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黒暗森林: 三体II
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黒暗森林: 三体IIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全268件 181~200 10/14ページ
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上巻よりもストーリーは加速していき読むのが止まらなくなりました。分かりにくいはずの物理に関してもとてもわかりやすく自然に説明されているのでスラスラ読める。ストーリーはもちろん名作であり、読めたことに感謝したい。 これの続きがどうなるのか…次作を読むのが楽しみで仕方ない。 | ||||
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続編は概ねアフターストーリー的なものになりがちだが、そもそも前巻が前日譚のようなものなのでようやくストーリーが動き出した感じで読める。やはり中国の方の名前を覚えるのは苦手なので日本語読みで覚えてしまう。しかし、内容は読まないと損をするレベルとは考えられる。 | ||||
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人名の読み方をがんばって覚えて読みました。 読みやすくて面白い。次の巻を読みたい。 | ||||
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やっと上巻のみ読み終わりました。面白いんだけど在宅勤務しながら読書の時間がなかなか取れなくて。 以前なら、通勤時間を利用して読めたんですよね。 前巻からは、予想もしていなかった展開になっています。かなりエンタメ度が上がっているので確実に面白いです。 でも絶対前巻から読んでください(笑) いろいろな伏線を散りばめて結末を予想させないミステリー仕立てな展開はアシモフの影響を明らかに受けています。ファウンデーションシリーズのハリ・セルダンの心理歴史学っぽい話も出てきます。 宇宙エレベーターはSF小説で久々の登板です。元々は、クラークの「楽園の泉」が最初だったかと。クラークは確か実際に書かれた論文を参考にしたのだと記憶しています。その後、壮大なSF小説「グリーン、ブルー、レッド・マーズ」のシリーズでは火星に宇宙エレベーターが設置されたのでした。後は、お決まりの宇宙戦艦とか、いろいろなSFの定番が散りばめられているのでSF好きには嬉しい限りです。 唯一残念なのは、、、、、翻訳出るの遅すぎ(T_T) | ||||
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SFを読みつけてないので、入り込むまで時間がかかるが、慣れてくると一息に読んでしまった。 三体危機へ立ち向かう面壁者たちと迫りくる破璧人、飛来する三体文明を迎える地球の人々、さまざまな思惑が行き交い、息をつかせぬまま最後の最後までハラハラさせられるというか、もう多くの人々のように諦めかけてた。 | ||||
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大森さん、はよⅢ出して! オバマが親中ぶりを発揮した気持ちがよくわかる。 昔の多くのSF大作が下地になっている感じで、それが現代の基礎研究から導かれる科学の将来とミックスされた感じ。 最初の伏線が最後の方で一気に集約されるミステリー的手法はⅠ同様で、下巻の後半からは怒涛の一気読み。 エピローグに、えっ、この人が!みたいな愛に溢れた驚きの人物が登場しますが、それは最後まで読んでからのお楽しみ! しかし、Ⅲではどんなシーチヤンが登場するのだろう?バトウさんばりの全身義体シーチヤンだったり、左眼が衛星とリンクしていたり、左腕がグレードランチャーだったらちょっと嬉しいかも。 | ||||
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迫る三体艦隊の危機に直面した人類社会の重く暗い描写が昨今のコロナ情勢と重なり印象に残った。絶望的な状況に敗北主義に傾倒する人々。一方で面壁者や中国宇宙軍高官の奮闘が対比した形で描かれ緊迫した状況に引き込まれた。面壁者の緻密な作戦を軽々見抜いてしまう三体。時空を越えて様々な伏線が下巻でどう繋がるか楽しみ。 | ||||
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圧倒的なストーリー展開に茫然となる読後感であった。羅輯が冬眠から目覚めると人類社会は想定以上に繁栄し屈強な宇宙艦隊に支配され、一方三体艦隊も天体観測の結果から脅威でないと予測され楽観的な状況になっていた。しかし三体艦隊から先行して到着した探査機の予想外の強烈な攻撃によって人類は再び壊滅的なダメージを負ってしまう。そのような苦しい状況の中ついに面壁者羅輯の機転により三体を凌駕してしまう。様々な伏線が終局を迎え一気に羅輯の作戦に繋がる事に只々凄いと思った。 | ||||
