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壬生義士伝



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壬生義士伝の評価: 4.65/5点 レビュー 309件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全309件 301~309 16/16ページ
No.9:
(5pt)

本当の武士道を教えてくれた

新渡戸稲造の「武士道」には「武士道とは死ぬことと見つけたり」と書いてあります。しかし本当の武士道は武士の前に人間であること。そして人間とは人のために、家族のために生きるのだと強く感じました。
この本は吉村貫一朗という一人の新撰組員の武士として、人間としての生き様を語り口調で描いています。久しぶりに本を読んで泣いてしまいました。
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)より
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No.8:
(4pt)

おそまきながら浅田文学入門

新撰組モノはあらかた読んでいると思うのですが、
いやいや、ストーリーテリングの妙というのを久々堪能。
同じ作者の「鉄道員」は映画でも大いに泣かせていただきましたが、
本作の映画化…しかも中井貴一?
うーん、まあ小説で十二分、三分に楽しませていただいたからいいです。楽に読めるのが小説の必須条件。そして昨日、浅田作品第2弾に
手を出しました。「残侠」。今夜からが愉しみです。
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)より
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No.7:
(4pt)

この作家は…。

映画化しやすい文章というのは、つまり読み手の創造力を掻きたてて、
小説世界に引きずりこむ力強さを持っているということだとろうか。
先に映画化された「鉄道員」では泣かされたものだが、この作品は
せつないくらいの純情(まったく幕末~明治の男どもは不自由なもんだ)が、流れよく読まされる。映画化にあたっては主人公を中井貴一氏が演ずるというが、う~ん。全く違うシチュエーションだが、この作品は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に通じる感動があると思う。大人になってから泣ける事はなかなかできない事なので、心洗濯には最高の作品である。
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)より
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No.6:
(5pt)

不器用で強い男たち

上巻から一気に読みきってしまいました。
涙が止まらず、しばらく頭の中で、南部なまりの彼の言葉が回っています。
彼の長男の嘉一郎もまた泣かせます。
2003年には映画化されるそうなのでそちらも楽しみです。
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)より
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No.5:
(5pt)

泣けます。

最高! 涙がとまりません
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)より
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No.4:
(5pt)

泣くまいと思っているのに、、、、

いつものことですが、もう、いい大人がぼろぼろ泣いてしまいます。最初は、冷静なんです。また、いつもの御涙ちょうだいなんだな、そうはいくもんか。あの手、この手で、だんだん、主人公やその周りの人間の切ない気持ちや思うに任せぬ人生や、それでも捨てきれないやさしさとか、そんなものを語り尽くされて、主人公の人生にどっぷり足まで浸かって、なすすべもなく、おいおい泣いてしまうような醜態を今度こそさらすまい、、、そうは思っても、、、だめなんです。どうしてでしょうねえ。新撰組、幕末、侍の時代の終焉。これくらいいろんな人が語り尽くしたテーマもないと思います。けれども、いつでも、この作者が描くと、泣き笑いの、やさしい、でも、愛するもののために戦う男たちの物語になってしまうのです。奥さんや、子供のことを思って、泣いたり笑ったりする父親の物語になってしまうのです。新撰組の中でも、人きり貫一郎と呼ばれた剣客、吉村貫一郎。北辰一刀流免許皆伝、かつ、藩校の師範を勤めるほどの文武両道。穏やかな外見に似合わず、その剣は非情で実践的。迷いがないように見える。そして、異常なほど『金に執着』した、、、、時は大正、日清・日露の戦争を経て、第一次世界大戦に向かうころ。吉村貫一郎のことを聞いて回るある人物に対して聞き語りで語られる、半世紀前の物語。その中から浮かび上がってくるのは、混沌とした時代のなかで、自分の信じる真実を澄んだ目で見つめて生き、そして、死んでいった一人の男の姿。唐突ですが、『銀河鉄道999』を思い出しました。
最後が、汽車で故郷に帰る描写で終わっているからかもしれません。人は生き、そして、死んでいくけれども、その思いは決して死なないのだと、思いは父から子へ受け継がれて、永遠に生きるのだとそう感じました。やはり、ごくあたりまえの歴史小説にはなりえません。この作者にかかっては。
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)より
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No.3:
(4pt)

主人公の真っ正直さと、不器用さが悲しくてたまらない

”技術はピカイチで、真っ正直なのに
コミュニケーション技術がないために
一生が幸せそうに見えない”男の話です。
これは、新撰組の話。
南部藩(今の盛岡)を”妻子を養うために”脱藩し
”養うお金のために”新撰組に入った
下級武士で”義の人”吉村貫一郎が主人公。
そして、その子どもたちの話です。
年末に10時間ドラマでやったそうで
映画にもなるらしい。
主人公の真っ正直さと、不器用さが
悲しくてたまらない。
文武にとても秀でた才能があったようで
その才があるのに、なぜに、、、、
という話です。
北の国の話はつらい。
本当に、食べられない話だから。
ネタバレになるから詳しくは書けませんが
五稜郭の菜の花や
越後の稲の実りの風景の
なんと美しいことか。
実はこの本は私の叔父に紹介してもらいました。
”俺、この本読んで初めから最後まで泣きっぱなしだったんだけど、
女の人でも泣くのかと、盛岡出身者じゃなくても泣くのかの
その2つが知りたくて。”
私が本を読んで泣くのは、
DNAに組み込まれていたようです。
あと、もうひとつ、
私の名前は”稲がすくすく育つように”という意味です。
昔から大好きだったんですが、
盛岡の人間だった祖父には
私たちが想像も出来ないほどの祈りが
この名前にこめられている
それを再確認しました。
本の紹介というより、
個人の感想になってしまいました。
お目汚しですみません。
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)より
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No.2:
(4pt)

一気読み

上巻、前半までは「ふうん・・・」って感じで読んでいたけど斉藤一のあたりから急激におもしろくなってきてこの後半は数時間で読破してしまいました。終盤では涙で活字がくもったりして。。。吉村の数奇な人生もいいけど斉藤の刹那的な武士道にも心動かされましたね。素晴らしいです。
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)より
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No.1:
(5pt)

涙でかすむ文字

武士とはこれほどまでに切ないものか。盛岡の美しい雪景色が読む人の心を純粋にさせるのか。登場する人物が全て善人という中で南部弁が美しく響きわたる。日本人が初めて日本という国の意識の中で激しく戦った時代の重さがひしひしと感じられる。 読みながらこれほど涙を流した本はこれまでない。
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)Amazon書評・レビュー:壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)より
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