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黒牢城
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黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全227件 21~40 2/12ページ
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まるでミステリー 官兵衛の智謀恐るべし 陥穽に嵌まる村重の心理 謀反人はいなかった 史実は知っていても展開が読めないスリリングな作品 | ||||
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筆者の力量が凄い。 | ||||
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ランキング系を総なめして直木賞をとった本ということで期待していたが、全体的に地味だった。他の米澤さんの本の方がいい。 | ||||
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評価およびコメント数すごかったので、超期待をして読みましたが、そこまでではありませんでした。 歴史物大好きで手当たり次第読んでいますので、荒木村重のこともよく知っていますが、なんか感情移入できませんでした。ミステリーという触れ込みだったので、次へ次へとなるかと思ったのですが、意外と読みにくく無難に読み切ったという感じです。最後の謎解きのところはこれまでのまとめ的な解説があったので、「あ〜そうだったのね」とすっきりはしましたが、ミステリーとしてはそんなでもなかったかなと。やっぱり歴史小説は事実がわかっているだけに、そこに至るまでにいかに面白く読ませるかということを求めてしまうので、ちょっと私にはハマりませんでした。 | ||||
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お話は織田信長と戦となり、説得しに来た黒田官兵衛を捕縛してしまうところから始まります。篭城している最中で、起きる謎を牢屋に入れられた官兵衛から知恵を借りながら解決していく感じで楽しめました。ただ、結末が何とも言えなくて。史実通りなんでしょうけど。 | ||||
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織田軍に反旗を翻した城主・荒木村重。籠城の中で起きる事件の謎を解いていく物語。 "解説"の書評はベタ褒め。戦国時代+ミステリーでまとめあげるのは凄いですし、各章の謎が最後に繋がっていく構成は面白かったですが、個人的にはそこまでの感動はなかった...。なんでだろうと考えてみると、城主の荒木村重が探偵役という設定に違和感があったのかも。武将たちの戦略・戦術の話は好きだけど、殺人事件の犯人探しとなると、ちょっと違和感。 | ||||
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超おすすめ | ||||
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前半部分の文章は不適格な表現が多く、しかも会話文は戦国時代の武家言葉を過剰に模倣しようとしたのか、たどたどしさが目立ち、著者の文章力に疑念を抱いたほどである。だが、中盤以降はそれが改善され、安定した叙述になった。これは、著者が歴史時代小説を書き慣れておらず、序盤は試行錯誤したものの、書き進めるに連れて徐々に慣れたためだと思う。 荒木村重が主君の織田信長に反旗を翻し、摂津有岡城に籠城するという背景の物語である。とは言え、織田家との戦いや交渉についての記述はごくわずかであり、有岡城内で起こったいくつかの出来事について村重が思考し、悩み、それらを臣下や、捕縛した黒田官兵衛の助言を借りながら解決していく、という体裁で話は進む。 村重の心情をこれでもかというぐらいに詳述し、心の揺れ動く様子や、考えの熟成過程を丁寧に描いているが、やや過剰であり、しかも共感できない箇所が多く、読んでいて疲労を感じたりもした。特に手柄争いのエピソードで、首の正体を詮索する箇所は引っ張り過ぎであり、途中で飽きが来た。ほかのエピソードについてもあまり興味を感じられず、小説の世界観に十分浸れなかった。 著者は荒木村重や戦国時代、あるいは一向一揆や仏教のことなどについて調べながら、長い時間をかけてこの小説を執筆したものと思われる。その労苦に対しては敬意を表する。ただ、歴史ミステリーとしての出来栄えはいま一つであると感じた。 | ||||
