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黒牢城



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒牢城
黒牢城 (角川文庫)

黒牢城の評価: 4.23/5点 レビュー 227件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全227件 141~160 8/12ページ
No.87:
(5pt)

受賞は当然。

私は普段ミステリを読まないし,さして小説好き,と言うわけでもありません。したがってマニアックなことは分かりませんが,これには感動した。直木賞は当然だと思います。
 日本のミステリには,犯人の背負った「抜き差しならなさ」が感動と共感を呼ぶ,と言うスタイルがありますが,まさにこれはそう言う作品で,涙無くして読めない,といえば言い過ぎでしょうか?
 歴史物,と言うことを意識して常の文体から変えてるようですが…そしてそれが読みにくい,と言う方もいるようですが…それに付き合う価値はある,と思いますよ。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.86:
(5pt)

満足するミステリー

ちょくちょく知ってる人物名も出て入り込みやすかったです
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.85:
(5pt)

戦国の戦にもミステリーがあった!

作者の本は初めての体験です。戦国小説にミステリーとは? 興味津々で読み始めましたが、ぐいぐい引き込まれました面白い。

元々、歴史物も推理小説も好みのジャンルでしたが、このコラボ小説なのだろうか? 荒木村重あり、黒田官兵衛あり、、... 背景はよく知られた時代考証的にもしっかりとした登場人物、そんな戦国の真っ只中、揺れ動く人心の考察・推察・洞察の中に謎解きの面白さが加わり文句なしに楽しめる。

余談:年配の方ならご存知だろうか? S30年代だったか、漫画雑誌『漫画王』に連載されていた「朱房の小天狗」をふと思い出しました。十手持ちが謎解きをする内容ですがその面白さに病みつきになり、毎月発売日が楽しみでした。
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4041113938
No.84:
(1pt)

面白くない

当方、歴史小説は、苦手です。ただあまりにも評判が良かったので読みました。ただ全然面白くなかったです。まぁ言葉の表現が難しいのも、あるでしょうけど、ただ読みにくかったです。これが最後の歴史小説になりました。もう歴史小説はコリゴリです。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.83:
(3pt)

佳作労作意欲作話題作受賞作の納得は行くものの…

荒木村重の籠城と黒田官兵衛の幽閉のエピソードに、推理小説の要素を上手く取り入れた意欲作です。
単なる安楽椅子探偵の枠に収まらず、「羊たちの沈黙」のような、二人の奇妙な共生関係と対決が見どころであり、良く練られています。
細々とした事件が次第に束ねられて、やがて村重を追い詰める脅威となる構造も見事です。
時代や風俗についてもよく調べられており、フィクションと史実が辻褄が合うよう腐心されたことがうかがえ、文章も丁寧で読みやすいです。
直木賞をとったのも、まぁわかります。

しかし、籠城の果てに落城するという史実が下敷きなためもあってか、ストーリーに派手さはなく、常に陰鬱な空気が漂います。
村重は戦に奮闘しながら、懸命に謎を解いていくにもかかわらず、真綿で首を絞められるように、粛々と窮地に追いやられていきます。
それが丁寧で落ち着いた文調で淡々と書かれていくので、悪く言うと教科書を読んでいるかのような冗長さを覚えました。
また、これは私の知識が乏しいことにも原因がありますが、歴史小説的な重厚さを演出しようとするためか、難しい単語が多く使われ過ぎているように思いました。
月並みの辞書では太刀打ちできない言葉も多かったので、スマートフォンの検索が手放せませんでした。
これは読み手の読むリズムを乱し、物語への没入を妨げ、展開を冗長に感じさせる一因となっているのではないでしょうか。
そして私には、推理物の要である黒幕の動機と行動が理解できませんでした。仮に動機がそれであったとしても、黒幕が村重を上手く利用すれば、事件に仕立てる必要はなかったのではないか、と考えてしまいました。
特に第一の事件と第四の事件は、オチを読んで、「村重に事情を伏せてまでこの事件を起こす必要があった?」とさえ感じてしまいました。

