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黒牢城
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黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全227件 1~20 1/12ページ
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昔の漢字だらけでしたが、辞書機能のお陰で、読み進めました。 織田信長を取り巻く、武将の物語は読みごたえがありました。 | ||||
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第166回直木賞受賞作品(2021年下期) 歴史ものの小説を続けて読んでいるが、黒田官兵衛でてきた!!!好きなんだよなあ。 荒木村重の翻意を説得に来た黒田官兵衛が地下牢に捕らわれる。城内で起こったことを考えに考え煮詰まったときに村重はひとり、官兵衛の元を訪れる…。 この城内で起こる不可思議なことが歴史ミステリとしてもう息もつかせぬ勢いで読ませるものがある。 登場人物、とりわけ村重とその他家臣の心理描写がもうたまらんのである。 ストーリー上で一向宗(浄土真宗)が重要なカギになってくる。信仰を持つ人々のことを思いながら読めた。死と隣り合わせの時代の信仰だよなあ。 ミステリも歴史も好きなら絶対楽しめる一冊。 | ||||
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荒木村重が城内で起きる難事件に囚人である黒田官兵衛に謎解きをせまる物語。織田との戦で籠城する最中、信頼する家臣に対する心情の変化や猜疑心などが描かれております。歴史サスペンス的なものだと思いますが、びっくりするようなどんでん返しまではありませんが、一気に読むことはできました。 | ||||
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安楽椅子探偵モノなのかな 獄中の黒田官兵衛がレクター役でウケる 偶然、遠藤氏の「反逆」を併読してしまい、不思議な化学反応を起こしたぞ それにしても、ステレオタイプな信長像には、いい加減飽きてきたなぁ | ||||
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本書を読み終えた今、実に特異な状況下を舞台にした、これは読みごたえ満点の本格ミステリ作品であったなあと、感無量の酔い心地に包まれています。 話の舞台となるのは、1578年~1579年にかけて、北摂は伊丹(いたみ)郷に築かれた有岡(ありおか)城の内。 時の武将である織田信長に叛旗を翻し、この有岡城に籠城した城主・荒木村重(あらき むらしげ)が、本作品の主人公です。 そして、小寺官兵衛(こでら かんべえ)、もとの名を黒田官兵衛なる者が、冒頭でいきなり土牢(つちろう)に閉じ込められてしまうのですが、転んでもただでは起きないこの人、牢内に居ながらにして影の名探偵ともいうべき、特異な才を発揮するのですね。この辺の話の趣向がとても意表を突いたもので、話の底を支えるものともなっていて、実に面白かったです。 で、この摂津国・有岡城内で、主人公の城主・荒木村重に降りかかる四つの事件の謎が、土牢に幽閉された小寺(黒田)官兵衛の暗示に富む言葉が端緒となって、荒木村重によって解き明かされると、そんな風な話の造りになっています。 各話の後半に出てくる土牢のシーン、村重と官兵衛の二人が言葉を交わすこの地底のシーンが、深い闇を見るように暗澹(あんたん)かつ陰鬱、異様な緊張感を孕(はら)んでいるんですね。何か、シェイクスピア悲劇が醸し出す雰囲気を彷彿させるもので、読んでてぞくぞくしましたです。 四つの事件それぞれの謎と、その真相も、良質の本格ミステリを思わせる妙味がありました。 なかでも、三番目の「遠雷念仏」の章で展開される〈草庵の一室での殺害〉事件の真相は、とても鮮やかでしたね。「ちょいとちょいと❗ これは、エラリイ・クイーンの本格ミステリ小説みたいに、素敵じゃないか‼️」てぇくらい、切れがあって魅力的に感じました。 | ||||
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難しい漢字と難しい言い回し、複雑な登場人物の名前で何回もページを行ったり来たりしますが、それでもやっぱり読みやすい!!最後の方でもう一人の主役がグダグダになるのは歴史上しょうがないとして、米澤穂信先生は何処に向かうのだろう的作品かな… | ||||
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荒木村重と黒田官兵衛をめぐる史実をベースに、もしこんなことがあったなら、というif要素をミステリとして加えたエンターテイメント作品。官兵衛のヒントをうけた村重が、4つの謎を解き明かしていく連作短編小説となっている。 歴史ものとしては、荒木村重という武将に対してあまり良いイメージがなく心配していたが、全くの杞憂で大いに楽しめた。城中の結束が、時間の経過とともに少しずつ揺らいでいく不安感が見事に表現されている。著者が優れたミステリ作家であることは承知していたが、歴史ものもお手の物だったとは…。 ミステリとしては、第2章の「首」をめぐる謎解きが特に秀逸。村重が敵陣に弓を射るシーンが映像のように目に浮かぶ。また、なぜ官兵衛が村重を助けるのか、その真意がわかるラストにも思わず膝を打つという納得感がある。 読み応えがあり、ミステリ好きはもちろん歴史小説ファンの方にも是非読んでほしい傑作だ。 | ||||
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商品な状態が良くない。正確に開示してほしい。 | ||||
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本屋にずっと平積みされているし、すごく評価の高い作品らしいし…というわけで読んでみた。ううむ、頭のよい人が書いた、とてもよく練られた作品だということはよく分かるのだが、正直好みではなかった。 よく言えば歴史小説と推理小説のハイブリッド、わるく言えばどっちつかずのコウモリみたいな作品、という印象である。好きな人からすれば、そんなに単純じゃないよという反論もあるだろう。まあそうなんだろうな、とは思う。 文章も優れているが、ここぞというときに、ちょっと気取った一文が最後に付け足されてしまう余計も感じた。この人のほかの作品を読んだことがないので分からないが、それだけ本書への意気込みがすごいということだろうか。 総体的に文句のようになってしまったが、何も知らずに読んでいたら、思いがけない収穫だったと感じたかもしれない。過剰な帯の煽り文句も考えものだ。まあ直木賞も取ったことだし、★は3つ…と思ったけど1つ多くして4つで。 | ||||
