■スポンサードリンク
黒牢城
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全227件 61~80 4/12ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞受賞作って事で楽しみにしてましたけどねぇ…まぁ、色んな採点基準があるんでしょうね~ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
荒木村重は突如、織田信長を裏切り有岡城に籠城した。 そんな中、城内で事件が起こり、そのまま捨て置けば 籠城戦にも差し支える事態に発展しかねない。 村重以上の知能を持った者は城内には居ない。 いや正確には地上には居ない。 暗く湿った地下牢には才を誇らずには居られない、あの男が居る。 黒田官兵衛孝高。後に秀吉の参謀として名を馳せる男である。 城主、荒木村重と牢に閉じ込められた黒田官兵衛が 城内で起こった怪事件を解決する歴史ミステリー。 紹介文を書くとこんな感じになりますが、読んだ感じ(Audibleで聞いた感じ) 歴史ものとミステリーが上手く組み合わさって十分面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎解きとストーリー、どちらもが絡み合って怒涛の流れに翻弄される。 こんな圧倒的な読書体験は久しぶりだった。 素晴らしい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
米澤穂信氏作『黒牢城』は、 直木賞、山田風太郎賞を受賞。さらに、「ミステリが読みたい! 2022年版」をはじめとする主要ミステリランキングすべてで第1位を獲得というベストセラー作品です。学園ミステリーから始まった氏のキャリアですが、ついに時代劇ミステリーまで作風を広げました。 言葉遣いも本格時代劇を思わせる格調高いものです。荒木村重が信長に反旗を翻し、摂津国・有岡城に籠城する。説得に訪れた黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めます。籠城中におきる不審(ミステリー)な出来事を村重は、組織ヒエラルキーの亀裂兆候ととらえ官兵衛の知恵を借りて解決にあたります。二人の対決会話が見事です。戦国時代の一向宗やキリスト教の対立と動向、茶器の解説など、歴史的事実を踏まえて高踏的です。特に毎日の軍議で顕われるヒエラルキーの亀裂や腹心の部下たちの裏切りの兆候への気配りなど、現代組織人の組織掌握術ともリンクした描写が秀逸です。 ただし、肝心のミステリー自体や主犯の動機は、やや強引な気がします。例えば、「雷に撃たれる」と「狙撃される」が同時に起こる確率など限りなくゼロに近いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歴史小説はあまり読んだことがなかったのですが、謎解きが面白く夢中になって読み終えました。この物語の本当の主人公はいったい誰だったのか、読み終えた時にはっきりした様な気がします。ジャンル問わず本好きな人に薦めたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知人に勧められて購入。 織田信長傘下の荒木村重の裏切り、摂津有岡城攻めが舞台。 序盤で怪しいなぁと思う人がそのまま黒幕であった為意外感無し。黒幕に皆心酔して村重に一切その情報が入らないというのもなんだかなぁと感じた。各事件のトリックもわざわざそんなにまどろっこしいことをするか?という感じだし、実際それでうまくいくのか?と思う出来。 荒木村重が寝返った理由も個人的で、城がある程度持った理由として納得感が少ない。 官兵衛も土座牢からドンピシャな推理をするには無理がある。 御前衆を覚えるのが面倒かつそのメリットがない。 長政の話も有名なので、最後の意外感は無い。 重要なテーマである民、城内の大衆心理の描写が弱く、局地的な事柄が広がってくイメージが弱かった。 軍議の心理描写、配下の心が離れていく描写は巧い。 村重と配下の力関係が巧い。 情景描写は巧い。作者の書き方と堀新氏の助言の賜物。 ミステリとしては稚拙であり時代小説としても微妙だが、読者はどちらか一方には精通していないために、掛け合わせることでそれなりの評価になると思料。 時代小説と違い、話のスケールが小さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代で一番美しい文章を書き、論理的思考が切れる作家だと思ってます。しかし正直言うとこの作家が数多く書いてる学園ミステリーは全然良くないので、こういうハードなものか、お得意の異色短編ばかりをもっと書いて欲しい。時代考証的な部分も当時の身分制度をこれだけ活写した作品は珍しく、現代の40代の作家がこれを書けるのはほとんど驚異的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーの探偵役には説得力が必要です。 説得力をつけるために、IQ〇〇〇であるとか、数々の難事件を解決してきたなどと箔をつけます。 黒田官兵衛を安楽椅子探偵にすることで、それ以上の説明はいらないのですから見事な配役です。 ミステリー小説はトリックが鮮やかであっても、そこまで凝る必要ある? と登場人物よりも読者に対して仕掛けているような感覚を覚えることがあります。 黒牢は「結果的」にミステリーになった事件が多く、物語の流れが自然です。 なるほどそういうことだったのかと、違和感を感じることがありません。 日に日に信望を失い焦りを覚える荒木村重。 底知れない雰囲気を醸し出す黒田官兵衛。 荒木が皆の上に立つ根拠が実は何一つとしてなく、 彼がトップなのは実力があり、結果を残してきたから。 そんな荒木が時勢を読み間違えて、 皆を苦境に晒し人望がなくなっていく様は秀逸です。 ミステリー小説としてだけではなく、 一人のトップが追い詰められていく話としても非常によくできている。 時代劇とミステリーの相性の良さがこれほどまでとは思いませんでした。 文句なしの傑作ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