作品としては良くできています。でも楽しめたかどうかは大きく評価が分かれそうだ、という所感をもって、このレビューの締めと致します。
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4041113938
No.82:
(4pt)

ミステリー仕立てのリーダーシップ論がテーマ

●ミステリー仕立てですが不安と緊張感、疑心暗鬼の中で大将に試される統率力がテーマの作品です。
現代の様な指紋も監視カメラもない設定で、重要視されるのは状況証拠と理論の積み重ね。物的証拠
なしに家臣や援軍を納得させるには何が大切か?
 将卒を統べる者としての人心掌握術に主人公の大きさと苦悩を覚えました。現代社会の管理者たち
のリーダーシップ論にもつながる作品です。

 最後の最後に官兵衛だのみというのも若干首を傾げたくなりますが、頭の切れすぎる学者より人を
動かす政治家の方がリーダーとして向いているという事でしょうね?
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4041113938
No.81:
(4pt)

穂積さんらしさがあるミステリー

作者らしさがある歴史小説。この作品から読んでも、他の作品でミステリー好きになってからでも、穂積さんらしさを楽しめる一冊。
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4041113938
No.80:
(5pt)

必読の書

これはスゴイ小説久しぶりに読んだと思いました 織田軍の大幹部でありながら信長裏切り一族女子供みな殺しされた荒木村重の話です 謀反の理由として信長が殺しすぎて人はついてこないと見たからとありますが 定説では信長にあらぬ疑いかけられ謝罪説明にいっても殺されるだけと判断して謀反の決断したとあります 地下牢で廃人のようになりながら神がかり的な頭脳の冴え見せる黒田官兵衛と村重の2人の中心の物語です ミステリーの話より終盤からの滅びゆく物語が感動的ですばらしいです
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4041113938
No.79:
(4pt)

見事な心理戦

謎解きの面白さもありましたが、何より牢の中での息詰まる心理戦にしびれました。
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No.78:
(3pt)

荒木村重とは

伊丹城を見に行く機会はあり、叛いても自分一人尼崎に逃げたことぐらいしかしりませんでした。勝ち続けた故だけの家臣からの臣従が、丹波が墜ち、宇喜多が織田につき、毛利が攻めて来ない。確かに戦い続ける理由はなく、村重がそのように結論付けるまで、いろいろと伏線になる事件が起きているとは思いませんでした。今まで読んだ歴史小説にはなかった筋書きでした。
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4041113938
No.77:
(3pt)

有岡城の描写の面白さ

有岡城の荒木村重の織田信長への謀反の心理的描写は、新しい解釈だと思います。
ただ、さいごの経過報告のような書き込みは若干期待を裏切ります。もっと各登場人物の内部葛藤を描いてほしく思います。黒田官兵衛の心理的描写や、何故村重は有岡城を逃げたのか心情の吐露が欲しかった。
読み終わった後にもの足りなさを感じます。
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4041113938
No.76:
(5pt)

最終章まで読みましょう。

全ての怪事件が一つに繋がる時、城を揺るがす衝撃が待っています。是非最後までお読みください。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.75:
(5pt)

黒田官兵衛と荒木村重の新たな見せ方が卓越

歴史小説とミステリーが混ざった良質な物語。村重に捕らえられた黒田官兵衛。その細部を謎解きの観点から紐解いて理由付けしているのが見事としか言えません。
なぜ黒田官兵衛は荒木村重に協力するのか。そして村重は最終の着地点になぜ至ったのか。歴史や謎解きだけではなく人心掌握の難度も意識しながら見ていると面白さは急増するのでは無いかと思いました。
歴史小説に多い「難し過ぎる表現」はある程度薄められているので多少馴染みのある方ならスムーズに読めます。
ちなみに黒田官兵衛の事を何も知らないよりは吉川英治の「黒田如水」あたりを読んでおくと人物像なども事前に入ってきていいかもしれません(最悪Wikipediaでもいいかな)。
完全に何も知らずに読みたい!という方は一つのミステリーとして最終の結末も楽しみにしながら読むといい作品になります。
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4041113938
No.74:
(1pt)

