっぽい箇所なんかもある。 いろいろなもののおいしいところを取り混ぜて計算づくで書かれた如才なさを感じる。(だから面白い! という褒め言葉です) | ||||
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| "すべての思いを込めて。再び敵に意識を集中させる。あの日撃てなかった母の、殺された村人の、ソ連人民と女性の怒りを弾丸に込めろ。"2021年発刊の本書は実在のソ連、女性狙撃小隊を描いた著者デビュー作にして、全選考委員が5店満点をつけて話題となった第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 個人的には前評判の高さから気になって手にとりました。 さて、そんな本書は村で初めての大学進学も決まって平和に暮らしていた純朴なセラフィム、しかしある日、自分一人を残して村や家族がドイツ軍に蹂躙されてしまった事で、彼女は助けられた凄腕の女性士官、イリーナのもとで集められた同じく家族を失った少女たちと女性狙撃兵として育てられ、ドイツ軍との激戦区、スターリングラード、クルスク、ケーニヒスベルクと仲間を失いつつ転戦しながら、いつしか復讐相手を探す【凄腕の殺人者】として変化していくのですが。 まず、本書でも憧れの存在として登場する309人を射殺した実在の女性狙撃兵、リュドミラ パヴリチェンコの映画『ロシアン・スナイパー』を鑑賞済みであったり、子供時代にプラモデルで第二次対戦中のドイツやソ連の戦車や戦闘機といったものに触れていたこともあり、私自身は作中世界に入りやすく、著者の【新人とは思えない迫力ある戦闘描写】も含めて終始ページをめくる手がとまらないほど楽しませていただきました。 また、著者自身はインタビュー記事で押井守に影響を受けたと述べてますが。個人的には同じく【当事者ではない日本人が第二次世界大戦時のヨーロッパを舞台に描いた群像劇的作品】として深緑野分の『戦場のコックたち』と比較して読んでいる感覚があったり、また登場する女性狙撃兵たちが、ツンデレであったりお嬢様、百合属性があったり?と最近のアニメ作品のお約束設定を踏襲していることから映像化、やはり、アニメ化に向いているように思いました。 第二次世界大戦を部隊にした群像劇的な作品、あるいは女性同士の連帯や絆"シスターフッド"作品が好きな人にオススメ。 | ||||
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| 早川書房が全力で売り出そうとしている本書、 映画のあれこれを切り取ってそれと戦争は女の顔をしていないが売れているから、その要素も取り入れて、今風の小説に上手く昇華した作品だと思います。 だから衝撃かと言われると帯の評価は大げさ過ぎるのではないでしょうか。 口コミでじわじわ広がるでなく、仕掛けたブームに乗らせる為の作品といったイメージがあります。 ただ狙撃のシーンは流石でした。そこは凄いです。 ちょっとゲームっぽい印象もあり、銃と狙撃描写は秀逸だけど、他はそこまでではない良作といった印象です。 | ||||
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| あくまで史実や資料に忠実に、そこにフィクションを混ぜて描き出す女たちの冒険譚。実際の歴史や価値観に対する問いかけが常に行われ、私たちに無関係な物語だと感じることはない。これがドラマだと、我々の価値観を揺さぶりにくる。どこを切り取っても面白い作劇上の仕掛けの数々は、驚くべきことだが、感嘆すべきはやはり前半から後半に掛けて、物語の主題に沿って、戦況の移り変わりと共にテイストが変化し、訴求する内容が大きく異なってくることだろう。戦争を通じて我々はどうなってしまうのか。この後どうするのが相応しいのか。そういう視座を持って物語を最後まで見事に描き切り、結んだ。とても誠実な物語であった。素晴らしい。 | ||||
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