信長軍に包囲された有岡城で起こる奇怪な事件をめぐった戦国ミステリ。城主の荒木村重の、戦の勝敗はもちろん、家臣の士気のコントロールにも心を配りつつ、それでいて苦悩を対等に共有できる相手もいないという苦境が、企業の経営者に通じるなと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒田官兵衛がハンニバル・レクターで戦国謎解きミステリー この設定、時代考証無視してエンタメ全振りの話しを作っても有りだと思う 内容的には、問題解決して城を一つにまとめようと奔走する村重がおもしろい でも、生き延びた後の村重の行動と、本の中のキャラ設定がしっくり来ない このキャラだと城から逃げたあと、早い段階で責任とる気がする。 生き延びて汚名を着続ける地獄を選んだ的な? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦国時代、織田信長に突如謀反をおこした荒木村重のもとで幽閉された黒田官兵衛が、土牢の中から名推理をするという、やや変わったミステリー。 実際の史実とミステリーが上手く融合している。 米澤さんは本当に守備範囲が広いですね。 歴史好きにもミステリー好きにもオススメできる一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
次々と起こるミステリーと城内の士気とが絶妙に関連していて、感情移入しつつ、飽きる事なく一気に読めました。歴史、ミステリー好きにおすすめです。言葉は難しいところもありましたが、途切れる程では無かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
史実に基づいて書かれた,時代劇版アームチェア・ディテクティブ. 場内で起こる様々な事件について,地下牢に幽閉されている黒田官兵衛が 謎解きを行う. 重厚なストーリーは,読みごたえがあった. 実際,本の厚みもあった. 後半,若干,冗長になったが, ラストは良かった. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前から話題になっていた本である。内容は、荒木村重の謀反を諌めるために有岡城に乗り込んだ黒田官兵衛が、土牢に囚われると言う、歴史上よく知られている事実を元にしている。但し、語られる内容は恐らく作者が作り上げたものだと思う。作者は、荒木村重の統率力を高く評価した上で、黒田官兵衛の類い稀な洞察力を絡めて話を進めていく。いわば、籠城の中にあって気の滅入りがちな部下に対して、いかにして指導者は部下のやる気や緊張感を保っていくかを書き上げたものだ。 荒木村重を初めとして黒田官兵衛や村重の配下の武将たちの言動がその時代らしい言葉を語るので、臨場感があり重厚な感じを醸し出している。小説として面白く読んだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごい傑作だと思うのよ。もうよく書けてる。戦国時代にタイムワープしてきたみたい。当場人物がみんな戦国の思考で個性的。そんなキャラが城の中で謎を解いてゆく。物凄い着想。 でもね、なんかイマイチ面白くないんだよね。何でかなって考えて分かりました。つまり、荒木村重に思い入れして読んでる自分がいた。だって彼は知恵はあるし、戦国の男らしさもかっこいい。信長を相手に勝負仕掛けようってだけの人物なのよ。だから活躍してほしいんだよね。でもね、官兵衛の前になんか良いとこないし、最後は策にはまって武士の名折れみたいな結末になっちゃう。これが,面白くない原因なんだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本のあらすじを見て気になり、他の方のレビューを見ると使われている言葉が難しそうなので語彙力を上げるにも良いかなと思い購入しました。予想以上に意味調べをしている自分がいますが、時間かけて読み進めています。普段使わない漢字には丁寧にふりがなが振られていました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えがあった。 信長に謀叛した荒木村重の立て籠もる有岡城を舞台としている。 城中で起きる事件を、村重が土牢に閉じ込めた黒田官兵衛と謎を解き明かしていくミステリー仕立て。 しかしこの謎解きはそれほど興を引く物ではない。 全ては終盤の因果話へと帰結するる、この展開が素晴らしいと思う。 主役は荒木宗重ではなく黒田官兵衛なのか、と思う。 最後に官兵衛に言わせる言葉がいい。 ー故に神の罰、主君の罰よりも、臣下万民の罰は尤もおそるべし。 聞かせたい人は沢山いる。 お勧め度は90パーセント。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎解きも面白いが、村重の部下を見る観察や考え方が大変勉強になった。リーダーの心得として大切なことを学んだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
予備知識なしに本書を読み始めたが、荒木村重が主人公と知って読むのを止めようか迷った。信長に謀反を起こした荒木村重がどのような末路を辿るか、大河ドラマなどで知っていたからだ。 本書は大きく4話で構成され、1話ごとに荒木村重が織田信長の軍勢に取り囲まれて籠城する有岡城で不思議な事件が発生し、その真相の究明に村重は取り組むがうまく行かず、最後は牢獄に閉じ込めた黒田官兵衛の知恵を借りることにより解決する形で物語が進んでいく。 村重が籠城している有岡城で発生する事件は結構地味なものもあり、これがどう全体で繋がるのか興味を惹かれ読み進めた。最後の結末はあっと驚くほどではなかったが、全体としては籠城の中で徐々に追いつめられる村重の心理を繊細に描いた結構楽しめる内容であり、歴史小説とミステリーの要素をうまく組み合わせた作品だと思った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!