駄作

駄作
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4041113938
No.73:
(5pt)

戦国時代の人が語る当時の今を見た

何か新しい時代小説を感じた。現代にも多くの通ずるものを感じた。ただ、単にミステリーの時代小説で、片付けられない何かがキラリと光った。
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4041113938
No.72:
(4pt)

村重かわいそう

戦国武将のしたたかさが荒木村重の独白から感じられない。部下の掌握に奔走するかわいそうな現在の経営者のような描かれ方だと思う。第一話のアイデアでこの本は勝ちだが、もう少し短くして官兵衛を超える策士としての半兵衛をケレンたっぷりで描けば、ミステリとしての評価は下がるが、エンターテイメントとしてはさらに上がったと思う。二話目以降のリーダビリティがイマイチだったのが残念。
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4041113938
No.71:
(5pt)

こくろうじょうと読む

米澤氏の作品は初めて読んでの第一声、面白い!

最低限の史実は抑えて読んだが、知っていても知らなくてもそれぞれ楽しめると思う。
展開としては、荒木村重が目下籠城中の有岡城下で、最初、4つの事件が別々に起こり、その都度地下牢の官兵衛の頭脳を借りて解決。
次の段階で、一見無関係と思えた4つの事件を貫くある意志の存在が明らかになる。
さらに、事件全容を踏まえた上で大きな思惑があったことが判明。
最終的には、なぜ村重有岡城から“逃げた”のかという歴史上の謎に作者なりの答えを出す。

1つ1つは地味な事件だが、やがて、登場人物と共に読者も大きな歴史のうねりに飲み込まれていく感。
ミステリの謎解きのみならず、当時の人々の死生観、宗教観が明らかになり、新たな気づきがあった。
個人的にこれまで世界大戦前の戦いに関して、戦争より小規模で被害の少ない戦(いくさ)として過小評価してしまっていたが、本書で描かれる戦の惨状はすさまじいものがある。
そんな戦乱の世の中で平和を求める人間の気持ちというものが、槍よりも剣よりも矢よりも鋭く突き刺さってくる。その平和はあくまでも観念上のものであり、心の平安を求めるしかないというのが切ない。

個人的に残念だったのは、トリックとして時代物の道具が出てくるのだが、知らないものだったため犯行の様子が全く想像できなかったこと。注釈でイラストでも入れて頂けるとありがたかった。

また、本作のエピローグでは有岡城幽閉時の一連の出来事を総括する官兵衛のモノローグになるが、最後の最後思わぬことが起きる。その後の官兵衛の心境の変化に関しては、読者の推理に任せるということなのだろうが、やや時間切れの感で残念。

尚、難しい漢字にルビがないという意見があったが、版により違うのだろうか。
私が購入したのは4版だが、冒頭より、難波潟(なにわがた)、応仁(おうにん)の大乱、戦(いくさ)、数多(あまた)等、読みが入っていてなかなか親切だ。
ただタイトルにはふりがながなくて戸惑うが「黒牢城(こくろうじょう)」と読む(最終頁に記載あり)。
言葉使いも多少古臭いが理解を妨げるほどではない。

最近読んだミステリの中で群を抜く。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.70:
(5pt)

納得の直木賞!!

ミステリーでありながら、歴史小説でもある。しかも一級の!!
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.69:
(5pt)

面白いです

折れた竜骨も良かったですが、此方も好みです。荒木村重は単純な悪役や、そうでなかったとしてもタイミング悪く反乱した間の悪い武将として描かれることが多いなか、ちゃんとした領主として描かれるていることに感心しました。かたや、黒田官兵衛は、テンプレート的な天才的軍師という印象だけでなく親であり、何より武将であることもキチンと描かれていることも良かったです。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938
No.68:
(4pt)

新しいパターン

新しいパターンのミステリーと思う。
ミステリーを絡めた戦国時代小説とも読める
ミステリーだけでないどんでん返しもあって、面白かったです。
黒牢城Amazon書評・レビュー:黒牢城より
4041113938

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