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すべてがFになる
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すべてがFになるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 101~120 6/11ページ
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結構スイスイと読めた、最後の謎解き部分は無理がありダメだと思うが、普通の物語として読めば面白い。 | ||||
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より一層ドラマを楽しめるように慌てて購入しました。 登場人物の性格がわかりやすいところ、が読みやすいし、 誰が犯人なのか、考えながら読み進められるところが ミステリーファンとして、とても気に入っています。 類を見ない建物、密室の犯罪、ということで 構造が想像しづらいので、アタマを使いましたが とても面白いです。 | ||||
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トリックは、とても複雑に見えて簡単に見破れるけど、話が長く、ありえない内容で、ちょっとがっかりするかも。でも、このシリーズを読み続けたい気持ちも出てきました。 | ||||
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伏線が凄いと言う話を聞いて読み始めたので、初めから警戒しながら読んでたけれど、後半は何度も「ええっ!」となりました(笑) | ||||
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自分は文系なので、キャラクターに感情移入して小説を読みます。 なのでそういう面では面白くありませんでした。死体が転がっていても、どこかリアルさに欠けています。 あまり緊張感がないというか…。正直前半は読んでいて苦痛でした。 密室で殺人事件が起きました。ただし緊迫感がない? みたいな。 しかし!! 後半の素晴らしさ(笑) 買って正解だと思うほど素晴らしかったです!! 後半は……。 なにがつまらなかったというと。 やっぱり森氏には文才がないということ。 書き方が思いっきり理系です でもまあ、そこに味があると言えなくもないです。 萌絵は言った。犀川は言った。犀川は質問した。萌絵は答えた。 そんな文章ばかりで、正直「小説舐めとんのか(怒)」と腹を立てたのも事実ですがwww ん〜 とりあえず続編二冊買いました。暇があれば読みます。 カバーの装丁と、タイトルはオシャレなのでついつい買ってしまいますね^^汗 | ||||
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設定などが面白いのに、執筆当時は最新だったものが明らかに時代遅れとなっている。そこが残念でならない。また、森の考えた未来像と現在とはかなりずれがあり、そのずれが昭和時代に考えた21世紀ぐらいおかしなインターネット空間となっている。 物語上、全く必要のない多重人格者という設定を入れたり、「舌足らず」を説明不足という意味ではなく、舌が短く滑舌が悪いという意味で使っていたり、おかしな部分が多く、読み返しはしないだろう。だが、面白い。 | ||||
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電子書籍を使い始めたので久しぶりに読み返したいのですが、新表紙版で購入できないでしょうか。 講談社さん、お願いします。 | ||||
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ミステリー初心者です。 レビューや感想から評判が良かったので、通勤時の暇潰し程度のつもりで購入しました。 コンピュータやシステムに関する話題や、ロボットに関する話題など、理系出身としてはなかなか面白かったです。 トリックには関係ありませんが、登場するシステムに「理屈では可能だろうけど…」というモノも出て来ました。 そう言った意味で、非現実感を感じる人もいるかもしれません。 全体を通して楽しめましたが、私は最後少しモヤっと感じました。多分深いところまで理解出来てないから、納得できてないためだと思います。 それでも読みやすく、購入して良かったと思います。 | ||||
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それまでの伝統的な推理小説の枠を踏み越え、『理系小説』の旗手として著者の確固たる地位を築いた作品。ただし実験的な作品にしてはその完成度はあまりにも高く、読者を瞬く間に虜にしてくれる。 ここまで読みやすくて惹きつけられる文章の書き手は、他には僕は横溝正史先生しか思い浮かびません。 | ||||