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文章のテンポが悪く、読み続けるのに苦労しました。 構成は悪くないと思うので映像化したら面白いと思います。 配役は岡田准一、田中哲司、濱田岳で | ||||
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悩む→牢屋行く→謎めいた会話→閃く が羊たちの沈黙のパクりに見え、繰り返しに飽きてしまった なまじ史実があると(織田側じゃないならこの後どうせ負けるから…)が脳裏にちらついてしまい入り込み辛い 絶賛されすぎていて、そういった声を排して読んでいたら普通だったと思うが帯や売り込みがわざわざハードルを上げすぎている気がする | ||||
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著者の現代ミステリーは読んでいたので、楽しみに拝読。 期待が大きい分、かなりがっかりした。 【評価すべき点】 ・幽閉された官兵衛を安楽椅子探偵に見立てた設定 ・歴史ものらしい言葉のチョイス ・敵である信長を登場させないが、恐怖感だけはしっかり伝わってくる 【がっかりした点】 ・ミステリーとしての仕掛けはまったく面白くない。歴史ものでも優秀なミステリー作品は多数あるので、歴史ものだからといって制約があるわけではないだろう。本作はミステリーとしての魅力はない。 ・官兵衛は安楽椅子探偵としてはほぼ機能していない。 ・地下牢でのやり取りは陳腐。 ・村重の人物造形は初め、登場人物に人としての魅力や深みが感じられない。村重、官兵衛という大スターの無駄遣い。 ・説明がくどい。心情の描写も、キャラクター紹介も基本は説明文中心。感情移入しづらい、キャラが立たないというか、十右衛門、久左衛門、瀬兵衛、助三郎、新八郎…など、個性がまったく見えてこない。なので裏切られてもがっかりしないし、忠誠尽くされても心が動かない。 ・紋切型の文章が多くて、こんなに文章が下手な人だったっけ? と新たな発見をした気分。 ・話し言葉がいかにも歴史ものらしい口調だけど、登場人物がみな同じ口調で話すのでここでもキャラが埋没する。 ・歴史好きにとっては、なぜ村重は謀反を起こしたのか、なぜ官兵衛を殺さなかったのか、そして最後はなぜ逃げたのか、というあたりをどう描くか期待していると思う。新説であっても一般的な解釈でもいいのだが、そこがまたよく分からなかった。ここが描けていれば、人間ドラマとして成立したと思うが、私にはまったく共感できなかった。 ・長い ということで、歴史をどう見るかは人それぞれなので、どんな解釈があってもいいのだけれど、時代に対して、人物に対しての捉え方がとても浅いと感じました。浅いのに変に時代がかった文章を弄するので、浅さが際立った、という印象です。ファンの皆さんごめんなさい。 | ||||
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自分は連作小説が嫌いだ。長編推理小説の少しずつ糸がほぐれていく展開を読み進むのが好きだから。連作には明確な切れ目があるので、一旦切ったら二度と読まないこともある。長編でもままあることだが、連作は挫折を唆す。なので短編集とか連作は見て分かるようにして事前に回避させて欲しい。 騙されたと思った時点で捨てる本も多いが、テーマはまんざら嫌いでもないので最後まで読んだ。そこで感じたのがIの悲劇焼き直し。あちらも最後まで読んだが肩透かしで、再び同じ読後感を味わう。褒めるべきは途中で投げたくなる文体では無いこと。この点が履践できてない職業作家が多い現状は実に嘆かわしいが、本作著者はその水準は目出度くクリアしている。 でも如水は探偵でも警察でも無いのは歴史が示すとおりなので、結局たいしたことはさせられないのだ。分かってて読んだのは著者にも作品にもそれなりの評価が有るからであって、読み終われたから十分との評価はすべきでないと思えた。長編と勝手に勘違いした自分の過失は否定しようも無いが、とりあえず同じ悲劇に遭う人を減らそうと思った次第。 Iで満足できた人なら、多分もう一度幸せになれる。自分はもう二度と米沢氏に手を出さないので、熟慮の低評価を一度限りご容赦。 | ||||