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前作の圧倒的スケールでさえもプロローグに過ぎなかった。 本作では、「智子(ソフォン)」というスーパー粒子によって三体人に情報が筒抜けの状況下で、どの様に三体人に対抗するかが舞台となっている。 そこで登場するのが「面壁計画(ウォールフェイサープロジェクト)」。 「智子」から唯一秘匿にできるのが人間の脳なのである。 「面壁者(ウォールフェイサー)」に選ばれた人間は自らの真の計画をだれにも明かさずに推進する必要がある。 この設定が非常に素晴らしい。 「面壁者」の真の意図が何なのか読者にも明かされず、その「面壁者」の計画を暴こうとする「破壁者」との頭脳戦が第二部である本作の見所の一つだ。 またそれら以外にも、三体人が侵攻してくるにあたって世界情勢の変化や逃亡主義等の思想の問題などの描写も圧巻である。 先進諸国に対して技術公開を求める技術公有化運動や、危機に陥ろうとも自国の安全を第一優先する国家の描写にとてもリアリティがあった。 「面壁者」達の本当の計画とは。 本作の主人公であるルオ・ジーは何故三体人に恐れられているのか。 そしてルオ・ジーの計画の真意とは。 様々な謎を残したまま物語は下巻へと続く。 早く謎の答えを知りたい一方で、まだ読み終わりたくないという思いも強くなる。 現代小説の最高峰である本作。 まだ読んでいない方は是非手に取ってみてほしい。 | ||||
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内容は本当に面白かったが、翻訳で細々と気になる点があり、こうした違和感を感じさせなかった前作の翻訳のほうが質が良かったのではないかと感じた。中国語本文を読んでいないので元の文章でおかしなことになっている可能性もあるが、明らかに間違いではないかと感じたものを具体的に挙げると 1. 7.62mm拳銃の弾頭を作る場面で、素材を「鉛筆の芯くらいの大きさ」の円筒に削り出すシーンがあるが、一般的な鉛筆の<芯>の太さは2mmであり、これではあまりに細すぎる。「クルミ大の素材3つから36個削り出した」という記述も考え合わせて、鉛筆の<軸>の太さ(三菱7.2mm、トンボ7.7mm)とすべきものの誤訳に思われる。 2. 宇宙空間での写真撮影に関する記述の箇所で「撮影者が光源を背負う形での撮影となるため、カメラを向いた被写体は太陽光を眩しく感じる」事を表すのに「逆光」という表現を当てているが、この位置関係は順光での撮影となるため、おかしな表現。本文でそのように表現されていたのだとしても、訳注を付すな違和感の出ない訳し方にするなりしなければならない場面。 あとこれは前作にも当てはまる不満だが、中国人の名前には基本的に日本字音読みでふりがなを振ってほしい。訳者が普段慣れ親しんでいる英語圏とは事情が異なり、共に漢字文化圏の日中ではお互いの地名や人名につき、漢字をそれぞれ自国の読み方で読むという相互主義を取っており、外交や報道などオフィシャルな場面でもお互いにこれが基本となっている。訳者に特別な政治的主張がない限りは、こうしたルールに従うのが自然である。 だいいち、中国語は母音と子音が日本語より多く四声もあるのでカタカナ読みをさせたところで大して中国語の発音に近づくというわけでもない。どうしても相互主義は気に食わん、中国語の発音で呼ばせたい、というのであればいっそのことピンインを振ってはどうなのかと思わないでもない。 | ||||
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フェルミのパラドックス ーー物理学者エンリコ・フェルミが指摘した地球外生命体の文明の存在の可能性の高さと、その様な文明との接触の証拠が皆無である事実間の矛盾を指す。 本作の副題である「黒暗森林」はフェルミのパラドックスに対する解釈となっている。 下巻では、上巻の冒頭で葉文潔がルオ・ジーに提案した「宇宙社会学」が物語の鍵となる。 「宇宙社会学」の二つの公理と概念を駆使して導き出される結論に驚きを禁じ得ないと同時に、とても納得できる内容となっていた。 下巻では上巻の伏線回収は勿論のこと、アッと思わず声を出してしまう驚きの展開の連続である。 ミステリーと言ってしまっても差し支えないのではと思ってしまうぐらいの、見事な伏線回収と展開なのだ。 第一部以上にハードSFとしてエンタメ小説としてパワーアップした本作は、もう非の打ち所がない。 難解な技術的描写でさえもエンタメに昇華してしまう著者の筆力に感服した。 そして「黒暗森林」や「猜疑心連鎖」といった学説は、現代社会のメタファーなのではないかと考えてしまう。 恐怖から相手への理解よりも攻撃を最優先してしまう姿勢は、未だに我々がとりうる行動である。 そういった目で本作を見るとただのエンタメ小説ではなく、危機に面した時に我々がどのような行動を取るべきかを記しているように解釈できるのではないだろうか。 | ||||
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「三体」からはじまり、「三体Ⅱ 黒暗森林 上」を経て、ようやくこの物語が終結した。 この「三体Ⅱ 黒暗森林 下」まで読破してこそ、この小説の真価が分かる。 やや読みづらい箇所はありつつも、各所の注釈は意味を補足してくれる。 「面識者」のミッションは、最後の最後で解明され、その行為に感動を呼ぶ。 SF小説なのに、リアル感が尋常ではない。 「水滴」なるものの壮絶な迫力と脅威に目を奪われる。 問答を尽くし宇宙社会の公理を求めていく。 高度なIoT、AIの発達のうえを行く、宇宙社会の公理に基づく人智の及ぶ範囲は、まさしく神わざ。 | ||||