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この本を初めて読んだのは高校一年生の時だった。 16歳のときだから12年前の2001年だ。 自分で買ったわけではなくて、兄の部屋にあるのを盗み読みした。 前々から兄がいないときに兄の部屋に入ってえっちな本とかを盗み読みしていたのだ。 そのときも何か本はないかなと思ってあまり新しい本がなくて、ふっと目についたのが本棚に壮観と並んだ森博嗣の本だった。 新しいえっちな本もないし、せっかくだし読んでみるかと思って読んだのだった。 内容についてのレビューは他の人のを参照してもらえばよいが、理系ってめちゃめちゃかっこいい!というのが第一印象だった。 文系か理系のどっちに進むか悩んでいた自分に、これはもう理系に行くしかないと思わせたのだった。 厳密に言うと、僕の進路の決定に大きな影響を与えたのは、森博嗣と石崎先生と秋山仁の三人である。 石崎先生はそのとき京大理学部の大学生か大学院生で、アルバイトで自分の通っている予備校で数学を教えていた。 べらぼうに頭がよくっておんなじ京大理学部に行きたいと思うには十分だった。 秋山仁は、自分の高校に講演に来たときに数学とか研究ってのがどんだけ面白いかを熱演してくれた。 時が経って、2013年。 京大理学研究科の大学院をこの四月に修了して、僕は今オランダで研究職についている。 石崎先生とは偶然同じ研究分野になって、まだたまに連絡を取り合う仲だ。 あのときこの本を読まなかったら、もしかしたら僕は理系に進んでなかったかも知れないし、理学部じゃなくて医学部にいっていたかもしれない。 どっちがよいかはわからないけど、とりあえず僕は今幸せに研究をしている。 | ||||
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というと過言かもしれませんが、それくらい他の小説とは異なる印象を受けた本です。 ストーリーとしては「密室殺人」という、使われすぎて磨耗した包丁のような内容ですが、登場人物のキャラや話の進み方も何もかもが新鮮で、パックリと斬られてしまいました(笑) 読む前は正直、分量の多さに「きちんと内容を覚えて進められるかな・・」と思っていましたが、隙間時間を見つけたらつい手を伸ばしてしまう程はまってしまいました。 内容としてはやや(本当にやや)理系的な知識が必要かもしれないので、場合によっては調べながら読むことになるかもしれませんが・・・^^; 本書から始まる森さんの「S&Mシリーズ」は、これから読破していきたいと思っております^^ | ||||
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ただ、現実の世界でこういった事が有り得るかと言ったらナイと思うので、その分ちょっと面白さは減る。 やっぱりリアリティが無いとね。フィクションなんて結局は何でもアリなんだからさ。 って事は、すべてがFになるのfとは・・・フィクション??(笑) いやでも作者の森博嗣がその意味も込めてダブルミーニングにしてたなら凄いな。 物語は冒頭部分が圧倒的に面白く、引き込まれる。 ただ、その後はどうかと言うと、面白いけれども期待以上のものでは無かった。その理由はやっぱり リアリティ。 同じ様に天才科学者(少女)が出てくる小説でもっと荒唐無稽と思われた「神様のパズル」の方は「宇宙の作り方」という命題に対してきちんと説明つけてすっきり気持ち良く終わったのに対し、こちらはイマイチ消化不良な感じ。 トリックの奇抜さに折り合いをつける為に無理していると言う感じが否めない。 しかしながら、1996年にこの2013に読んでも違和感を感じない内容を書いていたと言うのは素直に凄い。多分出版当時より、今読んだ方が理解し納得出来る部分は多いと思う。 | ||||
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15年越しに読ませていただきました。 トリックは面白かったです。 予想外というべきか、どんでん返しというべきか。 「F」に関してはカラーコードを予想していたのだが違った。 「仮想空間においてすべてが白色に、無に還る」みたいな予想してました。。。 さて、読み終わって腑に落ちなかったのが、密室からの脱出部分。 すべてが綿密な計算の上で成り立ってるとしたら ちょっとギャンブル過ぎる。 全員が死体の後についていく、且つ気を失う という行動を天才といえど予測できるのだろうか。。。 あと、もう一つ気になったのが なぜ山根は殺されてしまったのか? 作中においては「F」のからくりを知ってしまったから、となっている。 しかし、それこそ天才が予測できるレベルの事態ではなかったのだろうか。 しかもそれぞれの殺人には意味を持っていた。 「死ぬことが自由になること」「迷惑のかからない」「命乞いしたら殺さない」 四季では殺人に対する考え方が書かれていた(解釈は間違っているかもしれない) それに比べると山根の殺害だけが突発的なもので異端ではないだろうか。 | ||||
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面白く、結末がなかなか予測できませんでした。コンピュータに弱い人には難しいかも。 | ||||
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最終的にはパソコン用語わからなくても理解できる内容だったからおもしろいよ | ||||