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本格的な歴史小説の体裁を取っており、米澤さんの日常の謎敵ミステリーに慣れていると、面食らうと思う。事前情報がなければ、ミステリーである箏も、なかなかわからなかっただろう。それくらいガッチリ書けており、歴史小説としても十分楽しめた。 荒木村重が信長に叛旗を翻し、黒田官兵衛を長期にわたって幽閉した、と言う史実から想像を膨らませ、連作ミステリーに仕上げたのは力業。これ単純な謎解きミステリーとしては、さほどの出来とは思わない、私でも犯人が推測出来たくらいなので。 が、史実に基づく歴史ミステリーとしては、出色の出来。特に後半、長期籠城で揺れ動く人々の心理や、それぞれの死生観の哲学的描写は、とても良く描けており、良質な純文学的感興を覚えた。 息子を失い絶望の極にあった官兵衛が報われるエピソードは、いかにもエンタメ小説らしいが悪くない。史実に基づき、奇想を膨らませた、歴史ミステリーの傑作と評したい。 | ||||
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古典部シリーズ、ベルーフシリーズ、小市民シリーズを全て読んだ米澤穂信ファンとしては、この直木賞受賞作を大いに楽しみにして読み始めました。舞台は戦国時代、籠城中の様子や荒木村重の心情が丁寧に描かれつつ穂信先生らしいミステリーが展開され、それが冬、春、夏、秋と季節の移ろいと共に起こる所は小市民シリースも彷彿とさせ、ファンとしては期待通りの内容でした。さらに、一連の出来事の動機が戦国時代という特殊で現代とは異なる環境下から来るものであるにも関わらず、現代の自分にとっても腑に落ちる自然さがあり、史実はもしかするとこの作品の様であったのかもという説得力が感じられたという点でも満足のいくもので、さすがは直木賞受賞作だと思いました。やっぱり米澤穂信は最高、次回作も期待してます! | ||||
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大河ドラマ「軍師官兵衛」は、なかなかランキング上位にこないけど、自分の中では№1のドラマだ、なので岡田准一や田中哲司、濱田岳などの顔を思い浮かべながら楽しんだ。 官兵衛を安楽椅子探偵に据えて物語を作るという発想がすばらしい、プロの作家は皆やられたと思ったのではないか。 | ||||
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官兵衛… | ||||
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村重は籠城の中で度々自分が放逐した主家の池田氏を思い出し自分も家臣より放逐されるのではないかという常に部下を疑いの目で見るようになる。 荒木村重は有岡城から逃げのびるが、妻の荒木たしは見せしめのため京都で引き回しの上斬首されるがその最後は気高く見事な最後だったと。 荒木たしは黒牢城で重要な登場人物であり荒木たしをヒロインにした小説があれば読んでみたいと思わされた。 | ||||
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米澤穂信? 自分では手に取ることはなかっただろう作家さんです。 父の日のプレゼントに、息子からもらいました。 十数ぺージ読んで、歴戦の時代小説読み(つまり、この私)の顔色が変わりました。 これまで読んだ多くの時代小説とは、明らかに異なる文体。 むむ、これは読ませる。濁流にのみ込まれました。 何が違うのか? ひとつ言えることは「地文」と「会話文」との絶妙のバランスです。 村重と官兵衛がタッグを組む。 目の付け所はもちろん素晴らしいのですが、今回はこの文体に拍手を送ります。 半分読んで、不思議なことに気づきました。 もうストーリーなど、どうでもよくなってきたのです。 読むことが、ただただ嬉しい。読むことが、ただただ快感。 こんな気分になった読書は、久方ぶりでした。 | ||||
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死が当たり前の様な戦乱の世に誰がどう殺害されたか?そんなミステリーが成り立つのだろうか等と考えながら読み始めたが素晴らしい。戦国時代に生きる武士と云う存在の死生観、それらと立場を異にする民の救済への渇望、その時代を背景にして籠城と云う舞台がミステリーを紡ぎあげていく、事件の繋がりをみれば読者からは大元に在る人物は知れてしまうが、武士と云う立場の城主には知ることが出来ない…人質の謀殺、手柄の行方、密偵の殺害、其々が城主を惑わせ故に虜囚とした男のもとを訪れさせる。そして最後に歴史を知る読者には待ち遠しい場面で幕を閉じる。 | ||||
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文章が大衆演芸の講談です。兎に角回りくどく大げさ。そこにミステリー要素をプラスなんで読みづらい… 引き込まれずに読了長かったです。 | ||||
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