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黒暗森林という言葉の怖さ、孤独な頭脳戦の厳しさ、何を書いても初読の楽しみを奪ってしまいそう。緊張して読み切りました。 続編もあるとのことですが、ここまでで充分という気にもなりました。 良かったです。 | ||||
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これこそSF小説の醍醐味というものを久々に味わうことができました。 特に下巻に入ってからの、三体世界に打ち勝つことができる戦力を整え、楽天的な思想が広がる200年後の明るい未来の描写。 宇宙戦艦ヤマトを彷彿させるような大規模な宇宙戦艦と地球から遥か離れた宇宙空間の描写。 4光年離れた三体世界が200年かけて送り込んだ未知の物質とのファーストコンタクトの描写(クラークの2001年宇宙の旅におけるモノリスとの接触を彷彿させます)。 などなど、SF小説ならではのワクワク感を味わえる本作。 見事な大団円を迎えるラストには思わずひゃっほーと叫びたくなりました。 1 生存は文明の第一欲求である。 2 文明はたえず成長し拡張するが、宇宙における物質の総量はつねに一定である。 この二つの公理において宇宙社会学の基本的な青写真を描くための概念が「猜疑連鎖」と「技術爆発」。 本書プロローグで、上記の宇宙社会学の公理を葉文潔から聞いた羅輯(ルオ・ジー)が第二部の主人公。 智子により地球の情報すべてが三体人に監視されている状態において、唯一情報を封じ込めることができる場所が人間の頭の中だけ。 そのために選ばれた者が面壁者。 羅輯は自分がなぜ面壁者として選ばれたのか訳も分からないまま 「これは面壁計画の一部だ」 と言って自身の夢(想像上の理想の女性と自然豊かな場所で平穏に暮らす)を実現する。 周りの人々は、それがどんな計画なのか明らかにすることができないので、基本的には羅輯の言いなり。 この設定、あまりにも馬鹿馬鹿しいと思いつつも、これに真面目に取り組まぜるを得ない世界設定が面白く、よくぞこんな設定思いついたなと著者の力業にも感心してしまいます。 面壁者に対抗する破壁人という設定もユニークです。 そして本書のもう一つの魅力は、第一部では悪人のイメージだったもと警察官の史強(シー・チアン)の存在でしょう。彼の存在が本書に明るさをもたらしています。 特に、200年後の未来に目を覚ました羅輯に襲い掛かる危機の連続に見事に対応する場面など、実に頼もしい存在で好感の持てる人物として描写されています。 さて、三体第一部と第二部は完全に連続したストーリーであり、物語は見事なエンディングをみせた第二部でいったん終わったようにも見えますが、第三部はどんな展開になるのでしょう。 来年春まで待つしかありません。 | ||||
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なんだか、国際関係の縮図を見ているような感じがする。 刻々と400年後には確実に到来する三体との決戦。 知恵を絞り、その対策を講じていくプロセスを描いている。 あらゆるデジタル情報を読み取ることができる、見え隠れのない状況の中で、如何に戦略を立てていくのか。 高性能IoTと前頭葉を駆使するものとの違い。 人類が持つ意思とはベールに隠されたもの。 「面壁者」たる使命を果たしていく。 | ||||
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はやくはやくはやく続きを | ||||
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遙か彼方の三体世界との闘いは長きの時の中にある。 それでもそれを決定するのは人間の中に在り、精神世界が必要なのだ。 そんな想定の中の話がぐんぐん進むのが面白い。 | ||||
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文句なしに面白かった、とは言い難い。『三体1』は三体文明における脱水とか、人列コンピュータとか、ナノマテリアルで作ったワイヤーとか、陽子の低次元展開とか、よくもまあそんなことを思いつくなというガジェット感におどろかされたけれど、こちらはSF小説の偉大な先行者たちへのオマージュめいていないだろうか。少なくとも、地球外文明のほうが相対的に技術力が高く、かれらが地球を攻撃するという骨格はスタンダードだと言える。それに冬眠より脱水のほうがやっぱり強烈だ。 『三体1』は読後、周囲の人間に勧めまくったが、本作は自分で楽しむだけでじゅうぶんかもしれない。 | ||||
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武力は大きさではない。何が相手の致命傷になるのかということ。 それでもホンダアコードは印象的だし、中国の考えと世界とのギャップは大きい。 それにしても黒暗よりも暗黒の方が響きがいい。 | ||||
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本作では、400年後にやってくる、人類より高度な地球外生命体に対抗するための人類の奮闘が 描かれているのですが、読むのが辛くて上巻で中断しています。 第1巻までは壮大な物語だったので、次作に期待していましたが、本作はあまりにも地味な展開です。 これが面白い人には面白いのでしょうね。 | ||||
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