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黒牢城
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黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全218件 41~60 3/11ページ
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迅速、丁寧な配送です。 | ||||
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読了したのは結構前ですが、まだ衝撃が残っています… 歴史小説なんだけど、ミステリーで 重い内容も含んでいるがページを進めることをやめれないという中毒もはらみ、読み終えてエピローグには感嘆してしまいました。 近年読んだ中ではほんとにほんとに間違いないベストに出会えて良かったです! | ||||
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舞台は有岡城。本書の英語タイトルもArioka Citadel case。しかし、本書邦題は「黒牢城」。その意味が、読み終えてよく分かる納得の人間ドラマミステリー。是非、映像化を! | ||||
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黒田官兵衛は1年幽閉されて足を悪くしましたが、このとき土牢の中で"安楽椅子探偵"をやっていた、という【歴史xミステリー】小説です。 犯行方法もこの時代ならではですが、特に「犯行動機」が現代の小説とは違っており、この点がかなり面白かったです(※一方で、この部分を面白がれるかには歴史への理解か興味が必要かと思います)。 ミステリーが好きで、戦国時代の基礎知識(or興味)がある人は楽しめるはずです。例えば、"同盟関係を維持するため親族を他の武将に預ける「人質」の風習"などは理解しているとスムーズかと思います。 あまり時代物は読んだことがありませんでしたが、現代語に近い言葉で書かれているので、問題ありませんでした。 トリックなどはやや地味なので、その点はあまり期待しないほうが良いと思います。 荒木村重や黒田官兵衛のWikipediaを読むのは読破した後にしましょう。 | ||||
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迅速で、新品みたいでした。 | ||||
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驚きました。米澤先生は、いつも学園もののミステリーを書かれています。今回いきなり時代小説。それもどっしりとした雰囲気のもの。戦国時代版コナンかと思えばそうではない。読み終えたら、やっぱり戦国なのだと重いものを感じます。とにかく表現がかっこよくて、ここ数年で私は一番好きな小説です。じっくり読んでは、「こんな表現するのか…天才やなこの人…」ため息ついてました。直木賞、これはおすすめです。 | ||||
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一言で言えば話が地味。 謎ときも地味。 分かったことは、大坂本願寺が大きな勢力っであった事くらいです。 | ||||
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この作家の作品は『インシテミル』『真実の10メートル手前』『王とサーカス』『満願』を読了したが、どれも緻密で関心させられた。 作者初の歴史小説とのことだが、歴史小説の文章表現も堂々たるもので、逆に難しい漢字を駆使し意味の分からない文章もあったが決して不快ではない。 荒木村重を主人公に有岡城内で起こる難事件を幽閉中の黒田官兵衛との会話をヒントに解決してゆく。プロローグ、4つの章、エピローグと連作短編となっており、第4章とエピローグで、そこに収束させるか!! とすべてがつながり仰天である。そしてラストの2頁は落涙必至。 | ||||
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商品の本の写真には、帯が付いていると 送って頂いた本にも帯が付いてるものだと思ってしまう 届いた本を見て、 「あれっ?帯付いてないの?」 と思うのは間違っていますか | ||||
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「歴史+ミステリ」は個人的には新鮮だった。 村重と官兵衛の駆け引きの顛末は、知識の有無で楽しみ方が変わるんじゃないでしょうか。自分は史実は知らなかったので、何と大胆な展開!という感じで驚けましたが、史実を知ってる人は、そうやって繋げるのね!みたいな驚きがあったんじゃないでしょうか? あるいは、史実を知らない側の驚きをもう少し厳密に言うと、まず小説として驚き、それって史実だったの!と2度驚ける感じでしょうか。こういう題材のミステリは、もっと読んでみたいです(他に知らないのですが‥)。 | ||||
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土牢に幽閉された黒田官兵衛が3件の不可能犯罪の謎を解く本格ミステリーであると同時に史実にある荒木村重の不可解な行動の謎に迫る。緻密な構成で読み応えのある極上の歴史ミステリーだと思います。 | ||||
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直木賞受賞作って事で楽しみにしてましたけどねぇ…まぁ、色んな採点基準があるんでしょうね~ | ||||