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読書スピードについては人後に落ちない自信があるが、『黒牢城』(米澤穂信著、角川文庫)には想定外の時間を要してしまい、読み終えた時は疲労困憊してしまいました。 織田信長の有力武将であった荒木村重が毛利方に寝返り、堅固な有岡城に籠城します。そして、翻意を促そうと信長の麾下の羽柴秀吉が遣わした使者・黒田官兵衛(孝高)を土牢に監禁してしまいます。ここまでは史実だが、織田の大軍に囲まれた城内で奇怪な事件が続発し、人心が動揺するのを恐れた村重が牢中の官兵衛に謎の解明を求めるというのは、米澤穂信の途方もない想像力のなせる業です。 推理小説であると同時に、村重の心理小説であり、死にどう対処すべきかという宗教小説でもあるという、奥行きのある作品です。 村重の年若い側室で、奇想の画家として知られる岩佐又兵衛の母である女性が登場することを付記しておきます。 私の場合、その作品の魅力を伝えたいという思いから長い書評になるのが常であるが、今回は、疲労が激しく、長く綴ることができません。この疲労感は、頼みとする毛利の援軍が一向に来ず、勝ち目のない籠城戦が延々と続く村重の心情を読み手に体感させようという米澤の企みかもしれませんね。 | ||||
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黒田官兵衛の知恵が、深過ぎます。知恵という言葉が本当にしっくりくるんです。ただ知識があるとかとは違う、人間の心理を奥底まで知っている感じがします。恐ろしいくらいに。 少しでも黒田官兵衛を知っている人は、絶対に読むべきです! | ||||
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時代劇も好き、推理小説も好きな私には大好物でした。新感覚です♪ | ||||
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重厚な歴史小説の体裁を保ちながら、違和感のない形で謎解きを散りばめ、最後に伏線回収から遠大なテーマにつながる、一体どこからどう構想したのでしょうか? これを読んでしまった後では普通のミステリーが子供っぽく感じられてしまい困ります。 | ||||
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米澤穂信の小説は殆ど読んでいるが、彼にとって本格時代小説はおそらく初めてだと思う。にも関わらず完璧に時代小説の作法と文体を駆使しておられ本当に驚いた。 彼の作品は謎解きにとどまらずそれを突き抜けた先にある何かを我々に提示してくれる。ベルーフシリーズなどがその最たるものだが、ここでも彼はそれをやってのけている。 織田信長に叛旗を翻し最後は逃亡した荒木村重の有岡城の戦いに題を取り、黒田官兵衛に羊たちの沈黙のレクター博士をやらせ、最後には宗教・哲学にまで踏み込んでクライマックスを迎える構成はお見事としか言いようがない。今更の直木賞受賞もむべなるかなである。 と、久々の読書感想文を書いてみた。ブクレコに書いていた頃の勘が完全に鈍っており、ダメポ。 黒牢城 https://amzn.asia/d/dSCs8oh | ||||
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おもいっきりミステリーで全く予想できない展開でした。おもしろかった! | ||||
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荒木村重に着目したのは面白いが、終止城内でのエピソードばかりだったので間延びした感じがした。 | ||||
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期待はずれに終わった。 | ||||
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歴史小説にしては重くないなと思ったが、解説を読んでわかった。ミステリーだったんだね、歴史小説ではなく。解説も軽いし。でも、荒木村重という名前だけは聞いたことがある人や、伊丹の城のことを知ったのは、関西人としては良かった。 | ||||
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会議の多い会社は評価が低いらしいが、この有岡城の会議の多さはどうしたことか。籠城中だから?籠城中だと信長でも会議ばかりするのだろうか? | ||||
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作者から、てっきり現代の館ものの類いかと思って購入したら、戦国時代とは。 刻は荒木村重が織田に反旗を翻し、有岡城に籠もり、その説得のために諸将が訪れ、最後に来訪した小寺官兵衛が土牢に繋がれる辺り。 この時、主である小寺の姓を名乗っていた、後の世に名軍師と謳われる、黒田官兵衛。 籠城中の有岡城で起きる不可思議な事件を、村重に請われ、解く官兵衛。 しかし、敵味方の間で直接答えを教えることは出来ず、ヒントとして。 度々発生する不可思議な事件。 表向きと裏向きの答え。 村重に助言する官兵衛の真意。 最後に明かされる真相とは。 実在の武将も登場し、最後にその後の顛末が語られる。 村重が信長公に翻意した理由は、数ある仮説の一つではありましょうが。 いつもとは違うテイストのミステリー。 籠城中の城中で起きるそれは、よくよく考えれば、犯人を絞ることはできそうだが、なかなかに難しくもあり。 主人公は荒木村重か官兵衛か。 読み進めていくと、実は、かなと。 果たして、夕闇に黒ぐろと沈む有岡城囚われていたのは? 荒木村重と言う人物、ある程度知ってはいたが、そこまで知っているわけでもなかったので、知る良い機会になったかなと。 | ||||
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