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大変に遅ればせながら、この著者を初めて読みました。導入部はちょっとダルさを感じましたが、最初の事件発生以後はひたすらページを繰って読みふけることができました。現実味は毛先ほどもあるとは思えないが、という条件付きですが、提示された謎に「驚きの回答」を与えるための仕掛けがいくつも入念に作りこまれていて、立派なパズラー小説だと感心しました。タイトルにもなっている「すべてがFになる」というメッセージは、作中の研究者や著者と同じ仕事の経験がある読者の心にはさぞ鮮烈な印象を残したことでしょうね。「うわあ!あれか!」っていう。この一点だけ見ても、読者の目をそらすやり方を著者がしっかり心得ていることは明らかです。 ただ、舞台である研究所の中心的存在(四季博士)を探偵役の研究者を含む登場人物全員で「天才だ」と崇め奉り、逆にその「天才」が探偵役に一目置いてみたりと、要はお互いに「天才だ」「やるな」とほめあっているのですが、その割に、彼らの言動に「天才性」を感じるような部分はついぞ見つかりませんでした。弱い部分ですね。作り事は作り事でもちろんいいのですが、こけおどしも丁寧に構築して欲しい。何歳でどこそこの学校を出て何々を設計とか、常人離れした略歴を書いておけば天才がそこに出現するわけじゃありません。で、余計な一言。私はいわゆる「新本格」の業界事情には全く疎いのですが、仲間内で「天才だ」「傑作だ」と讃え合う少しばかり虚しい構図は、「新本格」業界そのものの外観と同質に思えます。偉そうにすみません、個人の印象です。でも、この本の裏表紙がまさにその通りの仲間ボメなんです。 ともあれ、面白かった。せっかく発表当時に新書版で買ったのに15年近くも書棚に放置していたことを今更ながら後悔しています。このデビュー作を取っ掛かりに今後もこの著者は読んでいきたいと思いました。作が進むに連れて、作り事の空疎な部分に少しずつでも実感というか実社会の重さが入ってくることを期待しています(っていうか、この十何年間で既刊となっている多数の作品がそうであれば嬉しい)。別に社会派を期待するわけじゃありませんが。 | ||||
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言わずと知れたメフィスト賞の第一回受賞作ですが、今ではライトノベル化やキワもの系のイメージの強くなってしまったメフィスト賞ですが、最初はかなりまともな良質エンタメ小説を開拓しようとしていたのだと実感できる作品。 閉ざされた最新鋭システムの研究室が舞台の密室ミステリーだが、SFということではなく、この設定で本格ミステリーとして完成されているのが凄い。96年出版なのでここで描かれているテクノロジーにさすがに新しさはなくなっているが、ちょっと情報処理の知識がある人にはミステリーに情報技術系のトリックを取りいれているのはその斬新さに驚くはずである。 デビュー作なのにベテラン売れっ子作家並みのうまさと風格が感じられる。 メフィスト賞の最初の作品がこれであったので、かなり賞自体のハードルが新人の登竜門としては高くなってしまったが、その次のコズミック、六枚のとんかつが受賞する流れで現在のハードルの低い何でもあり状態への路線変更が完成されたことが本作を読むと実感できます。 | ||||
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騙されすぎて最後なんか特に笑っちゃいましたねえ。後半の面白さは半端ないですよ。 正直犯人に関しては「そんなの当てられるわけねえだろ」という反論もありますが、実に緻密にトリックやストーリーが練られていて、そして当初そんなに重要ではないはずの人物が後になって重要な役割を果たすなどデビュー作としてはまさに規格外の作品であると言えます。いやあ、しかし、騙されれ気持ちのいい作品でしたね。 | ||||
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少し堅く感じる文章が、デジタル化された研究所の雰囲気を醸していたと思いました。 心理描写は最低限のものにして、舞台や何が起こっているのか、その背景にあるものを徹底的に描いてあり、 淡々とかつスピーディーに進む内容が私をどんどんこの作品の世界に引き込んでいきました。 考え方にも大きな魅力があると思います。 なぜ死ぬのか、殺すのか。生きていることが当たり前なのか。混ぜて、加えて。 森博嗣が普段疑問に感じたであろう・考えているであろう事が、 物語に上手く溶け込んでいて、影響を受けてしまいます。 天才真賀田四季博士を創り上げた森博嗣はどんな人なんだろう。 そればかりが気になってしまいました。 読み応えはある、でも辛くはない内容で、他シリーズにも手を伸ばしたいと思います。 | ||||
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非常にリアリティのある作品。人物の動かし方が絶妙です。こんなにすばらしく人を書いた推理小説はほかにないでしょう。ただ、それだからこそ、ほかの小説を読み慣れた人には違和感を覚えるかとも思いました。 著者自身も言及しているとおり、基本、小説やドラマの登場人物は、実際の人間より非常にわかりやすく描かれています。死体を発見すれば「きゃああ」と叫び、トリックを解明すれば「わかったぞ」と即座に納得する。しかし、現実の人間はもっと冷静です。死体を発見しても、人間はまず自分の状況を把握しようと努めるし、トリックを解明しても「いや、本当にそうだろうか」と何度も自問し思考をとめはしない。 著者の作風は、このような「わかりやすい登場人物」ではないので、読書家ほど「人間が書けてない」「感情移入ができない」という酷評になりがちでしょうね。 そのわかりずらさ=リアリティの象徴が、一連のシリーズの重要人物、天才・真賀田四季です。 能力的に現実の天才を超越しているせいもありますが、それにしてもこんなわかりずらい物語の天才は、現実にだっていない。 | ||||
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