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荒木村重は突如、織田信長を裏切り有岡城に籠城した。 そんな中、城内で事件が起こり、そのまま捨て置けば 籠城戦にも差し支える事態に発展しかねない。 村重以上の知能を持った者は城内には居ない。 いや正確には地上には居ない。 暗く湿った地下牢には才を誇らずには居られない、あの男が居る。 黒田官兵衛孝高。後に秀吉の参謀として名を馳せる男である。 城主、荒木村重と牢に閉じ込められた黒田官兵衛が 城内で起こった怪事件を解決する歴史ミステリー。 紹介文を書くとこんな感じになりますが、読んだ感じ(Audibleで聞いた感じ) 歴史ものとミステリーが上手く組み合わさって十分面白かった。 | ||||
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謎解きとストーリー、どちらもが絡み合って怒涛の流れに翻弄される。 こんな圧倒的な読書体験は久しぶりだった。 素晴らしい! | ||||
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米澤穂信氏作『黒牢城』は、 直木賞、山田風太郎賞を受賞。さらに、「ミステリが読みたい! 2022年版」をはじめとする主要ミステリランキングすべてで第1位を獲得というベストセラー作品です。学園ミステリーから始まった氏のキャリアですが、ついに時代劇ミステリーまで作風を広げました。 言葉遣いも本格時代劇を思わせる格調高いものです。荒木村重が信長に反旗を翻し、摂津国・有岡城に籠城する。説得に訪れた黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めます。籠城中におきる不審(ミステリー)な出来事を村重は、組織ヒエラルキーの亀裂兆候ととらえ官兵衛の知恵を借りて解決にあたります。二人の対決会話が見事です。戦国時代の一向宗やキリスト教の対立と動向、茶器の解説など、歴史的事実を踏まえて高踏的です。特に毎日の軍議で顕われるヒエラルキーの亀裂や腹心の部下たちの裏切りの兆候への気配りなど、現代組織人の組織掌握術ともリンクした描写が秀逸です。 ただし、肝心のミステリー自体や主犯の動機は、やや強引な気がします。例えば、「雷に撃たれる」と「狙撃される」が同時に起こる確率など限りなくゼロに近いと思います。 | ||||
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歴史小説はあまり読んだことがなかったのですが、謎解きが面白く夢中になって読み終えました。この物語の本当の主人公はいったい誰だったのか、読み終えた時にはっきりした様な気がします。ジャンル問わず本好きな人に薦めたい一冊です。 | ||||
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知人に勧められて購入。 織田信長傘下の荒木村重の裏切り、摂津有岡城攻めが舞台。 序盤で怪しいなぁと思う人がそのまま黒幕であった為意外感無し。黒幕に皆心酔して村重に一切その情報が入らないというのもなんだかなぁと感じた。各事件のトリックもわざわざそんなにまどろっこしいことをするか?という感じだし、実際それでうまくいくのか?と思う出来。 荒木村重が寝返った理由も個人的で、城がある程度持った理由として納得感が少ない。 官兵衛も土座牢からドンピシャな推理をするには無理がある。 御前衆を覚えるのが面倒かつそのメリットがない。 長政の話も有名なので、最後の意外感は無い。 重要なテーマである民、城内の大衆心理の描写が弱く、局地的な事柄が広がってくイメージが弱かった。 軍議の心理描写、配下の心が離れていく描写は巧い。 村重と配下の力関係が巧い。 情景描写は巧い。作者の書き方と堀新氏の助言の賜物。 ミステリとしては稚拙であり時代小説としても微妙だが、読者はどちらか一方には精通していないために、掛け合わせることでそれなりの評価になると思料。 時代小説と違い、話のスケールが小さい。 | ||||
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現代で一番美しい文章を書き、論理的思考が切れる作家だと思ってます。しかし正直言うとこの作家が数多く書いてる学園ミステリーは全然良くないので、こういうハードなものか、お得意の異色短編ばかりをもっと書いて欲しい。時代考証的な部分も当時の身分制度をこれだけ活写した作品は珍しく、現代の40代の作家がこれを書けるのはほとんど驚異的です。 | ||||
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ミステリーの探偵役には説得力が必要です。 説得力をつけるために、IQ〇〇〇であるとか、数々の難事件を解決してきたなどと箔をつけます。 黒田官兵衛を安楽椅子探偵にすることで、それ以上の説明はいらないのですから見事な配役です。 ミステリー小説はトリックが鮮やかであっても、そこまで凝る必要ある? と登場人物よりも読者に対して仕掛けているような感覚を覚えることがあります。 黒牢は「結果的」にミステリーになった事件が多く、物語の流れが自然です。 なるほどそういうことだったのかと、違和感を感じることがありません。 日に日に信望を失い焦りを覚える荒木村重。 底知れない雰囲気を醸し出す黒田官兵衛。 荒木が皆の上に立つ根拠が実は何一つとしてなく、 彼がトップなのは実力があり、結果を残してきたから。 そんな荒木が時勢を読み間違えて、 皆を苦境に晒し人望がなくなっていく様は秀逸です。 ミステリー小説としてだけではなく、 一人のトップが追い詰められていく話としても非常によくできている。 時代劇とミステリーの相性の良さがこれほどまでとは思いませんでした。 文句なしの傑作ですね。 | ||||
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